マイクロソフトが2001年11月16日に発売したWindows 2000、Windows Meの後継OS。
2014年4月9日のアップデートを最後に、サポート終了。
概要
開発時のコードネームは 「Whistler」(ウィスラー)。インテルのCPU「Pentium 4」に最適化されている。
Win9x系(16bit)とWinNT系APIの統合が行われ、新GUIのLunaや「アクティベーション」という認証方式が導入された。
- 2008年に最後のサービスパックとなる Service Pack 3が提供された。
- 2009年、世界でもっとも完成度の高いOSとされ、世界のシェアのほとんどをこのWindows XPが握る。
- 2008年6月30日に製造が終了したため、現在入手する方法は在庫流通品か、「Windows 7 Professional」からのダウングレード権の利用(これを使ってXP搭載パソコンを販売しているPCメーカーもある)、中古パソコンでWindows XPがプリインストールされているものを購入したりするしかない。
サポート終了
メインストリームサポート終了日は2009年4月14日。 延長サポート終了日は2014年4月8日。これ以降に続けて使用すると、欠陥の修正などがアップデートされなくなるため、ウイルスに感染したり、不正アクセスを受けたりする危険性が高まる。
ラインナップ
- Windows XP Home Edition
- 家庭向け。Windows 2000からのアップグレードは出来ない。最新バージョンはサービスパック3(SP3)。
- Windows XP Professional
- 主に企業向け。ネットワーク機能を強化したもの。ドメインへの参加やリモートデスクトップの接続受付機能がある。
- Windows XP Tablet PC Edition
- タブレットPC用。Professionalをベースとし、画面に直接ペン入力ができる機能を搭載。
- Windows XP Media Center Edition*1
- AVパソコン用。Professionalの機能+マルチメディア機能*2を強化したもの。
- Windows XP Professional x64 Edition (Microsoft Windows XP Professional x64 Edition)
- 64bitCPU(AMD64またはEM64T)搭載機用。Vista以降の後継OSにおける64bit版に相当するもの。
- Windows XP 64-Bit Edition
- IA-64アーキテクチャ専用版。紛らわしいが、Vista以降の64bit版の前身に当たるのはx64 Editionであり、x64環境では動作しない。
- Windows XP Embedded
- 組み込み用途向け。POS端末やATM端末、アーケードゲーム基板などに使われている。
Windows NT系列の製品は、XPからクライアント向けとサーバ向けが分離され、サーバー用はWindows Server 2003に分離された。