少し考えておきたいことのメモ

lovelovedog2004-11-30

↓中国に対して日本はどうつきあうべきか(JANJAN
http://www.janjan.jp/bin/bbs/0404/0404283733/1.php#bbs

ところで、角栄さんが訪中する前に、中国から請求されるやも知れぬ賠償額の“見積もり”が外務省内に当然有ったと思うのですが、どなたかご存じないですか?
日本が今まで中国に対して供与してきた3兆円(?)のODAが、それと比してどうなのかを知りたいんです。

もうひとつ。
↓看過できない 武器輸出3原則緩和の流れ(JANJAN
http://www.janjan.jp/government/0411/041123924/1.php#bbs

ウィキペディア・「朝鮮戦争」の記述にこう書かれています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%88%A6%E4%BA%89

日本が「不況」を脱したとされるのは1955年11月の神武景気からで、朝鮮戦争は日本の復興に必ずしもプラスであったとは言えず、日本の発展には地域の安定が不可欠であることを考え合わせるならばむしろ阻害要因でさえあった。
日本経済が朝鮮特需によって回復したというのが常識となったのは、日米安保条約締結による闘争やベトナム戦争などで、国民に反戦ムードが蔓延し、戦争によって経済的に潤う「死の商人」に対する嫌悪感が広がったことと、「日本は戦争によって経済回復した」と唱えることで社会に変動を起こそうとした、戦後の左派団体や反日団体の活動によるところが大きい。

という俺の記述に対して、

 で、そのウィキペディアのは、あくまでも日本全体の貿易収支の話であって、特定産業の収支については述べてない。しかも、

日本の経済は朝鮮特需をもってしても回復せず

って言い方しているから、朝鮮特需=幻でなく朝鮮特需=日本の景気回復が幻ってことが書いてあるものでしょう。

 これが、特定業種(いわゆる軍事産業)の収支について、支出(原材料の輸入など)が収入(朝鮮戦争での利益)を超えているなら、まさに愛蔵太さんの朝鮮特需=幻って話やろうけど、このウィキペディアだけでははさすがにデータ不足やない?

というご意見が。
要するに、
1・中国に賠償金を払わなければならないとしたら、いくらぐらいだったのか
2・朝鮮特需に関しては、どこまでが本当のことなのか
という二つのことを知りたいわけなんですが、ここ十年ぐらいのことならインターネットで検索するのはとても簡単だけど、1950年代とか1970年代のことは、図書館(それも県立・都立レベルの図書館)に行かないと分からないので面倒です。
一応、時間があったら調べてみます、ということで、ダイアリーにメモしておきます。

もう一つ、JANJANから

編集委員レビュー(11月第4週)
http://www.janjan.jp/editor/0411/041122883/1.php
「[5407] 編集委員レビューに書き込みをくれた荏原さんに」という、編集委員の広岡守穂さんからコメントがあったのでご紹介。広岡守穂さんはいい人です(多分)。ていうか、正直な人ですね。

まいったなあと思いました。僕が福間町とつきあい(?)があるのはおっしゃる通り。でもそういったことを明かすべきかどうかは、いつも悩むんですね。しばしば自慢話みたいに響くことがありますし、結局のところ自分が客観的に事実だと考えていることだけを並べるのがいいと思っています。そのことは自分の著書にも書いています。この点はどうかわかってください。

で、気になったのがそのコメントのこの部分。

また条例には政治的な意味が色濃くあります。男女共同参画をつぶそうとする声高なうごきが目立ちはじめた中で、条例づくりは一苦労です。千葉県は堂本知事が非常に意欲的ですが、議会の反対で条例案は葬られてしまいました。東京都荒川区では男女共同参画の精神に逆行するような条例があやうく成立するところでした。

これに対しては、千葉県議会とか荒川区議会側の言い分とかも読んで見たくなったので、やはり今のところはメモだけですけど、残しておきます。この部分の記述は、広岡守穂さんにとっては「客観的に事実だと考えていること」かもしれませんが、少し主観が入りすぎているような気も。
こんなところとか。
フェミニストの弱点『乱用防止規定』(ジェンダーフリー入門)
http://www.tctv.ne.jp/enoku/s15.html

東京都荒川区の「男女参画条例案」の中に『乱用防止規定』が入っていたため、フェミニストは非民主主義的な方法を使って、この案を撤回させました。フェミとしては、なりふり構わず阻止したかったのでしょう。それほど嫌だったということです。

林道義のホームページ
http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou/
↓千葉県の男女共同参画条例の危険性
http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou/femi18.html

 堂本知事と自民党県議団が決定的に対立している点とは、第一は「男女が性別にかかわりなく個性や能力を発揮できるように」という規定。自民党は「性別にかかわりなく」という部分を削れ「男女の違いを認めよ」と主張している。

 「性別にかかわりなく」と言われると、一見もっともだと感じてしまうが、「性別にかかわりない個性や能力がありうるのか」と考えてみると、「性別にかかわりなく個性や能力を発揮できる」という表現のおかしさが明らかになる。「個性」も「能力」も「性別に関係のない」ものなどありえないのだ。「男女の違いを認めよ」という自民党の主張の方がもっともである。

 第二は、性および子を産み育てることを「自らの意思で決定できる」としている点。自民党は「性の自己決定」という考え方、とくにこの思想で子供を教育するという思想は、まだ自己決定ができない子供に対しては危険だと主張している。この点についても自民党県議団の主張はあまりにも当然であり、良識ある考え方である。

あと、「荒川区男女共同参画社会懇談会」に関する奴。
↓1 『報告書』・全文
http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou/arakawa1.html
↓以下、「8 荒川区の教訓」まで8ファイル
http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou/arakawa8.html
なんかまたウヨサヨな意見が錯綜している様子。両方の言い分を少しちゃんと読んで判断してみたいと思いますが、フェミニズムに関してはやはり各人の主観的感想が表に出てしまいがちな気がします。

「道の駅・キララ多伎」ってどうよ

相変わらず人のテキスト引用ばかりが多い日記ですが、自分で書くより楽だからではありません(面白いテキストを見つけてくるのも、それなりに大変)。
で、人様の日記の過去ログというか古文書からこんなの見つけてきた。
↓Flange/Web(2001年7月16日)
http://www.h2.dion.ne.jp/~flange/flange/0107.html

島根県周辺の主要な国道沿いには”道の駅”という公共施設がいたるところに存在する。これは、高速道路でいう、サービスエリアのようなものだと思ってもらえれば良いだろう。

その中でも、僕が実家へ行き帰りする際に、休憩所としてよく利用するのが多伎町(「たぎちょう」と読む)にある「キララ多伎」という”道の駅”だ。

この「キララ多伎」は海を望む急傾斜地に建っていて、建築デザイン的には「北欧の教会堂が湖のほとりに静かにたたずんでいる姿」がイメージされているらしい。と言っても、このイメージは、たまたま敷地が水辺に近いということ以外、ほとんど何の脈絡も無いのだが。

このような安易な連想が具現化した結果、島根県多伎町という「イチジク」が特産の地味な町に、何の因果か「北欧の教会堂」がそびえ立つことになってしまった。

しかも困ったことに、この「キララ多伎」は海水浴場に隣接している。

そのため、夏になると「多伎町」の「北欧の教会堂」の周辺には「ハワイアン・ミュージック」が流れ、ビキニ姿の若い娘やフルチンのガキがウロチョロするという事態が発生してしまう。
 
もう、ここが地球上のどこなのか、よく分からないことになっている。
 
さらに、この建物は「北欧の教会堂」というだけあって、壁には煉瓦タイルが張り付けられている。その姿は、冬ならまだしも、夏は暑苦しくて仕方がない。(もちろんこれは見た目の問題であって、当然、内部はきちんと空調されているのだが。)

しかも、正確な北欧ゴシック様式のディテールの知識を持たない人間が設計したらしく、妙な異国情緒ばかりが強調されていて、インチキ臭いこと この上なし。

人間にたとえるならば、さしずめこの建物は「コートを着込んだインチキ外国人」といったところか。こんなキャッチコピーが思い浮かぶ。
 
「コートを着込んだインチキ外国人」と「水着ギャル」が、島根県多伎町でランデヴー。
 
フランスの詩人 アンドレ・ブルトンが、「ミシンと蝙蝠傘が手術台の上で出会う美しさ」と表現したシュール・レアリスムの美学に近いような気さえしてくるからすごい。
 
島根県多伎町の夏は、えらいことになっている。
 
前述の”インチキ外国人”を、「実は埼玉県出身」という疑惑のあった”デーブ・スペクター”にたとえると、シュール感もひとしお。

(追記:アンドレ・ブルトンじゃなくてロートレアモンだそうです)
ということですが、興味を持っていただけたでしょうか。そのすごそうな建築物ですが、当然サイトがあったりします。こちらです。
島根県多伎町・道の駅 キララ多岐
http://www.etaki-kirara.jp/
うわぁ、すごいよ。この紹介テキスト以上にすごいよ。建物は説明通りだけど、バックに風力発電の羽根が回ってる(本当に回ってます)。日本の風景のようなそうでないような。
映画『ガープの世界』の海辺の家を少し思い出した。引き波に気をつけるんだよ、引き波に!
↓あと、「多岐いちじく温泉」というのもなかなか
http://www.etaki-ichijiku-onsen.jp/
別に痔疾には効果ないみたいですが、トップページの画像が。
↓次の日記に続きます
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20041201#p1