アカシアの大連がどうして整然とした都市であったか。
それは簡単だ。
帝国主義の植民地であったからだ。植民地政策により現地人の権利を踏みにじり権力者の思い描く通りの街づくりが可能だったからだ。
それは満州国だけの事情ではない。
香港やマカオ、シンガポールなど帝国主義のアジトはみな同じであろう。
植民地や占領地には征服者が勝手に縄張りをはり、現地人を強制した権力装置を作り出せるのだ。在日米軍基地=米軍キャンプとてもその範疇内であろう。
征服者の跡地は後世に残るのは、ローマ帝国の教訓でもある。被征服者を虐げた功績が伝承されるのは何とも歴史の皮肉である。
整然とした大連の街区わり
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シンガポールの贅沢な地割
在日米軍基地の一つ 横田基地 周辺の密集市街地と対比すると分かる
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