江青日誌

夢は野山を駆け巡る

すっぽんのさくら田


「一人で食べられないものシリーズ」という名目で、たくさんで食べた方がおいしいものを、食べる企画をたまに決行しています。メンツはその時々、場所もいろいろ。もんじゃ焼きを友人達と食べていたら、次の「一人で食べられないものシリーズ」は、すっぽんがいいと友人の一人が言い出し、一緒にいた友人がリサーチしてくれて、東京で一番おいしいといわれるすっぽん屋さんに食べに行くことになりました。安いものと、高いものを提示してくれたのですが、せっかくなので、高いところに行こうということになりました。正直、我々庶民にはおいそれと手が出ない金額です。清水ダイビングをして、暖簾をくぐったのですが、これがあたりでした。何を食べても本当においしかったです。カニを食べているときに無口になることは何回か経験しましたが、ここでもみんな無口。おいしさの秘訣は、すっぽんの育て方にあり、おかみさんに話を聞くと、契約している養殖所は、他の店が1年で大きくする大きさを、4年かけて成長させるそうです。自然に近い形で養殖しているので、臭みがないのだそうで。。。
体がほかほかしてきて、すっぽんのおかげで気管支炎が治った気がします。また、着物で行ったのですが、着ない着物をあげるわよと、女将に言われました。しかし、何度もいけるようにまずならないと(苦笑)。本当に、また是非食べたいです。ちなみに、店をリサーチしてくれた小説家の卵の彼女が、新人賞をとったらここでご馳走するねと約束しました。

さくら田
TEL:03-3585-4402 / 住所:港区麻布十番1−3−13

辛さんの焼く焼肉


中目黒の虎の穴の本店じゃない方に、友人のせるじおさんに連れて行ってもらったのが、去年のたしか9月。その時、店長の辛さんが自らお肉を焼いてくれてもてなしてくれました。その焼肉のおいしいことおいしいこと、脳天パンチでした。今まで食べてきた肉とこの肉の違いはなんだろうと、本当にびっくり。。。。
あまりにびっくりして、1週間以内にもう1回行った気がします。2回目は、彼ではなくスタッフの人が焼いてくれました。材料がいいので誰が焼いてもそれなりにおいしいのだけど、彼のような味にはならりませんでした。人の焼き方で、これだけ味が違うのかも彼によって教えてもらいました。
辛さんの食べ物を一番おいしく出す腕と、人をもてなす気遣いの細やかさが本当に好きでした。突然、1月末でやめるというメールをもらい、あわてて食べに行きました。風邪を引いている私のために、特性にんにくスープを作ってくれて待っていてくれました。これで、完璧に風邪が治った気がします。
そんなすごい腕を持った人が辞めてしまうなんて本当に残念なんですけど、彼の決断です。焼肉をこれだけ極めた人なので、これからの彼の人生もきっと豊かなものになると信じています。そして、残ったスタッフの人が、辛さんぐらいおいしく焼肉が焼けるようになることを願っています。
いずれにせよ、気の置けない仲間とおいしいものを食べる時間は、何よりも楽しい時間です。1月は具合が悪かったのですが、それを気遣ってくれた上で、食事に付き合ってくれた友人達に感謝です。

伊勢で感じたこと:日が昇ることの喜び

去年の12月末の3連休に両親と伊勢出身の一志さん案内してもらい、伊勢神宮に行ってきました。考えてみれば、親孝行をしたのは生まれて初めてです。私の歳だと、二親が元気で生きていることが珍しくなってきました。mixiで友人達の日記を読みながら、その日が来てしまうことはしょうがないけれど、親が生きている間に、親の行きたいところに連れて行きたいと思い、母の希望で伊勢神宮になりました。彼氏でもないのに、私の両親を連れての旅行で、案内を買ってくれた一志さんに本当に感謝です。
たまたま冬至でした。冬だというのに伊勢は暖かく、日の光が圧倒的で、海の幸も山の幸もとてもおいしいところでした。きっと、奈良時代から、天皇様が仕事に疲れたら伊勢に行幸し、伊勢の太陽の光を浴びて、おいしいものを食べて、おいしい空気を吸って、都会での疲れを癒して帰っていったのではと想像しました。
ちょうど、20年に一度、国も人もリフレッシュするために行うことにした、式年遷宮真っ最中。それに影響されたのか、一日の始まる喜び、日が昇ることのうれしさを思いました。人生始まってから毎日迎えていたことなのに。リフレッシュするというのはこういうことかと思いました。その気持ちを忘れずに、迎えた朝を新しい始まりとして、Let's Go!

はじまりと終わり

1/31で、神々の指紋の立役者だった人が会社を去りました。彼が社長になるのではないかと思っていました。本当に素敵な人でした。今日は東京は雪。しんしんと積もる雪で、町全体がリセットされたような気がします。2月は、我々にとって、一年の総決算の月。良い結果になりますように。