保守論壇は、内部に敵がいる!

 
今年の2月15日二階堂.comにアップされた 水間政憲氏「保守論壇は、内部に敵がいる!」 というエントリー。
文章は全てスキャン画像だったので、ブックマークだけして読まないでいたのですが、
最近、百人斬り訴訟の経緯に興味がもったので読んでみたところ、これが面白い!
ということでテキストに起こしてみました。*1
この文書が出されたのは2005年4月で、地裁判決が出た2005年8月23日の少し前になります。
基本的には百人斬り訴訟支援組織内での主導権争いのようですが、なんとも陰謀渦巻く、というか陰謀論渦巻く状態になっていたようですね。
既に判決確定後だから強く抱く印象かも知れませんが、どうも支援者、とくに水間さんや阿羅さんは、「百人斬り」や「南京事件」を否定することで本訴訟に勝つつもりだったようですね。とくに佐藤振壽証言に関する認識のズレっぷりは、喜劇的というか気の毒になってしまいます。
 
個人的に興味深かった箇所を抜粋しておきます。

東中野氏は阿羅氏と畠中氏が同一人物であったことを知りませんでした。そして同著四版で高橋氏の文章を畠中氏(阿羅氏)の月曜評論に掲載されたものに差し替えることになりました。

近現史研究家で本多勝一氏を攻撃できる旧知の田辺敏雄氏が来てくれましたので、会議メンバーに参加していただこうと入室をもとめたところ、奈良保男訴訟委員長は田辺氏の存在を知らなかったということで、唖然とさせられました。田辺氏は、仮に野田、向井両少尉が知人などに「百人斬り」を実行したとの手紙を出していたとしても反証できると申されておりました。

溝口氏(新日鉄社員、郷田氏の側近)が選りに選って専門家の田辺氏に「佐藤振寿元東京日々新聞カメラマンは常州で向井、野田両少尉に会っていない」と執拗に申し入れて来たとのことです。

私が百人斬り支援の会に参加した当初より心配していたことは、事実審議に於いて敵が勝訴する確立は非常に低いことからくる策略です。

現在、阿羅会長を解任しようと、郷田氏と一体となって行動している郷田氏の側近・茂木弘道なる人物は小林よしのり氏が「新しい歴史教科書をつくる会」から飛び出す切っ掛けを作った張本人です。

 

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