嗚呼カツラボクサー

 「かつらボクサー」こと日本スーパーフェザー級2位・小口雅之草加有沢)が1日、東京・後楽園ホールで行われたプロボクシング8回戦でノーランカーの木村勇大(石川)に判定負け。04年3月以来、4年9カ月ぶりの黒星で、連勝(1分け挟む)は11で止まった。恒例の入場パフォーマンスでは、親交のある「羞恥心」の上地雄輔に依頼したカツラと衣装で登場も、試合では主導権を握れず「ひどかった」とガッカリ。今後についても「ちょっと考えたい」と引退の可能性を否定しなかった。

約2年ぶりのカツラボクサーなのですが、11連敗で引退も考えているとのこと。育毛剤メーカーのスポンサーがついたり、そのモニター使用した育毛剤で地毛を取り戻したり、しまいには彼女までゲットしたり。話題に事欠かないキャラなので頑張ってほしいのですが、31歳という年齢を考えると難しいのかもしれません。
ところでかつらボクサーのブログを発見し、個人的に大興奮。育毛剤の使用前・使用後の写真には大いにハゲまされます。

「花深く咲く処 行跡なし」

今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)が発表され、辞任会見の発言「あなたとは違うんです」でトップ10に選ばれた福田前首相は、「誠に光栄ですが、ご辞退申し上げます。『花深く咲く処 行跡なし』」とコメントを発表した。

 福田前首相の真意は不明だが、版画家の棟方志功が、これとよく似た「花深処無行跡(はなふかきところぎょうせきなし)」という言葉を好んで使っていたことが知られている。

流行語大賞の自体のコメントが『花深く咲く処 行跡なし』。似たような言葉として棟方志功が使った言葉の「大自然の中では、人の足跡などすぐに消されてしまう」だそうですが、この場合は「そんな流行すぐ消えるもんね フフン」ってところでしょうか。官房長官時代から味のあるコメントをしていた福田さんですが、現首相の失言・誤読ラッシュをすると、福田さんは実に的確な言葉遣いをする人でした。確かに、福田さんは麻生さんとは違う。

まんとくん、大地に立つ

公式キャラの「せんとくん」、僧侶有志の「なーむくん」が相次いで着ぐるみデビューを果たすなか、市民団体が母体のまんとくんは資金不足で出遅れた。だが、10月から販売を始めたまんとくんの缶バッジ(1個200円)が人気を集め、制作費約60万円がようやく工面できた。

1ヶ月ほど前のゆるキャラ祭りには着ぐるみ製作が間に合わずに参加できなかったまんとくん。公式キャラのせんとくん、僧侶がバックについてるなーむくんに大きく水をあけられましたが、やっとお披露目がありました。春日大社の参拝写真はなかなか絵になります。NHKニュースにまで取り上げられる注目度です。これでやっと、血で血を洗う三つ巴の奈良ゆるキャラ合戦の役者が揃いましたね。

http://www.nakahara-lab.net/blog/2008/12/post_1387.html

謝礼>実費

 診療行為に関連した死亡の原因を調べるための1件当たりの費用として平均93万9000円掛かることが、厚生労働省の検討会で明らかになった。内訳は、診療行為と死亡との因果関係を分析する「評価委員会」の委員への謝礼として43万6000円、解剖費用が39万3000円などとなっている。(中略)
これら費用の負担について、厚労省の担当者は「医療事故の原因を調べる『医療安全調査委員会』が国の組織として設置された場合には、もちろん国が支出する。ただ、医療機関から届けられたすべての事例について、(解剖して評価結果報告書を交付するような)“フルの調査”をするかどうかは、今後の検討課題だ」と話している。

これは病理解剖1件についての費用総額なんでしょうか?解剖費用より「委員への謝礼」の方が高いって、どんだけボッタクリなんだ?Aiのエントリを書いたときに通常の解剖だと1体25万円ぐらいと書いたんですが、これは司法解剖で、謝礼が含まれてないお値段のようです。これだけの謝礼を受け取れるんなら「評価委員会」に入るのはウマウマですね。

壮絶な老々介護

 起訴状によると、佐藤被告は昨年12月24日、自宅で就寝中だった父の正行さんの腹や首などを包丁で刺し、失血死させた。その後自殺を図り、帰宅した夫に見つかって一命を取り留めた。
 冒頭陳述などによると、佐藤被告は35年前から父の世話を始めたが、父は10年ほど前から認知症の症状が出て、叱責(しっせき)したり、つえを振りかぶったりするようになった。叱責は毎日のように続き、被告は昨年4月、うつ病と診断された。父は深夜に大声を出し続け、徘徊(はいかい)する行為や部屋の窓ガラスの損壊も。実の娘を他人と思い込んで、「取ったものを返せ」とののしったこともあった。

 一人で日常生活を送ることは困難になり、自宅に客を招くことさえできなくなった。家族で話し合い、同年12月25日に介護施設への入所を決めた。ところが、24日午前、父は自宅を施設と誤解して「施設には入らん。死んだ方がまし」と激しく抵抗。被告は入所が無理と思い、自殺も考えたが、「父親を残せば、夫や妹にも迷惑をかける」と考えて無理心中を思い付いたという。

 佐藤被告は別の時期にも自殺を考えたが、踏みとどまっており、犯行後は夫に「ごめん、死なせてちょうだい」と語ったという。被告人質問で「殺すしか手段はなかったのか」と問われ、被告は消え入るような声で「今考えてもよく分かりません」と供述した。

言葉をなくす事件。36〜71歳の36年間に渡り実父の介護をし、うつ病を発症し、無理心中をするほど追い詰められた被告。「生まれ変わっても母さんの子として生まれたい」と述べた桂川・介護殺人事件を思い出さずにはいられません。あの事件の片桐被告は執行猶予つき有罪になったけれど、今回の佐藤被告はどうでしょうか。素朴な疑問ながら、身近に夫と実妹がいたのに、そいつらは何をしてたんだ?

eneloop自転車

三洋電機|ニュースリリース 「新基準対応、アシスト比率最大1:2」 乗ったままで発電して充電 電動ハイブリッド自転車「エネループ バイク」を発売
走りながら発電して充電できる回生充電機能搭載のeneloop自転車。欲しいけど13万円は手が出ないなぁ。それに三洋から出たも商品がパナソニックに合併した後にどうなるか、若干の不安が残る。