Colts re-sign place-kicker



インディアナポリス・コルツのニュースヘッドラインを見ていましたら、
「Colts re-sign place-kicker」というものがありまして。


「もしや!」と思い、記事の中身を読んでみたところ、その通りの内容で。






フリーエージェントとなっていたコルツのKホセ・コルテスが、
コルツと再契約を結びました。






・・・いや、このタイトルを見て、「もしや!」と胸躍らせて、
記事を読んで「その通りだった!」と喜んだのは、
世界広しと言えど、僕くらいのものだと思いますよ・・・?


頑張れ、コルテス
目指せ、正キッカー


・・・もちろん、Kマイク・ヴァンダージャットの動向はまだ不明です。

ライン・ファイヤーの話



さあ、いよいよこのシリーズも最後となりました。
本日は、ライン・ファイヤーです。


では、まず都市情報を。


前にも書きましたとおり、「ライン」というのは都市の名前ではなく、
「ライン地方」という、大きな括りの地域の名前になります。


ライン地方は、ドイツ西部のライン川沿いの地域のことを言い、
ケルンや、旧西ドイツの首都のボンなども、この地域に含まれます。


ライン地方は、ワインの産地として非常に有名なようですね。


ケルン・センチュリオンズの話の時に、
「ケルンの水はきれい」というようなことを書きましたが、ワインが有名なのも、
やはり、ライン川のきれいな水があってこそ、ということなんでしょう。


あと、ライン地方で有名なのは、「カーニバル」(謝肉祭)というお祭りだそうで。
これ自体は、キリスト教の行事なので、どこでも行われるものなのですが、
特に、ライン地方で盛んなんだそうです。


さて、「ライン」は地方名なわけですが、都市ということで言いますと、
ライン・ファイヤーの本拠地、デュッセルドルフになります。


デュッセルドルフは、ケルンの北西部に位置するのですが、
その距離40km弱と、かなり近くでして、同じ近距離地図の中に入ってしまうほど。


アムステルダムとケルンはそんなに遠くない、という話も以前に書きましたが、
そんなわけで、当然、デュッセルドルフも同じように、そんなに遠くありません。


かなり大雑把な言い方をしてしまえば、ケルンとデュッセルドルフを中心として、
北西にアムステルダム、北東にハンブルグ、南東にフランクフルトが、
それぞれ、ほぼ等距離に位置している、という感じでしょうかねぇ。


・・・ベルリンだけ、仲間はずれ・・・。


デュッセルドルフは、人口60万人弱の街で、
なんでも、ヨーロッパでも有数の「日本人が多い街」なんだそうです。


デュッセルドルフは、ルール工業地帯の中心地に位置づけられる都市。


で、日本企業が多いから日本人も多い、ということなので、
イメージとしては、アメリカにおけるシアトルと同じ位置付けになるのかな?


まあ、そんなわけで、人によっては、馴染みが深い場所なのかもしれません。


あと、チーム名の「ファイヤー」については、ちょっと由来が分からなかったのですが、
これは、「工業地帯」のイメージからなんでしょうかねぇ。


そういう意味では、イメージは「鉄鋼の街ピッツバーグ」?


・・・おお、1都市で、この前のスーパーボウルの対戦が出来てしまうぞ。(意味不明)


 http://www.nfljapan.co.jp/europe/team/index_fir.html


さて、チームの話。


チームの歴史については、上記「NFL JAPAN」のチーム紹介を見ていただくとして。
(成績が「中の中」だから、なんとも特徴付けにくいと言うか・・・)


日本人選手が初めてNFLヨーロッパに挑戦したときの所属チームがファイヤーだった、
というのは、やはり、ここが日本人が多い街だから、ということなんでしょうかね?


ただ、ここ3年間は、ファイヤーに日本人選手は所属しておりませんでした。


そして、今年。
久々にファイヤー所属となったのが、WRショウエイ・ハセガワ


是非、地元の日本人の声援を受けつつ、頑張ってもらいたいところですが、
現在、怪我をしてしまっている、というような情報もあり、
ちょっと心配なところではあります。


 デプスチャート::ライン・ファイヤー


さて、他のメンバーを見ていきましょう。


そうそう、「NFL Europe.com」に載っているデプスチャートが、
ようやく今年のものになりましたので、(つい先日まで、昨年のものでした)
それを反映しておきました。


ので、スターターバックアップとか、右と左とかが、
正しいものになったと思います。


クォーターバックは、ダラス・カウボーイズのQBドリュー・ヘンソン
フィラデルフィア・イーグルスのQBティミー・チャン
ミネソタ・ヴァイキングスのQBジョン・ボウエンキャンプの3人。


・・・確か、最初は2人だったはずなんだけど、
ボウエンキャンプは、いつの間に入り込んでいたんだろう・・・?


それはともかく。


以前も紹介しましたとおり、今シーズンのNFLヨーロッパで、
最も「有名」な選手の1人が、このヘンソンでしょう。


ですので、かなり注目されることと思います。


逆に言えば、ここで結果を残せないと、ヘンソンの未来は危ういものになるのではないか、
ということになりそうな気も・・・。


大げさに言えば、今後のNFL選手生命を賭けた挑戦、ということになるかもしれません。
「背水の陣」の大活躍を見せてもらいたいところですね。


ランニングバックは、バッファロー・ビルズRBフレッド・ジャクソン
タンパベイ・バッカニアーズRBジャック・ルイス
ニューオリンズ・セインツRBジャマール・ブランチの3人。


他に、ナショナルプレーヤーフランス人)のFBローラン・マーセリンと、
インジャリーリザーブ入りしたニューヨーク・ジャイアンツFBグレッグ・ハノイアンの、
2人のフルバック選手がいます。


ランニングバックスターターはジャクソンのようなのですが、
最後のスクリメージ練習では、ブランチの動きが目立っていたようで。


あと、フルバックマーセリンも注目されていました。


マーセリンは、今年で4年連続のNFLヨーロッパ挑戦。
最初の1年は、今は無きバルセロナ・ドラゴンズ所属で、
その後はずっとファイヤー所属となっています。


昨シーズンは、スペシャルチームでの登場が主だったようなのですが、
今シーズンは、フルバックとして、良い仕事をしてくれるかもしれませんね。


ワイドレシーバーは、ニューイングランド・ペイトリオッツWRズリエル・スミス
カロライナ・パンサーズWRクリス・サンプ
ナショナルプレーヤー(メキシコ人)のWRジュアン・ウォング
セントルイス・ラムズWRブランドン・ミドルトンなど。


ニュースを見ても、あまり名前が出てこないのですが、
サンプなどが良い動きを見せてはいるようです。


ただ、ワイドレシーバーの名前が出てこない、というのは、
それだけクォーターバックも目立っていない、ということでもあるんですよね・・・。


・・・大丈夫なのか・・・?


順調ならば、ハセガワがここに食い込む余地は十分にあると思われます。


ディフェンス陣では、元テネシー・タイタンズDEデリック・ストロングの名前が、
ちょっとだけ挙がっていました。


ストロングは、2年連続のファイヤー所属でのNFLヨーロッパ挑戦となりますが、
昨シーズンは「タイタンズからの派遣」だったのに対し、
今シーズンは「フリーエージェント選手としての挑戦」、
という立場の違いがあります。


こういう立場の選手は、前にも見ましたが、結構いるようで。
果たして、ここをステップとしてNFLへの再挑戦なるか。
はたまた、このままNFLは「見果てぬ夢」となってしまうのか。


ここが正念場なのかもしれませんね。


キッカーは、元テネシー・タイタンズKオラ・キムリン
パンターは、ニューヨーク・ジャイアンツPトラヴィス・ドーシュ


キムリンについては、「キッキングキャンプ」のときに取り上げましたので、
ここでは、ドーシュを。


ドーシュは、昨シーズンもファイヤー所属でNFLヨーロッパに挑戦していたのですが、
そのときの活躍が目覚しく、「オールNFLヨーロッパ」に選出されています。


まあ、基本的にパンターはリーグ全部で6人しかいないので、
6人中1人が選ばれる・・・と書くと、そんなものかと思わないでもないですが・・・。


でも、もちろん、素晴らしいことに違いはないですよね。


今シーズンも、昨シーズンと同じような活躍を見せられるかどうか、注目です。


・・・と、そんなところで。


当初、NFLヨーロッパの各チームのメンバーが発表されたときに、
1番インパクトがあったのは、このファイヤーなのではないかと思います。


その後のニュースなどを見ても、結構、話題の中心にありました。


しかし、どうも、最近のニュースを見ていると、
あまりパッとしていないような気もします。


このまま評判倒れに終わってしまうのでしょうか?


ちょっと心配しながら、注目していきたいと思います。