Hatena::ブログ(Diary)

Motoharuの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-06-15

山本貴光著『文体の科学』(2014)

文体の科学

文体の科学

聖書、数式、ツイッター。言葉のスタイルは思考のスタイルだ。理と知と情が綾なす文体と人との関係を徹底解読。電子時代の文章読本

第1章 文体とは「配置」である
第2章 文体の条件―時間と空間に縛られて
第3章 文体の条件―記憶という内なる限界
第4章 対話―反対があるからこそ探究は進む
第5章 法律―天網恢々疎にして漏らさず
第6章 科学―知を交通させるために
第7章 科学―世界を描きとるために
第8章 辞書―ことばによる世界の模型
第9章 批評―知を結び合わせて意味を生む
第10章 小説―意識に映じる森羅万象
終章 物質と精神のインターフェイス

244 クノー『文体練習』

文体練習

文体練習

ジャン・ピエロ ブルネッタ著, 川本英明訳『イタリア映画史入門―1905‐2003』(2008)

映画の誕生からヴィスコンティフェリーニ等の巨匠、最近の注目株まで、イタリア映画のすべてを一冊に。映画ファン待望の決定版。

第1部 無声映画の時代
 最初は『ローマ占領』から始まった…
 巡回映画の叙事詩 ほか)
第2部 トーキー映画からサロ政権
 ファシズムの終焉)の時代まで(再生の時代、その特徴と神話
 チネチッタ(映画村)、チネス社が生み出した風景 ほか
第3部 ネオレアリズモから甘い生活まで
 映画の再構築、ゼロからのスタート
 ネオレアリズモ、戦後映画の彗星 ほか
第4部 映画ブームから鉛の時代まで
 成長と危機の時代
 六〇年代、傑出した時代の秀作コレクション ほか
第5部 七〇年代から現代まで
 変容の時代
 喪失と希望の軌跡を追って ほか

2018-06-12

庄司克宏著『欧州ポピュリズム−EU分断は避けられるか』(2018)

欧州ポピュリズム (ちくま新書)

欧州ポピュリズム (ちくま新書)

欧州連合(EU)が、ポピュリズム危機に揺れている。反移民の声は衰えず、ポピュリズム政党への支持は増え続けている。中東欧では政権を担う党すら現れた。いまや、欧州の政治は左右対立ではなく、親EUの既成政党と反EUのポピュリスト政党という対立軸で動いているのだ。ポピュリズムの台頭を招いた要因はなにか。EUの基本理念であるリベラリズムは守られるのか。その統治機構や政策から分析する。

はじめに 欧州ポピュリズムの衝撃
第1章 欧州ポピュリズムとは何か
第2章 EUとはどのような存在なのか
第3章 欧州ポピュリズムはなぜ出現したのか
第4章 欧州ポピュリズムはEUに何をもたらすのか
第5章 リベラルEUのゆくえ―どう対応するのか

126 コペンハーゲン・ジレンマ:コペンハーゲン基準はEU加盟の条件ではあるが、EU加盟継続の条件ではない。EU加盟後に加盟国が人権・民主主義・法の支配に違反した場合にEUが介入する権限がほとんどないため、EUが実行的に対処する手段がない。
174 準アラカルト欧州:合意分野でEUの権限強化、それ以外では権限を加盟国に返還
180 アラカルト欧州

2018-06-08

長谷部恭男, 石田勇治著『ナチスの「手口」と緊急事態条項』(2017)

自民党が、ながらく憲法に加えることを狙ってきた緊急事態条項。災害・テロ発生時への対策だというのが表向きの説明だ。しかし、首相に権限を集中させ、国民の権利を制限するこの条項に別の意図はないのか。じつはヒトラー独裁の始まりは、ワイマール憲法に書かれた同様の条項だった。憲法学界の重鎮が、ナチ・ドイツ研究の最先端をいく歴史家とこの条項の危うさを徹底的に解明する。

第1章 緊急事態条項は「ナチスの手口」―大統領緊急令と授権法を知る
 緊急事態条項の正体
 「ナチスの手口」とは何だったのか ほか
第2章 なぜドイツ国民はナチスに惹き付けられたのか
 共産主義か、ナチズムか
 ナチ党は「労働者のための党」ではない ほか
第3章 いかに戦後ドイツは防波堤をつくったか―似て非なるボン基本法の「緊急事態条項」
 「主権独裁」という誘惑
 一度は削除された緊急事態条項 ほか
第4章 日本の緊急事態条項はドイツよりなぜ危険か―「統治行為論」という落とし穴
 フランスの非常事態宣言への誤解
 厳格な要件で縛られたフランス緊急事態条項 ほか
第5章 「過去の克服」がドイツの憲法を強くした
 どんな記憶を伝承するのか
 戦後初期は犠牲者の追悼どころではなかった ほか

2018-06-04

中原中也著『中原中也全詩集』(2007)

中原中也全詩集 (角川ソフィア文庫)

中原中也全詩集 (角川ソフィア文庫)

生誕百年を迎えた夭折詩人・中原中也。日本近代詩の結晶が今この1冊に!昭和12年(1937)、友人の小林秀雄に詩集『在りし日の歌』の原稿を託し、30歳で夭折した中原中也。喪失の悲しみに耐え、詩と人生に衝突するように時代を駆け抜けていった希有な詩人の魂の軌跡を一冊に収録。歌集『末黒野』、第一詩集『山羊の歌』、没後刊行の第二詩集『在りし日の歌』、生前発表詩篇、草稿・ノート類に残された未発表詩篇を全て網羅した決定版全詩集。巻末に大岡昇平「中原中也伝――揺籃」を収録。

2018-05-31

フリオ・コルタサル 著, 土岐恒二訳『石蹴り遊び』(1963=2016)

読者を共犯者に、旅の道連れに、仕立てあげること―二通りの読み方をもつ開かれた書物。『ユリシーズ』の実験的技法を用いながら、パリ、そしてブエノスアイレスを舞台に現代人の苦悩を描いた、ラテンアメリカ文学屈指の野心作。