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Motoharuの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-09-12

2018-09-05

ナタリー・ゼーモン・デーヴィス著, 成瀬駒男訳『帰ってきたマルタン・ゲール―16世紀フランスのにせ亭主騒』(1983=85→93)

妻子を残して失踪したが、八年後、突然姿を現した。だが彼の正体は…。奇妙な事件をもとに、当時の名もなき男女の〈歴史〉を、資料から得た知識と独自な想像力、証拠と可能性を交錯させつつ鮮やかに描きだす。

日本語版へのまえがき
序文
1 アンダユからアルティガへ
2 欲求不満の農民
3 ベルトランド・ド・ロールの貞操
4 アルノ・デュ・ティルのいくつかの顔
5 手作りの結婚
6 仲たがい
7 リューでの裁判
8 トゥールーズでの裁判
9 マルタン・ゲールの帰還
10 物語作家
11 驚倒すべき物語、悲劇的な物語
12 足の不自由な人について
結び
補遺 判決文
訳者あとがき
平凡社ライブラリー版 訳者あとがき
解説 証拠と可能性 カルロ・ギンズブルグ/上村忠男訳
図版提供一覧
マルタン・ゲールに関する著述の主要書誌

20, 26 プラッター『放浪学生プラッターの手記』

放浪学生プラッターの手記―スイスのルネサンス人

放浪学生プラッターの手記―スイスのルネサンス人

22, 26 ギンズブルグ『チーズとうじ虫

2018-08-29

新井紀子著『数学は言葉』(2009)

数学は言葉―math stories

数学は言葉―math stories

英語を勉強したときのように数学を勉強してみませんか. 数学は言葉です.5000年にわたる不変不朽の世界共通の言葉です. ただ,ものすごくコンパクトに圧縮されているために読み解くのが困難なのです. まずは,数学語を和文に翻訳してみましょう. それができたら和文を数学語にしてみましょう. 気がつけば,あなたはきっと論理的に考えられる人になっているはず. そして,あんなに苦手だった証明問題が苦にならなくなっているはず.

math stories刊行にあたって
はじめに

CHAPTER 1 定義とは何か
1.1 論理の誕生
1.2 どう定義すべきか
1.3 数学の辞書

COLUMN 数学と言葉 野崎昭弘

CHAPTER 2 数学の文法
2.1 命題の対象
2.2 性質の表現
2.3 数学の接続詞

CHAPTER 3 和文数訳
3.1 数訳のコツ
3.2 論理結合子の解釈
3.2.1 場合に分ける:「または」
3.2.2 箇条書きでまとめる:「かつ」
3.2.3 反対の反対は賛成:「否定」
3.2.4 前提と結論をつなぐ:「ならば」
3.2.5 置き換えと変形:「同値」
3.2.6 変数を扱う:「すべて」と「ある」
3.3 論理記号の規則
3.3.1 交換法則・結合法則・分配法則
3.3.2 対偶
3.3.3 ド=モルガンの法則

CHAPTER 4 数文和訳
4.1 なぜ数学教科書の日本語は難解か
4.2 グラフのちがいを数文で表現する
4.3 イプシロン-デルタ論法
4.4 微妙な差異を読み解く
4.5 数訳の困難

CHAPTER 5 かたちから言葉を見る(影浦 峡)
5.1 文のかたちに訴えるとき
5.2 コンピュータが言葉を使う
5.3 かたちを追究すると・・・・・・
5.4 それでもできないこと
5.4.1 情報の入れ込み方・慣用
5.4.2 状況や文脈に依存した表現
5.4.3 言葉はモノでもある
5.4.4 とても複雑な文
5.5 ところで人間は,といえば・・・・・・

CHAPTER 6 証明とは何か
6.1 見ること,わかること.
6.2 事実と証明
6.3 証明の形式

CHAPTER 7 数学の作文
7.1 集合と論理
7.2 証明を書いてみよう
7.3 数学的帰納法
7.4 「補題」はなぜ必要なのか

CHAPTER 8 終章-ふたたび古代ギリシャへ

稲葉陽二著『企業不祥事はなぜ起きるのかーソーシャル・キャピタルから読み解く組織風土』(2017)

三菱自工リコール隠し東芝の不正会計など、企業の存続をゆるがす不祥事が続発している。なぜこのような不祥事が起こるのか。東証一部上場企業を分析し「不祥事を起こしやすい会社」をモデル化した著者は、トップの暴走とそれを止められない社内風土=企業内のソーシャル・キャピタルのあり方に原因があるという。「強いリーダーシップ」や「各部門のサイロ化」が危ない等、意外な知見も。あなたの会社は大丈夫?

序章 企業風土とはなにか
第1章 経営者への規律づけのしくみ
第2章 企業不祥事とはなにか
第3章 企業不祥事が生じる背景
第4章 企業統治のどこに問題があるのか―社会関係資本から考える
第5章 ケーススタディから不祥事を考える
第6章 企業内社会関係資本と不祥事は密接にかかわっている
第7章 不祥事を未然に防ぐためには
第8章 働きやすい会社のために

2018-08-21

モーゼス・フィンリー著『オデュッセウスの世界』(1954→78=94)

オデュッセウスの世界 (岩波文庫)

オデュッセウスの世界 (岩波文庫)

イギリスの歴史家フィンリー(1912‐86)の、明快で読みものとしても楽しめるギリシア古代史入門。社会学、人類学の成果を踏まえ、二大叙事詩『イリアス』『オデュッセイア』を詳細に読みこむことによって、ギリシア古代がどのような社会であったかを説き明かし、新しいホメロス学の方法を提起したものとして大きな反響を呼んだ。

第1章 ホメロスとギリシア人
第2章 吟唱詩人と英雄たち
第3章 富と労働
第4章 家庭・親族および共同体
第5章 道徳と価値
補遺1 『オデュッセウスの世界』再見
補遺2 シュリーマントロイア―百年を経て

陳怡禎著『台湾ジャニーズファン研究』(2014)

台湾の哈日族などの基礎知識を押さえたうえで、女性ファンへのインタビューからジャニファンの活動やコミュニケーションの具体を明らかにする。ファンがアイドルを介して女性同士の友情や親密圏をどう構築するかをフィールドワークから照らすファン文化論。

序章 「哈日」する台湾女性
第1章 台湾のファン文化
 1 台湾でのアイドル消費の前史
 2 台湾のジャニーズブームの実像
 3 台湾におけるほかのファン文化の考察
第2章 ジャニーズファンの日常
 1 時間軸から見るジャニーズファンの日常
 2 空間軸から見るジャニーズファンの日常
 3 社会的関係の軸から見るジャニーズファンの日常
第3章 ファンたちが求めるジャニーズアイドルの関係性構図
 1 「異性」のアイドルへの非性的な見方――ジャニーズアイドルはかわいい
 2 ジャニーズアイドルに求める「仲の良さ」――ジャニーズアイドルを通して構築する友情の構図
 3 友情の延長線にあるアイドルのカップリングゲーム――「J禁」から見るファンによる関係性の構築と消費
第4章 ファン同士の関係性――女性たちの友情の求め方
 1 ファンコミュニティーの形成――同担の集結
 2 変容していく女性の親密圏
第5章 男性アイドルの「友情」を媒介につながる女性たち
あとがき

11, 25 岩渕『トランスナショナル・ジャパンーアジアをつなぐポピュラー文化』

21, 30 河津
『彼女たちの「Sex and the city」ー海外ドラマ視聴のエスノグラフィ』

22 辻「ポピュラー文化の危機」宮台『21世紀の現実ー社会学の挑戦』
52 辻「関係性の楽園/地獄ージャニーズ系アイドルをめぐるファンたちのコミュニケーション」東『それぞれのファン研究』

115 小椋『スポーツファンの社会学』

スポーツファンの社会学 (SEKAISHISO SEMINAR)

スポーツファンの社会学 (SEKAISHISO SEMINAR)

2018-08-19

見田宗介著『現代社会はどこに向かうか−高原の見晴らしを切り開くこと』(2018)

曲がり角に立つ現代社会は、そして人間の精神は、今後どのような方向に向かうだろうか。私たちはこの後の時代の見晴らしを、どのように切り開くことができるだろうか。斬新な理論構築と、新たなデータに基づく徹底した分析のもとに、巨大な問いに改めて正面から応答する。前著から約十年、いま、新しい時代を告げる。

はじめに
序章 現代社会はどこに向かうか――高原の見晴らしを切り開くこと
 1 未来の消失? 現代の矛盾
 2 生命曲線/歴史曲線.「現代」とはどういう時代か
 3 グローバル・システムの危機.あるいは球の幾何学――情報化/消費化社会の臨界
 4 世界の無限/世界の有限.軸の時代機深瓦了代
 5 高原の見晴らしを切り開くこと
一章 脱高度成長期の精神変容――近代の矛盾の「解凍」
 1 脱高度成長期の精神変容.データと方法
 2 「近代家族」のシステム解体
 3 経済成長課題の完了.「保守化」
 4 魔術の再生.近代合理主義の外部に向かう触手たち
 5 〈自由〉〈平等〉対〈合理性〉.合理化圧力の解除,あるいは減圧
 6 近代の理念と原則の矛盾.封印と「解凍」.高原展望
 補1 合理性,非合理性,メタ合理性
 補2 生活スタイル,ファッション,消費行動――「選ばれた者」から「選ぶ者」へ
二章 ヨーロッパとアメリカの青年の変化
 1 ヨーロッパ価値観調査/世界価値観調査.データと方法
 2 幸福の高原と波乱
 3 「脱物質主義」
 4 共存の地平の模索
 5 共存の環としての仕事
 補 〈単純な至福〉
三章 ダニエルの問いの円環――歴史の二つの曲がり角
四章 生きるリアリティの解体と再生
五章 ロジスティック曲線について
 1 グローバリゼーションという前提――人間にとってのロジスティック曲線1
 2 一個体当たり資源消費量,環境破壊量の増大による加速化――人間にとってのロジスティック曲線2
 3 テ クノロジーによる環境容量の変更.弾力帯.「リスク社会」化.不可能性と不必要性――人間にとってのロジスティック曲線3
六章 高原の見晴らしを切り開くこと
 1 総理の不幸
 2 フリュギアの王
 3 三千年の夢と朝の光景
 補 欲望の相乗性
補章 世界を変える二つの方法
 1 ベルリンの壁.自由と魅力性による勝利.
 2 二〇世紀型革命の破綻から何を学ぶか.卵を内側から破る.
 3 胚芽をつくる.肯定する革命 positive radicalism.
 4 連鎖反応という力.一華開いて世界起こる.
あとがき