Hatena::ブログ(Diary)

読書録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-07-26 『陸王』 池井戸 潤 著

[]陸王 23:39 陸王を含むブックマーク 陸王のブックマークコメント

陸王

陸王

 去年11月に読んで以来の池井戸作品。その頃放映していたのを一部見ていただけに、これもドラマが先になった。そうすると、読む際にテレビで登場していた人物が思い浮かんでしまう。大手シューズメーカー営業部長のピエール瀧や、茂木選手の竹内涼真、宮沢社長の息子・大地の山崎賢人など、イメージもぴったりと感じた。


 このドラマ、年末のバタバタで、最終回は録画したまま実は見ていなかった。読了後に改めて見て、小説のキャラクター設定のうまさ、展開の面白さに、改めて感動した。テレビでは、マラソン大会の最後で、茂木選手にこはぜ屋のことをコメントさせていたが、これは逆にそんなことを言うはずがないのではと興ざめするところがあったのは残念だが、情感をゆさぶるつなぎになっていた。最初のメーンバンクを最後ではそれほど悪者にしなかったのは、明るいトーンで終わらせたかったためか。


 俳優名で主人公の社長が出てこなかったのはボケたのかと自分が心配に・・役所広司さん、好演されていた。小説で重要や役回りのシューフィッター役の方はよく知らない方だったが、今も残るTBSのサイトなどで、歌舞伎役者の市川右團次だとわかった。


 日曜劇場のこの枠は、翌日から仕事の人が多いと想定される中。ものづくりの素晴らしさや、人が信頼しあうということ、ハッピーエンドになって元気づけられるという、池井戸作品で


発刊した集英社の特設サイト→ https://www.shueisha.co.jp/rikuoh/

TBSドラマの登場人物紹介サイト⇒ http://www.tbs.co.jp/rikuou_tbs/character/index.html


◇印象に残った言葉やシーンを以下に引用

p221:大企業病とでもいったらいいのだろうか

p272:(村野)「私たちが提供しているのはシューズだけどシューズじゃない。魂なんだよ。ものづくりをする者としての心意気というか、プライドというかね」

p314:(冨島)「あがいてみるもんですな」そう呟く。

「それがー生きていくってことじゃないんですか。会社だって、人だって、結局同じかもしれない」

p541:「バカにしないでいただきたい」宮沢ははっきりといい


◇この読書録に掲載した池井戸作品

2017-11-19 『オレたち花のバブル組』

2017-11-13 『オレたちバブル入行組』

2017-10-25 『果つる底なき』

2017-08-16 『銀行総務特命』

2017-06-30 『鉄の骨』

2016-02-23 『不祥事』

2016-01-05 『ようこそ、わが家へ』

2015-12-31 『下町ロケット2 ガウディ計画

2015-11-27 『下町ロケット』

2015-03-27 『銀翼のイカロス』

2015-01-16 『ロスジェネの逆襲』 


 池井戸さんの小説は、働くことの意味をつきつけ、自分を元気にさせてくれる。

{2018/7/22-26読了、記入は7/28}sssssd

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180726

2018-07-21 『魂の退社』 稲垣 えみ子 著

[][]魂の退社 会社を辞めるということ。 12:59 魂の退社 会社を辞めるということ。を含むブックマーク 魂の退社 会社を辞めるということ。のブックマークコメント

魂の退社

魂の退社

 アフロでおなじみの・・が枕詞につく著者が、新聞記者時代の会社員としての仕事と、葛藤、その後についてなぜ決断したか、について本音を綴っている。いわゆる「良い子」として進学・就職したが、会社に囚われることに疑問をもち、自由になろうとした、ということなのかもしれないが、テレビでも有名になり、著作も出しているからこそできたような気もする。一般的にどこまで共感を得られるかは疑問も感じた。



発刊した東洋経済新報社のサイト⇒ https://store.toyokeizai.net/books/9784492045947/

ダ・ヴィンチに著者インタビュー記事あり⇒ https://ddnavi.com/news/312131/a/


 本書から経歴をたどると、ストレートで初任地が高松で5年、大阪本社でデスクを経て38歳で再び高松へ行き、締め切り時間を1時間早めるp87、地方リストラのため新設ポストでは地域活性化を目指す取り組みをメールで紹介p90、40でいったん将来も続けるか疑問に思う、49の秋に朝日新聞のオピニオン面で「ザ・コラム」という顔写真入りのコラムを担当p111になるが、直前に2つの誤報あり。退社後は、カード作りや不動産を借りる際に苦労して会社の存在について考える、


 いくつか言葉を引用

p17:お金よりも時間や自由が欲しくなった

p29:(部長にならないと)劣っていると判断され・・はたから見る以上に深く人の気持ちを傷つける

p36:いい学校、いい会社、いい人生という黄金の方程式を疑わずにスクスク生きてきた私は、いつの間にか金満、優越的追求、欲望全開の人生を生きていました

p73:山折哲雄宗教学者から教わった古代インド人の人生4段階で、学生、家住、林住、遊行、各期

p81:(選別で部下が上司に)それに平然と耐えられる自信がありませんでした。

p93:(給料に無関心になると評価も気にならなくなり)ひとから上司からどう見られているかということよりも、やるべきこと、やりたいことをやろうというふうになっていく。

p116:どんな状況で辞めたにせよ、次の人生に前向きに歩き出せるかどうかではないでしょうか。

p166:(原稿料を知り)社員である自分自身がまさにブラックだった。弱い人間を食い物にして、自分さえ生き残ればいいのだと。

p168:(いまの時代に利益を上げるには)方法は二つしかない。一つは、働く人を安く使い捨てにすること。もう一つは、客を騙すこと。←この決めつけはどうかと感じる。価値創造など他にもあると思うだけに、本音ではあるのだろうけど、少し視野狭窄になりすぎていないか、心配。

p174:社員が懸命に働く原動力は「カネ」と「人事」だ。

p178:提案したいのは、ほんの少しでもいいから、自分の中の会社依存度を下げることだ。

p183:(一のキレたタコ・・つい笑ってしまうのは)それは多分、私は自由だからなんだと思う。


 著者の名前で検索すると、AERAでの連載も始まったよう。世に名前の知られていないフリーの方がたくさんおられる中で、著者はアドバンテージが相当あるとやはり思う。それこそ川上氏が書いていたが、有料のメルマガを始めたら、それこそ生活が成り立つかもしれない・・

 ここまで本音を綴って、受け入れられるというのもなかなか素晴らしい天性ではある。会社との関わり方についても、考えさせられるところはある。今後の情報発信にも注目していきたい。


{2018/7/9-21読了、記入は7/22}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180721

2018-07-19 『世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか』 ピョー

[][]世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグル個人・チームで成果を上げる方法 12:24 世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法を含むブックマーク 世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法のブックマークコメント

 このタイトルで検索すると、出版社より上に、ダイヤモンドオンラインの要約が出てきたことに、まずびっくりした。10分で読めるとうたい、冒頭で4つのポイント、ラストに効率的なテクニックだけでなく、仕事の考え方にもプラスになるとオススメしている。こういうサイト・サービスは、原本への誘導にもなるのだろうが、ネットと出版の関係を考えるうえでも興味深かった。

 本書では、各章の最後にその章のまとめも箇条書きで項目が示され、わかりやすい構成になっている。なお、「集合知」について、先に読んだ川上氏は懐疑的だったが、本書では、論理や分析より「ひらめき」をいかし、多様な人たちが集まり考えることでクリエイティブになれると薦めている。

 また、ポーランド生まれの著者が、民主化資本主義化の中で仕事を失いながら、その後奮起され、2000年に来日したあとの足跡など、生き方にも共感した。


発刊したSBクリエイティブのサイト⇒ https://www.sbcr.jp/products/4797388381.html

ダイヤモンドのサイトに要約あり⇒ https://diamond.jp/articles/-/132895

 

 印象に残り今後に生かしたいと思った点をいくつか引用して以下に

◇p12:(ポーランドでの経験をうけ)変化は突然やってくる、自分も変わっていかなければならない+p253:今の環境が永遠に続くというのは幻想でしかありません。だからこそ、みなさん自身が変わる準備をしておく必要があるのです・・・ラストのまとめの項目は□「昨日と同じ」では、仕事をしたことにならない 

◇日程調整にメールは使ってはだめ、カレンダーで共有ひとつにまとめるp41←これが制度でできない!

+p51:クラウドサービスというのは本来、どんなデバイスからも同じようにアクセスできることが売りなのに、社内のレガシーシステムがあまりに古臭い考え方で運用されているために、そうした利点をまったく活用できないとしたら、事態は思った以上に深刻です。そんな悠長なことをしていて、本気でテック系のベンチャーとの勝負に勝てると思っているでしょうか」

◇10%アップではなく10倍の成果を出せるように考えてめざしp104、そのためには前提や固定観念、ルールを破りp108、自分の仕事をなくすことも必要でオーナーのような発想でとりくむ(p132まとめ)

人間関係では、自分は尊重されている、大事にされている、という実感が得られるよう心のバリアを解き放つp150。せっかくの出会いを一度限りで終わらせないため、フェイスブックでつかず離れずの距離を維持する←これはやっていて実感としていいことだと思う。

◇よい情報を聞き出す質問は、p190

1)具体的に、2)私はどこで、3)何を変えて、4)どうすれば、うまくできるようになるのですか?」が入ったもの。上司に私はこうしようと考えているがいかがかと聞ける人は伸びる。



{2018/7/16-19読了、記入は7/22日曜}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180719

2018-07-18 『真実 私は「捏造記者」ではない』 植村 隆 著

[][][][]真実 私は「捏造記者」ではない 20:00 真実 私は「捏造記者」ではないを含むブックマーク 真実 私は「捏造記者」ではないのブックマークコメント

真実 私は「捏造記者」ではない

真実 私は「捏造記者」ではない

 本書で浮かび上がるのは、従軍慰安婦問題をめぐる報道の問題ではない。むしろ「ネット社会の脅迫の匿名性」や「メディアの検証能力の不徹底」など「幾重にも浮かぶこの社会の病理」だ。これは、保阪正康氏が書評で分析している内容だが、同じような印象を持った。

 


発刊した岩波書店のサイト⇒ https://www.iwanami.co.jp/book/b262754.html

朝日新聞書評紹介サイト⇒ https://book.asahi.com/article/11594085



 著者をめぐっては、産経やネットなどで、「1991年8月11日付の朝日新聞で、従軍慰安婦を名乗る韓国人女性の記事を書いたことが始まりで、強制連行されたかのように紹介して捏造日韓関係の惨状を招いた」というバッシングの典型p150が展開され、挺身隊と慰安婦を混同した誤報が問題だとされた。

 その経緯と実際については、本著に詳細が掲載されているが、産経新聞2015年8月4日に掲載した著者へのインタビュー記事が8月29日からウェブ連載されて今でも読むことができ、また、本書でも紹介されているように、LITERA のサイトで、「産経新聞従軍慰安婦報道」のみっともない真実」の2回の連載、NAVERのまとめも見ることができる。p171


産経ニュースのサイト⇒ 【元朝日新聞植村隆氏インタビュー詳報(1)】「阿比留さんだからと逃げることはない」 https://www.sankei.com/premium/news/150829/prm1508290007-n1.html

◇慰安婦問題で右派からリンチ受けた元朝日・植村記者が産経阿比留記者に反撃! 産経側の失態を次々と暴露 http://lite-ra.com/2015/09/post-1528.html

◇「韓国人慰安婦を強制連行」と書いたのは朝日でなく産経新聞だった! 植村記者に論破され阿比留記者が赤っ恥 http://lite-ra.com/2015/09/post-1529.html

NAVERまとめ:産経新聞の【元朝日新聞植村隆氏インタビュー詳報】がすごい件  https://matome.naver.jp/odai/2144099251913399401

NAVERの別のまとめでは、当時の紙面も掲載されていて資料的に詳しい:

【検証用資料】「産経」新聞の「従軍慰安婦報道報道の歴史にキラキラと輝くスーパー大失態

更新日: 2018年04月28日⇒ https://matome.naver.jp/odai/2145673128915724101

 

 本書で引用されている「日本の歴史家を支持する声明」2015年5月については、イミダスのサイトに掲載あり⇒ https://imidas.jp/topic/detail/C-00-405-15-05-G221.html 著者が心を打った部分p194を引用:「過去の過ちを認めるプロセスは民主主義社会を強化し、国と国の間の協力関係を養います」


 著者が授業で使うドイツのヴァイツゼッカー大統領の演説「荒れ野の40年」の一節を岩波ブックレットNo.55から引用して紹介しているp214。本書の発刊後、トランプ政権が発足し、ますますこの言葉の意味を考えないといけないと感じたので、ここに引用しておきたい。

「ヒトラーはいつも、偏見と敵意と憎悪とをかきたてつづけることに腐心しておりました。若い人たちにお願いしたい。他の人びとに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。(中略)若い人たちは、たがいに敵対するのではなく、たがいに手を取り合って生きていくことを学んでいただきたい」


 なお、この関係では裁判が続いているが、本書でも紹介されている「植村裁判資料室」は⇒ https://sites.google.com/site/uemuraarchives/home

 この中に「産経新聞訂正問題」のカテゴリーがあり、

https://sites.google.com/site/uemuraarchives/sankei-teisei01

先月から今月にかけての動きの掲載もあり↓見出しと一部を引用して紹介。

産経調停は不成立で終結 2018年7月2日:産経新聞に寄稿した櫻井よしこ氏のコラムに誤りがあるとして、植村隆さんが産経新聞を相手取り訂正記事掲載を求めて東京簡裁に申し立てていた調停は、7月2日、不成立で終結した。

産経が訂正記事を掲載 2018年6月4日:ジャーナリスト櫻井よしこ氏が4年前に産経新聞に書いたコラム記事が、6月4日、同紙朝刊2面で「訂正」された


 騒ぎになる時はネットでも大きく取り上げられるが、その後の動きについてはなかなかフォローできず、印象だけ残っていることがある。なにが真実でどういう状況になっているのか、きちんと把握しておきたい。

 書いているのは、台風12号が東から西へ進むという、これまでにあまり見たことのない動きをしている状況。西日本豪雨や酷暑など、地球温暖化と関係も指摘される異常気象が続いている。被害や影響がありませんように。


{2018/7/14-18読了、記入は7/28}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180718

2018-07-16 『書く力』池上 彰 & 竹内 政明 共著

[][]書く力 私たちはこうして文章を磨いた 10:56 書く力 私たちはこうして文章を磨いたを含むブックマーク 書く力 私たちはこうして文章を磨いたのブックマークコメント

 文章や表現の達人たちが、対談によってそのコツを明らかにしていく。テレビで大活躍かつ出版も多い池上氏の力や背景をうかがい知ることもできる。


発刊した朝日新聞出版のサイト⇒ https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=18743


 そのコツの一端を備忘録的に以下引用しながらメモ。

◇テーマと自分をつなぐブリッジをみつけることが大切で、まずはテーマを決め、身近な話の魅力を考え、連想ゲームトレーニングの要領で、+結論よりも書き出しを、p14−24 の小見出しを繋いでいくとこんな感じになるが、本書をきちんと読まなければ、何のことかわからないかもしれない。

◇まずは書くべき要素を書き出すp28というのは、これまでもやってきたところではある。

◇誰に向けて書いた文書なのかを意識しながら書くp33というのも、プレゼンなど基本とは思う。


◇池上氏はテレビや講演会で原稿は作らないp34とし、メモで箇条書き、話題がでてくる順に3項目だけ書いておくp35と紹介しているが、これがわかりやすさの秘訣の一つだろう。p58の米大統領選はなぜ11月の第一月曜の翌日かという引き出しをもつことや、p70「自分が本当にわかっていることを、自分の言葉で書くのが基本」というのは、肝に銘じておきたい。『伝える力』では、まる二日かけて音読してわかりやすいかチェックしたp156エピソードが出てくるが、そこまでするという努力がすごい。

◇竹内氏は、書き出しを読んだだけでは本来のテーマがわかりにくい構成にする、というp36のも、編集手帳がうまいといわれるゆえんかもしれない。また、p44「心の闇」は安直すぎて使わない、最後をちょっとゆるめる&角度を変えると印象が変わるp65など、いまある文章を書かないといけないだけに、参考にしたいところ。自慢話はしないp191、いまはいい思い出になってる失敗談p196などはいい、というのも参考にしたい。


 それにしても著者2人の漢詩をはじめ、バックグラウンドの深さには驚かされる。いろいろ読んではきたけど、そもそも自分では記憶力が格段に落ちてきた印象があり、どこまで深みを持てるのか悩ましいが、できる範囲で伝わる文章を書いていきたい。


{2018/7/13-16読了、記入は7/22日曜}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180716

2018-07-14 『 タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術』

[]タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術 23:03 タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術を含むブックマーク タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術のブックマークコメント

タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術

タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術

「テレビで話題沸騰」という帯がつけられ、サイトを拝見すると、ことし5/21のプロフェッショナルで紹介されたとのこと。

時間を節約しながら、捨てるというのではなく、衣類ならたたまなくていいかける収納p10や、かごをつかった放り込む収納p11、書類は量で管理p14など、取り組みやすい。


発刊した主婦と生活社のサイト→ http://www.shufu.co.jp/books/detail/978-4-391-15153-4


夫婦用の家事分担表というp70の、マインドマップのような図があり、これを実際に見直しながらやっているということだが、可視化されていてわかりやすいかも。


この読書録、カテゴリー整理が多いのは、日々悩んでいるところがあるからだが、それこそ初期に読んだ、「捨てる技術」辰巳渚さんが、先月6月26日、交通事故で亡くなられたとのこと。新聞やネットで報じられていたが、52歳とのこと、ご冥福をお祈りします。


{2018/7/14読了、記入同日}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180714

2018-07-13 『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』 小澤 竹俊 著

[]今日が人生最後の日だと思って生きなさい 11:37 今日が人生最後の日だと思って生きなさいを含むブックマーク 今日が人生最後の日だと思って生きなさいのブックマークコメント

 どう生きるのか?を思う時に、著者の言葉は胸を打ち、説得力があると感じてきた。本著でも2800人を看取ったホスピス医師の言葉として、とても重みがある。タイトル通りのことを意識したいと思う。

 

  著者の本でこの読書録に記録しているのは2冊。共感できる内容で、3つの柱などたびたび引用してきたが、本書にはその部分は触れらていなかった。

2008-03-21 『13歳からのいのちの授業』http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/mobile?date=20080321 

2008-03-14 『いのちはなぜ大切なのか』http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/mobile?date=20080314

「村田久行先生のスピリチュアルケア理論から、人を支える3つの柱として、「将来の夢」(時間の柱)、「大切な人との関係」(関係の柱)、「自分の自由」(自律の柱)の3つをあげ、これが平面を支える図を紹介する(p71」




発刊したアスコムのサイトに目次あり⇒ http://www.ascom-inc.jp/jinseisaigo/index.html



 本書で印象にのこった部分を一部以下に引用してメモ↓

◇p57:自分を支えてくれた存在に感謝している、自分が大切に思ってきたことを人に伝えられる、自分が果たしてきた役割は後世に引き継がれていく、人生の最後にそう思うことができれば、その人は幸せなのではないでしょうか。

◇(人が真の意味でよく生きるためには苦しみと向き合いそこから学ぶことが不可欠p83で)、「苦しみは、希望と現実のギャップから生まれるp87」・・相手の話を丁寧に聴き反復する、相手の苦しみを共に味合う、それが何よりも大切p111+ギャップに苦しみながらも「明日がある」という思いに支えられ、夢を持つことは人間に許された最高の尊厳p138-139、

◇どうか「無力な自分」を責めないで下さい。人は誰でも、そこに存在しているだけで、誰かの支えになることができるのですp117+たとえ自分では平凡だと思う人生であっても・(中略)・人は存在するだけで、必ず何かの役割を果たしているのですp61


 改めて、夢や何らかの意味を見いだすことがとても大切なのだろうと感じる。

 本書で紹介されているノウハウとして、「ディグニティセラビー」p122-127という、9つの質問を使って人生を振り返りながら、スタッフが大切な人への手紙を完成させることが紹介されている。出典は小森康永、ハーベイ・マックスチョチノフの『ディグニティセラビーのすすめ』とのことだが、ネットでは見つからず。具体的な質問や手法については、著者の「めぐみ在宅クリニック」サイトで、公開している。

http://www.megumizaitaku.jp/mp/dignity-therapy/

 参考になるので、この9つの質問にいずれ答えてみようと思う。


{2018/7/12-13読了、記入は7/16}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180713

2018-07-12 『「あなた」という商品を高く売る方法』 永井 孝尚 著

[][]「あなた」という商品を高く売る方法  キャリア戦略をマーケティングから考える NHK出版新書 524 11:10 「あなた」という商品を高く売る方法  キャリア戦略をマーケティングから考える NHK出版新書 524を含むブックマーク 「あなた」という商品を高く売る方法  キャリア戦略をマーケティングから考える NHK出版新書 524のブックマークコメント


 会社員からマーケティングを学んで専門家になり、ベストセラーを生み出した著者が、転職や昇進などヒトを商品と見立てて、マーケティング手法で考えようという内容。ご本人が道を切り開いてきた経過も紹介され、わかりやすさと説得力がある。


 バリューポリューション(自分の強み⇒ターゲット⇒ニーズ⇒応え方:仕事)p59や、ジョハリの窓(他人も自分も知らない強みがある)p70など、これまでに読んできた本でも知識としては得ているが、それがより実践的に紹介されていて、自分にあてはめて考えることができるのがいい。



出版したNHK出版のサイト⇒ https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000885242017.html



 本書を受けて、考え方として覚えて置きたいことを以下に引用

◇競争を避けて、好きなことをするp22+戦わずして勝つために必要なのは戦略p32+物語で意味をつくるセンスメイキングの重要性p128+利己と利他の両立でwinwinをめざすp185=あなたという商品の価値を高め続け、他の人に貢献し続ければ、あなたも自分のブランドを創り上げることができるp191

◇必要なのは、変化を拒まず進んで変化を受け入れ進化することp41+弱いつながりで新しい発見p179、

◇上達するコツは続けること、内発的動機付けで仕事が好きになり、継続すれば、あなたの強みの種は育っていくp106+仕事と人生は不可分で、仕事が楽しければ人生も楽しくなるp117、


  変化の激しい時代、いかに内発的動機をいかして物語をつくり、価値を高めていけるのか・・楽しく取り組みたいものだ。

 

{2018/7/11-12読了、記入は7/15}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180712

2018-07-10 『鈴木さんにも分かるネットの未来』 川上 量生  著

[][]鈴木さんにも分かるネットの未来 岩波新書新赤版 1551 13:04 鈴木さんにも分かるネットの未来 岩波新書新赤版 1551を含むブックマーク 鈴木さんにも分かるネットの未来 岩波新書新赤版 1551のブックマークコメント

 ドワンゴから、スタジオジブリ、KADOKAWAにも関わり、ネット界で著名な著者が、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーから依頼され、タイトルにあるような形でネットの未来像を縦横無尽に語っている。発刊から3年、変化の激しい時代に、どの方向に向かっていくのか?今の状況に照らしながら当時の予測を比較して考えることもできる。

 「IT舶来主義」や「デジアナ世代」など、繰り出される造語に基づいた解説も興味深いが、冒頭にもってきたのは、ネットツール派とは違う日本独特なネットに住む「ネット住民」の存在。ネット発の文化は、この層が厚いことから世界の他の国を凌駕していると分析するp25。劣等感と優越感の説明で「リア充と情報強者」および、否定的に使いたい場合のDQN(どきゅん)p30など、知っているようで知らないこと多々あり。

 マスメディアのビジネスが危機を迎えている根本的な理由として、「p47:独占していた情報の流通経路がネット企業に奪われ、情報の発信者としては個人とすら競争しなければいけないという完全自由競争の中に放り込まれたからなのです」と指摘する。

 さらにネット世界特有のイデオロギーとして、「ネットを通じて世界をよくしていこうという理想」p55があり、これは人類史上の革命に立ち会っているという認識があり、平等かつ無償で享受できるべきというp56理想が話をややこしくしているとする。そしてソーシャルメディアは進化した口コミで、マスメディアへの対置というより、新しいタイプのマスメディアの一つと考えた方が妥当じゃないかというp59。堀江貴文さんや津田大介さんなど有料メルマガだけでビジネスを成立させていることも指摘するp66


 

発刊した岩波書店のサイト⇒ https://www.iwanami.co.jp/book/b226338.html



 面白い内容が多く、たくさん引用したがそれも許されることではないと思うので、今後の予想について、いくつかを下記にメモする。

◇コンテンツ自体を独立したプラットフォームとして設計しなければいけないp111、定額使い放題モデルはその売上を利用して、自ら差別化できるコンテンツをつくり出すようになっていくp122

◇当分の間、ITのオープンからクローズドへの流れは止まりそうにないp149

◇近い将来、国家がネット上に国境をつくろうとする動きが起こると予想p164

◇テレビが果たしている機能でのVODの要素が強いものはネットサービスで置き換えられるが、逆にライブストリーム系の要素が強いものは、テレビがまだまだ優位性を保つp231(4700万世帯で3000万が同時にみている場合、回線が足りないp236)

◇ネットで話題になることの多くはテレビの人気ドラマだったりテレビで報道された事件・・このテレビの特別のポジションが続く限り、ネット時代でも最大の広告費を集める・・同時体験を与えているということで、多チャンネル化は注意が必要p245

◇テレビの広告モデルをネットにも持ち込むことがうまくいけば・・テレビ番組のネット同時放送をいずれは実現しなければいけません。CMも一緒に配信するということを徹底すべきp247いずれ一緒になるから



 さまざまな論点があり、ビットコインについては否定的な見方も掲載されているが、ラストでは、ネットとリアルをこれまでのように別々で考えるのではなく、融合を意識しながらやっていかないと通用しない時代になってきたという趣旨が書かれているが、その通りだと思う。にしても、周りにはネットに否定的な考えの方々も多く、悩ましい。引き続き注目していくしかないと思う。


{2018/7/15-10読了、記入は7/16月祝}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180710

2018-07-05 『60歳から会社に残れる人、残ってほしい人』酒巻 久 著 

[][][]60歳から会社に残れる人、残ってほしい人 12:10 60歳から会社に残れる人、残ってほしい人を含むブックマーク 60歳から会社に残れる人、残ってほしい人のブックマークコメント

 定年関連の本を結構読むようになってきたのは、そろそろ見えてきたというところではあるが、本書を読むと、いろいろ心構えが必要なことがわかる。はじめに、にあるように、「いつでも全力投球を心がけるp3」、「大切なのは今、この時、この場所p5、p148」であることは、常に心にとめておきたい。


 帯に要点が記されているので引用すると、まず表紙に以下。関連ページを横に。

知識を最新に更新する ←p36:学び続けることができ、成長し続けることができる

〇出世しても雑用はいとわない ←p42

スマホ時代だからこそ、ベテランは本を読め ←p101〜3つの効用で、教養の獲得、論理性の獲得、自説の確認

〇仕事でも家庭でも、最良の居場所をみつける法


 また裏には、「いかに、全力投球を続けるか」として以下。

〇残りたいではなく残ってほしい人になる ←p13、

〇若い頃と同じことを続けられるか

〇いざという時に役立つ存在になる ←p22「自己犠牲の精神が欠かせない」とも

〇ステップを踏んで、事前準備をする

〇経験を積めば積むほど「勉強する人」であれ ←p17、



発刊した幻冬舎のサイト⇒ http://www.gentosha.co.jp/book/b11345.html



 本書で紹介されている「覚悟を教えてくれた本」p24として、『佐久間艇長の遺書

 は読んでみたい。

 

 社員のパソコン履歴を分析したら、最優秀の女性社員が勤務時間の大半をパソコンで遊んでいることが発覚したp158ということや、小さなルールこそ徹底して守らせるp50、ということが、同じような課題をかかえ、「相手の身になって考える」p156、「一つ上の立場になって考える」p157など、実践したいところ。「自分の頭で考え、自分の責任で行動できる部下を育てることp178」というのがなかなかできない。

 この変化の時代に対応法を身につけたいのだが、これについてもp55〜56にアイデアがあった。

1)ささいなことでいいので、今後の変化を予想・予測してみる。

2)その変化への対応策を考えてみる。平凡なものでもかまわない。

3)できる範囲でいいから、アイデアを実行してみる。 

 これができたらトレーニングとして

1)あらゆることに興味を持ち、学ぶ姿勢を身につける。

2)常に未来のイメージを描き、どうしたら成功させられるか考える。という意識変革を習慣づけ


 キャノンの「三自の精神」もメモ:自覚、自発、自治で、「社員は、自分の立場や役割を自覚し、何事にも進んで行動し、自分のことは自分で管理すべし」という意味p114とのこと。本書を通して、就活で人材確保が難しくなっている中、いい人材が集まるのかも知れないとも感じた。

 

 著者は70代とのことだが、学ぶことは本当にまだまだたくさんあると改めて認識した。とりわけ変化への対応のところは、なんとか根づくようにしていきたいもの。


{2018/7/4-5読了、記入は7/8}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180705

2018-07-04 『公文書問題 日本の「闇」の核心』 瀬畑 源 著

[][]公文書問題 日本の「闇」の核心 集英社新書 0920 11:37 公文書問題 日本の「闇」の核心 集英社新書 0920を含むブックマーク 公文書問題 日本の「闇」の核心 集英社新書 0920のブックマークコメント

 南スーダンPKOの日報から、森友、加計問題など、公文書管理に関する問題が次々と明らかになる中で、タイムリーな出版となった本書。公文書管理と情報公開の基本的なところは、前の共著でも書かれているが、本書では、日報公開までの経緯や課題、特別防衛秘密、モリカケ関連などについても記されている。



発刊した集英社のサイト→ http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0920-a/ 



 余裕がなく、ラストの一段落を引用して以下にメモp212

「政策決定過程を透明化することで、国民が政策に参与したり、意見をのべたりすることができる社会こそが、民主主義の理想とする社会です。国民の側も、政治家二政策を委ねてしまうのではなく、自分たちが主権者として政治に関わろうとすることが大切です。その基盤となるのが、公文書管理や情報公開という仕組みなのです」


 このところ福澤諭吉の現代語版を2冊読み、きちんと自ら考えて政府にものを言おうという姿勢が当時からあったと認識したが、その精神が、いまだに根付かないのか・・・内閣支持率も回復しつつあり、すでに過去の問題になりかけている印象があるが、公文書管理と情報公開は、きっちりとしていく必要があるだろう。


 なお、この読書録の商品検索で表示する「はまぞう」で、アマゾン検索による書籍表示ができなくなったのは、何かあったのか、ソフトの不具合なのか・・・今回は楽天で表示


{2018/7/3-4読了、記入は7/7}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180704

2018-06-29 『テレビじゃ言えない』 ビートたけし 著

[][]テレビじゃ言えない 小学館新書 10:47 テレビじゃ言えない 小学館新書を含むブックマーク テレビじゃ言えない 小学館新書のブックマークコメント

テレビじゃ言えない (小学館新書)

テレビじゃ言えない (小学館新書)

 週刊ポストの連載『21世紀毒談』から反響の大きかったエピソードを抜粋して大幅加筆してまとめた(p190)という本書は、政治から下ネタまで、毒舌で切りまくっていて、ある意味心地よい。これができるのはさすが著者だからこそということか。

 逆に、いまのテレビがリスク対応に追われ、面白くなくなったということの裏返しなのかも知れない。著者は「自主規制がひどくなっていて、かつてのような言いたい放題、やりたい放題がどんどんできなくなってきているんだ」p3と、はじめに嘆いている。


発刊した小学館のサイト⇒ https://www.shogakukan.co.jp/books/09825292


 印象に残ったところをいくつかポイント引用して以下に。しっかりメディア論にもつながっている。

◇何が「一億総活躍社会」だ。…「一億総自主規制社会」だと思っているp16

◇「真実を報じるのがテレビ」なんて認識は間違いで、「真実をオブラートに包んでしまうのがテレビ」p20

◇「世の中にはネットに書かれていないもっと深い世界がある」ということに思いが至らないp27

◇トランプはけっこうクレバー…北朝鮮との危機を煽って緊張をわざと高めておいて、ニッポンと韓国に武器を売りつけるという作戦かもしれないぜってね…金正恩を…挑発するんじゃないのp53←このあたりは、本質を見る目があるということか・・・

◇映画記者の質問で一番バカかと思うのは、テーマはずばりとか一言で表すと、などサラッと言えるわけがない、手間暇かけて撮って作り手に怒られなくてもわかりそうだがp74


 加えて、さまざまな毒舌、エピソードやコラムが、なかなか楽しい。

山形人排斥運動、ビートきよしさんみたいな田舎くさいのを、東京から全部追い出す

戦メリ大島渚監督、「トカゲ事件」、冒頭思うような動きをせず「お前はどこの事務所だ」と本気で怒ったというp130

◇高倉健さん夜叉の撮影で感激して紹介し、「タケちゃんのせいで座れない、暖房も使えない」ことにp142

◇タモリは白米のようなタレントだが、「最終的には「芸」ってのは、「人柄」だったり「味」みたいなものがモノをいうんだ。そいうのは絶対に人前でのライブじゃないと磨かれないp162


 生き方についてのアドバイスもなかなかで、以下に引用:

p169:すべての中高年に言いたいんだけど、家の中でも、職場でも、近所のコミュニティでも「いいジジイになろう」なんて考える必要はない。自分の思うように生きて、その結果として若者にとっちゃ目障りで迷惑な存在なって、「お前なんて早く死んじまえ」と思われるぐらいのほうがよっぽど健全だろうってね。…常々言っているんだけど「未来の子供たちのために」とか「子供にツケを残すな」なんてキレイゴトを並べるヤツは、とにかく疑ってかかったほうがいい…大ウソをつくんじゃねぇとp170


 こうした本音がきっちりと言えて、それが共感を呼べる才能というのは、すごいことなんだろうと思う。マツコ・デラックスさんもよくテレビに登場しているが、通じるところがあるような気がする。トランプ大統領の登場で、ますます「きれいごと」に対する嫌悪感というのが広がっているのか?「思うように生きる」さじ加減がなかなか難しいようにも思う。と考えてしまうところで凡人なのだろうけど。


{2018/6/27-29読了、記入は6/30土}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180629

2018-06-27 『学問のすすめ』 福澤 諭吉 著 齋藤 孝 翻訳

[][]学問のすすめ 12:20 学問のすすめを含むブックマーク 学問のすすめのブックマークコメント

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

 

 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」というあまりに有名な言葉は知っていても、本書に何が書かれているか、知らなかった。この書店のシリーズの福翁自伝も面白かったが、福澤諭吉の考え方の柔軟さ、物事を見る目というのは、混迷する今の時代にも十分通用するように思う。普通に役立つ実学を説き、孔子でもおかしいところはきっちりと批判する。何より、昨今のもりかけ問題ではないが、よらしむべししらしむべからずということが、国家社会にっとってもいかに良くないことなのか、基本的人権がいかに大切なのか、「日本には政府はあるが、いまだ国民がいないp56」という状況は、ひょっとしたら今もあまり変わっていないのかとも考えてしまう。


 初編にある「大事なことは、人としての当然の感情に基づいて、自分の行動を正しくし、熱心に勉強し、広く知識を持って、それぞれの社会的役割にふさわしい知識人間性を備えることだ。そうすれば、政府は政治をしやすくなり、国民は苦しむことがなくなり、お互いに責任を果たすことができる。そうやってこの国の平和と安定を守ることが大切なのだ」p19-20など、胸に刻んでおきたい。


 「文明の精神と呼ぶべき最も偉大で最も重要なもの・・人民独立の気概が足らず、無気力p67-68」「文明を行うのは民間の人民であり、それを保護するのが政府であるp72」という点についても、いまだに課題になっているように感じる。


 「人間最大のわざわいは怨望であって、その原因は「窮」なのだから、言論の自由は邪魔してはいけないし、行動の自由は妨げてはいけないp171」も今に通じることだ。そして本書の最後に「人間のくせに人間を毛嫌いするのはよろしくない」p230としめているのも面白い。



発刊した筑摩書房のサイト→ http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480064707/



 今後に生かしていきたい点として、「人間の見識、品格を高めるため」にすることとして、p156「物事のようすを比較して、上を目指し、決して自己満足しないようにすること」と指摘しているが、これは歳を重ねても忘れることなく心がけるようにしたい。


 それにしても6月末になったが、忙しい月で、本もほとんど読めず、まとめて月末に読書録に登録しているところ。異動の季節はバタバタするし、喜怒哀楽さまざまあるが、本書を読むと、どう生き、考えるのか、について考えさせられた。

{2018/6/22-27読了、記入は6/30}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180627

2018-06-21 『奥さまは愛国』 北原みのり 朴順梨 共著

[][][]奥さまは愛国 09:59 奥さまは愛国を含むブックマーク 奥さまは愛国のブックマークコメント

奥さまは愛国

奥さまは愛国

 朴「私は日本が好き、なのだと思う」p10、北原「いまの日本は、変だと思う。とても生きにくく、息苦しいと思う」p25から始まり、愛国運動の女性たちを取材して、自らの実感と共にその実態を伝えている。いわゆる「サヨク」の訴え方にも違和感を感じ、普通に活写する内容は、いまの時代を映していて、とても興味深い。


 マスコミは本当のことを何も伝えない、と憤る女性たち。愛国側からは「反日偏向」と、またフェミニストたちからは「国営放送」と批判することに、北原氏はp184:不思議な気持ちになる。いったい「私たちが探したい」真実はどこにあるんだろう。誰もが見たいように見て、見たくないものは見ず、信じたいものだけを信じようとしているだけかもしれないというのに。と綴っているが、いまの「マスコミ不信」という状況をよく伝えていると思う。



発刊した河出書房新社のサイト→ http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309246499/



 北原氏の言葉を一部引用→p95:心の中でため息をつく自分がいる。「9条賛成」も「賠償金要求」も、きっと絶対「正しい」。でも、さっきの女たちの、「20万人もいるのに、目撃者は一人もいないんですよ〜」のわかりやすさに比べて、この「左翼的」なシュプレヒコールは何だろう!つまらない上に、変わらなさすぎる!私たちがなぜ歩いているのか、伝える言葉はないのか?


 ネットで検索すると、この本にも登場する小林よしのり氏が、ブログで絶賛していたのも、不思議な感じではある。小林よしのりオフィシャルwebサイトより→「奥さまは愛国」面白い! https://yoshinori-kobayashi.com/4035/

 

{2018/6/17-21読了、記入は6/21+30}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180621

2018-06-11 『自分をいかして生きる』 西村佳哲 著

[仕事]自分をいかして生きる 11:42 [仕事]自分をいかして生きるを含むブックマーク [仕事]自分をいかして生きるのブックマークコメント

自分をいかして生きる (ちくま文庫)

自分をいかして生きる (ちくま文庫)

仕事と生き方について、思索をたどるような内容。

このところバタバタしているので、印象に残った文を以下に引用↓

◇人の仕事とは、死ぬまで自分をいかして生きることなんじゃないかと書いた。p155、141

◇人が一番傷つくのは、他人にどうこうされるより、本人が本人を裏切ることではないかと思う・・誇らしさは、自分いついても他人についても、本人が本人を裏ぎらないことによって生まれるものだp176^177


発刊した筑摩書房のサイト→http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480428417/


◇あとがきp190より引用

やらされてやるような仕事はしたくないし、してほしくもない。どんな難しさがあろうと、一人ひとりが自分を突き動かしている力、この世界に生まれてきた力を働きに変えて、つまり自分の仕事をすることで、社会が豊かさを得る。そんな風景を本当に見たいし、自分もその一端で働き、生きていきたい。


著者は働き方研究家で、本書は、6年後に書かれた続編とのこと。つくる、教える、書くの3種類の仕事を手がけ、デザインレーベルの代表を務める「リビングワールド」のサイトは↓

http://www.livingworld.net/


{2018・6・7ー11読了、記入は17}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180611

2018-06-07 『新聞記者』 望月 衣塑子 著

[]新聞記者 16:54 新聞記者を含むブックマーク 新聞記者のブックマークコメント

新聞記者 (角川新書)

新聞記者 (角川新書)

 官房長官会見で鋭い質問をぶつける姿がメディアやネットで取り上げられ、よく知られるようになった記者の自伝。記者を目指した生い立ちや、これまでの経験が率直に語られている。


 事件記者として極めて優秀で、初任地の千葉で県版からはみ出すネタを連発し、読売新聞から何度か誘われるが、業界紙の記者をしていた父親が報道姿勢が政権よりと疑問を示したころからやめる。そもそも記者をめざすようになった原点は、吉田ルイ子さんの『南ア・アパルトヘイト共和国』という中学生(東京学芸大付大泉小中出身)のころ母からもらった本。他社の先輩記者と結婚し、子どもを二人育てつつ、夜討ち朝駆けが厳しくなった頃に、武器輸出の企画取材にあたり、これは本にもなる。森友問題は東京-中日新聞テリトリーとは離れていたので取材体制も弱かった中、編集局長にメールしたら取材班ができて、その取材にあたるなか、官房長官の会見にもでるようになった・・・と覚えている範囲で印象に残ったことを時系列で書いてみる。にしてもスゴイ記者だ。

 

発刊したKADOKAWAのサイトに目次あり⇒ http://shinsho.kadokawa.jp/product/p-321707000063/


 本書には失敗談についても率直に語られている。

慶応大学法学部政治学科出身で、読売、朝日、日経は一次試験の筆記で落ち、NHKは面接は通ったが二次の筆記で落とされ、最後に北海道と東京は筆記でクリア、先に連絡がはいった東京に2000年4月入社(ストレートより2年遅れ)p41-43

千葉2年横浜1年の3年で社会部東京地検特捜と司法クの担当になり、読売からの誘いを断る。日歯連事件でリストを入手し先行するも、読売橋本派1億を抜かれ、坂口厚労相へ2000万円も否定という独自ネタを出すが、この件で特捜部から2日間取り調べを受けることに。読売は喜田村弁護士が顧問としてついたが、自ら厳しい取り調べにヒントぐらいはと甘えを漏らしてキャップから激怒され、取材源秘匿を再認識するp75-89

◇5/17に朝日新聞「政府のご意向スクープは最終版、前夜『ニュースチェック11』で官邸の最高レベルを黒塗りで消して文書を放送。政治家はNHKに先んじて報じられることを極端に嫌がる、取材対象の態度も変わる・・前川前事務次官のインタ取材も映像がニュースとして報じられていないことも後に判明、東京新聞もチームを組むことに・・p122-125

◇無実の暴力団組長を容疑者として顔写真を添えて逮捕へと記事、組長は笑って許してくれたp194

さいたまで銃刀法違反事件で地検検事が裏取引スクープしたが、その後その検事は大阪地検特捜で村木元厚労事務次官の調べにあたる、甘い処分でつながる。これが最も印象にのこっている。p194-202、+千葉支局時代に鑑識の刑事から言われた「話すかどうかは記者の情熱がすべて」という言葉を信じて取材してきたことが形に+この件をうけ「紙と電波、あるいは新聞と雑誌といった垣根を飛び越えて、メディアが横につながっていくことが状況によっては必要なのではという考えは、阿部政権になってさらに強くなった」


 ラストの方の著者の思いを引用p215-216

「私は特別なことはしていない、権力者が隠したいと思うことを明るみに出す。そのために、情熱を持って取材相手にあたる。記者として持ち続けてきたテーマは変わらない。これからも、おかしいと感じたことに対して質問を繰り返し、相手にしつこいといわれ、嫌悪感を覚えられても食い下がって、ジグソーパズルのようにひとつずつ質問を埋めていきたい」


{2018/6/5-7読了、記入は6/10日曜}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180607

2018-06-05 『プレゼンのレシピ』 野中 アンディ 著

[]プレゼンのレシピ 15:42 プレゼンのレシピを含むブックマーク プレゼンのレシピのブックマークコメント

 相変わらずプレゼンの技術がどうも自分で備わっていない気がする。以前のこの読書録で、「プレゼン」で検索した結果も入れたのが⇒ http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/mobile?date=20161215#1481993968 ではあるが、本著は、より基本的というか「情報伝達か説得という目的のため」p17、パワポを使わず、まずは覚えて王道の構成で訴え、伝えるべき方法について、説明している。


発刊した廣済堂出版のサイト⇒ http://www.kosaido-pub.co.jp/book/post_2460.html


 いくつか覚えて置きたいポイントを引用↓

プレゼンの準備とは資料作成ではなく、?構想、?配置、?修辞、?記憶、?実践 P60

◇修辞では、?多様な語彙、?洗練された表現、?適切な言い回し、が鍵になる P38

文書構造の型は、p72

導入:掴みで、なぜ、価値があるか、「主題文」で段落を終える

本体:段落をブレインストーミングででてきたグループに対応、スムーズな移り変わりに

結論:述べたことのまとめ、同じ内容を違う表現で、新しい考えを入れない

プレゼン原稿作成のまとめp113-114

?アイディアをまとめるためのブレインストーミングをする

?その際、テーマによって分けながら書き出す

?グループ分けしたら、それぞれタイトルをつける

?どの順序で話すかを考え、主題文をまとめる

?導入の段落を書く、ここまでが構想と配置、

?本体を書く際はスムーズな移行と多様な表現を意識、修辞

?結論は新しい考えを入れず、同じ主張を違う表現で

◇相手を説得する時に必要な技術p131-133

エトス:信頼性ロゴス:論理的、パトス:感情に訴える


 あす月曜に、あるプレゼンをしないといけないのだけど、もう間に合わない・・・著者は1時間のプレゼンなら4〜5日前には原稿を完成させ暗記と練習にあてるp55というのだから立派だ。なんとかしたいものだ。



{2018/6/3-5読了、記入は6/10日曜}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180605

2018-06-02 『つい「がんばりすぎてしまう」あなたへ』 高垣 忠一郎 著

[][]つい「がんばりすぎてしまう」あなたへ 自分のこころを見つめなおすために 14:45 つい「がんばりすぎてしまう」あなたへ 自分のこころを見つめなおすためにを含むブックマーク つい「がんばりすぎてしまう」あなたへ 自分のこころを見つめなおすためにのブックマークコメント

 心が疲れ病になってしまうのは、真面目に頑張っている人という印象は確かに経験的にはある。自分もなりかけたことがないとはいえず、本書に記載された仮想カウンセリングのやりとりを見て、いろいろ思い起こした。

 いまの生きづらい社会について、著者は「新自由主義的な自己責任論が個々人の自助努力の不十分さに求めるp16」ことや、学校についても、グローバル企業のものどくりの効率的管理方式が導入され、「明るく元気に前向きに」というスローガン学校教育の隠れたスタンダードになったp38ことを背景として指摘している。



発刊した新日本出版社のサイト⇒ http://www.shinnihon-net.co.jp/general/detail/code/978-4-406-06183-4



 終盤に書かれている部分から、著者が繰り返し主張している部分を以下に引用↓

p236:「ストライクゾーン」を大きくして、「まあ、いいか」の精神で行きましょうよと最後に申し上げたいのです。

p238:私が求めてきたものは、「他者とともにありながら、あるがままの自分でいられる」関係、「他者」が決して抑圧的にならない関係ーそういう「共同体」をつくることです。「あるがまま」の自分に依拠していきることが、「他者」と共にいきることになるようなあり方を求めているのです。


 病気の関係で辛かったとき、鎌田實さんの『がんばらない』シリーズは、この読書録の前に読んでいたが、本書で紹介されていた『いいかげんがいい』集英社 については読んでいなかったので、触れてみたい。

いいかげんがいい

いいかげんがいい

いいかげんがいい (集英社文庫)

いいかげんがいい (集英社文庫)


 それにしても、読んだ本を週末の休日に記録するこの読書録、朝から始めて午後3時になってしまったが、ちょっとやり方を考えないといけない。さらに、これから1か月は諸事情で大変忙しくなるため、この読書録も少しお休みすることも考えざるを得ない。

 ただ、いろいろ読んできたけど、こうしてメモに書いておかないと、どういう内容だったが、以前に比べて記憶力がさらに落ちてきた印象がある。書いておけば少しは思い出すきっかけになり、また、復習することもできる。悩ましい・・・ 


{2018/6/1-2読了、記入は6/3日曜}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180602

2018-06-01 『50歳から人生を大逆転』 心屋 仁之助 著

[][]50歳から人生を大逆転 14:18 50歳から人生を大逆転を含むブックマーク 50歳から人生を大逆転のブックマークコメント

50歳から人生を大逆転

50歳から人生を大逆転

 帯に「イヤなことはめて わがままに生きる!」とあるが、同様のススメが言葉や事例をかえて繰り返し出てくる。

 そしてキーワードは「大丈夫」。

 p98で声に出して何度もとなえると、どんな状況に遭遇しても大丈夫だと、p128では、がんばることに疲れ果てたとき、存在給(=自分は役にたたなくても存在するだけでお金をいくらもらえるかという著者の考えた概念p117)を上げる魔法の言葉だという。ラスト近いp243にも登場し、いき着く最終的なゴールは、何をやっても、これをやっても、それをやっても「大丈夫」…好きなことをさっさとやりましょう!大丈夫だから。というのが、この本で1僕が一番いいたいことなんだろうなと思います、



発刊したPHP研究所のサイト⇒ https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-83826-7



 著者の本は、2013-12-14 『望んでいるものが手に入らない本当の理由』http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/mobile?date=20131214 以来。その副題は、「マイナスを受け取るとプラスがついてくる」というテーマを、大きな字でわかりやすく繰り返し説明していた。読書録から3つを再掲↓

◇悩みは、「欲しいものが手に入らない」ということと、持っているものを失いたくない」という思い。簡単にいえばそのふたつです(p3)。心は得より、損の方に過剰に反応してしまう(p153)

◇「損しよう」このひと言に尽きるp50

◇いいも悪いも受け取る。そして、何より自分の「素晴らしさ」を認めてみて下さいp102


 本書からもいくつか項目を引用して以下に

◇p41:自分が好きに生きて嫌う人からは、早めに嫌われたほうがいいんです。

◇p47:人に迷惑をかけてもいいという言葉を、声に出して言ってみて下さい。

◇p52:「してはいけない」否定命令が、引き寄せる真逆のこと。精神を集中させるから

◇p75:(思いを変える魔法の言葉)どうせというネガティブな言葉のあとに、ポジティブな現象をくっつける・ex「どうせ私の話はおもしろい」など

◇p85(不安を訴えられたら)「心配しなくても惨めな人生になるから」〜p92最悪を考えたから終わり

←この部分は、最近読んだ『福翁自伝』の福沢諭吉の考え方にも近いか。

◇p201:(良く質問を受ける生きる意味?)今生きているっていうことは、生きることが許されているわけでしょう。今まだいきているってことは、まだやっていないことがあるということです。だから楽しむことですね。

◇p221:自分のべきや常識を覆して、タブーに飛び込んでみると現実が変わるんです。

◇p235:人間関係の根っこにあるものをなんとかするためには、本音で伝えるのがいいと、ずっと言い続けています。+p240:50代になったら、本音で生きていきましょう。

 

 ←確かに本音で自由に話ができる場が理想だとは思うのだが、それによってこれまで1年、ある方とぶつかりどうにもならなくなってしまった。そうすると、あいたくもない、のみたくもない、となって完全に拒否されてしまうと、そこに無理して調整するのも面倒くさくなり・・・接触しなければ心は平穏なのかも知れないが、なかなか落ち着かない面もある。そこでも「大丈夫」と思って乗り切るしかないのだろうけど。

 

{2018/5/31-6/1読了、記入は6/3日曜}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180601

2018-05-31 『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』 佐光 紀子 著

[][]「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす 12:52 「家事のしすぎ」が日本を滅ぼすを含むブックマーク 「家事のしすぎ」が日本を滅ぼすのブックマークコメント

 家事や掃除術の専門家で著書もある著者が、聞き取りや国際比較などを引用しながら、タイトルの内容を主張し、むしろ気楽で苦しくない家事とのつきあい方を提案している。

 その背景には戦前からの教育も影響し、女性が解放されたのは戦後だとして、「男女同権が憲法に明記されてからすでに70年、そろそろ、女は家事ができて当たり前という呪縛から、男も女も離れていいのではないだろうか。女が家事ができないことは恥ずかしいことでもなんでもない。できません、と言って誰かに手伝ってもらえれば、気持ちも体もずいぶん楽になるのではないだろうかp233」ということだろう。


発刊した光文社のサイト⇒ https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334043230

プレジデントオンラインで著者の連載⇒ http://president.jp/category/c02145


 紹介されているエピソードで、江東区の男女共同参画センターが主宰するパルカレッジ講座最後に上映するビデオというのが面白かった。(p214)職業あっせん業者が「重要な仕事、肩書は現場総監督作業はほとんど立って、休みはなく、休憩もない、徹夜も」そして給与は「無給」で、集まった人はひどいとなるが、最後に現実には何十億も遂行、お母さんたち、という内容とのこと。


 家事分担でアメリカ論文「バーゲニング理論」p37とは、家事はできればやりたくないものだが、家庭生活を維持するためにある程度はやらざるを得ない。その配分は家庭に提供する資源の割合に準じることが多い」というのが基本的な考え方とのこと。外注か、できなければ家庭内で家事の量が決まってくるという。


 日本で共働き世帯数が片働き世帯数と初めて並んだのは、1991年のことp76で、それまでの経済成長では、男は仕事、女はサラリーマン製造部隊という位置づけになっていたという。


 子どもが小さい頃は、この家事をめぐって相当議論もしたが、いまは手を離れ、この6月1日に解禁になった就活にあたっている。家事の中でも子育て関係が一番いろいろあったように思い出す。無事になんとかなりそうではあり、相方もいまは思いっきり仕事ができているようなので何より。この「家事」についての分担の考え方は、これまでもいろいろ読んできたが、本書で提案されているように、ある程度割り切ることが必要なのだろう。


{2018/5/30-31読了、記入は6/3日曜}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180531

2018-05-30 『定年準備』 楠木 新 著

[][]定年準備 人生後半戦の助走と実践 12:09 定年準備 人生後半戦の助走と実践を含むブックマーク 定年準備 人生後半戦の助走と実践のブックマークコメント

 著者はこの10年で会社員をしながら本を書きはじめ15冊を書いてきたが、去年4月に発刊された『定年後』が反響を呼んでそのニーズの大きさに驚いたと、あとがきで紹介している。

 確かに、定年をテーマにした本が増え、週刊誌での特集も、相続や健康、性対策など50代以上をターゲットにしたような内容が、ここ数年、目立つような気がする。

 会社生活では順風満帆だった前半戦から、40代半ばからは逆風や厳しい時を経験、本を書き始めて出版社を分析して2社に送り、うち一社が採用してくれていまに至る、という実体験に裏打ちされた内容に、納得感が得られる。


 覚えて置きたい内容をまず項目的に引用して備忘録に

◇「『定年後』は50歳から始まっている」というのが、取材を重ねてきた私の実感である。p10

◇40代半ばから揺れ始める具体的な発言は3つに集約できた:1)誰の役に立っているのか分からない、2)成長している実感が得られない、3)このまま時間が流れて行っていいんだろうか?

◇採用の基準は「自分の部下、後輩として一緒に働けるかどうか(働きたいかどうか)が基準だ」+昔の知り合いから紹介される例が多いp85、

◇長くなった寿命に対応するには、自分一人だけではなく、ともに暮らしてきた家族、地域の仲間や学生時代の友人と協力することも必要だろうp147、

◇先達が歩んだ道筋に繰り返し自分を重ね合わせると、自分の進む道も見えやすくなるp185

◇若い時は仕事中心で過ごして、中高年になって関心のあることや自分に向いていることへ思い切って舵を切るというのが、仕事人生を乗り切るための一つの形ではないかと考えているp216+働くことや生活する意味に疑問を持ち、不満だと思う心理状態に陥った時、「自分が本来取り組むべきことは何か」「働くということはどういうことなのか」を深く考えるチャンスであり、新たな発想を生む可能性をはらんでいるp218

◇定年準備のための行動6か条p235〜が紹介されているが、それは本書を手に取って記憶に留めたい。



発刊した中央公論新社のサイト⇒ http://www.chuko.co.jp/shinsho/2018/05/102486.html



 この読書録で、著者の本は以下2冊を記録している。実体験に裏打ちされた組織論には納得する部分が多かった。以下にリンク先と引用していた内容を再掲しておく。

◇2012-01-23 『人事部は見ている』 http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/mobile?date=20120123

・自分のことを3割高く評価する傾向があり、評価や異動に満足しているのは3割程度

・p120:大企業における課長クラス以上の「出世の条件」を私なりに一言で表現すると、「(結果的に)エラくなる人と長く一緒にやれる能力」ということになる。 


◇2017-09-29 『左遷論 組織の論理、個人心理http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/mobile?date=20170929

・「左遷自体やその背景にある会社組織のことをよく知ることだ。くわえて、自分自身に正面から向き合うことが求められる。それらを通して、左遷をチャンスに転換できる余地が生まれる。…左遷ときちんと対峙できれば、人生を充実させ、イキイキとした老後にもつながってくるものと信じているp225」

・40代以降に再び評価を得るケースは、次の3点に限られるp168

1)過去に一緒に仕事をしていた先輩や同期からのヒキ

2)自分の上司や先輩社員が病気や事故によって出社できなくなったり、不祥事引責で姿を消す

3)女性登用など対外的なアピールのために特定の対象者の評価を引き上げる


 『定年後』がベストセラーになって、本屋では、SB新書シリーズで勢古浩爾氏著の『定年バカ』も並んでいたが、情報がさまざま出回る中、何が本当なのか、よくよく考えていきたい。

定年バカ (SB新書)

定年バカ (SB新書)

 

{2018/5/29-30読了、記入は6/3日曜}

2018-05-29 『生きてこそ』 瀬戸内 寂聴 著

[]生きてこそ 95歳。幸福になるための智慧六十話。 11:05 生きてこそ 95歳。幸福になるための智慧六十話。を含むブックマーク 生きてこそ 95歳。幸福になるための智慧六十話。のブックマークコメント

生きてこそ (新潮新書)

生きてこそ (新潮新書)

 釈尊の大きな愛と赦しに満ちた言葉「この世は美しい。人の心は甘美である」が、明日を生きる力を与えてくれるだろうp6、書けたのは美しい人肯定の言葉のおかげであったp198と、著者は紹介している。

 本書は京都新聞に連載したエッセイをもとに編まれた内容で、テーマごとに時期は前後するが、掲載日も示されているので、大震災テロ安保法制、原発など、時事的な問題への向き合い方もうかがい知ることができる。

 徳島の城東高校の出身で、昭和15年東京女子大入学し、戦時中に体験した思いが、第5章の「嫌な時代の空気にあらがう」を中心に、以下のように警鐘を鳴らしている。

・言論の自由が奪われた国民は、舌と羽を切りとられた鳥になる。その悲惨さは、まだ全身の細胞が覚えているp21

・欲しくないものは原発でもアメリカ軍基地でも「ノー」と叫んで立ち上がるべきではないだろうかp164

・(テロ対策)仇を仇で返せば永久に仇の尽きることはないと釈迦は教えているp173

・戦争時の体験のない政治家たちによって運営されている戦後70年の日本の行方が日々不安でならないのは、死齢に達した老婆の妄想にすぎないのであろうかp179

・意識の底に眠っていたあの不気味な足おとが、近頃日ごとに多くに大きくなって、私の耳に近づいてくるp182



発刊した新潮社のサイト⇒ http://www.shinchosha.co.jp/book/610720/


 このほか、今後に生かせそうな内容をいくつか引用してメモ

・インチキか宗教かの判別方法は、その宗教団体が、金もうけをしているかいないかによって決めればいいと言い続けているp16

・人間の幸福とは、衣食住がほどほどに満たされて、健康で、精神が自由であることだろう。自由とは、人間が自分の思ったこと、考えたことを、誰にも遠慮もなく口外でき、したいことができる、いやなことはしないですむということではないだろうかp19

・(日野原重明先生が)「老いとは衰弱ではなく成熟するものだ」という自説をいきいきと話して下さるp36

・他人の日記で一番強烈な印象を受けたのは、大逆事件で死刑になった菅野須賀子の「死出の道艸みちくさ」p184

・40年ものを書きつづけてきて、最後にたどりついたのは、最もわかり易く、正しい日本語を使い、自分の考えを、率直に読者に伝えたいと思うことであったp190

想像力が欠如して、他者の痛みや苦しみに対する思いやりなどが日と共に希薄になっている。自分さえよければいいという大人たちの非情な考え方は、子供にそのままうつされている…日本の本来の普遍的価値観を取戻し、それを子供たちに伝えていく義務があるのではないかp201


 ←最後に引用した「自分さえよければいい」というのは、昨今のアメリカ・トランプ大統領のアメリカ第一主義による貿易、環境ほか様々な課題、また、国内では森友加計問題、財務省セクハラ、日大アメフト悪質タックル問題など、大きく伝えられるニュースで共通に感じ、でもどうにもならないという慣れみたいなところもあって、正直、怖いところではある。大先達の言葉は重く受け止めながら考えたい。



{2018/5/28-29読了、記入は6/3日曜}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180529

2018-05-25 『福翁自伝 現代語訳』 福澤 諭吉 著

[][]福翁自伝 現代語訳 ちくま新書 912 09:59 福翁自伝 現代語訳 ちくま新書 912 を含むブックマーク 福翁自伝 現代語訳 ちくま新書 912 のブックマークコメント

現代語訳 福翁自伝 (ちくま新書)

現代語訳 福翁自伝 (ちくま新書)

 現代語訳で息づかいが伝わり、とても面白い内容だった。かつて一度は読もうとして挫折していたような記憶もあり、時代の変革期にこうした人物がどう育ち何を考えていたか、刺激を与えてくれた。


 はじめに、で編訳した齋藤孝氏が「便所でお札を踏みp31、神社のご神体を勝手に捨ててしまうp32」「人をだまして河豚を食わせてみるp102」「遊女のニセ手紙を書く」「子どもの頃からの大酒のみ」p008のエピソードを抜粋しているが、これらにはびっくりした。


 身分家柄絶対の門閥制度に怒りp22を感じ、まずは長崎でオランダ語を、横浜へ行って通用しないことを知り英語に切り替え、咸臨丸に乗ってアメリカへ。明治維新後も古風一点張りの攘夷政府とみてp190官にはつかず、自由な精神で教育にあたる姿はとても清々しい。大阪にいたとき、緒方洪庵の適塾跡も訪れたことはあったけど、そこでの塾生の勉学というのも生き生きと描かれていて、先に読んでいれば、また違う見学の仕方があったかもと思った。また授業料を始めたのが、慶應義塾が初めてということを知ったp192。



発刊した筑摩書房のサイト→ http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480066206/



 東洋と西洋を比較して何が大事かと説くところが印象に残り、以下に引用

◇東洋にないものは、形があるものでは数理学と、形がないものにおいては独立心とのこの2点である…人間万事、数と理の世界の外に出ることはできず、独立の外に頼るところがない、というこの大切な根本意義を、わが日本国では軽く見ている。これえはさしあたって国を開いて西洋諸強国と肩を並べることはできそうにもない。p196

◇私の考えは、塾に少年を集めて原書を読ませるばかりが目的ではない。なんとしてでも、この鎖国の日本を開いて西洋流の文明に導き、富国強兵にして世界中に遅れを取らないようにしたい。p214


 最後に、心構えとして「世を渡っていくときの方法を一括して手短にいえば、すべて極端な事態を想定して覚悟を決め、まさかの時に狼狽しないように後悔しないようにとばかり考えています」p242ということなのだが、若い頃の破天荒さを考えると、そういう境地に落ち着いたと言うことかとも考える。


{2018/5/21-25読了、記入は6/3}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180525

2018-05-24 『定年後の韓国ドラマ』 藤脇 邦夫 著 

[][]定年後の韓国ドラマ 幻冬舎新書 ふ-15-1 11:49 定年後の韓国ドラマ 幻冬舎新書 ふ-15-1を含むブックマーク 定年後の韓国ドラマ 幻冬舎新書 ふ-15-1のブックマークコメント

定年後の韓国ドラマ (幻冬舎新書)

定年後の韓国ドラマ (幻冬舎新書)

 

 

 冬のソナタ(2003年NHK-BS p19)からほぼ毎年、地上波で放送される韓国ドラマはほぼ見続けている。ただ、本書でベスト50に入っている中で見たことがあるのは、アイリス2(2013年)の前のアイリス1(2009年)ぐらいだけかもしれないと、愕然とする。その作品群の多さはなかなかなもの。


発刊した幻冬舎のサイト→ http://www.gentosha.co.jp/book/b10493.html


 韓国ドラマとは何かとか最初に見るには何が良いかと問われたら、著者は、「ジャイアント」を最初に、続いて「砂時計」がいいと、この2作を勧めるという。「時代と人生について考える時間を与えてくれる」p193,「何らかの情感を絶対に感じ取るはずだ」p237、とも書いている。


 60歳で33年勤務していた出版社を定年退職した後の時間を利用して、この本を書き上げたというのだから、すごいと思う。また、まだまだ楽しみはたくさんあるということだろう。


{2018/5/18-24読了、記入は5/26土}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180524

2018-05-23 『あなたの「片づけられない」をすべて断捨離』 マガジンハウス 編

[]クロワッサン特別編集 自宅の片づけ、実家の片づけ、夫婦関係あなたの「片づけられない」をすべて断捨離! 12:14 クロワッサン特別編集 自宅の片づけ、実家の片づけ、夫婦関係あなたの「片づけられない」をすべて断捨離!を含むブックマーク クロワッサン特別編集 自宅の片づけ、実家の片づけ、夫婦関係あなたの「片づけられない」をすべて断捨離!のブックマークコメント

 分類の最初が「整理」である通り、何度も心がけようとしながら、うまくいかない片づけ。思い出したかのように読み、動機づけを試みる。

 本書でこの断捨離が全国区になったのは、やましたひでこさんと、心理療法家 川畑のぶこさんが出会った2009年ということを知るp17。流行語大賞にノミネートされたのは2010年だったとのこと。時がたつのは早い。


発刊したマガジンハウスのサイト⇒ https://magazineworld.jp/books/digital/?83878976AAA000000000


 覚えて置きたいポイントなどをいくつか引用

◇明らかに劣化したモノから始めると、断捨離に弾みがついてはかどる!p29

◇手強そう・・・とひるみそうになる前に、1か所のモノをすべて出してみる。p31

◇結婚生活に修行や勉強のような一面があるとすればどんな?というアンケートに対しp57

・辛い修行・勉強だが、人生を深めるためには不可欠だ 37%、

・辛い修行・勉強だった。一刻も早く終えたい 34% あわせて71%。

◇修業があける、卒婚じゃ何を意味するか?で新しい関係の始まりが60%で最多、結婚という形を維持しながら、それぞれが自分の道を進む卒婚について、「理解・共感できる」が54%と最多。


 本の表紙に、「断捨離したいものNo1は夫の衝撃」という見出しもあり、夫婦関係というのが入っているのが本書のミソなのかもしれない。

 

{2018/5/22-23読了、記入は5/26土}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180523

2018-05-22 『テレビ・ドキュメンタリーを創った人々』 NHK放送文化研究所 編

[][]テレビ・ドキュメンタリーを創った人々 11:45 テレビ・ドキュメンタリーを創った人々を含むブックマーク テレビ・ドキュメンタリーを創った人々のブックマークコメント

テレビ・ドキュメンタリーを創った人々

テレビ・ドキュメンタリーを創った人々

 番組制作者を対象にした研究は少ないとして、先達がどのように番組制作の可能性を広げていったか、放送文化研究所の月報『放送研究と調査』に2012年度から3年にわたって掲載された内容を再掲した内容となっている。

 第一章では、1950年代のテレビドキュメンタリーシリーズが取り上げられているが、名前は聞いたことがあっても人や内容については知らないことが多いが、このほどカンヌ映画祭で最優秀賞を受賞した是枝裕和映画監督も、草創期に活躍した工藤敏樹氏について文章を寄せていた。


発刊したNHK出版のサイト→ https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000817112016.html


 印象に残っている本書で取り上げられた制作者は、

p94〜森口 豁 ﹇日本テレビ﹈ 沖縄を伝え続けたヤマトンチュ

p294〜今野 勉 ﹇テレビマンユニオン﹈ 根ラ ディカル源的なテレビ表現をするレジスタンス

→『テレビの嘘を見破る』p254をムスタン事件から10年かけて書いたという本があり。

p422〜田原 総一朗 ﹇ジャーナリスト﹈ 死ぬまで生テレビ

→このところ、朝ナマのパロディにも出演しているのを拝聴して驚いた。


 本書のおわりに、で印象的だったと引用されている、今野 勉氏のことばを、ここにもメモ。

「しばしばテレビ・メディアの現在とか希望とかいうことを聞かれるわけですが、僕は僕の希望を持っています。でもそれは僕の希望ですから。みなさんは、みなさんで自分の希望をもってください」

 激変する時代のいま、いろいろ考えさせてくれる内容ではあった。


{2018/5/10-22読了、記入は5/26土}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180522

2018-05-20 『わかるウィンドウズ10』 庄子 元, 国本 温子, コスモメディ, わか

[][]わかるウィンドウズ10 11:19 わかるウィンドウズ10 を含むブックマーク わかるウィンドウズ10 のブックマークコメント


 タブレットタイプのWin10を手に入れてかなりたつのだが、使いこなしていない。ので、改めてこうした本を読んで、便利さを実感しようかと考える。


発刊した学研パブリッシングのサイト⇒ http://www.gakkenpc.com/books/9784054063198


 覚えて置きたい機能を、二つだけメモ

46読み取りビュー

50ホームページにメモを書き込む


 まだWin7をメインで使っているので、操作の実感がわかない・・・


{2018/5/20読了、記入は5/26土曜}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180520

2018-05-18 『図解 職場の嫌いな人の取り扱い方法』 小林惠智 小林麻綾 監修

[][][]図解 職場の嫌いな人の取り扱い方法  16:27 図解 職場の嫌いな人の取り扱い方法 を含むブックマーク 図解 職場の嫌いな人の取り扱い方法 のブックマークコメント

図解 職場の嫌いな人の取り扱い方法

図解 職場の嫌いな人の取り扱い方法

 冒頭に自己診断があり、思考・行動のパターンで分けれた4つのタイプ(A〜D)で、自分はどのタイプかをまず知ることになる。そして人物がパターン分けられ、これをタイプ別に向けて具体的な処方箋が示される。

 このうち思考・行動のパターンは、以下の4つ。

A:誰とでも気軽につき合えるが、時に自己中心的p10

B:協調性はあるが何に対してもことなかれ主義p12

C:強烈なリーダーシップを持つが、強引すぎる傾向がp14

D:責任感が強い反面、融通の利かない頑固な一面もp16

⇒自分は、Bだが、答え方によっては僅差でAになる可能性もある、というような結果になった。

 

発刊した主婦の友社のサイト⇒ http://shufunotomo.hondana.jp/book/b217943.html


 本書では、好き嫌いはなぜから、具体的な対処法をイラストを交えて、わかりやすく伝えてくれる。ただ、職場にいる人は多種多様で、パターン分けがそのまま当てはまるものでもなく、悩ましい面もあった。

 Bタイプという判断であれば、特に理解不能クレーマー的な方とは、p88「相手と共存を。相手を褒めて傘下に入る」p91「受け入れること」ということがアドバイスとして記載されていた。人が入れ替わる時期でもあり、同じようなことを今後の対策として、関係者からちょうど言われたところでもあるので、まずは相手を立てて受け入れることから始めることにしたい。 


{2018/5/17-18読了、記入は5/19}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180518

2018-05-17 『ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方』 伊藤 洋志 著

[][]ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方 16:03 ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方を含むブックマーク ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方のブックマークコメント

 「これからの仕事は、働くことと生活の充実が一致し、心身ともに健康になる仕事でなければならない」p6として、本著のタイトルの意味について、健康的な仕事を再構築しようという試みp40だという。各章ごとにまとめや練習問題もあり、下記のリンクには写真も含め、著者の考えを知ることができる。

 すなわち、「頭と体が鍛えられてやればやるほど仲間が育つ仕事を「ナリワイ」と定義し、生活から生み出すナリワイの研究開発と複業生活の実践に取り組む」のが本書だ。

 また、「ナリワイ」という言葉を使うことで、「生活と仕事を一体化させる」という考え方を頭になじませようp94とよびかけている。ワークとライフのバランス、ではなく、そこはトータルに考える姿勢かとも思う。

 P175には、「ナリワイ」の主眼という内容も出てきて:自分でつくれて人間に無理がないサイズで、やれば頭と体が鍛えられれて、ついでに仲間が増える仕事」という点だにあると紹介している。


発刊した筑摩書房のサイト⇒ http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480434555/

元の単行本(東京書籍)のサイト⇒ https://nariwai.org/book/   https://nariwaibook.tumblr.com/


 引用として、ナリワイ十か条について、サイトでも紹介していないので、うち3つのみ下記に

◇やると自分の生活が充実する。

◇提供する人、される人が仲良くなる。

◇自分自身が熱望するものをつくる。


 さらに、「ナリワイ」をつくるための基礎的な鍛錬は、「未来を見る」「日常生活の違和感を見つける」p124の大きく2つがあると解説する。

 身につけておきたい心構えとしては、一次情報を得てからはじめて二次情報が生きるということ=「情報より現場百ぺん」は、どの分野でも一緒かとも思うが、より自分の五感で観察した生情報が重要だと強調している。


{2018/5/15-17読了、記入は5/19}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180517

2018-05-16 『知らない人に出会う』 キオ・スターク 著

[][]知らない人に出会う TEDブックス 11:08 知らない人に出会う TEDブックスを含むブックマーク 知らない人に出会う TEDブックスのブックマークコメント

知らない人に出会う (TEDブックス)

知らない人に出会う (TEDブックス)

 「本書のテーマは、話すことだけではなく、見ることや聞くこと、そしてこの世界に対して敏感になることでもある」p12、ことの素晴らしさを解説する。テレビで放送されていたTEDは今年度からは終わってしまったようだが、こうした形で本で紹介されているとは知らなかった。結構録画もしているのだが、まだ見ていない内容もあり、その場合、本で読む方が便利かも知れず、簡単なメモに留める。

 

発刊した朝日出版社のサイト→ https://www.asahipress.com/extra/ted-books/ted07.html


  しかし、5月7日に新潟市の小学生の女の子が殺害されJRの線路に遺棄された事件があった。5月14日夜、現場のすぐ近くに住む23歳の会社員の男が女の子の遺体を遺棄した疑いなどで逮捕されたが、経緯などまだよくわかっていない。「知らない人に出会う」ことが、こわい一面もあると感じていたためか、本書の内容にしっかりとついていけなかったことは否定できない・・


{2018/5/15-16読了、記入は5/26土曜}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180516

2018-05-15 『転職者のための面接突破術』 坂本 直文 著

[][]マイナビ転職2019オフィシャルBOOK 採用獲得のメソッド 転職者のための面接突破術 15:31 マイナビ転職2019オフィシャルBOOK 採用獲得のメソッド 転職者のための面接突破術を含むブックマーク マイナビ転職2019オフィシャルBOOK 採用獲得のメソッド 転職者のための面接突破術のブックマークコメント

 働き方改革が大きなテーマになっているが、本書を読むと、就職するための面接では、自宅が遠くても夜10時以降も残業ができた実績を伝えるp141とか、残業代はもらえるのか知りたいという質問で当然とは考えないようにp154など、働き方で求める人との現実の差も垣間見える。

 いま、公式には6月1日の面接解禁にむけ、新卒者の活動がピークを迎えているというか、ニュースではすでに4割に内定がでているとも伝えられる。NHKニュースから⇒『大学生の就職内定率 今月1日時点で40%超 民間企業調査』5月16日 15時21分:大学生の採用面接は、経団連の指針に沿って毎年6月に解禁されますが、大手人材サービス会社「リクルートキャリア」が行った調査の速報によりますと、来年春に卒業する大学生の就職内定率は、今月1日時点で42.8%でした。これは前の年に比べて7ポイント以上高く、特に「理系」の学生は52%と高い水準となっています。(引用終わり)

 

 ちょうど子どもが今回の就活活動中でもあり、どれだけ大変かを実感しようとこの本を手に取ってみた。


出版したマイナビのサイトに詳細目次あり⇒ https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=75978


 いくつか備忘録として以下引用

◇ここが違う採用される人:ニーズを満たすスキルやマナー、実績を数字を使って語る、客観的で冷静

vsされない人:説明が回りくどく一貫性がない、質問に否定的、自己分析できずビジョンがない P11

◇やりたい仕事をみつける力を持とうp17

1)自分の仕事上の夢、プライベートの夢を書き出す

2)長期間かけてかなえる夢は、ステップごとに小さな夢にわける

◇ピンチ脱出5話法p50-52

1.オウム返し話法:回答を考える時間稼ぎに

2.感想・意見問いかけ話法:相手の考えを探り出す

3.肯定受け・自己PR返し話法:圧迫質問に対しても柔軟性をアピールできる

4.否定受け・自己PR返し話法:圧迫面接に対しても打たれ強さをアピールできる

5.謝ってリカバリープラン話法:揚げ足を取られた場合に役立つ

←思い起こすこと30数年前、圧迫質問を受けてしどろもどろした記憶がよみがえる。資格のところにバイク免許を書いておいたら、「バイクは近所に騒音の問題があるとは思わないのか」と聞かれ、どう答えたのかもよく覚えていない・・・本書には、そうした定番に対する回答例が具体的に網羅されていることが謳われているが、これだけパターンを覚えられるというのは、それだけ能力も備わっているということではあるのだろう。


◇定番の「Q14 あなたの人生にとって、仕事とは何ですか?」p82に対して・・・

・典型的な不合格例は「お金を稼ぐため」「人生を楽しむため」「社会人としての義務」

経営理念を分析し、精神論プラス具体例で答える

1)世の中の人の役に立つことができるもの:企業理念で共感、ネットで有価証券報告書に目を通す

2)自分も社会も成長させるもの:社訓や経営理念を言い換えて使う

3)自分の熱意を表現するもの:店舗を見学し社員と話して実体験の裏付けや具体的なアイデア


 これらは就活ではあるけど、組織に入った後の異動の際にも、やりたいことをやっていくには、同じような能力が必要なのかもしれない。

 

 なお、きのう5月18日夜、なぜか会社側から親の私に電話があり、緊急連絡先として間違えたようではあるが、なんとか一つはうまくいったようではあり、あとは第一希望に向け自分の力を出し切って頑張ってほしい。


{2018/5/14-15読了、記入は5/19}

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/MrBooPapa/20180515