2012-02-18 『ちょんまげぷりん2』 荒木源 著
■[小説]ちょんまげぷりん2

- 作者: 荒木源
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/08/05
- メディア: 文庫
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タイムトリップものではあるけど、一作目に続くこの本も、期待に違わず楽しく読めて、読後感は心地よい。主人公の遊佐友也君が、万引きでつかまりそうになる話から入っていくのは、意外ではあったが、再び江戸時代で安兵衛と出会い、たくましく成長していく様は、青春小説のようでもある。クライマックスの将軍の前でプリンを作るまでの過程では、ノーベル賞の発見で聞いたことがあるような話や、韓国ドラマ・チャングムの料理対決のような場面まで思い起こしながら、ハッピーエンドに向かっていくストーリーは、なんとも安心感を覚えた。勝麟太郎が登場してくるのも、その後の歴史的活躍を思えば伏線となっているし、歌舞伎の海老蔵がらみと市中の嘆願書を持ってのデモ行進など、なんとなく光景が浮かぶ。一作目は映画化されたようだが、まだ見ておらず、この続編の映画化すれば面白い作品になるのだろうと思う。
本著の中で、一番好きなフレーズを引用p99、牢での安兵衛の言葉。
「落ち着いてなどおらぬが、ただ生きたいと強く念じてござる。今は望みがないようでも、生きているうちは何が起きるか分からぬ。死んでしまえばすべておしまい。取り返しがつかぬでござるからな」
{2/18読了、記入は22}
2012-02-17 『悲しんでいい 大災害とグリーフケア』 高木慶子著
■[生き方]悲しんでいい 大災害とグリーフケア

悲しんでいい―大災害とグリーフケア (NHK出版新書 355)
- 作者: 高木 慶子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2011/07/07
- メディア: 新書
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著者が向き合ってきたケアの経験に基づき、一つ一つの言葉が重みをもって迫ってくる。大震災で大切な方を失った人たちに、どういう言葉をかけ、向き合っていけば良いのか、さまざまなあり方が記されている。
まず、本著のしめくりの言葉p210から
「自分が心を開き、最初は手探りでもいいから、前に向かって歩いてみる。そうすれば、大切なものを失った悲しみの日々は、大切なものを見つけるための新しい明日につながります。その朝を迎えたとき、悲しみは希望に変わるのですー」
また最初の方p28から
「悲しみのくれる人たちが、近づいてくる「絶望というお友だち」と手をつないでしまうーそれを止めることができるのは、周囲にいる人たちです」
深い悲しみに陥ったとき、「出会い」を求めることを忘れず、手紙を書いたりブログで発信したりして、同じ体験を持つ人たちと共感し合うことで回復へ進んでいくというのは、自分の経験からもそう思う。悲嘆のプロセスとして、大ざっぱに、1「目の前のことに必死になる活動」2「深い悲しみの時期」3「受け入れ心癒され回復へ」の3つの時期を感じているという(p166)が、キューブラー・ロス氏やアルフォンス・デーケン氏の段階説をより簡易にすると、そうなるのかも知れない。大切なことは、「悲しみの心に寄り添い、自分を支えてくれる存在」(p167)であることは間違いない。
また、ケアする立場では、著者が書くように、一方的に飛び込んでいくのではなく、p93「『あなたの悲しみに寄り添うことを許していただけますか?』と、最初におことわりしたほうがいい」ということが大切になる。本著ではまた、「ケアする際の好ましくない態度」として、遺族への調査から7つにまとめているが、これは心しておかないといけない。(p94)
1.忠告やお説教など、教育者ぶった態度。指示をしたり、評価したりするような態度
2.死という現実から目を背けさせるような態度
3.死を因果応報論として押しつける態度(悪行の報いやたたりなどと解釈)
4.悲しみを比べること(子どもの死は配偶者との死別より悲しいなどとする見方)
5.叱咤激励すること
6.悲しむことは恥であるとの考え
7.「時が癒してくれる」などと、安易にはげますこと。もっぱら楽観視すること
実際に自分も、言葉をかけてくれた相手には悪気はないのだろうけど、4や7のような対応を受けたことがあり、つらい思いをしたので、よく考えながら言葉をかけないといけないと改めて思う。
著者が好きだということばは、「小さな希望」「ささやかな幸せ」(p183)。自分の人生を歩んできたことばは、「はい」「ありがとう」「ごめんなさい」(p187)だと紹介しているが、同じように、こうした言葉とともに生きていきたい。
{2/12-17読了、記入は22}
2012-02-11 『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方』 福島
■[職場]9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方

- 作者: 福島文二郎
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2010/11/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本を読むと、ますますディズニーランドが好きになってしまうし、自分が働く職場でこのようなことがいかに実現できるかと考える。ヒントはいろいろあるし、決してできないことではないのだろうけど、それにしても「羨ましい」というのが、率直な感想だ。参考になりそうなポイントを、引用する。
p25:ディズニーの教育研修やしくみ・風土には、1社員、2顧客、3会社の信頼関係を築く、すなわち「3コンフィデンス」を実現するための考え方・メソッドが詰まっています。
p40〜:後輩を育てるときに欠かせない3つのポイントとは?
1.教える内容・教え方(しくみ)が論理的であること
2.心理的な工夫が施されていること
3.上司・先輩が教えることに熱意を持っていること
p62:組織は人のために存在し、われわれは人のためになる存在でなければならない←人のためになる人材を育てる(ミッション)
p72&81:ディズニーの行動指針の優先順位
1)安全性 Safety・・常に安全に目を配る
2)礼儀正しさ Courtesy・・ゲストをVIPとして迎える
→3つのキーワード「笑顔」「挨拶」「アイコンタクト」
(⇔p127:ホスピタリティ・マインドと自主的行動は職場内でも)
(⇔p159:仕事のレベルの高い職場の共通点)
3)ショー Show ・・プロとして最高のショー・サービスを提供する
4)効率 Effciency・・チームワークを大切にし、無駄をはぶく
p178:言行不一致だと後輩のモチベーションは下がる一方
整理、整頓、清掃、清潔、しつけの5Sは上司・先輩守らないとダメ
p284:(トレーナーの意見でマニュアルが変わるのも)会社はもちろん、上司や先輩が、トレーナーたちの自主性を尊重し、自由に考え行動できる裁量を与えているからです。
本著の中には、人気がなかった清掃担当のカストーディアルという部署を、上司や先輩が重要性を繰り返し伝えると共に、アルバイト感謝デーには社長もその役になってもてなすという取り組みで、今では人気職種になっているという話も紹介されているが、いかにモチベーションを上げていくのか、組織風土を考えると、なかなか容易ではないとは思う。また、相手を思いやる気持ちが生まれない職場として、隣にいるのにメールで用件を伝えるという事例を紹介していたが、自己点検しないといけないのかも知れない。
オリエンタルランド社が就職先として人気があるのも頷ける。続編も出版されたようで、また手にとって見たい。
{2/9-11読了、記入同日}
2012-02-09 『大人の流儀』 伊集院静 著
■[生き方]大人の流儀

- 作者: 伊集院静
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/03/19
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著者の小説を読んだことはなかったのだが、テレビでの出演や新聞での記事などを見て、初めて手に取ってみた。故・夏目雅子さんの夫ということも知られているが、終章に「愛する人との別れ」があり、今になってそういうことだったのかと胸を打たれる。生還にこだわりすぎたのが自分の過ちではなかったかとか、生きることがわかっていなかった(p179)、もう二度と金で揺さぶられる生き方はしない(p185)、親しい人の死が自分の力足らずではないかと悔やむことが多い中で、「時間が解決してくれます。だから生き続ける。そうすれば亡くなった人の笑顔を見る時が必ずきます」といい、映画の中のチェチェンの老婆のせりふを最後に紹介する。
「あなたはまだ若いから知らないでしょうが、哀しみにも終わりがあるのよ」(p189)
夏目雅子さんも、もっと生きて仕事をしたかったと思い、いろいろ日々悩みながらも、自分も生き続けていきたいと改めて思う。
本著のエッセイ部分では、ゆとり教育では正岡子規は生まれなかったと批判したり、苦節を味わ時に酒が救ってくれたりしたこと、禁煙への反発など、人間の弱い部分もわかりつつ自由に生きてきたような雰囲気が伺われ、すっきりするところがある。新成人に少し言っておくとして、8項目を上げているのだが、エッセンスになっていると思うので(p155)、以下、短く引用する。
1.すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなる。
2.金をすべての価値基準にするな。
3.自分だけが良ければいいと考えるな。
4.世界を見ろ。
5.キリスト教、イスラム教、仏教を学んでおくとだ。そこに今の世界観の出発点がおうおうにしてある。
6.他人を見てくれで判断するな。自分の身形は清潔にしておけ。
7.(酒で)乱れるな。愚痴るな。品の良い酒を覚えろ。
8.周囲の人を大切にしろ。家族、友、恩師…
著者はひとつぐらい実行せよと書くが、さて、どれぐらいできているだろうか。
{1/23-2/9読了、記入は2/11}
2012-01-28 『お父ちゃんのゲゲゲな毎日』 水木悦子 著
■[歴史]お父ちゃんのゲゲゲな毎日

- 作者: 水木悦子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/12
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イトツとイカルという漫画家・水木しげるさんの両親がでてくるし、放送されていた朝のドラマ「ゲゲゲの女房」を思い出しつつ、懐かしく読ませて戴いた。ドラマも面白かったけど、それはこの主人公というか漫画家のキャラクタの面白さが反映しているのかも知れない。
歯槽膿漏で歯が臭かったとい話(p100)や、
「タダ虫うどん」の店(p133)のエピソードなど、知らない話もあった。
一方、『総員玉砕せよ』は99%事実と語るしげるさんの思いにも、触れることができた。だから分野は「歴史」にしておく・・
{1/27〜28読了、記入は29}
2012-01-27 『リアル鬼ごっこ』 山田悠介 著
■[小説]リアル鬼ごっこ

- 作者: 山田悠介
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2004/04
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こんな王様や、佐藤という名前の人を抹殺していくゲームなんてありえないと思いながら、親友が目の前で撃たれ、久しぶりに再開した妹も捕まり、追い詰められていく心理というのは、それこそリアルだ。
あとがきでダ・ヴィンチの横里隆編集長が書いているように、非日常に放り込まれた主人公の翼にシンクロしながらも、命をかけた鬼ごっこが何も特別なことじゃなくて、現実の世界も不条理な物事であふれていることを教えてくれる→「足元の床が突然抜け落ちるリアルな恐怖」(p308)を味あわせてくれるということか。
それにしても許されない話ではあるが、怖かった・・映画は録画してあるのだが、まだ見ていない・・見る前に原作を読んでおきたいと思って手に取ったのだが、実写映画だともっと怖いのだろうか?
{1/24〜27読了、記入は28}
2012-01-23 『人事部は見ている』 楠木新 著
■[職場]人事部は見ている

- 作者: 楠木新
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/06/16
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人事評価、人事異動について、あまり考えたことはなかったが、この本を読んで、仕組みがなるほどと思う部分が多々あった。また、自分のことを3割高く評価する傾向があり、評価や異動に満足しているのは3割程度というのも、その通りだろう。さらに、徐々に人と人とのつながりの中で決まっていくというのも、どの会社でも一緒なのかも知れない。
p81:大企業、中小企業の人事担当者は、「企画立案・推進力」や「情報収集力」、さらに「情報発信力」が重要だと考えている。
p99:職能資格制度、職務主義、目標管理制度、コンピテンシーなどの評価制度のどこに正解があって、それを導入すればうまくいくなんていう方策はないことが分かってくる。
p120:大企業における課長クラス以上の「出世の条件」を私なりに一言で表現すると、「(結果的に)エラくなる人と長く一緒にやれる能力」ということになる。
p126:(社内調整でよく語られるフレーズ)
「(役員・上司の誰某には)きちんと説明したか」
「(役員・上司の誰某は)どう言っている?」
「(そんな話が進んでいることを)俺は聞いていない」
誰もが満足する人事というのは、相当難しいということが、よくわかった。
{1/14〜23読了、記入は26}
2012-01-21 『どうしたら「デキる男」に見えますか?』 岩井結美子 著
■[心理]どうしたら「デキる男」に見えますか?

どうしたら「デキる男」に見えますか? - 印象戦略30のノウハウ (中公新書ラクレ)
- 作者: 岩井結美子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/04/08
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ファッションなど普段あまりに気にしていないので、ちょっと手に取ってみる。
色をそろえること、ネクタイの色と柄、どうも基本的なところができていないと自覚する。
メールの書き方で、お礼、主旨、気持ち、結び(p161)という要素は確かに必要だろう。
全部意識するのはどうもめんどくさそうで、ただ、気持ちよく仕事をするには、こうしたことを頭の片隅に置いておいた方が良いとは思う。
ま、中身がなければ、見えても仕方ない、というところがあるのかな。
{1/21読了、記入}
2012-01-14 『知らないと恥をかく世界の大問題』 池上彰 著
■[社会]知らないと恥をかく世界の大問題

- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2009/11
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サブプライムローンから小泉改革・政権交代まで、わかりやすく解説しており、著者のテレビ番組の視聴率が高くなるのも頷ける。一方、3年前の10月に出版されただけに、政権交代と鳩山政権への期待も読み取れる。八ッ場ダムへの対応など、形が次々と変わっていく中で、なかなか評価が難しい問題を、“個人的”という断りを入れて、たとえば郵政民営化への賛意などを示すところなど、きちっと主張しているところもうまいと思う。
ブッシュからオバマ米大統領の期待もあった時期であることも反映している内容だが、こちらも状況がかわり、単に小さな政府vs大きな政府 の対決構図になるのか、よく見ておく必要があるということだろう。
最後の方で、ケネディ米大統領の有名な言葉「国が何をしてくれるかではなく、国のために何ができるかを問え」を引用して、頼らず自立した個人になること、真の豊かさとは何だろうと考えること、個人個人の本当の生きがいをみつけるチャンスは、今こそある(p180)という基本は、今も変わらない。
{1/11-14読了、記入は同日}
2012-01-10 『いい言葉は、いい人生をつくる』 斎藤茂太 著
■[生き方]いい言葉は、いい人生をつくる

いい言葉は、いい人生をつくる―いつも私は「言葉の力」を味方にしてきた (成美文庫)
- 作者: 斎藤茂太
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2005/01
- メディア: 文庫
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年末年始の忙しさにかまけて、ようやく読み終わった本の記録をアップできる。
ちょうど、テレビドラマの「とんび」の後半の放送が終わり、内容を思い出しつつ、正直泣いた。
出版社の入社試験で書いた作文「父の嘘」に出てくる和尚の言葉、みなに支えられ育てられたという趣旨は、いまのような時代だからこそ、かみしめたいと思った。
この本でも冒頭出てくるひとこと、厳しい時代にあって「そんな中でも日々、起こることを楽しんでしまえる力。それこそ、人生を成功させる原動力なのではないだろうか」「人生、楽しくなくては生きる意味がない」(p5〜p6)というのは、大切だと思う。
本著では、夢を持つことの大切さや、腹が立つ時にはメモにしておく「はらたち日記」、クレームにこそありがとうという、など、著者の生き方の工夫が垣間見える。偉人たちの名言が、生き方の知恵と共に紹介される。前にも記録したかも知れないが、山本五十六連合艦隊司令長官の「やってみて、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」という言葉(p67)が、今のような立場になると、何度も呼び起こす必要がありそうだ。
また、銀婚式の日に妻に贈った感謝状というのも、なかなかなアイディア。詩人・谷川俊太郎の『
長い間、一緒に暮らして、その間に芽生える感情こそが「愛」』(p216)の章で紹介しているのだが、「あなたは25年の長きにわたり、時にやさしく、時にはアシュラの如き夫に仕え、・・・わが家を今日まで大過なく保ち来たりし功績は相当のものである。よって心からの愛情をもって表彰する」
こんなことが、自分にできるかどうかと、年始から自問する。
{12/27ー1/10読了、記入は1/14}
2011-12-26 『報道現場』 朝日新聞ジャーナリスト学校 他編
■[メディア]報道現場

- 作者: 朝日新聞社ジャーナリスト学校,慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所,慶応義塾大学新聞研究所=,慶大新聞研究所=,慶大メディアコミュニケーション研究所=
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2010/07
- メディア: 単行本
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ジャーナリズムの値する報道について、その経緯や背景を担当者が語っている。
今のメディア状況を知るには参考になる一冊。
p127〜「調査報道の社会史」より、反射神経的な取材に埋没してしまうのか?
1.取材現場のゆとりのなさ
2.指揮官たるデスクの調査報道に対するマインドの欠如
3.若い記者たちの取材力不足と問題意識の希薄さ
4.取材ノウハウの継承の難しさ
5.記者クラブ中心の取材態勢
p132「ジャーナリストをめざす人は、それぞれ、一人ひとりが持っている個性や独自の視点を大事にしてほしいと思います。それは、そのジャーナリストでなければできない取材というものが必ずあるからです。ジャーナリスト以外の仕事をする人でも、根っこの部分では同じものが求められていると恩顧います。
{12/26読了、記入同日}
2011-12-23 『「また会いたい」と思われる人の38のルール』 吉原珠央 著
■[生き方]「また会いたい」と思われる人の38のルール

- 作者: 吉原珠央
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/10/07
- メディア: 単行本
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いろいろな出会いがあるけど、どこまで肩書きではなく、また会いたいと思えるのか、反省することが多い。
著者はまず、ルールの軸は「反応」であり、「反応が良い」ことが人生を決めるとまでいい、これが第一のルールになっている。そしてラストは、好かれようとするのはやめて、「必要とされる人」になろうという内容で、38すべては意識できないから、まずはこの二つを頭に入れておきたい。
このほか、なるほどと思ったルールは、
□3K「感謝・感動・関心」を伝える達人になること(p30)
□よい表情は口角を最低5ミリあげ、さらに30%の力を入れる(p109)最低3秒の足元チェック(p136)など外形的なところ。スーツのほつれや靴下の穴などあまり気にしない方ではあるのだが、それではダメなようだ。
□「ゆるゆる作戦」で心に余裕(p169)と愚痴をいうあいてには視点を変えてほめてかわす(p192)など、心の持ち方。なかなか余裕が持てないのが悲しい。
最近、会話をしていて、相手の名前を覚えられないことも多いが、この本にあるように、会話がスタートしてから1分以内に相手の情報を最低3つはキャッチとか、相手の名前をどんどん使う(p209)、ということぐらいは、意識してやったほうがいいとも思う。
いそがしさにかまけて、基本ができていないと反省すること多い。ノウハウ本には賛否両論あるとは思うけど、自分を振り返るには、たまに読むことも有益だと思った。
ただ、クリスマスイブに書きこむ内容ではないかもしれないけど・・
{12/19-23読了、記入は24}
2011-12-19 『日本人の誇り』 藤原正彦 著
■[歴史]日本人の誇り

- 作者: 藤原 正彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/04/19
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数学の偉人についての本は洞察鋭く感動したが、保守系論客として理性的な論文ならまだしも、ここまで自己主張をされると、逆に引いてしまうのはなぜだろう。
「新聞を初めメディアをリードするのは昔も今もほぼすべて、物事を斜めから見て自己懐疑へと持ち込む文系知識人なのです」(p46)という一文には、数学的な論理さえ感じない。せっかくすばらしい知性を、もっと有効に活用していただきたいと思った。
{12/18ー19読了、記入は24}
2011-12-10 『ツイッター社会進化論』 金正則 著
■[メディア]ツイッター社会進化論

1万人市場調査で読み解く ツイッター社会進化論 (朝日新書)
- 作者: 金正則
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/10/13
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たまごっちやセカンドライフなど、一時的流行でいまは注目されなくなったサービスがあるが、ツイッターはどうなのか、1万人の市場調査をもとに分析を進めていくとともに、代表的な企業や人を紹介していく。
印象に残ったのは、情報の賞味期限が6分というところ。(p198)そして、コピペで同じ事を流してもダメというところ。お客様とお店の人がいい関係を築いたり保ったりするためのツールで、「おもしろい」と思ってもらう、存在感を出せばきっとお客様はついてくれる。あきらめないで続けていけば、2〜3年後、確実に手応えがあるはず(p202)という最後のあたりのところか。
フェースブックもでてきたけど、ツイッターはまだまださまざまな情報のハブとして、活用されれることになりそうだ。
{12/3-10読了、記入は24}
2011-12-02 『日本国債』 幸田真音 著
■[小説]日本国債

- 作者: 幸田真音
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/11/28
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- 作者: 幸田真音
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/11/28
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文庫本の下巻解説で、故・児玉清さんが読みたかったフィナンシャル・スリラーの書き手として著者を絶賛しているように、確かに面白い。
また、テーマとしての財政再建を考えた場合に、この『国債』をどうするのかは避けて通れない問題だと警鐘を鳴らし、海外でも紹介されたと著者は書いているが、まさに未だにこの問題は解決していない。
著者が、主人公の朝倉多希さんにディーラーとしての思いを語らせた言葉「日本国債の発行が、日本が将来に先送りするツケなのだとしたら、そのツケを払わされるのは、次代の日本を担ういまの子供たちである。その子供たちのためにも、多希はじっとこの国債市場を見据え、行く末を見届けていかなければならないのだ」(p310)という本質は、何ら変わっていない。
それにしても国債のシステムというのは、わかるようでわからない。そもそも金融関係の”市場”とあまり縁のない世界にいて、ただ、国の財政や借金のことなど考えるためには、ある程度は理解をしておかないといけないと思った。
{11/24〜12/2読了、記入は3日}
2011-11-26 『140文字でわかるツイッター入門』 篠田ヒロシ 著
■[メディア]140文字でわかるツイッター入門

- 作者: 篠田ヒロシ,丸山弘詩
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2010/01/14
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きわめて簡単な入門書で、「いちばんやさしい」というのはそうかもしれない。
やっていない人に説明するには、本著の用語が参考になる。
p10:ツイッターは、ユーザーがつぶやきをそれぞれ投稿することで、コミュニケーションするサービス
p12:フォローとは、ひとことで言うと「追っかけ」
p88:リツィートとは、他のユーザーのつぶやきを改めて投稿すること
ランキングにTWITTER日本語ランキング というのがある。
なお、
ツイッター・パーフェクトガイド Twitter Perfect Guide. (INFOREST MOOK)
- 出版社/メーカー: インフォレスト
- 発売日: 2009/11/17
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の方には、さまざまなクライアントの使い方や有名人などが紹介されていたが、読み切れず・・
{11/26読了、記入は12/27}
2011-11-23 『贄門島』(上下) 内田康夫 著
■[小説]贄門島

- 作者: 内田康夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/08
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- 作者: 内田康夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/08
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その土地を楽しく知るには、西村さんや京都なら山村さんなど、ご当地の推理小説を読むのが一番、というわけで、久しぶりにこの著者の千葉・房総を舞台にした本著を手に取る。
仁右衛門島から着想を得て、著者が「社会派的傾向の作品の一つの到達点として記念碑的な」というように、この本の中には、背景として北朝鮮の不審船問題や拉致問題、オウム事件と破防法の対応などが出てくる。「北方四島を食い物にした、あのいかにも風采の上がらない小男でさえ」(下巻p160)なんていう表現は、某代議士のことをすぐに思い起こしてしまうぐらい皮肉を込めているのだろう。
美瀬島という鎖国が続いているかのような島を設定し、天羽紗枝子(あまは・さえこ)という魅力的な女性をヒロインにして、点を線に結び、謎が次々膨らみながら解決していくストーリーの面白さは、さすがというしかない。浅見光彦シリーズの中でも、印象に残る作品になっていると思う。
最近は本を読む時間が少なくなっていたが、この本は先のストーリーが読みたくなって、勤労感謝の日にドリンクバーでコーヒーを味わいながら、結末まで最後は一気に読んでしまった。
{11/13-23読了、記入も同日}
2011-11-13 『きびしい時代を生きぬく力』 香山リカ&江川紹子 著
■[生き方]厳しい時代を生きぬく力
![[生き方]厳しい時代を生きぬく力のブックマークコメント [生き方]厳しい時代を生きぬく力のブックマークコメント](http://r.hatena.ne.jp/images/popup.gif)
- 作者: 香山リカ,江川紹子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/02/09
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勝間和代さんvs香山リカさんの対比が言われるが、やはりどちらかというと、香山さん的な生き方のほうが、いいような気がする。自分を信じて、当たり前の感覚で、自己否定に陥ることなく、どっかりと腰をすえて考える方がいい。
江川紹子さんは、このブックレットの中では、無罪になった厚労省の村木厚子さんと、アフガンから解放された常岡浩介さんの二人をとりあげ、極限状況の中で生き続ける強さに迫る。共通点は小見出しで5つ。
1.楽しみを見つける
2.無理に勝とうとしない
3.強いプロ意識
4.自分を見る客観的な視点を見失わない
5.人間関係をつくっていく力
最後に二人の対談:生きる意味〜人間として尊重される社会をめざして、というタイトルで趣旨を物語ってる。香山さんが指摘する「努力病」「向上病」という成果をあげるという考え方は、組織においては数値目標とその達成による評価が求められ続けている。そうすると、休むことや立ち止まることが悪いことになってしまい個人として悩むというのは、当然のことのように思う。あらゆることは無駄は削減して効率良くやるということになって、人としての生き方が失われていく・・チャップリンのモダンタイムスは、今、心のなかでさらに広がっているということか。
{〜11/13読了、同日記入}
2011-11-11 『余命』 谷村志穂 著
■[小説] 余命

- 作者: 谷村志穂
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/11/27
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主人公の女医・百田滴(ももた・しずく)さんの強さと、主夫に徹していた良介さんの優しさが胸にしみる。読みながら圧倒され、感極まるところがあった。
ほぼ同世代の作家で、何かを以前に読んでいると思うのだけど、思い出せない。
妻と夫のメールのやりとりなど、自分のところにも引きつけて考えてしまう。
ミヒャエル・エンデの「モモ」の引用や、奄美の鶏飯などは懐かしさを覚えた。
この本を読んだあと、しばらくは、相方に優しくしようかという気持ちにもなる。良い効果あり。
p67:モモは、本当は、時間泥棒から盗まれた時間を人間に返してくれる女の子なのだ・時間どろぼうーー。病気というものは、間違いなく時間どろぼうだ。
p128:年を取ってから・・・。年を取れるなら、何だってする。
p223:今が人生で一番友人たちに支えられていることを痛感する。
{〜11/11読了。記入は13日}

