大阪地検特捜部検事に因って作為された＜誣告、偽造、捏造＞を素にした、でっち上げ事件の露見、所謂、村木厚子女史に被せた冤罪事件を作り上げた、元特捜部主任検事に対する起訴と懲戒免職処分の執行に加え、当該検事に因る犯罪行為を秘匿し、且つ、隠蔽したとの廉で起訴された元上司、並びに、元関係者等に対する処分が、今般、司法省に因って為され公告されたが、これもまた種々の疑問を残すもの、勿論、処分内容そのものに対してではなく、処分に至る過程等々に対しての疑問が残るのである。
即ち、実行犯とされる元検事を除いての処分が、所謂、何処まで拡大するかは判らぬが、組織関係者全体に対する内的処分がズルズルと先延ばしにされたり、当該事件に関わる職掌組織としての実行犯（前田元検事）との関わりが、白日の下に晒される事に疑問を有するものでは毛頭ないが、元検事の直属の上司とされる主体者二名に対する起訴等を以って事件終結の最大山場と為し、当該二名の近間に居た元関係者に対する処分とを併せて司法府内部の実質的終結宣言とする何ぞは拙速にも過ぎるもの、即ち、「秘匿」と云う、罪刑法定主義の特定を以って起訴された元上司二名が、斯かる「秘匿」そのものを全面的に否定して徹底的に争うとの言が洩れ伝わる以上、既に勝負有り、裁判に於いての司法府に因る一連の判断は悉くが打ち砕かれることとなり、国家の敗訴は略確定的ともなるからである。
「秘匿」と云う罪刑を以ってする起訴に対して、被疑者二名が徹底的に争う事を宣言したと云う事は、犯罪者や罪そのものを覆い隠し、若しくは匿うと云う、明確なる作為性の立証が必要で、逆に、作為無きことが被疑者から立証されれば刑を執行させる判決の言い渡しなど不能、とはなるからである。法廷に限ってその様な判断は下せないだろうとの思いが在るとすれば大間違い、結果としての秘匿紛いの行為ではあっても、秘匿すると云う作為性、乃至、認識が無ければ、即ち、其れが証明されなければ、有罪の判断は下せずに無罪放免、最終審へと縺れ込んだにせよ判断は変わらずのもの、原状復帰を求められるだけと相成るのである。
当該事件こそ、前田被告に対する事件性格と同様の罪刑を以って、即ち、「共同正犯」の二名として訴追すべきが、法に則る道であり条理ではあったろう。斯かる一件落着の、即ち、起訴と処分、乃至、関係吏員の身の処し方等を以って終結宣言としたかったのであろう司法権、とんでもない条理無き裁断の宣言を為したものである。
不条理を以ってする当該事象はまさしく氷山の一角にしか過ぎずのもので、よしんば、村木厚子女史に関わる地検総掛かりのでっち上げの不条理が、事件や事象として露見、乃至、露呈していなければ、何事も無き普段の唯我独尊状態は今もなお検察官に因って延々と維持され続けられていたで在ろうし、即ち、元主任検事も、副部長も部長もまた、社会正義の顕現者として指揮棒を余すことなく揮い、まつろわぬ者に対しては罪有りし者として貶め、あまつさえ、現在の共産党主導下に置かれた漢民族中国の様に、有罪の乱発を以って、須らくの非選良民は此れからも陸続として忌避され、刑に処せられる嵌めに陥る事にもなるのだろう。
村木厚子女史事件に限らず、菅家和利氏事件に限らず、また、鈴木宗男事件や、狭山事件で今もなお苦しみ続ける石川事件に限らぬ、其れは、あの日本を駄目にした藤原一族が、日本国家を実質的に乗っ取ってからの千三百数十年と云うもの、日本社会に於ける不条理発生の常態とさえしているもので、所謂、政敵に対しては貶めを以って抹殺し、弱き者に対しては高飛車を以って接し、眼鏡に適わなければ罪を擦り付けて投獄、自由、財産等の諸権利や人権を無謀にも剥奪、強き者に対しては、異人に対してであろうと無条件に平伏し、ご無理ご尤もを権力維持の便法と為し、国家社会制圧の真髄として来た彼等選良民の藤原一族と其の末裔たち、今般の処分発表にもまた斯かる不条理に塗れた権力性格が垣間見えるのである。
日本民族が住まいし日本列島を、天皇家の陰に隠れ、国家権力を実質掌握したことで、千三百数十年にも亘って自由自在、且つ、思いの侭に総じての列島民を操り、力を以って牛耳って来た藤原一族と其の末裔達、時代に於ける権力執行の変遷、並びに、強弱こそ在れど、紛う事なく途切れ無き権力を執行し続けた彼等、彼の韓半島を唐と新羅の連合軍に追われて敗残の後、韓半島の片割れの地であった「ヤマト」に拠点を移し、消滅せし百済国の再興を期した（百済国王子）豊璋、其の末裔は今、「日本」と云う国家名に百済国を投影して、脈々と其の血と形を受け繋いでいるのである。
だが、哀しい哉、百済国王子豊璋の血は、子の藤原不比等の時代に、不比等の手によって排他性を帯びた世襲の下に置かれ、爾来、現代に至る迄、血の濃さのみをして正統なる藤原一族、即ち、百済国末裔の存在と看做し、世襲的第三帝国官僚政府の長として日本国に君臨し続け、再び、漢民族中国の下に組み敷かれ、若しくは、シオニストユダヤ系大財閥資本家群の下に排除され様としているのである。基より、排除される事を忌み嫌う藤原一族の末裔達、米国にもの申し、漢民族中国に条理を説き伏せ得る小澤一郎氏の存在は、蓋し、憂いるべき存在、伝家の宝刀司法権を濫用してでも小澤一郎氏の排除は最大の課題ではあるのだ。
我ら道々の民は、誤りし歴史を学ばされ続けて今日にまで至るのだが、誤れる日本の歴史を提供し続けたのは誰在ろう、時の権力者であり、今に至る迄斯かる権力を欲しい侭にして掌握、揮い続けている権力者群と云う事にもなるが、斯かる権力者群の為に、捏造、偽造等を以って日本の歴史は改竄され続け、今もなお、正史として学ばされて来ているのだが、斯かる改竄の事実を隠蔽して来たのが他ならぬ御用学者であり御用史家、と云う事にはなる。
千三百四十五年の永きに亘り、勿論、其れ以前に遡る数千年、いや、数万年以上にも上る太古から、大陸と地続きの日本、若しくは、氷河期を越えての日本列島には、原日本人があちこちに散在し住まっていた事は、考古学の進展に拠っても知られている事実だが、紛う事無き国家権力を欲しい侭にし、道々の民の無学に在る事を幸として日本民族史を立ち上げたのは、千三百四十五年前に遡る藤原鎌足に因る、蘇我氏一族の排除を目的とした乱の企てと成功以降に成立するもの、初期目的を達成した彼等は「天皇家」を隠れ蓑に、厚いベールに覆われる事と相成る院政を敷き、実体的国家権力の司りを、千三百四十五年後の今もなお営々と、宮内庁を其の司令塔として置き、第三帝国官僚政府を組み立てて担い続けてもいるのである。
”万世一系男子を以って皇室の長と為す”の天皇家の皇統系譜を定める令は、一夫一婦制の採用を以って男子誕生の危うさのみが叫ばれ、過去二代に亘って、我ら道々の民の中から御妃が選ばれて夫々に入内召されたのだが、藤原家の血の皇室への影響が途絶えるとして懸念したのは云う迄もなく、今もなお彼等は、其の血を繋ぐべくの姦策を様々に凝らしてもいる事は容易に見て取れる事である。
我ら道々の民の長で在られる今上天皇、並びに、天皇家をして、日本民族の象徴以上の御存在として仰ぎ、藤原一族の末裔や藤原一族が主と仰ぐシオニスト米国の影響をも排除、不条理なる常態からの解放が重大なる民族課題なのだが、此れを成し遂げ得る政治家は小澤一郎氏を措いて他には無く、基より、多くの為政者が靖国神社への参拝は出来ても、藤原一族の末裔に因る現下の不条理状態を壊滅させる等は、無知を以ってする能力からして到底無理のもの、道々の民は、真実の歴史をこそ喫緊の事態としても学ばなければならないのである。
今、検察自らが起こした犯罪を、省内処分と公判での判断を以って手仕舞いにさせようとしている様だが、トカゲの尻尾切りでの一件落着は、鈴木宗男氏事件や、現下の小澤一郎氏に対する、様々な権力の濫用等からも、赦される訳も無かろう。
