自民党,「最後の聖戦」に向けて背水の陣


注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。



崩壊寸前とまで言われている自民党が,8月30日の衆院選に向けてなりふり構わぬ動きを始めており,民主党が神経を尖らせている。


深夜にたむろする若者を排除するために,都内の一部公園で導入が始まった「モスキート音発生装置」を製造している都内メーカーが35,000セットもの大量発注を受けたのは7月23日。
発注者は何と自由民主党だ。
このメーカーの営業担当者は「8月29日までに納入してくれと要求されているが,とても生産が追いつかない」とうれしい悲鳴を上げている。

このモスキート音発生装置は,一定の年齢層以下の人間にしか聞こえない波長の不快音を発生させることで,若者を装置の周辺から排除することを狙った装置。

前出の担当者は「自民党がどういう目的で使用するかは全然分からない」と首を振るが,この発注情報をつかんだ民主党サイドは「民主党支持率が高い20代の有権者を投票所周辺から排除しようとしているのではないか」と推測,自民党に対して購入理由と購入財源の出所を明らかにするよう要求している。

また,この装置はモスキート音でメッセージ(たとえば候補者名)を流すことで,直接この音を聞き取れない中高年の有権者に対して,一種のサブリミナル効果を発揮する可能性があるとも指摘されている。

選挙戦のあり方を根本から崩しかねないこの装置をめぐる議論の帰趨は不透明だ。



今後続出が見込まれる自民党からの離党を見込んで,新たな候補者探しも急ピッチで進んでいる。

27日,細田幹事長と古賀選対本部長が揃って訪れたのは名古屋市。26日に千秋楽を迎えた大相撲名古屋場所で遠征中の各相撲部屋を手分けして回り,今場所限りで引退・廃業を決意した力士らに片っ端から声をかけて歩いている模様だ。

関係者によれば,自民党内では「与野党が拮抗する委員会では強行採決や乱闘が増えることが確実。人数では無理でも,重量ベースでは過半数を確保して乱闘を有利に進めるべき」という議論がなされており,1人で優に100?を超える力士はまさにうってつけの候補というわけだ。

運よくこれらの力士が続々当選すると,狭い議席に巨漢たちがギュウギュウ詰めで座る光景衆議院の新たな名物になりそうだ。



29日に発表された,38ページにおよぶ自民党マニフェストの最後にひっそりと盛り込まれたのが,公約No.56「麻生首相は3年以内に,漢字検定1級に合格します」というもの。

漢字の読み間違いを散々批判されたことを受けての公約であるが,通常であればマニフェストに盛り込むことなど考えられない項目だ。

しかし,自民党内では「もう落ちるところまで落ちた。後は,サントリー鳥井信治郎『やってみなはれ』精神で何でも盛り込んでみよう」という機運が高まったこともあり,あっさり決まったものだ。

これに案の定飛びついたのが民主党。早速「あれだけ問題のある漢検を首相が受験することを公約にするとは世も末だ」と,鳩山代表らが街頭演説で強烈な批判を繰り返した。

ところが,全国500万人とも言われる「漢検ファン」達がこの演説に猛烈に反発。漢検を馬鹿にした民主党は許せない」などとする抗議が全国から殺到,この影響を受けたのか,共同通信社が緊急実施した世論調査速報によれば,民主党の支持率が急落,自民・民主とも26%で並ぶという結果が出ている。

こうした結果に,永田町界隈では今回の件は自民党が仕掛けた巧妙なトラップに民主党がまんまと引っ掛かったのでは」とする見方が出ている。



虚実入り乱れる選挙戦が続く今年の8月は,何を信用すればいいのか分からない,不安な夏になりそうだ。