778. 週刊少年ジャンプ - 13号

新連載2本、ONE PIECEBLEACH武装錬金HUNTER×HUNTERと、久々に全てが結集しました。ここにスティール・ボール・ランが混ざれば240円でも良かったです。しかし来週からはDEATH NOTEが欠番なので、つかの間の集結ですね。そうまでして読み切り枠が必要かとヤキモキした気分になります。

今回は『770. WJ感想サイト管理人にありがちな光景』より「3. 各漫画に抱くありがちな光景」をオマケ収録いたします。感想主泣かせなネタ山盛りです。しかし各サイト、こうした感想傾向が表れやすいのでは? と思って感想を読み回ると面白いかもです。

表紙
 ONE PIECEこち亀のW表紙。両主人公ともよく見るデフォ表情で、表紙にしては映えない。ここんとこ変わり種の表紙が続き、目が肥えていたのかも? 連載1400回記念もコミック一億冊突破もとんでもない記録だけに、平凡な表紙に終わったのはすこーし残念でした。
一億冊突破ポスター
 表紙が平凡と思ったら、中身のポスターは凝ってました。各キャラの衣装が実にエレガントなデザインで、どれも目を引きます。こちらを表紙にした方がWJの売り上げの売り上げも伸びたんじゃないかな?
十二傑大賞選考過程を大解剖(P.102)
 以前から気になっていた十二傑大賞の選考法が写真入りで紹介されてました。選考は三段階、第一選考の下読みは複数人、最終選考は会議レベル。下読みは「複数の目を通して偏りなく」とあるけど、具体的に何十人くらいが評価してるんだろ? 最終選考にかける時間も具体的に知りたいところ。12月の大賞「斬」が15号で掲載。この特集を読んだ後だとなおさら興味が沸きます。
アイシールド21アニメ化情報
 セナとまもり姉には実年齢の声優を用意したにも関わらず、ヒル魔役はロンブー田村? 空気が合わないってそれ…。そもそもヒル魔は、演技派な人が声あてないと危なっかしい気が。アニメを見ないから興味が湧かないけど、ICファンにはショックなニュースじゃないかなァ。

健闘枠: ONE PIECE DEATH NOTE
特集枠: Waqwaq

こちら葛飾区亀有公園前派出所」は方言ネタが出ると無難に感想を終えられてお徳だけど非常にムカつく

記念作品のお約束、両さん回想物語。良い話で無駄なくそつなく纏まりよい脚本なのは納得。でもこれ、そもそも主人公が両さんじゃなくてもいい。回想の度に新しい出会いが続々登場して、いつも違和感あり。いっそ読み切りで主人公の少年を描いた方が、偏見無く観察できて良い具合に感動できたのでは、って気さえする。

昔懐かしのネタ紹介は切れ味良し。東京下町文化を紹介する心意気は今も健在。これだけ下町を愛する表現できるんだから、他県他府にも愛と誠実と真実味ある描写をお願いしたい。あ、方言だけじゃなく地域ネタでも感想できてお徳だ。

2(-) : ONE PIECE

ONE PIECE」でパンダマンを見つけると無性に嬉しいけど、文章で表現するのが難しく結局言及できない

フランキー回想編も佳境か。現時点まで、ロビンとパウリー(SnowSwallow的にイチオシ仲間候補)のエピソードが清々しいまでにスルー。アイスバーグ回想の存在をまじまじと予感させます。フランキーとトム関連の伏線は割と消化され、予想の余地も狭まってきました。そこで今週は改めて、残る伏線の洗い出しもします。

バトルフランキー
バトルフランキーは目視できるだけで3号([3P3c]の最左船])から33号([5P6c]の右船)までを確認。CP5に相当量の戦艦を乗っ取られたことが伺えます。

超絶力持ちのトムさん
回想序盤トムさんは片腕で巨大船を投げ飛ばした。今週トムさんは手錠を引き千切ったけど、応えてご都合主義な読み方を避けるなら、トムの剛力あってこその演出だったと理由付けられる。

船大工の信念
それにしても熱かったのがトムのセリフ、行動、その職人魂。「船自体には善も悪もない」「作った船には責任を持て」「生みの親だけは船を愛せ」「造った船に胸を張れ」など名言コンボには大感動。トムの人格が幾度なく印象的に演出されたからこそ、今週の名言コンボは強烈な説得力を持ち、感動に厚みを与えたのでした。

「これから起こることに口を出すな絶対に…!!!」
フランキーがCP9と戦闘中、一瞬回想したワンカットがここに繋がる。あのカットはいわば作者が『ここ一番の見所』を示唆する信号。よって次週は回想の幕引き、あるいは幕引きに近い結末が用意されていると思われます。

CP5スパンダムの謀略まとめ
CP5が前話〜今話に行ったことを総まとめ。

  1. トムから「プルトンの設計図」を取り調べるため、トムの身柄を独占確保したい
  2. トムの弟子フランキーが造船した「バトルフランキー」の存在を知る
  3. 「バトルフランキー」の戦艦群で司法船を襲う
  4. 戦艦群を岸に寄せ、トムを誘い込む
  5. トム(とアイスバーグ)をバトルフランキーに搭乗させる
  6. 別のバトルフランキーでトムの乗る戦艦を撃破
  7. 「バトルフランキー」に搭乗したトム(&その一味)が司法戦を襲ったと見せかける
  8. CP5がトムの身柄を確保すると約束
    • ※既にトムの手には設計図がない
    • アイスバーグとフランキーも拘束

残る伏線
伏線は思いつくだけ挙げましたが、まだまだ抜けてそうです。当たりそうにない予想もしておきます。現時点では情報不足なことが多い…。現状はまだまだW7編中盤ってコトかな。

  • ココロが駅長を務める理由
    • トムの意志を継いだだけ?
  • ココロの孫娘チムニーの両親は誰か
    • 情報不足
  • ココロの夫は誰か(トムではないのか?)
    • チムニーの姿が魚人の特徴を継いでない→夫はトムではない?
    • 二世代前の魚人の血は容姿に影響しない設定?→夫はトムの可能性
  • チムニーのペット、猫(ウサギ)の存在
    • 単なるペットの可能性もあるけれど…
    • 実はここに設計図を隠してました。
  • 大蛙ヨコヅナが海列車に挑む理由
    • (以前の予想)トムが海列車でエニエス・ロビーに連行される→トムを連れ去った海列車を止めようとしている
    • トムは次週にも死にそうですね、分からなくなりました。
  • フランキーの2億ベリーの使い道
  • フランキーがサイボーグな理由
    • 次週、戦艦の責任を感じ、トムさんを止めて(庇って)重傷か
  • アイスバーグとパウリーの出会い
  • フランキーとモズ&キウイ、兄弟達との出会い
    • これはわざわざ描写されなさそう…
  • パウリーだけが知るアイスバーグの苦悩
    • パウリー仲間伏線となる重要エピソードと期待
  • オハラ事件
    • トムとロビンが接触したもこの事件のはず
  • ウォーターセブンが年々沈下している理由
    • 海列車の必然性を語るだけの単なる設定だった?
    • これを追及するのは深読みしすぎ?
  • 「仮面の祭り」の由来
    • CP9の仮面演出に合わせたご都合設定だった?
    • W7沈下の理由と深く繋る予感がしたけどなぁ…

NARUTO-ナルト-」の女性キャラから異性を感じることが難しくて困ってる

わずか一話で、これほどの知略戦を表現するとは恐れ入りました。こうまで逆転の積み重ねを演出してくれると清々しい。しかしながら苦言を呈すると、たかが前哨戦の一話に与えるべき情報量が多すぎやしませんか? メイン読者であるはずの小学生層が展開に付いてきてるか気がかり。もちろん、情報少なすぎるとBLEACHみたいになる。情報量のバランス調整って難しいと思います。

概ね先週の予想通り、我愛羅と「…うん」の人、両者の新技披露&見せ場を基軸にしたバトルでした。我愛羅は二年半の成長を見せる必要があった。「…うん」の人は”暁”の最強さを演出する必要があった。両者の必要描写を効率よく消化するため、「…うん」の人の十八番と我愛羅の砂壁ガードをぶつけ合わせました。決め手が今話最初に帰結するトリックも格好いい。……つか『「…うん」の人』は早く名前を出してっ。感想書きにくいよー。

それから、我愛羅の心理変化まで言及するとは思ってもみなかったです。以前のナルトだったら回想で一話費したハズ。しかもいい話ですよ。弟の我愛羅に恐怖していたカンクロウ、いつの間にか我愛羅を認めてるし。番外編を経て、情報の凝縮能力が伸びたのか岸本先生、やるなあー。凝縮して小難しくなりすぎないかが心配だけど…。

新連載は、褒めるべきか叩くべきか、周囲の感想サイトの空気を伺ってしまう

ちなみにオレ、先週ネウロを褒め称え系感想で描いたんですが、周囲の感想は苦言系が多かったです。まあ、自分としては「従来の探偵モノと差別化を図った意図」を汲み取り、挑戦心を評価したかったんです。言い訳はこの程度で。

二話目にして気付いた。オレはネウロを視覚的センスで楽しんでしまってる。つまり事件や謎、伏線や人物の心情への興味より、芸術的な感心を寄せてしまう。ページをめくるたび「次はどんな演出か」「斬新なイラストが飛び出さないか」って期待ばかり膨らむ。この読み方はまるでボーボボその場その場の演劇を楽しんでる感覚。

さて本編は、推理モノに不可欠な情報入手戦を魔人的な能力で解決し、相変わらず前衛的です。挑戦的です。必要善をすっ飛ばします。しかしながら、ツッコミ所は満載だけどあえて突っ込まず、挑戦的という言葉一つで全てを片づけ早期に納得してしまおう。ネウロを適切に読む手立てなのでは?と感じます。

5(-) : BLEACH

BLEACH」を「勢いを持ち込みすぎるバトル漫画」の代名詞として使ってしまう

あまりに長い間隊長格のバトルばかり続いたため、今週のこの人達、過去にどんな行動してて、現在どんな立場なのかさっぱりお手上げ。オレはBLEACH勢いを持ち込みすぎる感想をしすぎたようです、反省。勉強してきます…。

いや! こういう時こそ妄想力を働かせるのだ!

吉良と市丸、こいつら実は真の良い奴ら。松本が真犯人ね。雛森藍染隊長を失った被害者にして、実は無意識下に重要物件を目撃していた。遂に市丸刑事は目撃者・雛森接触日番谷クンは松本にまんまと騙された被害者だが、彼には名探偵の素質があった。松本が犯した唯一のミスは、日番谷クンを甘く見ていたことだったァッ! とか。痛いなぁこれ…。

銀魂」「ボボボーボ・ボーボボ」「ピューと吹く!ジャガー」のギャグ漫画は感想表現が鬼門

  • [2P3c] ビュティさん怖! なぜハンガーにマジ切れするんスか…
  • [2P4c] クイクイクイクイしすぎるガネメへっくん、先週に続きツボ。たまりません。
  • [3P3c] ダーク・ネクロス格好いいー!! これ、ニャンニャンアーマーより弱いの…?
  • [5P3c] 破天荒はどうしてコパッチに変身しないのか気になります。
  • [5P7c] 絶望くんシュールすぎ。
  • [7P1c] ガネメへっくん、ついに舌出してキモイ顔を披露。夜神月にキモさで勝て!
  • [7P6c] 納豆ネタ止めて下さい。
  • [9P7c] FC版ドラえもん、なっつかしいー! あの巨大タコ、倒さなくてもクリアできるパターンがあるんだよね。
  • [11P2c][11P3c] この間の取り方が絶品です。
  • [12P1c] もうオーラじゃないですよそれェーーー!!!
  • [15P6c] 怒んパッチのこの手のポーズ、見るたび真似したくなりますよね。くい。
  • [16P] 最後のサービスマンに全部もって行かれた。このタイミングで登場とは美味しすぎ。つか、途中で登場を狙ってたんだね…。出るタイミングが無かったんだね…。

アイシールド21」は腐女子が妄想を抱きそうな場面を分析をするのが楽しくて仕方ない

最後まで巨深の見せ場てんこ盛り。「アハハ小っちぇなぁ俺 今さらだけど…!」まさか小判鮫先輩に再び泣かされるとは…。巨深キャプテンが身長差を超越して器が『小っちぇ』で締めくくるセリフが巧妙。涙も十二分に誘います。

残り二秒で「タイムアウト」はヒル魔の作戦でした。最後はデビルバットダイブに託す、ギリギリの戦いです。「9回のHUTコール」は巨深だけでなく読者までをじりじり焦らすような演出ですね。セナが水町と筧に弾かれ、しかしその瞬間を小結がロケットタックル。先週感想で言及した「水町vs小結」の伏線も見事消化し、キレイに試合終了となりました。

8(4) : DEATH NOTE

DEATH NOTE」でコラネタを考え出すと本編そっちのけになってしまう

こちらで先行して感想しました。+コラネタその5。

9(6) : 銀魂

銀魂」「ボボボーボ・ボーボボ」「ピューと吹く!ジャガー」のギャグ漫画は感想表現が鬼門

  • [2P4c] 「雨の日まで傘さしてたらいつまでたっても空をおがめないネ」ってセリフがすごく詩的。小っちゃい神楽のセリフだから、その詩から童話的な印象を受けました。
  • [5P1c] 母が死んでからは迎えなくなったのか…。
  • [6P7c] ワキガ?
  • [7P3c] ロリコンとかポリゴン!? 言葉遊び上手すぎ。ポリゴンて言葉、なかなか発想しないよ。
  • [8P4c] 「ダメガネ てめっ 眼鏡割ってただのダメにしてやろーか!?」今週のMVP!
  • [11P2c] 銀さんは親子の関係が分からない。両親が居なかったのか? 結構重大な伏線発生ですね。
  • [12P1c] 「俺の中の船も出航するって!!」下ネタ大好きですねぇ!
  • [12P3c] 先週の予想通り登場しちゃったよこのバカ。
  • [14P1c] さんざん宝物言っといて「ガラクタ」て! 逆ギレでボケるパターン多いですよね。
  • [15P2c] 新八って16歳だったのォーー!?
  • [15P3c] こうした天丼ネタには滅法弱いです…。
  • [16P6c] 怒濤の泣かせシナリオへ。共鳴し合ってるんだよなぁキミら。
  • [19P4c] 怒濤の! 泣かせシナリオッ! うわぁぁぁ!!

10(5) : ユート

新連載は、褒めるべきか叩くべきか、周囲の感想サイトの空気を伺ってしまう

今週はICのアニメ化センターカラーに競り負け、せっかくの新連載プッシュも連載順「1→5→10」と下降線。感想は絶賛路線だけど、掲載順は思いの外するすると落下。掲載順の本領は次週からかな?

冒頭1Pまるまるの「ノーマル談義」は華麗にスルーするとして(←できてない)、まだまだゲージ溜め中。これを長すぎと読むか丁寧と読むか。今回想はいわゆる日本最強小学生(四年生)を決めるレース。いきなり全国大会やってるレベルだし、丁寧フォローで焦らして良いとは思う。掲載順は気になるが現状決して無駄はない。雄斗と和也のライバル性を深め、対称的な立場と状況説明、アイススケート題材のうんちくで話を広げ、二人が背負うものまでも語る。情報量はすごく多いのになかなか話が展開しないと感じさせるネーム力は、やはり偉大ではないでしょうか。

雄斗がノーマルに拘る理由は幼いが、この年齢なら分からないこともない。ここは感情移入より、雄斗の心の成長を見守りたい。重要な思い出場面だし、もっと大きく扱って良かったのでは?と疑問も溢れる。雄斗が初めて緊張する演出は熱い。ラスト2P「初めての本当の勝負かもしれない」監督語りが雄斗の心境を更に引き立てました。

家庭教師ヒットマンREBORN!」はキャラの無駄出しを言及すれば無難に感想を終えられてお徳

ギャグ漫画と理解しつつも「純粋な恐喝よ」ちっちゃいガキにこう言い切るビアンキは好きになれん。しかし「逃げなさい隼人!」で感情を露わにするビアンキは好感。嫌いになったり好きになったり忙しい。「ランキングせずにはいられないよ」占いにがっつくフゥ太の心理が女性的。タケシ兄&ハヤト兄という呼称もいつの間に。そんなフゥ太のあざとい設定が目立った印象。ヒバリさんは存在ごと消えたと思ったら、どうでも良い場面で唐突に登場。

「どっかに雪使おーよ!!!」「なんでこの人捕まらないのー!!?」などツナのツッコミは成長してますがそもそもそんな成長いらんがな! あっ、あれっ、今週は死ぬ気弾…言いっこなしです。

テニスの王子様」はテニス以外で楽しみを見いだそうと必死になりがち

だからどうして年寄りを狙う必要があるのー! じいさんを黙らせた時は縮地法の解説を遮断した理由だったけど、竜崎先生は無罪ですよ…。「これ以上の犠牲者はゴメンだよ──」テニスってそんなスポーツだっけか? 沖縄ダブルスのもう一人、見せてくれ顔を!

13(14) : HUNTER×HUNTER

一番最初に確認することは「HUNTER×HUNTER」休載告知、休載してもなおネタとして美味しい

ゴンが劣勢ながら緊張感に欠けたのは、ゴンにダメージが無い余裕さ故か。完全統率の二段攻撃を地形と風圧で逃げ場なし攻撃で打破する、その洞察力と機転は爽快感あった。しかし果たして、丸二話を注ぎ込み丁寧に知略戦した意味はあったのか。ゴンが成長したわけもなく、ゴンの潜在能力が王にバレただけ。能力バレフラグ立てるだけなら、蛇アントを膨らませるだけで良かった気が。今バトル、それなりに楽しめた一方で必要性は薄く、置いてけぼりを感じた。

14(16) : Mr.FULLSWING

Mr.FULLSWING」をスポーツ漫画と認めたくない一方で、ギャグパートより野球パートの方が絶対面白いと思ってる

先週由太郎の打った球の弾向は低HRはないと思ったけど、あの引きからまさかファールオチとは。この試合守備ミスを連発した猿野が最後に挽回して締めるオチはある程度予想できた。しかし、9回表に使ったばかりの振り逃げを再び使ったのも予想外。子津がスワローの高さを完全に調整できているのが功を奏しました。総じて素晴らしい試合でしたよ。次週からしばらくは野球以外のギャグパートか。素直に野球やってる方が面白いのになぁ…。

15(7) : D.Gray-man

D.gray-man」を叩きすぎると熱烈(神田)ファン達からの圧力が下りそうで恐怖に苛まれる

「D」「マナ」等アレンの謎はますます数を増すばかり。現状はスルー推奨か。ラビの属性攻撃「天火?地??水?木?」で、他は思いつく限り「雷闇風」、残る二つは何だろ。サブキャラのくせにこれ全部描写するつもりか問いたい。神田の「六幻 厄災招来」さえ全消化は怪しいのに、技が十個かよ! エリアーデはアクマがこの人格なのか、理性を保ってるのか微妙。化物造形は形が分かりにくい…。クロウリーはあっさり撃破され、この四人だとラビの強さは頭一つ抜けてますね。

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」は乙女草野とDカップナナを言及すれば無難に感想を終えられてお徳

エンチューって呼称も名前が由来してたのね。円宙継でエンチューは強引だよ。さて、第一話感想時から散々期待していた『六氷の過去』が少しだけ明らかになりました。六氷個人のエピソードではなく、MLSの学園生活を通して円やヨイチの友情物語と絡めたのも超妙。欲言えばもっと、MLS時代の彼らに触れていたかったです。

努力型の円と天才型の六氷を対比。この回想はヨイチ視点なので、六氷が本当に天才肌の才能だけで円を超えたのかは気になる。要領が良い、隠れて努力してた(よく寝坊してるし)など、単なる天才オチは控えて欲しい…。また、六氷が持つ魔法律の資質にも、これまた深い因縁がありそうです。こちらも設定付けと過去話を用意してるでしょう。明らかになる日が楽しみです。

執行員選定に「辞退できないんだな?」と尋ねる六氷、少年の表情がすごくかわいいですね。一方の円は不遇のタイミングが重なり、運が悪かったとしか…。壊れた人間ほど怖いものはない。

17(15) : いちご100%

いちご100%」は真中限定でバッシングすればファンから怒られなくて安心

開始8ページに渡り永遠とセンターくんの浮かれ&ノロケ。彼は彼で痛いけど、敗北が決定してるさつきが何も知らずにセンターくんを誘惑する行動も、もはや悲痛としか言いようがない。センターくんが東城のブラを鞄に突っ込んだのは後の伏線か。これを発見するのが西野であることを祈る。さて、これ以上焦らさないで河下先生。読者は一刻も早くセンターくんの血が見たいんだ。

18(13) : 武装錬金

武装錬金」が不自然なほど下位連載だと「今週落としかけたんだ…」と心配する

冒頭の過去、任務失敗(斗貴子さんが生き残った事件)に三者三様の受け止め。やり場のない感情を叫び散らす火渡、泣き崩れるだけの千歳、信念の維持する防人。特に火渡と防人は現代と完全リンク。笑いながら涙を流す火渡って、自己表現が苦手な奴なんだろうな。自分が悲しいことを他人に知られたくない、だから虚勢を張るんだろう。三人の中では一番変わった様子の千歳さん。彼女はブラボーの死を知り、過去のように泣き崩れるだけではないはず。防人・火渡と対比させて、千歳さんには立派な変化を見せて欲しい。

火渡vs防人「俺より強いはずの男がいつまでもくすぶってんじゃねェよ」と火渡は防人の強さを認めてる。更に火渡は「不条理」を受け入れたから、任務失敗後も信念を曲げない防人を余計に嫉妬したのかも。結果、最後まで「一人でも多くの命を守る」信念を貫いた防人に、火渡は完全敗北したと言って過言無い。

これを受け「もう誰も死なせない」と誓ったカズキ、果たして火渡と戦うのか。それとも火渡を認めるのか。次週のカズキの行動が、そして出番がない乙女美少女毒島ちゃんの動向が、もう気になって気になって仕方ありません!

19(17) : WaqWaq

Waqwaq」は展開の強引さを感じても「打ち切りだしな…」と同情する

三勢力の成り立ち
三勢力の成り立ちについて、下図とリストにまとめました。以下、赤き血の人間を「赤き血」、黒き血の人間を「黒き血」、機械生命体を「機械」と称します。
三勢力の成り立ち

  1. 「黒き血」を創造(ヨキ誕生)
  2. 「黒き血」の覚醒
  3. 「機械」を創造(キク誕生)
  4. 2000年の対立

『1』より「赤き血」が「黒き血」を便利機械として創造した。『2』より「黒き血」の中でヨキが最初に自我を覚醒した。『3』より「赤き血」と「黒き血」の戦争開始。

三勢力の対立図
三勢力の対立図
過去の成り立ちより、第一話で黒き血の人々が神さまを憎悪したこと、機械生命体が神さまに従属したことの原因も解明された。護身像を持つ防人が「赤き血」を敵対する感情が沸かない理由は未だ分からないまま。

WaqWaqの歴史
今一度、Waqwaqの歴史を順序よくまとめます。

  1. 「赤き血」が「黒き血」を創造
  2. ヨキ覚醒、その後「黒き血」が村を作り独立する
  3. 「赤き血」が「機械」を創造
  4. 「赤き血」+「機械」と「黒き血」の戦争
  5. 蜘蛛の糸システム(+七体の護身像)の完成
  6. 「赤き血」の滅亡
  7. 「黒き血」は「機械」に包囲され村に籠もる
  8. ヨキ、キク、コトが手を結び参賢者となる
  9. (2000年経過)
  10. 現在

コトとキクの思惑
シオがレオの護身像をインストールする場面、蓄積された願いの中には「赤き血」のモノも含まれていた。ヨキが参賢者に迎えられたのは「赤き血」の滅亡後。よってコト&キクは、先に護身像を創造してこれを「赤き血」に試用した後、ヨキを参賢者に迎えたことになる。

こうした推測ができてしまうことに、作者側から何らかの意図を感じました。ヨキは二人に騙され、コトとキクの思惑が別に潜在することが感じられます。

次週は
次週はレオとキク(機械の参賢者)がクローズアップされるのではないでしょうか。現状シオは傷付き倒れ万事休す。ここからシオが復活する前に一度視点を替え、キクとコトから思惑を公表。結果的にキクとコトに騙されていたヨキはシオに助力する、と予想。

銀魂」「ボボボーボ・ボーボボ」「ピューと吹く!ジャガー」のギャグ漫画は感想表現が鬼門

とにかく強引にラーメンに絡めて、あとはボケてボケてボケ倒す究極形。漫画三本目辺りからは、タイトルを見ただけで「どこにラーメンが介入するか」その予想と期待が脳内いっぱいに膨れました。ラーメンで振っておいて「ラーメン店員だったら」と直球噛ましたり、強引に名前がラーメンだったり、やりたい放題のうすたワールド全開。刑事ラーメンが銃弾に倒れ膝を付くスローモーション、すごくドラマチックなのにそぉい!! 最後なんて出オチじゃないですか。負け確定。

 読者コメント
松井先生… 先週に引き続きコメントがドラマ。だからそれを漫画にしてくれと!
久保先生… 虚の間池留見てェー!!!
鈴木先生… それは去年なら話題取れたかも。こんな小ネタ、漫画本編でやればいいのに...。
うすた先生… WJ的略し方でたー! 横文字をWJ風にイニシャルで表記する言葉遊び、昔に流行りましたよ。


「好きに書きたい意識」と「読み物を意識」が衝突中です。自分の中で上手い具合に消化できるまで、試行錯誤の混じった感想が続くと思います。どうにか簡潔な形式を見いだして成長したい、そして楽したいよー。