ブラインドネス
最初に観たのは「ブラインドネス*1」。盲目になる伝染病が蔓延し、隔離病棟に入れられるという話だ。
感想としては「まあまあ」かな。確かに良くまとまっているしテーマに沿った作りではあるのだが、展開やオチが読めてしまうのがなんともね。
観ていて「なんで直ぐに主人公が“行動”しないの?」とツッコミを入れたかった。やるなら早急にやらなければならないし、やらないなら最後まで我慢だろ。中途半端に我慢してから行動に移すってのは、無駄に被害を出すだけなので愚策も愚策だ。この辺が不満。
あと、面白かったのは伊勢谷友介氏と木村佳乃氏が日本語で会話してるところに日本語字幕が入る事かな。いや、入れなくていいじゃん。それとも、この2人は滑舌悪いから字幕が必要だとでも言いたいのか?そんな風に勘ぐってしまった。
D-WARS ディー・ウォーズ
次に「D-WARS ディー・ウォーズ*1」を観る。500年前の大蛇同士の戦いが現代に甦るという話。
感想は「金をかけたC級映画」だね。とにかく無駄なシーンが多く、登場人物の行動が不自然で、厨設定が根幹に流れている。脳内スイッチを切り替えればかなり楽しめるんだけどな。でも、ハリウッド版「スターシップ・トゥルーパーズ」シリーズに比べるとぶっ飛び加減で負けているけど。
とりあえず設定からしてなんとも。「500年前に修行を積んだ大蛇が龍になる力を得る機会を手に入れた。しかし、邪悪な大蛇がそれを奪おうとしたため、天はその力を李氏朝鮮*2に生まれてくる女児に隠した。しかし、邪悪な大蛇は力の隠し場所を見破った。当然それを手に入れようとするのだが、成長した女児は死亡してそれがかなわなかった。そして500年後の現代のアメリカにその女と、護衛にして女の恋人が共に転生した」という設定なのだが……隠し場所見付かっちゃ隠した意味ないじゃん。その女は善の大蛇が龍になるにしろ悪の大蛇が龍になるにしろ食われないとならないんだし。それって巻き込まれた上に死に損じゃね?そして転生物。なんかスゲー残念な設定だ。
ロサンゼルスでの戦いが派手で見応えがあるだけにストーリー部分の残念さが余計に際だつ。そして、力を隠された女が取った行動はなんかモヤモヤした物が残ってスッキリしない。何かに似ているなぁと思ったら、このモヤモヤはゲームボーイで出ていた「聖剣伝説」シリーズの第1弾「聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝」のエンディング見た時に似ている。
とりあえず、観に行くなら脳内スイッチを切り替えて行く事をお奨めするよ。
トロピック・サンダー/史上最低の作戦
最後に「トロピック・サンダー/史上最低の作戦*1」を観る。戦争映画を撮りに森に行ったら東南アジアの麻薬密売組織の村があったっていうコメディだ。
感想は「俺はこういうの好きだけど人を選ぶな」だね。というのも、下品だったり残酷だったり差別的だったりするブラック・ジョークが中心のコメディ映画だからだ。
でもまぁ、ブラック・ジョークを受け入れられれば結構楽しめる。もっとも、内容的にはクライマックス部分が微妙に失速気味で盛り上がりきれなかったのは残念かな。