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■2004年〜僕の聴いてた10枚〜
■2005年〜僕の聴いてた10枚〜
■2006年〜僕の聴いてた10枚〜
CDの感想
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あ か さ た な は ま や ら わ 数字 VA
■ART-SCHOOL「SONIC DEAD KIDS」
■ART-SCHOOL「MEAN STREET」
■ART-SCHOOL「MISS WORLD」
■ART-SCHOOL「Charlotte Ep」
■ART-SCHOOL「Requiem for Innocence」
■ART-SCHOOL「Love / Hate」
■ART-SCHOOL「SCARLET」
■ART-SCHOOL「PARADISE LOST」
■ART-SCHOOL「テュぺロ・ハニー」
■AUDIO SPORTS「Era Of Glittering Gas」
■BECK「Mellow Gold」
■BECK「ODELAY」
■BECK「stray blues」
■BECK「Guero」
■ButterO8「Butter」
■BOOM BOOM SATELLITES「FULL OF ELEVATING PLEASURES」
■Boredoms「Super Are」
■Boredoms「Vision Creation Newsun」
■Boredoms「REBORE VOL.0 VISION RECREATION BY EYE」
■Boredoms「Seadrum / House Of Sun」
■BONNIE PINK「Evil And Flowers」
■BONNIE PINK 「Even so」
■BONNIE PINK「Golden Tears」
■Caravan「RAW LIFE MUSIC」
■Caravan「Trip in the music」
■Cibo Matto「Stereotype A」
■Cornelius「FANTASMA」
■Cornelius「Point」
■Cornelius「MUSIC」
■Dinosaur Jr「Where You Been」
■Fishmans「NEO YANKEES' HOLIDAY」
Fishmans「ORANGE」Fishmans「空中キャンプ」
Fishmans「long season」
Fishmans「宇宙 日本 世田谷」
Fishmans「男達の別れ」
■the Flaming Lips「Transmissions From The Satellite Heart」
■the Flaming Lips「Clouds Taste Metalic」
■the Flaming Lips「Zaireeka」
■the Flaming Lips「The Soft Bulletin」
■the Flaming Lips「Yoshimi Battles The Pink Robots」
■Galaxie 500「On Fire」
■Group「Record」
■Group「Before Turning Off The Light」
■Grapevine「退屈の花」
■Grapevine「lifetime」
■Grapevine「Here」
■Grapevine「Circulator」
■Grapevine「マリーのサウンドトラック」
■Grapevine「イデアの水槽」
■Grapevine「Outcast - B-sides + Rarities」
■Husker Du「New Day Rising」
■Jeff Buckley「Grace」
■Jim O'Rourke「Bad Timing」
■Jim O'Rourke「Eureka」
■JUDY AND MARY 「THE POWER SOURCE」
■JUDY AND MARY「WARP」
■La’Cryma Christi「Magic Theatre」
■Mercury Rev「Deserters Songs」
■Mercury Rev「Secret Migration」
■Mew「Frengers」
■Mogwai「Young Team」
■Mogwai「Mr.beast」
■MY BLOODY VALENTINE「Things Left Behind...」
■MY BLOODY VALENTINE 「Isn't Anything」
■MY BLOODY VALENTINE 「Loveless」
■NUMBER GIRL 「school girl bye bye」
■NUMBER GIRL 「School Girl Distortional Addict」
■NUMBER GIRL「SAPPUKEI」
■NUMBER GIRL「鉄風鋭くなって」
■NUMBER GIRL 「Num-heavymetallic」
■NUMBER GIRL「Omoide In My Head: 4: 珍ng & Rare Tracks」
■OOTelesa「こちらロックンロール天国」
■Pavement「Slanted & Enchanted」
■Pavement「Crooked Rain Crooked Rain」
■Pavement「Brighten The Corners」
■Pavement「Terror Twilight」
■Pixies「Pixies」
■Pixies「Surfer Rosa」
■Pixies「Doolittle」
■Primal Scream「Sonic Flower Groove」
■Primal Scream「Screamadelica」
■Primal Scream「LIVE IN JAPAN」
■Radiohead「OK Computer」
■ROVO「PYRAMID」
■shing02「緑黄色人種」
■Sigur Ros「Agaetis Byrjun」
■Sigur Ros「()」
■Sigur Ros「Takk...」
■syrup16g「Free Throw」
■syrup16g「Copy」
■syrup16g「coup d'Etat」
■syrup16g「Delayed」
■syrup16g「HELL SEE」
■syrup16g「パープルムカデ」
■syrup16g「My song」
■syrup 16g「Mouth To Mouse」
■syrup16g「Delayedead」
■Stephen Malkmus「Stephen Malkmus」
■The Stone Roses「The Stone Roses」
■The Stone Roses「Second Coming」
■SPORTS「Funny!!!」
■SPORTS「How Are You?」
■Vola & The Oriental Machine「Waiting For My Food」
■YUKI「PRISMIC」
■YUKI「Commune」
■YUKI「Joy」
■YUKI「WAVE」
■ZAZEN BOYS「ZAZEN BOYS」
■ZAZEN BOYS「HIMITSU GIRL'S TOP SECRET」
■朝日美穂「THRILL MARCH」
■赤川準一「These Songs Take Time」
■内橋和久「Rhythm」
■小沢健二「犬が吠えるがキャラバンは進む」
■小沢健二「LIFE」
■小沢健二「痛快ウキウキ通り」
■小沢健二「指さえも」
■小沢健二「ある光」
■小沢健二「Eclectic」
■小沢健二「Ecology Of Everyday Life: 毎日の環境学」
■川本真琴「川本真琴」
■川本真琴「gobbledygook」
■川本真琴(TIGER FAKE FUR)「山羊王のテーマ」
■小島麻由美「セシルのブルース」
■小島麻由美「愛のポルターガイスト」
■小島麻由美「パブロの恋人」
■小島麻由美「スウィンギング・キャラバン」
■サニーデイ・サービス「若者たち」
■サニーデイ・サービス「東京」
■サニーデイ・サービス「愛と笑いの夜」
■サニーデイ・サービス「サニーデイ・サービス」
■サニーデイ・サービス「24時」
■サニーデイ・サービス「MUGEN」
■サニーデイ・サービス「Love Album」
■サニーデイ・サービス「Best Flower - B Side Collection」
■志人/玉兎「Heaven's 恋文」
■曽我部恵一「曽我部恵一」
■曽我部恵一「瞬間と永遠」
■曽我部恵一「Strawberry」
■曽我部恵一「ラブレター」
■曽我部恵一「Sketch Of Shimokitazawa」
■曽我部恵一「東京コンサート」
■土岐麻子「Debut」
■土岐麻子「WEEKEND SHUFFLE」
■土岐麻子「STANDRDS gift〜土岐麻子ジャズを歌う〜」
■なのるなもない「Melhentrips」
■にかスープ&さやソース「Ipiya」
■二階堂和美「たね?」
■二階堂和美「またおとしましたよ」
■二階堂和美「Nikaidoh Kazumi US tour 2003」
■二階堂和美「二階堂和美のアルバム」
■はっぴいえんど「風街ろまん」
■フジファブリック「フジファブリック」
■フジファブリック「Fab Fox」
■フリッパーズ・ギター「Camera Talk」
■フリッパーズ・ギター「ヘッド博士の世界塔」
■フルカワミキ「Mirrors」
■ミホミホマコト「ミホミホマコト」
■山本精一「EVE」
■ゆらゆら帝国「ゆらゆら帝国のめまい」
■ゆらゆら帝国「ゆらゆら帝国のしびれ」
■ゆらゆら帝国「な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い」
■ゆらゆら帝国「Sweet Spot」
■54-71「54-71」
■54-71「enClorox」
■54-71「EP」
■100s「OZ」
■Al Di Meola/John McLaughlin/Paco de Lucia「Friday Night in San Francisco」
■various artist「一期一会〜Sweets for my SPITZ〜」
■various artist「Lost In Translation」
ART-SCHOOL「SONIC DEAD KIDS」
ART-SCHOOLの一番最初のCD。インディーズということもあってか音質がめっさ悪いし、音のバランスもいまいち悪いところがある。しかし楽曲はどれも素晴らしい。彼らの6曲入りのe.pっていつもなんでこんないいのかね。M-1.2とかもう切羽詰って苦しいんだけどそれがまたたまらない。斜陽は心を何か暖かいもので包んでくれるような優しい雰囲気の曲。彼らの中でも1、2を争う名曲ではないのだろうか。M-6は色んな意味でニルヴァーナを感じさせる、そういろんな意味で。。。心が休まるし、音もかっこいいし、音質が悪くてもたまに聞いてしまう中々の良盤。
ART-SCHOOL「MEAN STREET」
ART-SCHOOLの二作目のCD。前回、SONIC DEAD KIDSで見せたものを受け継ぎながら、様々な光景を描いている。曲を聴いていると映画を見ているような気分になる。きれいな光景が頭に浮かび、楽曲も優れている。。曲はややポップになった感がある。M-1ガラスの墓標のギターリフはかっこいいので是非聴いてもらいたい。ベースも力強く、とても存在感があっていい。やはり気になるのはvo.木下の声だろうか・・・・・。しかしM-3に限ってはその木下だからこそ雰囲気が出せる曲だなと俺は思う。
ART-SCHOOL「MISS WORLD」
ART-SCHOOLの三作目のCD。五曲で800円とかいう実にお買い得な値段で、一体どんな曲が入っているか楽しみに思い聴いてみた。前作よりもギターの音がかっこよくなっていて炸裂する感じ。より無駄が省かれてきれいなサウンドになっている。どの曲もリフが単純なのにかっこいい。木下の声もなんかもうここまで来ると好感がもててくる。すべての楽曲が充実していてとても良い。M-1.5が特におすすめ。疾走感溢れるし、ライブでもとてもかっこよい。疾走感溢れるサウンドが大好きな人は是非。
ART-SCHOOL「Requiem for Innocence」
ART-SCHOOL最初のフルアルバム。Vo.木下理樹は決して歌がうまいとは言えない。声は喉声で、枯れている。ギターのリフなんかはすぐ聞き取れそうでそこまで高度なテクニックが披露されているわけでもない。しかし、聴いたときいつもかっこよく感じてしまう自分がいるのだ。このアルバムでのメロディーはまさに全力疾走、刹那のように駆け抜ける。そして疾走感とともに過ぎ去ってしまった過去の美しい景色や思い出が木下の叫びによって次々に描かれていく。
物事には始まりと終わりがあり、終わった後の悲しさというものが叫びとして歌われ、そして最後のM-12で、それでも人は、”無邪気に”感じてありのまま生きてしまうものなんだということが描かれていると思う。アルバムとしてすごいまとまりを感じる。大好きなCDの一つである。
ART-SCHOOL「Love / Hate」
ART-SCHOOL二枚目のフルアルバム。一枚目の完成度が自分の中であまりにも高かったため、一体どうなることやらと心配していた。M-1からいきなり、今までになかったかっこいいギターが発せられこれは当たりだ!と思ったのだがいまいちその他の曲がパッとしない。
今までにあった疾走感はやや失われ、全体としてポップサウンドへと移行してしまったのだ。これを進化と捕らえる人もいるかもしれない。確かにM-4.6.10など中々センスが光る曲も見受けられる。しかし全体としてアルバムとして聞いてみるととても俺には進化とは考えられない。
以前俺が憧れていた姿はそこにはなかったのである。しかし、何はともわれM-1水の中のナイフだけはダントツにかっこいい、この曲だけでもとりあえず聴いてもらいたい。このアルバムでART-SCHOOL最初の4人での活動は終わりである。いまいち迷い込んで解散した感があって残念だ。
力強いベースであった日向の穴をどう埋め、ギターサウンドをどうするのか、木下が声出し方をどうするかがこれからの課題だろう。
ART-SCHOOL「SCARLET」
ART-SCHOOLの新メンバーでの初CD。ギターとベースが新メンバーになった。東芝emiとの契約も切れたらしく、自分たちの自主レコードでタワレコ限定発売となった。俺が渋谷店に昼ごろ行ったら既にインストアのチケットがなくっていたほどの意外な人気ぶり。びっくり。
さて肝心なCDの中身の方ですが、やや以前の流れを汲んだ曲+新しい試みというようなやや実験的なミニアルバム。全体的にややインディーズ時代のART-SCHOOLの流れを感じさせ、前作LOVE/HATEでがっかりしていた自分には中々嬉しい内容。
M-1ではいままでにないギターの試みがなされている。新メンバーの戸郄のギターは十分違和感なくなじんでいる。M-3のクロエも新たなアレンジでとても新鮮でかっこよくかなりお気に入りだ。M-4は前の斜陽のアレンジみたいな曲。しかし斜陽には遠く及ばず。M-6もかっこいい。
全体的に何回も聞けて、やや中毒性があるアルバムで聞いてると何回も聞いてれば一回はかっこよく感じるだろう。気になったのはベースラインの弱さと木下の相変わらずの声だ。今度のアルバムはアメリカでかのデイヴ・フリッドマンのとこで作るらしいから期待。
grapevine「lifetime」
ある日、姉の部屋のCDをあさっていたらやや埃をかぶりながら出てきた1999年のアルバム。彼らにとっては2thアルバム。このアルバムとの出会いによって、俺は音楽をまともに聴くようになったのではないのだろうか。「いけすかない」なんていうかっこいいタイトルから始まる。奏でられる音、田中の声はかっこいい、そしてなにより最初は聴き取りづらい歌詞を頑張って聴き取ると、様々な意味深な表現が使われて色々つい考えてしまうのだ。「スロウ」、「光について」など名曲多し。涙を誘う「望みの彼方」はgrapevineの中で最高傑作といっても過言ではないだろう。
number girl「school girl bye bye」
中二の誕生日に友達に誕生日プレゼントで借りた。誕生日プレゼントで「借りる」ってのがまたイイネ。結局高1のとき自分で買ったけど。
しっかしこのアルバムが元々天邪鬼気質だった俺の道を決めてしまったと言っても過言じゃあない。すべてこれを起点にいろんな音楽を聴いていった気がする。
もう、ほんと、まさしく青春のアルバム。17歳の俺も焦燥の中でギターを掻き鳴らしたものだ。あー嘘言っちゃった。ギター弾けません。 とにかく名盤中の名盤。「omoide in my head」「センチメンタル過剰」「iggy pop fanclub」「我起立唯我一人」など、最後までライブを大盛り上がりさせた曲が仰山。でも一曲挙げろと言われたら「september girlfriend」なんだな。この疾走感と青春過ぎる歌詞にゾクゾクしてしまう。ずっと、向井にゾクゾクさせられる自分でいたかったなぁ。・・・。まあ、でもなんにせよこれは日本のロックシーンを代表して余りある超名盤 (akt)
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number girlが既に解散してしまった翌年、俺はこのアルバムに出会った。アルバム自体の音質があまり良いとはいえないのに関わらず、この楽器の音のかっこよさには初めて聞いた時鳥肌が立った。当初、全く聞き取れなかった向井のボーカルも聞き取ると素晴らしい世界を作り出していた。どの曲もまさしく名曲。omoide in my head のギターリフが一体何ヶ月頭の中をぐるぐる回っていたのだろうか。後期のナンバガよりも、俺は初期の彼らが大好きだ。かっこよすぎる。ライブで一度でいいから、このアルバムでの曲を実際に聴いてみたかったと何万回思ったことだろう。
このアルバムによって俺は、楽器の様々な音に興味を持ち、段々聞き取るようになった。そして、このアルバムをきっかけにpixies、the Flaming Lipsなどに出会い、さらにそこから・・・・というように俺の音楽の世界が広がっていった。いまでもたまに衝動的に手にとって聴いてしまうアルバムである。このアルバムとの出会いは生涯を通じて忘れることがないだろう。 (acha)
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これはじめて聞いたときはどこがいいのか理解できなくて、なんかつかめない感じがあった。でもなぜかそん時これをつかんでみたいって思って、アルバムあるだけ全部レンタルしてきて、どの曲もやかましいなあと思いながらもずっと聞いてみた。当時はテレビジョンもソニックユースも何も聞いたことなかったし、多分その時脳が、どういう音をきれいと感じたいのかとか、どの奇抜さが面白いのかとか、ギターを脳内物質を出す信号とみなす体系を組み立てていたんでしょうね。だとしたら自分がロックを聴くときの価値観の基準はほとんどの割合をナンバガが占めているんでしょう。このギター、この二本のギターのばらけ具合、このドラムの暴れ具合、この叫び、この音質が「良い」んだよ!久しぶりに聴いてみたら、あの、ニューシネマパラダイスのラストシーンを見てるときのような、変な懐かしい感動があって、今ではもうナンバガ美しすぎ。何が言いたいって要は同じ曲でも、何回か聴いてるうちに良いって感じるような時ってあるよね、(14111)
MY BLOODY VALENTINE 「Isn't Anything」
このアルバムの次回作『loveless』で世の中に多大な影響を与えたとされる彼ら。しかし、彼らの原点はこのアルバムにあるといえるだろう。『loveless』にあるような圧倒的な、自分を極限までイカせてくれる絶頂の音の渦や浮遊感はないにせよ、このアルバムでも十分にその要素を感じることができる。当時では考えられないノイズの音であったに違いない。と同時に『loveless』にはない、力強くタイトでキレのあるドラミングが半端なくかっこいい。自分の目がジャケットのような映りになることは間違いない。一度はまると癖になるノイズたちだ。『loveless』にはないものを持ち合わせていることも確か。十二分に名盤である。気持ちよい〜。
MY BLOODY VALENTINE 「Loveless」
ケヴィン・シールズがものすごい時間やお金をかけながら監督して作られたとされるアルバム。俺は管理人の勧めで貸してもらったアルバム。当時、ややギター音やベース音を聞けるようになってきた自分をこれほど唖然としたアルバムはなかった。一曲目から全開のふわふわと漂う浮遊感、俺は地球ではない異次元へと旅行したかのような勝手な想像をしながら、ただただこのアルバムに聞き入ったものだ。どの曲も素晴らしい、アルバムを通して全く飽きることのない音のまとまりがある。とにかく音の層が厚い。少し聞き込んだくらいでは完全にわからず、聞けば聞くほど味が出てくる。全くどんな手段でこんな音を作り出したんだか知らんが91年発表なのに、今聞いても昔の音なんて微動だに感じることはないだろう。
さらにマイブラはこの作品以後、沈黙を続けていてまさにカリスマ的存在。次回作はいつ出るのかと俺は一生期待しながら生きていくしかないだろう。。。
自他ともに認めるであろう文句なしの大名盤。とりあえず部屋で閉じこもってヘッドホンでもしながら大音量で聞いて、音の旅に出てはいかがでしょうか。
PRIMAL SCREAM「LIVE IN JAPAN」
元ジザメリのBobby、元ストーンローゼスのManiなど多数のメンバーに、さらにマイ ブラのケヴィンとかまで参加しちゃってるのすごいやつらの集まりが彼ら。作品をまだすべて聴いたわけではないが、彼らは一つ一つ聴くたびに様々な”ロックンロー ル”の可能性を感じさせてくれる。 これはタイトル通り、ライブアルバムである。一曲目のAcceleratorから一気に彼ら の音が炸裂する。選曲もベスト盤のようで、名曲ぞろいである。何より通常のCDで聴 くよりも、スピードが上がっていたり音も力強く感じたりして、様々な音の嵐によっ て包み込まれてしまいひたすらかっこいいのだ。個人的にM-6.11のドラム、 M-5.12.14が特に気に入ってる。これを聞いた人は、彼らの来日公演に行きたがるこ と間違いなし!!
syrup 16g「Mouth To Mouse」
彼らにとっては五枚目のアルバム。デビューから、衝撃的な重く頭へとのしかかる歌詞を聞かせ、俺の頭を悩ませ続けていた彼らではあるが、今回のアルバムでは彼らの今までの方向(ネガティブな方向)とは違った方向へと明らかに方向転換している。「My song」、「Your eyes closed」では愛について歌っているし、「変態」なんかではサナギが蝶に成長するということについて歌われている。歌詞を見ればわかるとは思うが、明らかに対外的な方向へ進んでいるように俺は思うのだ。そしてもちろん、五十嵐の心の底に訴えかけるような声も健在だ。
お気に入りは、M-5,7,8,9,12,14、中でも「My song」がさらに好きである。ただ、残念なのは今回先行シングルとして収録された曲が多く、曲順にも音のまとまりがないことである。こう思われるのを予想しつつ、故意にこの曲順にしたのだろうが俺には納得できん。さらに楽曲はいいのだが、ライブでは五十嵐がギターで弾ききれてないメロディーが多々見られるのがとても気になるところだ。いずれにせよ、このバンドがこれからどんな作品を残すかは注目しておいて損はないだろう。
YUKI「PRISMIC」
元JUDY AND MARYのYUKIのソロデビューアルバム。JUDY AND MARYでは元気な、明るい印象を与えてくれた彼女だが、ソロとなり新たな一面が存在することを世に知らしめたアルバムといえるだろう。歌い方がセクシーになっていて、楽曲自体もとてもバラエティーに富んだものになっていてとても充実したアルバムといえる。日暮愛葉やクラムボンのミト、スピッツその他色々参加してたりする。
アルバムを通して意外にすんなり聴けてしまうので是非オススメである。お気に入りはM-4,9,10。「愛に生きて」は特に元気づけてくれる素晴らしい曲。
それにしてもYUKIはもう30で、母親なのにいつまでも可愛いなあ・・・・・。
ZAZEN BOYS「ZAZEN BOYS」
元ナンバーガールの向井秀徳がアヒトやらと始めたバンド、ザゼンボーイズの1stアルバム。基本的には後期ナンバガの流れに沿ってるけど、その音はやたらとストイック。
向井のファルセットボイスがやけに美しいM-1や、読経ラップが圧倒的なM-3,10,12,13などリズム隊もギターも鳥肌もののかっこよさだ。けど、M-5なんて歌も歌詞もリフも全部ダサく聴こえるし、M-13の電子音コーラスとか耳を疑う寒さだし、どうも奇を衒っただけに聴こえてしまうものもあった。
意欲作だけどいろんな意味で問題作。どう考えても万人が好きになれるとは思えないこの作品を諸手挙げ無条件に礼賛するメディアやナンバガファンってのもどうなんだろうかと思った。次回作に期待です。 (akt)
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ザゼンボーイズの最初のアルバム。numbergirl時代に自分たちの音楽を確立していた向井やアヒトがどういう音楽を奏でるのか。歌詞とか見てるとなんとなくナンバガから続いてる感じがする。東京とか都会とかそんなイメージだ。M-3,10,12,13のミクスチャーロックみたいなラップと演奏の組み合わせはとってもかっこいい、しびれる。でもアルバムを通して何回も聞いていると・・・・飽きる。なんか聞けば聞くほどつまらないアルバムに俺は感じてしまった。。。今は手にとって聞こうとしてみてもアルバムを通して聞くことはできず、適当に2、3曲つまんで聞くことしかできない。いい曲はあるけど、アルバムとしてはいまいちだと思う。アルバム出すなら、ちゃんと方向性決めて音をまとめて欲しいなあと思う。
ところで発売当初のタワレコのこのCDの売り場にはちょっとひきました。