東吾妻町原町 上野千手観音例祭
東吾妻町祭事カレンダー2014に、「上野千手観音例祭」と書いてあります。
年末年始〜小正月にかけて、仕事で全く地域の年中行事を見学しに行けませんでしたので、これから挽回しなくちゃです。東吾妻町観光協会に問い合わせしたところ、なんだ、うちの裏山じゃないですか。様子を見に行ってきました。
駐車場はないのですね。では観光的では無いですね。旗や幟が出ていて綺麗です。
ここで、午前9時半頃、お坊さんが来てお経を唱えたそうです。もう、祭事は終わっていました。これはなんというお堂でしょう、千手観音堂?
と思ったら、掲額にはこう書いてあります。
「吾妻三十三番札所第十四番 千手観世音 上野山 大光寺」
なるほど、大光寺なのですね。この柱を見るにかなり年期が入っていますね。築100年じゃ効かないでしょう。
木鼻の狛犬の木材の風化具合といったら凄いです。味があるなあ。赤鬼だってチャーミングです。
中に入ると、天井絵が素晴らしくてビックリ!ちょっと滲みちゃっていますけどね。それでも、味があります。
これがありがたい千手観音様ですね。世界人類が平和でありますように…。
帰ろうとしたら、お賽銭箱の横に削り花が。ああ、中之条町Tsumujiのまゆ玉作りワークショップで実演されているものの小型版ですね。うーんこの削り花の継承者になりたいような気もします…
守番の方に聞くと、大光寺は同じ東吾妻町原町の善導寺の別当だそうです。
そしてお札を授かりました。この梵字は、「サク」というそうで、勢至菩薩(せいしぼさつ)を表しているそうです。
〜Wikipediaより〜
日本では午年の守り本尊。阿弥陀三尊の右脇侍で、仏の智門を司り、衆生の菩提心を起こさせる。智慧の光を持って一切を照らし衆生が地獄・餓鬼界へ落ちないように救う菩薩。大勢至といわれる所以は多くの威勢自在なるものを「大勢」、大悲自在を成し遂げる(果)に「至」るから採られていると思われる。
なるほど、午年ですからね。そして智慧の力で世を救うなんていいですね。うれしいお札、ありがとうございました。