Pablo Lopezが、ミネソタ=ツインズの先発投手をつとめ、100球以上を投げて7回まで無失点と好投した。
降板後の試合中のインタビューが面白かったので、その概略を拙訳で紹介する。
インタビューアーから特別上級水準の投球でした(That was a masterclass in pitch-making)。みごとに0点におさえましたね(excecuting it perfectly)と言われて、パブロ=ロペス投手は以下のような内容で英語で答えていた。
相手打撃陣は優秀なので、油断できなかった。0点におさえられた(excecuting)のは結果。上下左右とストライクゾーンいっぱいを使って投げた(using all sides of the plate)。それが一番重要なこと(the biggest thing)。自分のチームの打撃も良かったし、あとは守備を信頼して(trying to use my defence)守備陣にまかせた(challenging them)。
たとえば、ボストンレッドソックス(the Boston Red Sox)は、1962年に、アフリカ系アメリカ人であるエディー・ロビンソンを監督として迎えた最初のチームである。ボガーツ(Bogaerts)、デヴァース(Devers)、ヴァードューゴ―(Verdugo)など、多種多様な選手もいる。2020年には、BLMを支持して、フェンウェイパークのグリーンモンスターに大きなバナーを掲げた。他のチームでも、こうした動きはあるのだろうが、少なくとも、ドジャーズは、この点でも合格点ではないかと、個人的に思う。
"She oughta do right by me" の "do right by someone" は、今回実際に歌ってみて、最も驚いた一行で、"do someone right"ということ。よく使われる "do me right"、"treat me right" は頻度数が高く、もちろんこれまで何度も聞いたことがあったが、"do right by me"は、聞いたことがなかった。頻度数はかなり少ないと思うが、辞書で調べてみると、"do right by someone" はエントリーとして辞書に載っている。長年英語を学んできたけれど、不覚にも "do right by me" は知らなかった。
"think twice"も"do right by me"も、いずれもきわめて簡潔で簡易な英語なのだが、そのニュアンスを日本語で言うとなるとむずかしい。今回、拙訳が長くなってしまったのはそのためだ。ジョンが一番早口で歌っていると言うのに。もっとよい日本語を思いついて改訂したいところ。
"She said that living with me is bring her down" も "She would never be free when I was around" も、こんなひどいことを彼女に言われたら、まったく立つ瀬がありませんね。だからその直後に歌われる "yeah"を「ひどくない」と意訳しておいた。
"Before she gets through saying goodbye"の "through"は、「終わり」「終わる」というニュアンスがあり、「さよならと言い終えるまえに」ということになる。