号外(2009-10-02、4674部)

第6回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜への招待(11/12(木)開催)

http://archive.mag2.com/0000005669/20091002003521000.html

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2009-09-28(Mon): アレクサンドリア図書館長・イスマイル・セラゲルディンさんの講演を聴きに行けない方への耳寄り情報

残念ながら、

2009-10-02(Fri):
パピルスからPDFへ−よみがえるアレクサンドリア図書館(イスマイル・セラゲルディン)
(於・東京都/国立国会図書館 東京本館)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/bibalex.html

を聴きに行けないという方も多いと思うが、そんな方におススメのサイトを一つ紹介。

・「BAP 一周年記念シンポジウム「アレクサンドリア図書館と多元創知」アフターレポート」(アレクサンドリア ジャパン)
http://www.bibalex.jp/Infor/afterreport08104/

ページの中段に、昨年2008年10月4日(土)、イスマイル・セラゲルディンさんが今回と同名の演題「パピルスからPDFへ」で行った講演が動画で配信されている。10月2日(金)の講演は、あるいはこの1年の動向を追加したものかもしれないが、アレクサンドリア図書館についての話は昨年の講演と大きな違いはないものと思われるので、参考になるかもしれない。

2009-09-29(Tue): 新サイト「本のある時間」第1回編集会議と、大日本印刷、凸版印刷の新たな動き

screenshot

今日は近日公開予定の新サイト

・本のある時間
http://www.yushodo.co.jp/booksinfo/

の第1回編集会議。まだ、自分も勝手がよくわかっていないのだが、せっかくお声掛けいただいた以上、精一杯やりたいところ。

さて、今日は出版業界の再編を事実上主導している大手印刷2社から、大きな発表があった。

・「DNPグループの教育・出版流通事業強化に向けた子会社3社の経営統合と書籍販売における業務提携について」(大日本印刷、2009-09-29)
http://www.dnp.co.jp/jis/news/2009/090929.html
・「凸版印刷、雑誌のデジタル展開支援サービス「MAGABANK(マガバンク)」を開始−雑誌のデジタル化を無償で実施、参入コストを抑えた有料配信、プロモーション展開が可能に」(凸版印刷、2009-09-29)
http://www.toppan.co.jp/news/newsrelease979.html

大手印刷2社の動きも気になるが、同時に出版社側の主体的なアクションが見えてこないのが残念。

2009-09-30(Wed): Googleブックス徒然

グーテンベルクからグーグルへ―文学テキストのデジタル化と編集文献学

朝から、

・「国会図書館の蔵書配信…経産省、近く検討委 日本版「書籍データベース」構想」(読売新聞、2009-09-30
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20090930-OYT8T00305.htm

というニュースが飛び込んできたと思ったら、情報処理学会が、

・「Googleブック検索の提起した課題−その功罪」(情報処理学会2009-09-30
http://www.ipsj.or.jp/01kyotsu/chosakuken/google.html

というリリースを突如配信。様々な動きが噴出してきている。

そんな折に、

・ピーター・シリングスバーグ著、明星聖子大久保譲神崎正英訳『グーテンベルクからグーグルへ−文学テキストのデジタル化と編集文献学』(慶應義塾大学出版会、2009年、3360円)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766416716/arg-22/
http://www.kanzaki.com/book/g2g/
http://www.keio-up.co.jp/np/detail_contents.do?goods_id=1757

が刊行されたというのも面白い。

目次を掲げておく。

  • 序章
  • 第1章 二一世紀における手稿、本、そしてテキスト
  • 第2章 複雑性、耐久力、アクセス可能性、美、洗練、そして学術性
  • 第3章 書記行為理論
  • 第4章 書記行為を再現するための電子的インフラストラクチャー
  • 第5章 ヴィクトリア朝小説−読みを形づくる形
  • 第6章 電子テキストのじめじめした貯蔵室
  • 第7章 編集文献学の競合する目的を調和させることについて
  • 第8章 聖人崇拝、文化のエンジニアリング、モニュメントの構築、その他の学術版編集の機能
  • 第9章 審美的な対象−「私たちの喜びの主題」
  • 第10章 文学研究における無知

本を巡る事態は一見混沌としつつも、本を従来の本の枠に閉じ込めて考えるのでなければ、明確に一つの方向性に向かって歩み出しているようだ。

と、本のこの先を巡って考えさせられる一日だったが、アカデミック・リソース・ガイド株式会社の法人登記申請を終えた。問題なければ、この日付での設立となる見込み。

2009-10-01(Thu): CiNii ウェブAPIコンテスト、〆切を10月12日(月)まで延長

2009-10-01(Thu):
d-log.セミナー 長尾真氏・円城塔氏『言語とはなにか−書く、伝える、遺す』
(於・東京都/d-labo/dream laboratory by SURUGA bank)
http://www.d-labo-midtown.com/d-log-detail.php?id=172

に参加したわけだが、その感想はちょっと書ききれない。Twitterで我ながら相当拙い実況中継をしてあるので、参考までに。ただ、その場の雰囲気を味わう程度にしか、私の投稿は役に立たないはず。

Twitter / Search - #nagaoenjoe
http://twitter.com/#search?q=%23nagaoenjoe

さて、他にも書いておきたいことがあるのだが、〆切がある関係上、この話を先に。

2009-11-10(Tue)〜2009-11-12(Thu):
第11回図書館総合展/学術情報オープンサミット2009
(於・神奈川県/パシフィコ横浜
http://www.j-c-c.co.jp/library/

の中日11月11日(水)の10:30〜12:30に、

・CiNiiリニューアル記念 ウェブAPIコンテスト優秀作品発表会(仮)
http://www.global-websystem.net/wglist/main.php?s0=200081270901&s1=1&a2=11-6-1

が開かれ、私も司会を務める予定だが、このコンテストの〆切が10月12日(月)まで延長されている。

・CiNii ウェブAPIコンテスト 実施要項
http://ci.nii.ac.jp/info/ja/web_api_contest_2009.html

週末をあと2回も挟むということで、いまからつくりだしても間に合うスケジュールになっている。ぜひ、挑戦を。

・「ワークショップ「ひらめき、ひろがる、知の可能性(かたち):CiNiiリニューアルとウェブAPIコンテスト」で司会」(編集日誌、2009-06-13
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090614/1244972106
・「Google風検索ページで「論文を普通の人にも」 NIIの「CiNii」、APIコンテストも」(ITmedia News、2009-08-17)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/17/news006.html
・「CiNiiのコンテストでガバメント2.0を先取りしてみよう」(ナレッジ!?情報共有…永遠の課題への挑戦、2009-09-17)
http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/2009/09/cinii20-6935.html

2009-10-02(Fri): 第6回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜への招待(11/12(木)開催)

【注:本日誌については追記が入っていきます】

ここのところ、京都、仙台、大阪と各地を巡回していたARGカフェ&ARGフェストが横浜に帰ってきます。来る11月10日(火)から12日(木)にかけてパシフィコ横浜で開催される第11回図書館総合展/学術情報オープンサミット2009にあわせて、第6回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜を開催します。ふるってご参加ください。


 ■ 第6回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜への招待(11/12(木)開催) ■


    ◆第1部 ARGカフェ - ライトニングトーク(15:30〜17:00)

会場:神奈川県・みなとみらい/パシフィコ横浜<会議センター2階211会議室>
   http://www.pacifico.co.jp/visitor/info/conference.html
図書館総合展のメイン会場となる展示ホールとは別の建物ですので、ご注意ください。

      費用:無料(当日の寄付歓迎)
      席数:残り15(現在45名受付済み)

     [登壇者]

  • 岡野裕行(文学館研究会)
    • 「文学資料はどこにある?」
  • 宮川陽子(福井県立図書館)
  • 大塚真吾(物質・材料研究機構
    • 「研究コミュニティを俯瞰してみよう」
  • 江草由佳(国立教育政策研究所
    • 「目は口ほどにものを言う?−Web情報探索行動における視線情報の分析」
  • 福林靖博(国立国会図書館
    • 「内と外−勉強会@中央線2年の軌跡」
  • 下地雅美(沖縄県立看護大学附属図書館)
    • 「図書館員の視点で見た学び直し講座−私の“あはっ”体験」
  • 坂本成生(横芝光町立図書館)
    • 「劇的!図書館ビフォー・アフター」
  • 佐藤あづみ(岩沼市図書館)
    • 「絵本のお医者さん細うで繁盛記」
  • 茂出木理子(お茶の水女子大学附属図書館)
    • 「反論のススメ−M・R的ライブラリアンの育て方」
  • 山田俊幸山形大学工学部図書館)
    • 「論文ったー作ってみた。」
  • 大谷周平(琉球大学附属図書館)
    • 沖縄県の図書館コミュニティ−沖縄県図書館協会誌発行・FLU40開催をとおして」
  • 杉浦裕樹(ヨコハマ経済新聞、横浜コミュニティデザイン・ラボ)
    • 「みんなの共有財をつくるためのプラットフォームをデザインして」


    ◆第2部 ARGフェスト - 懇親会(18:00〜20:00)

      会場:神奈川県・関内/82Ale House関内店
          http://www.pub-82.com/shop/kannai/

      費用:4000円(ドリンク全種飲み放題)
      席数:残り25(現在35名受付済み)

参加をご希望いただける方は、

・第6回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜参加申込
http://tinyurl.com/mfbuhx

よりお申し込みください。


【参考:これまでのARGカフェ&ARGフェストの記録】

◆第1回ARGカフェ@東京
・「第1回ARGカフェを開催」(編集日誌、2008-07-12)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080713/1215960266

◆第2回ARGカフェ&ARGフェスト@横浜
・「図書館総合展3日目−第2回ARGカフェ&ARGフェストを開催」(編集日誌、2008-11-28)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20081130/1228038496

◆第3回ARGカフェ&ARGフェスト@京都
・「第3回ARGカフェ&ARGフェスト@京都を開催」(編集日誌、2009-02-21)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090223/1235322980

◆第4回ARGカフェ&ARGフェスト@仙台
・「第4回ARGカフェ&ARGフェスト@仙台、無事開催」(編集日誌、2009-06-20)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090622/1245679559

◆第5回ARGカフェ&ARGフェスト@大阪
・「適塾を見学し、第5回ARGカフェ&ARGフェスト@大阪を無事開催」(編集日誌、2009-08-24)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090826/1251216581