気になる音楽100306

昨日、渡辺香津美の「KYLYN」を聴いて、眠れなくなった。
こんなに面白かったとは。


でも、実は、聴きたかったのは「TO CHI KA」のほう。でも、CDは持っていない。
今、YouTubeで聴いている。あったのは、まず「COKUMO ISLAND」。懐かしい感じだ。
それを聴き終えて、「SAYONARA」。ああ、こんなにいい曲だったとは・・・ずっと忘れていたんだなあ。
でも、これを、なぜいいと思うのだろう、私は。なぜ忘れていたのだろう。こんなミュージシャンを。
忘れてはいなかった。日本人で、好きなギタリストというと、渡辺香津美・・・本当か。
高中正義が・・・最近ちょっと、今までになく好きだが、渡辺香津美のほうが好きかなあ。ほかに思い出せない。日本にほかにギタリストっていたかなあ。けっこう知っているはずなのに、思い出せない。なぜだ。


思い出したのは、パット・メセニーフュージョンの人というイメージはあるものの、スタンダードに近い(? 語弊だらけだが)ジャズのセッションも魅力。ノイズバリバリの攻撃的というか、いわゆる前衛的なものもあった。一時期すごく好きだった。どんなタイプのものも。
次いで、ジョン・スコフィールド。テイストは違うけれど、パット・メセニーほど振れ幅は感じないけれど、似たようなイメージがある。記憶違いか。
それから、ビル・フリゼールエルヴィス・コステロとのセッションというか、あれは、なんだったんだろう。その不思議な雰囲気は衝撃的だった。いくつかアルバムを買って聴いた。今何やってんだろう。パット・メセニーも・・・。


日本人のギタリスト、思い出した。鬼怒無月。えーと、ライブに行ったことがあるけれど、どんな編成だったか、誰がリーダーだったかも思い出せない。うー・・・梅津和時だったか。


続いて、「Unicorn」。この曲のタイトルが、「TO CHI KA」だと、いつのまにかおもっていた。アルバムタイトルでした。
この曲で、渡辺香津美の名が知れ渡ったんだな。
次いで、本当の、曲名が「TO CHI KA」という曲。YouTubeにあったのは、けっこう最近っぽい、ライブの、映像もちゃんとあるもの。この曲は覚えていない。聴いていたかもしれないけれど。
あと、まだ「TO CHI KA」から聴きたかったものの、他は、どれが「TO CHI KA」からの曲なのか、あるいはもう他にはアップされていないのか、わからない。
次いで聴いたのは「Take Five」。悪くないが、いやいいんだけれど、オリジナルのポール・デズモンドのサックスが、まあ、絶品なんだなあ、ということもマイナス採点の要因に。
高中正義とのセッションがあった。面白い。Charとのセッションも・・・そうだ、日本にはCharもいた。「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」をやっている。これは、誰の曲だっけ。クラプトンだと思ったけれど、デレク・アンド・ドミノスではないな。そっちは「レイラ」・・・クラプトンがやってたバンドって・・・なんだっけ。


とはいえ、ロックのギタリストはいいや。ジャズはというと、ジョー・パスウェス・モンゴメリージム・ホール。みんなけっこうそれぞれ好きかもしれないなあ。


しかし、とにかくさらに、ギタリストの話もいいや。
「KYLYN」に戻る。たぶんA面だった、ホーンの入った曲が3曲と、間に矢野顕子の曲が間に1曲、というサイドが終わった、たぶんB面の、「E-DAY PROJECT」が始まったときの衝撃、なに、この、音楽・・・CMの曲? A面が渡辺香津美サイドだとすると、B面は坂本龍一サイド。統一感なし、というのも2重の意味で、 A面は矢野の曲が間にあってもジャズ・サイド的まとまりがあったのに、B面はいろいろ入っていて、いやはや、なんとも、とんでもない才気あふれる、けれども、なんか変な、とにかく、アイディア豊富な、不思議な世界。
「KYLYN」は渡辺香津美のリーダー・アルバムだけれど、坂本色も、それ以上に強い。ただ、坂本のアルバムかというと、プロデューサーだからね。だけど、こんなやりたい放題のプロデューサーって何だ。それに対応している渡辺香津美も本当にすごいんだ。だから、渡辺香津美のリーダー・アルバムなんだなあ、きっと、って、何も書いていないようなものか。


と、あとは、渡辺香津美のスタンダード曲のプレイを聴く。「レイトリー」「イパネマの娘」「蘇州夜曲」。で、ゆったりして寝よう、と、思ったら「蘇州夜曲」、すげえイントロ。梅津和時とのセッション。でも、メロディーが始まった。いい曲だなあ・・・。

KYLYN

KYLYN

KYLYN LIVE

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TO CHI KA

TO CHI KA

TALK YOU ALL TIGHT

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