興奮したので、もう一話

今日は11月27日。サッカー五輪最終予選を見ていたら、興奮して眠れずに書いてます。

前回のバーレーン戦に続き、これでU-22は3連勝。前戦と同様、大津が得点し、FWの大迫と永井は得点できず。

クロスが不安定なのか? クロスを出すよりパスで安全策をとるのか?

シリアのアルスーマ、いい選手だねぇ。動きが鋭いです。

来年2月にシリアとアウェーで再戦。彼の試合になりそうですが、日本も守らずに攻めてほしい。

ところで、アルスーマがゴールした時に、選手達はイスラムの祈りを捧げてましたね。

そうか、シリアは1967年の第三次中東戦争で、イスラエルゴラン高原を占領されてから、反イスラエルの雄になった国でした。

中東って、複雑でしょ? 歴史も地誌も。歴史は聖書の時代から、地誌もヨーロッパの植民地支配が未だ影を落とす。パレスチナは最近、国連加盟が承認されたんでしたっけ?

で、思い出したんです。オペラのサロメ。10月20日付けのチケットの半券がありました。

新国立劇場は、前に1回何かを見に行きました。忘れるくらいですから、実質初めてのようなもの。

世紀末といえば頽廃。頽廃といえば世紀末。ですよね?

僕の場合はオスカー・ワイルド→頽廃→世紀末の図式で、絵に興味を持ってからは、ビアズレーも仲間にいれる。頽廃に、お耽美が加わった記憶。

青春時代の流行、ハシカのようなもの。誰でも一度は通りゃんせ。

ご存知のように、サロメは「宿命の女」「小悪魔」「わがまま美魔女」の元祖のようなアイコンです。

パレスチナヘロデ王と後妻ヘロディアサロメはヘロディアの娘ですが、父親はヘロデ王の弟。ところがヘロディアは兄の王と再婚し、サロメは連れ子となる。(初めての方、わかりますか?)

淫蕩の血が騒ぐのか、サロメは予言者ヨハナーンに会いたいために、彼が幽閉されている古井戸を開けさせる。

この古井戸、さすがオペラは講談・歌舞伎と違って、しみったれた井戸ではございませぬ。直径5mほどの大井戸。

出て来たヨハナーン、サロメに肉薄されても動じず、井戸に戻っちゃう。イラっとした彼女、裸に7つのベールをまとって踊り、肉体で王をとろかす。

ヨハナーンに向けた奸計、あな恐ろしやのクライマックス。

R.シュトラウスのオペラになっていたなんて知りませんでした。加えて、ワイルドやビアズレー以前に、たびたび文章や絵画になっていたのも知りませんでした。

ずっと風邪気味でしたから、こんな本をぺらぺら布団の中で読んでました。「ロココの裏の欲望 モーツアルトのオペラワールド」永竹由幸著。

サロメ」と違って、「フィガロの結婚」も「魔笛」もストーリーを知らないからね。音楽を味わえるのは、ずっと先の話です。

★それでは「音だっち」ツネツネから。音だよねぇ、やっぱり。

・さて、本日のおすすめ。踊ってばかりの国

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[http://www.youtube.com/watch?v=UPzpUP9bfKs&feature=related:title=http://www.youtube.com/watch?v=UPzpUP9bfKs&feature=related
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