Oscar Wilde(1854-1900) 作家。小説家。詩人。劇作家。
1854年アイルランドのダブリン生まれ。世紀末文学の代表的作家で、芸術のための芸術を提唱。 才気あふれる作品を発表する一方、奇抜な服装や過激な発言で社交界でも注目を集め、アルフレッド・ダグラス卿との男色事件で有罪判決が下るなど、スキャンダラスな一生を送った。
戯曲の「サロメ」を読んだ。なんて表現すればいいんだこの気持ちは…!とにかく戯曲にハマりそう、というかもうハマったかもしれない。面白かった?興味が湧いた?うーん、なんか違うんだこの感情。なぜこんなに引き込まれたのか。ストーリーを思い出しつつ、他の戯曲でも気持ちは変わらないのかを確かめたくて、次読む作品を考えていく。 サロメ 作者:オスカー・ワイルド TAPIRUS Amazon あらすじをざっくりと このおどろおどろしい雰囲気はどこからくるのか ビアズレーの挿絵の影響はすごい ゆっくり動画で復習してわかったこと ワイルドが描いたサロメは元ネタとは全然違う! さて、次はどの戯曲を読む? あらすじを…
★この記事を読むと、「オスカー・ワイルド」が1890年に発表した唯一の長編小説『ドリアン・グレイの肖像』が読みたくなります。 ★詳細はこちら→『ドリアン・グレイの肖像 - Wikipedia』 ★詳細はこちら→『オスカー・ワイルド - Wikipedia』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(a…
この「ホームズ・パスティーシュ」シリーズは、あまり深く考えずに書き始めたのですが、当初想像していたよりもずっと奥が深い('◇')ゞ、、、 ココ掘れワンワン('◇')ゞ、、掘れば掘る程、ザックザックと次から次へと出て来ます('◇')ゞ('◇')ゞ('◇')ゞ 、、、出来れば良質なものだけを掘り当てたいのですが、、。 で、今回のはこの関係で初めてネット購入した古本ですが、当たりでした。 ニコラス・メイヤーという作家のホームズ・パスティーシュ2作目で、この小説の前に「シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険」と言うのが第1作としてあるようです。ですが、残念ながらこちらはネット上でも本屋でも見つけることが…
平日朝に X(旧Twitter)でお届けしている【#心に響く言葉】 ここでは、月~金5日分をまとめたものをアーカイブしています 偉人たちの言葉とともに、ユウキタカヒロ個人の感想や教訓としてその言葉に触れて感じたこと、思ったこと、活かしたいことなどを記しています。
文学作品6作とヨルシカのコラボ楽曲、両方に触れて感想を書いてみる企画。第五弾は、オスカーワイルド『幸福な王子』とヨルシカ「左右盲」です! 国内外含めた新潮文庫の文学作品6作を読み、それを元にしたヨルシカのコラボ曲を聴いて、それぞれの感想を書いてみようという試みになります。 コラボの詳細は下記の記事を参照。 spice.eplus.jp 今回扱うのは「幸福な王子」、「左右盲」になります。「幸福な王子」はアイルランド出身の詩人、作家、劇作家であるオスカーワイルドが著した童話。僕は知らなかったのですが、このお話は結構有名みたいですねー。なのでご存じの方も多いかもしれません。 童話というだけあって、つ…
オスカー・ワイルドの童話3話と短編2話。短編2話は、当時なぜオスカー・ワイルドが人気だったのか納得するくらい興味深い作品でした。 ミステリーとユーモアと最先端の科学が少しずつ入っています。 このショートセレクションシリーズは、その作者の入口にぴったりな本です。 短編であること。読みやすいこと。 現在23冊くらい出版されています。 各編の初めにヨシタケシンスケさんのイラストがありますが、どのシーンを描いたものなのか、読んだ後に確認するのも楽しみの一つです。 収録作品「幸せな王子」「わがままな巨人」「ナイチンゲールとバラの花」「カンタヴィル家の幽霊」「アーサー・サヴィル卿の犯罪 −義務とは」 オス…
1890年代ロンドン。人気絶頂のオスカー・ワイルド。独特のスケッチが瞬く間に世間に知れ渡り、一気に階段を駆け上がるオーブリー・ピアズリー。(今見ても不思議な絵です)オーブリーのために行動する姉、メイベル。オスカー・ワイルドの友人アルフレッド・ダグラス。 4つの糸が絡まり乱れ、誰にもほどくことのできないような展開に。 マトリョーシカのような入子構造、フラクタルのような相似構成にどっぷりとはまります。 オスカー・ワイルドが46歳で亡くなったのが1900年初夏。夏目漱石が留学先ロンドンに到着したのが1900年末。きっと何か耳にしていたであろうし、著作にも接していたことでしょう。 実は二人は会っていた…
内容(amazonより引用) 広場に立てられた王子の像が、宝石でできた自分の目や体じゅうの金箔を、燕に頼んで貧しい人々に分け与えてしまう『幸福な王子』。若い学生が恋人にささげる赤いばらを、一羽のナイチンゲールが死をもって与えてやる『ナイチンゲールとばらの花』など、十九世紀イギリスの小説家オスカー・ワイルドが格調高い文章で綴った、献身的な人間愛と社会への諷刺にあふれる9編を収めた童話集。 幸福な王子―ワイルド童話全集 (新潮文庫) 作者:オスカー ワイルド 新潮社 Amazon 感想(ネタバレなし) ※以下はネタバレ箇所を隠した感想です※ 海外のほぼ知らない作者の童話集ということで、普段手を出す…
『人間を善悪で区分けするなど愚かなことだ。人間は魅力的か退屈かのどちらかである。 オスカー・ワイルド『サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇』(新潮社)』 シンプルな区分ですね。 「魅力的か」「退屈か」 一緒に過ごしたい相手を選ぶ基準は、「楽しいか」「楽しくないか」と似ています。 善悪のものさしで計ると、安全度は上がるのかも知れませんが、退屈の度合いも上がるのかも知れません。 人間の欲求は、刺激を求める所に、楽しさも、罠も潜んでいるのではないかと考えています。 その場の雰囲気をつくるのもその場にいる人です。 楽しく盛り上げるのも、辛気くさくするのも人なのですね。 エンタテインメントの街、ラスベガスで楽…
子供の頃、ハッピーエンドで終わる話よりも、悲しい最期の話のほうがいつまでも心に残った。 例えばフランダースの犬は典型的だ。 主人公のネロ少年は最後の最後まで上手く行かない。色々な人たちの手助けがあるのだが、人生が上向くためにはいつも、もう一つ決めてに欠けてしまう。 それでも最後まで絵を描くことと諦めずに頑張るネロ少年のいじらしさがこの物語の主題で、最後はとうとう憧れのまだ見ぬ絵画の前で命尽きてしまう。 それでもいつもそばから最後まで離れない犬のパトラッシュが救いだ。 本当に悲しすぎる。子供にとってもこんなに報われない話ってなくて、悲しい話トップ3に入ってしまう。 ごんぎつねも悲しい。新見南吉先…
●全5項目●代表作 ●「ブラッドベリがやってくる」 ●「ブラッドベリはどこへゆく」 ●「Guest Programmers TCM」 ●1993年「AFI」の企画で上映 「ノートルダムのせむし男(ノートルダムの傴僂男)」ウオレス・ウオースリー、ロンチェイニー より ●全4項目 ●代表作 小説「火星年代記」、 「華氏451度」、 映画共同脚本「白鯨」ジョン・ヒューストン 等 小説家、詩人、脚本家 等で活躍したレイ・ブラッドベリが影響を受けた・好きだった映画。 ●「ブラッドベリがやってくる―小説の愉快」で語った主な映画8本 モダン・タイムス チャールズ・チャップリン…コメディ、風刺、ロマンス…
2023年の演芸その他と私 2023年は演芸以外でもあまりにも印象的な出来事が多かったので、時系列で書き留めることにした。 2023年に拝聴した演芸(1高座単位で配信は入れていない)浪曲:304(そのうち138は玉川太福師匠)落語:171講談:72色物:28 昨年に続き浪曲師玉川太福師匠を緩く追った。以下、拝聴した演目の内訳を記す(丸数字は聴いた回数)。☆は特に印象深かった演目。 <古典>(57)◎天保水滸伝「繁蔵売り出す」②◎天保水滸伝「鹿島の棒祭り」②◎天保水滸伝「笹川の花会」➂◎天保水滸伝「蛇園村斬り込み」②☆◎天保水滸伝「平手の駆け付け」①◎天保水滸伝「繁蔵の最期」①◎清水次郎長伝「秋…
子どもは両親を愛することから始めるが、やがては裁くようになる。許すことは滅多にない。 Children begin by loving their parents; after a time they judge them;rarery, if ever, do they forgive them. (オスカー・ワイルド)
会社員として日々働きながら、短編・中編作品を制作し続ける映画監督・田中晴菜。 「生人形」を題材とした『いきうつし』(2018)はあいち国際女性映画祭、Kishhh-Kishhhhh映画祭の短編部門でそれぞれグランプリを受賞、傘を通じて人々の記憶が交わる様を描いた『ぬけがら』(2020)は第38回トリノ映画祭国際短編コンペティション部門にノミネートされるなど、国内外の映画祭で高い評価を得ている。 映画制作に不可欠ながらも、現代の映画界では多くの人々が見失いがちな「人々の記憶・心・世界を拾い集める」という行為を、誰よりも誠実に続けている田中監督。彼女が手がけてきた作品たちが描いているのは、かつての…
一条真也です。明日で61回目の誕生日を迎えるのですが、若者についての本を紹介させていただきます。『「今どきの若者」のリアル』山田昌弘編著(PHP新書)を読みました。編著者の山田氏は、1957年、東京生まれ。1981年、東京大学文学部卒。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学。「パラサイト・シングル」「格差社会」「婚活」などの言葉を世に広めたことでも知られます。著書に、ブログ『結婚不要社会』で紹介した本をはじめ、『希望格差社会』(筑摩書房)、『新型格差社会』(いずれも朝日新書)、『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』(光文社新書)…
ゴールデンウィーク後半は一緒に過ごそうね、ということでパートナーと函館で待ち合わせをする。 今日持ってきた本は、ティム・インゴルドのエッセイ集『応答、しつづけよ。』 車窓から内浦湾を見ることができる。 こんなに海の近くを電車が走っているんですよ! 停車した。 パートナーが「美学を学びたい」と言い始めたので、「アートとは...」って考えたり、インゴルドのエッセイを読んで「自然とアートの共生とは...」みたいなことを考えたりしている。 アートとはつまり、日々の積み重ねだとは思うのだけれど、自然から生まれる美と、何かしらの技巧によって生み出される美とは何が違うんだろう? と思った。 美といえば、オス…
ここ最近は(読書的な意味で)意識が「外」へ向いている気がする。遠いどこかの国のこと、自分が生まれるずっと前のできごと、など。実際に東京を飛び出していければまた見える世界も変わってくるのだろうけれど、もちろん制約もある。そんなときに世界と自分をつなぐ窓になってくれる、書物の有り難みを思う。 1.ハン・ガン 井手俊作訳『少年が来る』CUON chekccori-bookhouse.com 「自分が銃を手にすることができるかどうか、生きている人に向けて引き金を引くことができるかどうか考えてみました。軍人が手にした数千丁の銃が数十万の人々を殺害することができるのだということを、金属が体を貫通すれば人が…
追悼の2回目は、NY三部作について。 これは30年前の論文ではなく、3年前に院生の発表の司会をした時に、準備と言うか自分の(楽しい?)勉強としてブログに書いたものを編集して再録しています。 『シティ・オブ・グラス』と発見 クィンという主人公はかつては文学的な野心があったが、今はウィリアム・ウィルソンという筆名でミステリーを書いている。文学的な作品が「書けない」という点で、メルヴィルの「書記バートルビー」を連想するのは僕だけではないでしょう。当然と言うか後半に、メルヴィル自身が忘れられた作家として税関職員をしている事もふくめて言及がありました。 さてクィンのミステリー観は挫折した文学観と微妙に連…
人を見抜く事はけっして簡単ではありません。 けれども世の中には人を見抜く事が職業上欠かせないプロたちがいます。 そんな彼等は、いったい何どうやって人を見抜いているのでしょうか。 「人間関係が上手くいく名言集」と「人を見抜くための心得」をご紹介します。 人を見抜くための名言集 人を見抜く心得 第一印象に騙されない 成功する人は、不平や不満を口にしない 人望のある人は地位は高くても腰が低い ケチで細かい夫は妻に捨てられる可能性高い 自分を客観視できる能力が大切 向上心を持っている人は成功する 先入観をもたない 無意識のしぐやや動作は本音の宝庫 人間関係が上手くいく名言集30選・人を見抜くための心得…
No.3852(再)【今日の1冊】「金子國義スタイルブック」 好きなイラストレーターは永井博と鈴木英人、佐々木悟郎だ。好きな日本の画家は、と問われると竹久夢二と金子國義と答えている。おれは20代からの金子國義のファンである。 金子國義の絵は好き嫌いが分かれる。気持ち悪い、と言う人も多い。ただ、海外にこんな絵を描く画家はいるし、仮にフランスのロートレックが日本の画家なら受け入れられたかどうかはわからない。おれは金子國義の退廃的で耽美主義的な画風が好きだ。耽美(たんび)主義というのは、美しさを最高として酔いしれること、である。小説ならボードレールやオスカー・ワイルド、谷崎潤一郎や泉鏡花がこれにあた…
間宮さんの出演作は色々と見ているけど、やっぱりスーツ姿の時がダントツでカッコ良くて好きなんですよね。 どれくらい好きかって言うと… スーツ姿の間宮さんにお姫様抱っこされたいくらい♡ (注:私タリホーは成人男性です) (以下、原作を含むドラマのネタバレあり) ※原作者のツッコミについて追記しました。(2024.04.23) 「五印一当 Five One」 今回は原作3・4巻のエピソード。前回照朝の前に現れた天才ギャンブラーの上杉潜夜と遂に対戦する今回の物語は、原作と違いドラマの照朝が織田グループの会長ではないため、潜夜が宮ノ内(照朝の父の会社を乗っ取った男だね)をアクマゲームで倒し、会社の経営権…
" data-en-clipboard="true"> 今週のお題「お弁当」 " data-en-clipboard="true">お弁当と言えば独身時代、憧れのコンビニ近くのアパートに住んでいた頃、嬉しくて毎晩のように、セブンイレブンのお弁当を食べました。セブンイレブンのお弁当は、コンビニの中では一番おいしいと思っていたので、最初は大満足でした。しかし、美味しいお弁当とは言え、さすがに毎日食べていると、飽きてくるものですね。すると今度は逆に、セブンイレブンのお弁当を食べない生活になってしまいました。一方、手作りお弁当といえば、キャラ弁と言うのがありますが、子どもが喜ぶキャラクターをどう単純化…
六本木のシンボルとして、国内外から数多くの人が訪れる六本木ヒルズ。展望台や映画館、グルメ、ファッションなどさまざまなお店が並びますが、この六本木ヒルズに今年4月、新たにお店がオープンします。どんなグルメと出会えるのか、注目のNEWショップをご紹介! 芦屋発!本格イタリアンジェラートの専門店 冷たいアイスやジェラートが美味しくなるこれからの季節。注目を集めそうなイタリアンジェラートの専門店「ジェラテリア ラッフィナート」が六本木ヒルズに登場。芦屋のイタリアン「リストランテラッフィナート」で作り上げる本格ジェラートがいただけます。料理と同じく、素材と調理法にこだわった贅沢な一口は、まさに極上の味!…
ここ二日くらい私はず~~っと、「ドリアングレイの肖像(オスカー・ワイルド著)」の本を探していました。わたしの本棚は、 一軍 二軍 殿堂入り(永久の一軍) に分かれているんだけど、何か月にいっぺんは殿堂入り以外は入れ替えている。 そしたら場所がわからなくなったはなし。(トホホ、、、) おかげさまで昨日、「書店カバー」をつけてたドリアングレイの肖像を見つけました!!やったあ! ↓過去ネタは、内容ネタバレバレです。お気を付けください。 youtomejiteki1000sai.hatenadiary.com ドリアングレイの肖像を読むきっかけは、2018年のクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」という…