2012-02-19 ルナーマーケットを入手する
年度別のSFゲームのリストを作るという試みをBGGでしている。一部の方には既にご笑覧いただいているようだが‥(^_^;
その中の2009年編を作っていたときにアンテナに掛かってきたのがこのゲーム。平均評価8点は凄いのだが、なんのことはない評価者1名だけである。
出版社は、同人ゲームの印刷兼頒布会社みたいな存在らしいゲームクラフターである。
ちゃんとサイトで国際発送を受けてくれるので試しに頼んでみたのだが、無事に到着。
どんなパッケージかと思ったら、どうやら共通仕様の黒のゲームクラフターとだけ書かれた箱に入ってやってきた。
中身のコンポーネントが意外なほどギッシリと詰まっていてビックリ。
テーマは月面の探鉱会社と言うことで、GDWのベルター以来、幾多のゲームのあるサブジャンル。
地雷めいてもいるが、ちょっと期待の作品だったりする。思わぬ掘出物だと嬉しいのだけどなぁ‥(^o^)
2012-02-18 ☆マイナスゼロを読む
広瀬正の全集が文庫化されたのは筆者が高校生の時だった。
毎月一冊ずつ刊行されたが、どれも書店に並ぶとすぐに購入して読んだものだ。
その最初の一冊がマイナスゼロだった。
タイムマシンものの古典と言って良い風格を持つ作品で、非常に完成度が高い。戦前の銀座の様子が丁寧に書き込んであり、一種、三丁目の夕日風でもある。
タイムマシンものだが、パラドックスを扱っておらず、逆にパラドックスを発生させないように奔走する主人公の悪戦苦闘が微笑ましい。しかし、最後にはとんでもないパラドックスの存在が明らかになってしまうのだが‥(^_^;
30年ぶりに読んでも、まったく色褪せていない。
むしろ、逆に近年の日本SFにはこれと比肩するような成果は出ているだろうかとガッカリさせられるほどだ。
あまりにも良かったので、エロスも再読しようかと思っている。
2012-02-17 7年世界戦争を対戦プレイする:2年目
2年目のイニシアチブ決定フェイズに、フランスのKtgさんが動いてイニシアチブを取得した。
昔の第3帝国のフリップフロップを知っている人なら判ると思うが、イニシアチブ順にプレイするゲームでイニシアチブが移動すると、続けて同じプレイヤーがプレイヤーターンを実行することになり凶悪な電撃戦が可能になる。
フランスは、第1ターンの最後に北米の3箇所の小戦闘で勝利。この第2ターンでは先手を取って、本拠地であるトロントの奪回作戦を展開した。また、アフリカ北部のモロッコへも上陸、さらにマラータ同盟で独立国であるオマーンへ進出した。
しかし、このゲームではカードが強力。イニシアチブを取るフランスのカードも凶悪だったが、対するイギリスは勝利に沸くフランスのトロントに消耗カードを投入。なんと、フランスのエリート海軍が3ユニットも吹き飛ぶなど、黒死病を思わせる壊滅的な打撃を与えた。
イギリスはさらにスペインに外交を働きかけ、なんと最強の3を2枚投入して+6、ロシアとフランスの抵抗にも関わらず+4欄で振ることに成功した。しかし、運命のダイスは虚しく失敗。結局、イギリスは北米で反撃に成功し、ポルトガルのリスボンを陥れるに留まった。
ロシア帝国は南下政策を推進しペルシャに進出。
我が満州帝国は、海軍を建設して東京を征服することに成功した。
●第2ターン総評
英仏にインドを巻き込んだ紛争は激化の一途を辿った。
不思議なことに何処の勢力も中立勢力の外交に成功しないままに2年目も終了、ロシアと満州は独立小国を食い合う地味な戦いを継続している。
フランスはイニシアチブを取ったが、逆にそのためにバランスオブパワーを2回も喰ってしまいカードを相当吐き出すことになった。戦果は挙げたがイギリスの返し技も切れたのでフランスの優位は決定的にならなかった。
2012-02-16 7年世界戦争を対戦プレイする:1年目
●開始時のゲーム的な構図
4人プレイの分担は先に記した通り。
実は、毎ターン配付されるカード枚数でもあるキャンペーン値を見ると、イギリスプロシア連合が7枚で断然トップ。残りの3人を掻き集めて7枚と言うことになっている。
つまりは、イギリスプロシア連合対残り3人と言う多対一ゲームの様相を呈している。
分担はカードドローでランダムに決め、イギリスプロシア連合はYmgさんがプレイすることになった。
●1年目
プレイヤーターン方式のゲームなのだが、その前の共通手順の段階でロシアの提督さんが「バランスオブパワー」カードを引いてきた。これは強制即時適用のカードで、イニシアチブプレイヤーに1dr分のカードを捨札させるものだ。イニシアチブプレイヤーは、キャンペーン値が一番高いプレイヤーがなるので、その優位性を削減してバランシングする効果の強制イベントである。
しかし、Ymgさんは、これを受けて手札が空くと(上限が8枚までしか保有できない)、科学の発展をプレイして直ちに手札を4枚補充。このゲームはカードが協力なので、カードの枚数は非常に大きな意味を持っている。
最初のプレイヤーターンは、イギリス陣営になる。Ymgさんは外交カードをプレイして、中立列強の一つスペインに働きかける。この同盟が成立してはイギリスの独走に歯止めが利かなくなるので、残る3人で全力阻止。
移動/戦闘の手順では、イギリスは史実通りにフレンチインディアン戦争を開始してフランス領のトロント方面へ正面攻勢を掛ける。また、アジアではビルマへ、さらに艦隊を利用してポルトガル領のブラジルへと進んで資金力拡大を目指す。同盟者のプロシアは、中立小国の一つポーランドへ侵攻する。
二番手のオーストリアロシア同盟いの提督さんは、ロシアの南部に位置するオスマン帝国に外交を試みるが残念ながら失敗。ロシアは、止む無く西へ進んで、イギリスが確保したポーランド奪取に成功する。
三番手は席順の関係で筆者の満州帝国。こちらもアジアの西に位置するオスマン帝国に働きかけるが、オスマンは一向に靡く気配もない。このゲームでは、盤上の資金マスがそのまま部隊維持容量になっている。満州帝国は初期配置の部隊数が多い都合で、維持マスを確保しに行かなければならない。韓国とカンボジアはお約束みたいなものなので獲得。そして、世界の敵であるイギリス牽制のために、イギリスが取得したビルマの奪回に動き成功する。
最後がフランス。イギリスプロシア対3人とは言いながら、その3人の中で真にイギリスのライヴァル足りえるのはフランスに他ならない。Ktgさんは、当面の主戦線である北米大陸でイギリスに対して3箇所で攻撃を実行し、その全てを成功させた。さらに、もう一つの戦場であるインドでも独立国であるミソールに侵攻した。
●第1ターン総評
中立列強は何処も動かず。各プレイヤーは、自分の開始勢力による軍事活動に終始した。
イギリスプロシアは、北米、欧州、アジアの世界全土で攻勢を実施し成果を挙げたが、北米ではフランスに、欧州ではロシアに、アジアでは満州に反撃され成果をターンエンドまで維持することができなかった。この1対3で戦う構図の苦しさは、今回のゲームを象徴することとなり、ゲーム終了までYmgさんを悩ませることになる。
2012-02-15 ×MDを読むのを挫折する
トマス・ディッシュの1991年の比較的新しい作品。ホラー小説。
かなり粘って200ページくらい読んだのだが、一向に面白くなって来ないので挫折することにした。他に読みたいものも多いことだし‥(^_^;
ディッシュは当たり外れの激しい作家だと思うが、本書はハズレだと思う。
「歌の翼には」あんなに素晴らしいのになぁ‥(^_^;
2012-02-14 7年世界戦争を対戦プレイする:20年目
●開始時の世界的な構図
イギリスは、植民地主義の時代のフロントランナーとして世界に影響力を広げつつあります。イギリスのライヴァルとして浮上してきたフランスは、イギリスとの間で新大陸のイニシアチブを巡ってフレンチインディアン戦争を開始しました。
プロイセンが、ヨーロッパ大陸の新興陸軍国家として台頭、シレジアの領有を巡ってオーストリア+ロシア同盟と開戦することになりました。
●20年目の結末
ゲームの展開を追う前に歴史的にはどういうことになったか整理しておきましょう。
フレンチインディアン戦争は、イギリスの勝利に終りました。インド争奪戦でもイギリスはフランスに勝利してマラータ同盟を弱体化させ勝利者となりました。北米大陸とインド亜大陸で勝利したことで、イギリスは日の没さぬ世界帝国へと発展していくこととなりました。
しかし、そのための戦費は膨大なものとなり、これを回収するために植民地に重税を課すことが必要となります。これに対する植民地の反発は激しいものとなり、7年戦争の開始からわずか20年後の1776年に北米植民地は独立し、新たな世界戦争のプレイヤーであるアメリカが誕生することになります。
プロイセンは列強を相手にシレジアの領有権を死守することに成功しました。これはフリードリヒ2世の軍事的な才能に依存するところが大きく、このため欧州7年戦争はウォーゲームの人気のある題材の一つになっています。しかし、その2代後のヴィルヘルム3世の時代には台頭してきたナポレオン・フランスに苦戦することになります。
マラータ同盟は英国との衝突で疲弊して解体、世界の覇者となった英国の次のターゲットが満州帝国になる訳ですが、ここらへんからは日本のウォーゲーマーには説明の必要はない部分でしょう。
オスマン帝国は最盛期に比べて存在感が薄いですが、西進に失敗し南下政策に転じたロシアと露土戦争を戦い領土を奪われます。この時の怨念が後にオスマン帝国が第一次世界大戦でロシアに対して宣戦しドイツに組する遠因となりました。オスマン帝国はイギリス発の産業革命に乗り遅れて、前近代国家として「病人」と揶揄されるようになり往年の影響力を急速に失っていきました。
2012-02-13 7年世界戦争を対戦プレイする:0年目
1月27日の茨城会で7年世界戦争を対戦してきました。
●メンバー
Ygさん:イギリス+プロシア同盟
Kgさん:フランス+マラータ同盟
筆者:満州帝国
その他の中立大勢力:スペイン、オランダ、オスマン帝国
●開始時の世界的な構図
昨年プレイしたWhen Lions Sailedから、概ね一世紀後の世界になります。アングロダッチ戦争に勝利したイギリスは、植民地主義の時代のフロントランナーとして世界に影響力を広げつつあります。
これを追ってフランス、オーストリア、ロシアなどの列強がイギリスに続いて世界に植民地を築き上げようとして、世界全体を舞台にした植民地争奪戦が開始されました。
イギリスのライヴァルとして浮上してきたフランスは、イギリスとの間で新大陸のイニシアチブを巡ってフレンチインディアン戦争を開始しました。
折しも神聖ローマ帝国内のプロイセンがフリードリヒ2世の下で力を増し、ヨーロッパ大陸の新興陸軍国家として台頭しました。シレジアの領有を巡ってプロイセンは、オーストリア+ロシア同盟と開戦することになりました。この時にイギリスは、プロシアの対オーストリア、ロシア、フランス、スペインなどとの戦争を支援しました。これには、植民地戦争でのライヴァルを間接的に牽制する意図があったと見られます。
一般に7年戦争は、このプロイセンを中心とした欧州大陸での戦争を指します。しかし、その実体は、欧州列強の植民地争奪戦との関連を抜きにして理解することが難しいものでした。
7年世界戦争は、この世界的な構図での列強の争いの全体を再現する貴重な視点のウォーゲームです。
また、この時期になっても大航海時代のプレイヤーであったスペイン、ポルトガル、オランダなども一定の力を持っていました。そして、大航海時代の動因をそもそも作った東西交易路に君臨するオスマン帝国も依然として強力な存在でした。その一方で、アジアには中国大陸の新たな支配者となった満州帝国、インドには高原地帯に繁栄したマラータ同盟が存在していました。
2012-02-12 7年世界戦争の勢力表示カードを自作する
来週の茨城会に向けて7年世界戦争の準備をさらに進めている。
キャンペーンマーカーのカード化に続いて、勢力表示カードを作ることにした。
勢力表示は、マップ上のトラックに各プレイヤーのマーカーを置いて表示するのがオリジナル。しかし、これが直感的に認識しにくいこと夥しい。
と言うことで、カード方式にして、キャンペーン値や、開始時の収入も記載してみた。
2012-02-11 B級外人レスラー検定 解題
B級SFゲーム検定と違って、こちらは解題しておかないと、しばらく経って自分も解けなくなるといけないので‥(^_^;
第1問
この黒人レスラーは、昭和プロレス研究室でも「史上最悪の期待はずれ外人」
サービス問題ですね。ヘラクレス・ロンホークです。
第2問
このポリネシア系レスラーは大相撲からの転向組です。しかし、プリンス・ト
これもサービス問題ですね。コンガ・ザ・バーバリアンです。当時の新日本は外人招聘ルートに再び困窮していたので、バーバリアンはその中では大物の部類であり、結構、クローズアップされていたのでご記憶の方も多いはず。
第3問
このレスラーは、坂口征二の北米ヘビー級王座の最後の、そして最弱の挑戦者
ヒントが優しすぎますね。北米ヘビーとIWAの両方に言及してあるので、簡単に調べが付くでしょう。ギロチン・ゴードンことジ・エンフォーサーです。
第4問
このカナダ人レスラーは、プロレスブームの最中に新日本プロレスに来日しま
これはヒントが出しにくい選手でした。正体は、ジャッカルです。クリス・アダムスのパートナーとして代打出場。試合内容的には、藤波・木村組に完勝していました。後の海賊男の正体と言われますが、なんでそんなことに使ってしまったのか新日本プロレスのセンスの無さを痛感させます。
第5問
このアメリカ人レスラーは、ロードウォリアーズブームに便乗して新日本プロ
やや難しいか。ジョン・リッチモンドことマッドマックスです。この人やジャッカルは、WWFとの契約切れ後の新日本にとっては貴重な逸材だったと思うのですが、これも使いこなせず。
第6問
このレスラーは、全日本プロレスのタッグリーグ戦に南アフリカマット経由で
タイガージェットシンが南アフリカから連れて来たマイク・ショウです。これは難問かも知れません。新日本しか見ていなかった人にはわかりようもないか。
第7問
このメキシカンレスラーは、ある大会にメキシコ代表として参加しました。し
かなりの難問。風車吊りがラッシャー木村の必殺技と知っていれば、国際プロレスの大会の記録を当ってメキシカンを抽出できるでしょう。そこまで来ても最後に特定するのが難しい。レオ・ロペスです。
第8問
このメキシコの覆面レスラーは、三沢タイガーへの挑戦者として呼ばれたよう
かなりの難問。シリーズ予告編でTVに映っただけで、タッグリーグ戦本戦には参加せず、タイガーマスクとのシングルは実現したようですがオンエアされず。一緒に来たピラタ・モルガンが意外に良かったこともあり完全に隠れてしまいました。そうそう、エル・エヒプシオさんです。
第9問
このイギリス人レスラーは、第7問の大会にヨーロッパ代表として参加する予
第7問が難問なので、結果としてこれは大難問。ルーテーズ杯争奪リーグ戦の後半戦に来日予定だったキングコングのことです。ちなみにキングコングはニックネームで、本名はマル・カーク・コジャックです。相手の大型英国人レスラーは、ビッグ・ダディです。
第10問
このメキシコの覆面レスラーは、既に定期放送を打ち切られていた国際プロレ
意外に易しいのは、この人がガッカリレスラーの代名詞として一部で頻繁に引き合いに出されるからです。アースウィンドアンドファイアー仮面こと、ティエラビエントイフェゴです。ラッシャー木村とのシングルでオンエアされ、どうしようもないファイトぶりに怒った木村が覆面をはいだのですが、久しぶりのTV中継でこんなのと凡戦しか見せられなかった木村の方が被害者だったかも。
2012-02-10 千葉会:レーストゥトーキョーを対戦プレイする
提督さんと対戦プレイ。
九十九里浜から上陸する第1軍を指揮。
上陸後、房総半島先端の都市を確保するのに1ユニットを派遣。利根川を早々に渡り相手の防衛線を作りにくくする作戦に出る。水戸は迷ったが、年末に行って遠かったので断念する‥(^_^;
西部日本軍側では、多摩川を早いタイミングで渡られてしまい苦戦。これが最後まで尾を引いた。
最終ターンまで勝負は縺れ込み、第1軍攻勢終了時点で3点リードしていたが、最後に5点取られて逆転負けした。
感想として
●装甲ユニットが1個もないのは辛い
●第1軍が取れる得点は誰がプレイしてもそう変わらないので、このゲームは第8軍対西部日本軍が何点で終るかが焦点のゲームと言って良いと感じた
●第8軍の最終得点に大きな影響を持つのは序盤の多摩川突破のタイミングなので、実はそこで勝負の帰趨がかなり定まっているのではないか?
と感じた。
ゲームとしては、
●スタッキングがないと言うことは、ユニットハンドリングでも、戦闘解決でも圧倒的にプレイアブルで素晴らしい
●馴染みのある地形で戦うと言うのはなんとなく嬉しいものだ
●我孫子が利根川の北にあるのは納得できない
と言うところだろうか。
このゲームはご当地ゲームとして最近周辺で非常に活発にプレイされており、コマンド102号は版元では売り切れたとの情報も。自分のセットが欲しい人は流通在庫を押さえに掛かった方が良いかもしれません。