bqsfgameの日記

2010-02-26 ショートゲームレビュー:ニューロシマヘックス

2010-02-25 ニューロシマヘックスをソロプレイする

検索してビックリ、入手したのは昨年6月。ようやくにしてソロプレイに漕ぎ着けた。

ゲーム内容は明日のショートゲームレビューに譲ることにしたいと思う。

結論としてはシンプルなゲームながら独創的なゲームシステムを搭載した、イノベーティブな作品だと思った。

これは意外な掘出物。

また、拡張キットが各種出ているが、ゲーム内容からして当然、出るべくして出ていると感じた。

そういう意味では、「ドミニオン」、「ディスクウォーズ」などに匹敵するような内容の作品だと思う。このゲームがどうしてもっと話題にならないのか不思議に思った。

2010-02-24 水曜日の会:テレパス会議を対戦プレイする

マニラが終った後、軽いものを一つくらいできそうな時間が残った。

と言うことで登場して来たのが「テレパス会議」。ワードゲームの古典をベースにして作られた同人ゲーム。

テレパスを見知らぬ顔触れでやるということ自体、15年ぶりくらいだろうか‥(^_^;

なかなか思うに任せなかったのだが、それはそれで楽しい時間を過ごすことができた。

この日は両ゲームとも成績的にはさっぱりだった。

最近、ゲームプレイのセンスが悪いなぁと実感する。

2010-02-23 水曜日の会:マニラを対戦プレイする

アポなしで18:00過ぎに到着。

会場は既にほとんど満卓。寒いのに非常に賑わっていた。

丁度、インストを始めるところだったマニラの卓に誘ってもらい、あぶれることなくゲームにありつけた‥(^o^)

マニラは、ナイアガラと共に当時のツォッホの話題作だったが未プレイ。その意味でもありがたかった。

河で実施されるレースに当って、様々な形式でのビッディングを実施しながらレースが進行していくという内容。

よくできているなと思ったのは、レース自体は、たったの3ロールのシンプルな内容だということ。それにも関わらず、1ロールごとに局面が変わっていくのに応じて賭け足しをさせることで妙味を出している。

最近のユーロゲームとしては、ゲームルール的には非常にシンプルな範囲にまとまっていて、ゲームの各行動が最後のアウトプットにどういう影響を与えるかも理解しやすい。

この日は非常にバブリーな展開で、続々と船がゴールしていき、各プレイヤーがみな儲かって資金豊富になると言う流れになった。そのため、ビッディングの相場が異常に高くなり、ほとんど利益が出ないような水準での落札が続出した。その一方で、軒並みゴールするものだから、ほとんどの株が高騰していき、そこでの差はほとんど付かなかったりした。

そんな訳で、やや平均的な展開からは異質な展開となったのだが、それはそれで非常に面白くプレイすることができた。

2010-02-22 ギャラクシーズエッジをソロプレイする

昨年11月に入手したSFゲームの近作。

立て続けにSFゲームを入手してしまったので、滞貨になりそうなのでプレイ時間の短いものから消化してしまうことにした。BGGのプレイ時間表示では60分になっているので、まずコレから。

率直に言って、非常にアブストラクト性の高いゲームだ。いわゆる「ドライ」なゲームで、個人的にはあまり好きになれなかった。端的に言えば、別に題材がSFである必要性がないじゃない‥(^_^;

マップはヘクスタイル方式になっている。一つのタイルがセクターと呼ばれ、そこには1〜4個の星系が描かれている。星系には得点となるポイントが1〜9まで記載されている。

プレイヤーターンには、いずれかのタイルに置かれている自分の宇宙船を1タイル移動させる。そして、宇宙船のあるタイルの1星系に植民するか、軍事基地を設営する。その後、ダイスを振る。ダイスの結果は、いま建設を行ったタイルへの継続的な建設を禁止するか、イベントカードのドロー/プレイを可能にするのいずれかになっている。

あるプレイヤーの建設により、そのタイルの全ての星系が埋まった時には紛争が発生する。そのタイルおよび周囲6つのタイルについて、プレイヤーの軍事基地の所在を確認する。だれか一人しか軍事基地を持っていない場合には、そのプレイヤーが紛争に勝利したことになり対象タイルのコロニー1個を他のプレイヤーから獲得することができる。

紛争はタイルごとに、そのタイルが満員になった時の一回しか解決されない。しかし、上述のように軍事基地判定は周囲のタイルまで見て解決するので、軍事基地はそのタイルと周囲6タイルの紛争で役立つ訳だ。

ゲーム終了時には自分が保有しているコロニーの数値を総計して勝敗を競う。軍事基地は直接は得点にならず、上述の紛争を通じてコロニーを獲得するためにしか役に立たない。

ヘクスタイルには5種類があり、そのヘクスタイルごとに特定の宇宙種族が住んでいる。特定の宇宙種族の住むセクターに、もっとも多く植民しているプレイヤーは、その種族の特殊能力を使用できる。特殊能力はすべてゲーム終了時のボーナス得点になっている。戦争好きで、多くの軍事基地を持っているとボーナスが得られる種族。逆に軍事基地が少ないとボーナスをもらえる種族。セクター内で複数の自分のコロニーを持っているとボーナスが得られる種族。逆にセクター内で他プレイヤーと共存しているとボーナスが得られる種族。最後に、普通は好まれない得点が1点しかない過酷な環境を敢えて好む種族となっている。

これに加えてイベントカードが、多少のプレイ中の小技をもたらしている。

実際にプレイすると分かるが、宇宙船を移動させながらコロニーをクレームしていくだけの、非常に簡単なゲームだ。全員が毎回1個ずつコロニーを建設していくので、もちろん数値の大きい星系を取った方が有利。

しかし、そこに直接は得点にならないが、紛争によって他人のコロニーを奪え、しかも最大で7回の紛争に機能する軍事基地の存在がある。軍事基地をどこに設定し、どういう順番でタイルを満員にして紛争を発生させていくかが綾になる。

また、イベントカードはせいぜい1個のコロニーを余分に得られる程度の能力しかないのだが、全員が1個ずつコロニーを建てていくだけの本ゲームでは余分の1個を得られるのはプレイを直接リードすることに繋がる。ここらへんは、平凡な能力のドングリのせいくらべのゲームでは、ちょっとした魔法でも十分に強力に感じられるという効果を上手に使ったゲームデザインになっている。

ドライではあるが、プレイしたときに十分に作戦的な妙味は感じられるようになっている。

プレイ時間は確かに1−2時間と言ったところで、確実にコロニーが増えて行き盤面が埋まって収束する手軽なマルチである。

トワイライトインペリウム3のような丸一日掛かるような大銀河SFゲームに辟易してしまった向きには進められる作品だと思う。

ただし、SFらしさという点では、「ネクサスオペレーション」あたりよりも落ちるので、そこは理解して選択されること。

2010-02-21 ゲームリンク2号を入手する

ゲームリンクの2号が無事に登場。まずはめでたいことだ。

俗に三号雑誌というくらいだから、4号まで行ったら、ちょっとしたお祝いだと思う。

今号は、ドミニオン、レースフォーザギャラクシーと行った、最近のヒットカードゲームの特集。さらに、付録ゲームは、編集長、池田氏のキングダムとなっている。

キングダムは、早くやってみたいものだ‥(^o^)

2010-02-20 ○黒竜江陸戦隊を読む

谷甲州の覇者の戦塵も6冊目、これでカドカワノベルズ部分が終了する。

時代的には前巻から少し開いて1937年。

満州国は不安定な状況ながらも存続しており、その状況下で関東軍はさらに中国北部への侵攻を意図している。

そうした状況下で海軍の新設部隊である陸戦隊がソ満国境を流れる黒竜江の守備を担うと言うシチュエーションである。

本巻の焦点は、日中全面戦争への事変拡大は回避されるのか、ソビエトの介入を予防することはできるのか‥ということに尽きる。

本巻も依然として地味であり、なんとバックホー装備のトラクター、言い換えればパワーショベルが最新兵器としてかっこよく描かれるのは、本シリーズならではと言えるだろう。

陸戦隊と共に、河川砲艦や上陸艇が描かれ、「戦術的問題の宝庫」とも言われる河川を巡る戦闘が後半では詳述される。ここらへんのスコードリーダーやアップフロントのような戦闘描写は、シリーズの技術者視点とは別に、戦闘部分でも本シリーズが意外な本格派であることを今回も感じさせる。

そして、最後のページで問題の盧溝橋が発生する電話が掛かってきて本巻はクライマックスで幕を閉じてしまう。

2010-02-19 水曜日の会:チューリップマニアを対戦プレイする

十七世紀のオランダのチューリップバブルは、日本でバブル経済がパンクする前後には類例として一部の経済学者などの間で引用された有名な事例。本来の価値に比して不当な水準まで高騰した物の価値が、右上がりの高騰曲線を理由に投機対象となり、さらに高騰を続けていき突然最後に破局する事例だ。

それを題材にしたゲームと言うから、シド・サクソンの「ディー・アイン・ミリオン」を思い起こさせる。

内容的には、確かに似たところもある。非常にシステマティックなゲームメカニクスのカードゲームだ。プレイヤーは、様々な色のチューリップの球根を購入し、また手持ち球根から1個を毎回売却していく。他のプレイヤーは、売りに出された球根に対して、マイルドな値上げを起こす購入を実施するか、あるいは急激な値上げを起こす投機を実施することができる。

購入、投機が続く限り、その色の球根の価格は上がる一方である。上がる一方だと言うことは、何を買っても含み益がどんどん発生していく訳である。そして、その限りにおいて、誰もがハッピーなわけだ。そして、ある所定の価格以上になった途端に、その色の球根はバブルブレークする。

バブルブレークした途端に、その色の球根は破綻処理される。球根1個に付き、対応するバイヤーカード1枚を持っているペアについては、ブレークしたときの最高時価で売りぬくことができる。それができなかった売れ残った球根は、ターンプレイヤーから時計回りに1個ずつ売却できるが、1個売却するごとに1ランクずつ価格が暴落していく。暴落では、価格が指数関数的に急落するので、3人目くらいから後は皮算用していた含み益など、ほとんど失ってしまうことになる。

購入価格は、経過時価で行われるので、序盤のほとんどただみたいな値段で購入した分については、別に損害を被る訳ではなく、正に途中のバブルで夢見た含み益を失うだけのことだ。しかし、中盤の既に高騰した価格で購入した分を、破綻価格で処理すると、実際に損害が発生する。この辺りは、まさにバブル経済の縮図になっている。

ゲームシステムはちゃんと機能しており、非常に教育的だと思う。しかし、プレイして面白いと言えるかどうかは微妙なところだ。

最初のバブルブレークする球根で、高値で売りぬいたプレイヤーだけがキャッシュを手にして後のプレイをリードするようになる。そのため、最初にハマってしまったプレイヤーは、どんどんプレイでイニシアチブを失ってしまうようになる。資本主義は金持ちに優しく、貧乏人には冷たい制度だということを身につまされる。それが楽しいかどうかと言うことは、プレイせずとも想像に難くなかろう。

あまり流行しそうにない新作‥(^_^;

2010-02-18 水曜日の会:ドスデマヨを対戦プレイする

今年初めて水曜日の会に参加。TSさんとドスデマヨを対戦してきました。

最初のプレイでは、スペイン軍を持ってプレイ。

第2ターン、第4ターンにフランス軍に損害を与え好調な前半。フランス軍の銃殺処刑も出て、ルイス中尉のプレイ条件が下がって非常に優勢に。

しかし、第5ターンにフランスの協力者によって、引いてきたばかりのルイス中尉をディスカードされてしまって勝てる目処が一挙に遠のいてしまう。

最後は第9ターンまでプレイしてフランス軍の勝利に。うーん、アンラッキー。

二度目のプレイではサイドを入替えてフランス軍を持つ。第2、3ターンに1ユニットずつ損害を受け、最後は第5ターンに最後の損害を受けてモストレス市長+ルイス中尉をプレイされてサドンデス負け。

うーん、損害にもっと敏感にならなければ‥(^_^;

プレイした感想としては、それほど強力そうに見えないカードが、実はゲーム内容が小技を競うものなので十分に強力だということ。慣れてくると、様々なカードの存在を全て暗記した上で、対策も考えながらプレイするのに違いない。

これは実はなかなかに濃縮された市街戦のキャットアンドマウスゲームではないかという印象を強く受けた。

残念なことにソロプレイ適性が非常に低いプロット方式、手札秘匿ゲームなので、また対戦する日まで稼動することはなさそう。しかし、次にプレイする時には、少なくとも事前にキーカードをマークして記憶しておくくらいのことはしなければいけないだろう。

最近、ウォーゲームはすべからく事前にソロプレイ学習くらいまでしていかなければ充実した対戦プレイは望めないと思うのだが、本作も見掛けの敷居の低さとは裏腹に予習を要求する高度なゲームだった。

甘く見て取り組んで対戦相手の方には大変失礼なことをしてしまった‥m(__)m

2010-02-17 ○天使の恥部を読む

bqsfgame2010-02-17

ラテンアメリカ文学シリーズ第四弾。

国書刊行会文学の冒険シリーズ。

原著は1979年、訳書は1989年。

マヌエル・プイグは、映画「ブエノスアイレス」など映像関係の方で有名。原題社会の希薄な人間関係への問題意識や、センセーショナルな性描写などで知られる。

映像とのリンケージの意識があってか、読みやすい長さの作品が多く、話題性があるのか翻訳も進んでいる。

本書も内容の陰鬱さにも関わらず読みやすく、割とスムースに終わりまでいった。

母と娘の人間関係、男と女の関係、アルゼンチンの政治問題などが語られるが、設定はオルタネートヒストリーのメキシコであったりして、SF性、スパイサスペンス性など様々な要素が盛り込まれている。

なんとなく「限りなく透明に近いブルー」あたりの感触に近く、70年代の現代文学らしい。

その一方でラテンアメリカ文学らしさと言うのはあまり感じなかった。