bqsfgameの日記

2018-06-07 千葉会:オリジンズを対戦プレイする2

4月に続き、5月も「オリジンズ」です。

今月は、デザイナーの近藤さんが来て、山田さんと筆者と3人プレイです。

また、初めて時代4拡張を使用しました。

結果から先に書けば、勝ち筋を覚えていたという近藤さんが時代4へ一人突入して3つのレパートリーの4VPカードを揃えて勝勢が揺るがなくなった所で協議終了しました。ちなみに、アルカイックでした。

決して簡単なゲームではないのですが、その中にあって細かいルールをどういう目的で運用するか見えている人と、そうでない人の間に大きな差がでます。初心者にきわめて優しくないゲームです。

時代を先に進むと、価値の高いカードが手に入ります。

時代を進める方法をちゃんと理解して置くことが重要。

時代1から時代2は、脳カードを全クリアすると進めます。これ自体は難しくありませんが、重要なことは時代2に進んでしまうと時代1のイノベーションを実行できなくなることです。特に、家畜の飼育ができなくなるのは大問題。

本作で時代を進んでいくには、時代3、時代4と、エネルギーインフラのレベルがボトルネックになります。

このエネルギーインフラのレベル1は、使役家畜の入手で満たすのが一番容易です。ですので、使役家畜を手に入れてから時代2に移らないと苦労します。

時代2から時代3に移るには、エネルギー2が要ることが多いのですが、これは使役家畜では満たせず、バイオフューエルを調達する必要があります。これは主として鯨油らしく、得られる場所が限られています。ですので、この場所を確保するのが重要。

次のエネルギー3になると、鯨油のカロリー密度では辿り着けないので石油が必要になります。これもまた採掘できる場所が限られています。

これで時代4には辿り着けるので、「理性の時代」拡張までならOKです。

その先のエネルギー4になると、核分裂が必要でウラニウムが必要なのでしょうか?

ともあれ、効率よく進化するには、エネルギーインフラを手順よく開発する流れを理解して置き、早めから準備することが大事です。

本作の問題点の一つとして、家畜化の試みに失敗すると対象動物が絶滅することがあり、結果として使役家畜がプレイヤー人数を下回ると初期段階で激しい衝突になることがあります。この試みはダイス次第なので、場合によりますが。

2018-06-06 ブラッド・オン・オハイオを入手する

bqsfgame2018-06-06

コンパスゲームズ最新作です。

GW最後の日にチャージが掛かり、5月18日に到着しました。優秀ですね。

「ハーツアンドマインズ」のジョン・ポニスケです。

題材は、本当にオハイオの戦いです。なにそれ? と言う感じですが、ミランダのゼイダイドゼイアブーツオンの中の、「マッド・アンソニー」と同じ題材です。

ちなみに、BGGには、オハイオ川渓谷のゲームというリストがあるので驚きます。なんでもあるものです。

https://boardgamegeek.com/geeklist/204410/item/6054213#item6054213

そうか、ATOの「ダークアンドブラッディグラウンド」もこの地域のインディアン戦争のキャンペーンゲームなのですね。

アメリカ的には、それほど無名と言う訳ではないようです。

2018-06-05 ○天の向こう側を読む

bqsfgame2018-06-05

クラークの短編集を発行順に追っていますが、前哨、明日を越えてに続いて三冊目。

実は、白鹿亭奇譚と言う連作短編集も間にあるのですが手放してしまいました。連作短編集なので、ちょっと違うかなと言う気もするので図書館で探したりもしませんでした。

さて、本書ですがショートショートが主体で、少々読み応えに不足する感じもあります。

しかしながら、実際の月世界探検の時代に連載された「月に賭ける」の連作ショートショートは面白く読めました。米英ソの三国による共同月探検プロジェクトを想定した、少々、シニカルな連作です。

これが好評だったのを受けて、宇宙探検時代の連作ショーショートである表題作が実現したそうです。

短編集を読んでいて思うこととして、クラークの皮肉屋としての側面が強く出ている、人間という生物種に対する透徹した目線が目立つということです。

特に後者は強く感じるようになりました。こうした意識で読み直すと、SFM連載当時に決して好意的に読めなかった「楽園の泉」にも、また違った評価を与えられるのかも知れません。

次は「10の世界の物語」になります。

2018-06-04 人類誕生第2集を見る

bqsfgame2018-06-04

最強のライバル、ネアンデルタール人との出会いと別れ。

ネアンデルタール人観って、昔と全然変わってしまったのですね。驚きました。

自分が子供の頃には、旧人と言う表記だったような気がします。で、新人がクロマニヨン人ですね。言い換えれば、人間はネアンデル、クロマニヨンの順に進化してきたと説明されました。

しかし、その後、ネアンデルタールは直系の先祖ではなく、別種であるという話しになりました。ところが、近年、別種と言う程には遠くなく、ホモサピエンスと混血してDNA的には残っていると言うことに。

そう言えば、このシリーズにクロマニヨン人は出てこないのでしょうか? そこは、もう現代人類と同種と言う扱いなんでしょうか?

いずれにしても、このシリーズを視聴した上で「オリジンズ」を近日、再戦予定です。

第3集は、世界に広がっていくホモサピエンスの冒険らしいです。

2018-06-03 決戦!ガダルカナルをソロプレイする3

毎週1回ずつソロプレイしています。終りまで行ったことがありません(笑)。

今回は、日本軍は優勢な水上艦隊を分割して見ました。第1波の重巡を中心とした艦隊で艦砲射撃して米軍補給を撃破。これは順調に進みました。

結果として、米軍がガ島で餓えることに。それを見計らって、第3ターンに第二波の艦隊を投入して、陸上部隊2ユニット、補給4ポイントを一気に揚陸しに掛かります。

米軍は、最初の重巡艦隊を見送って、上陸攻勢を全力で迎え撃ちます。日本側は瑞鶴、翔鶴、龍驤。米軍は、サラトガ、エンタープライズ、ワスプと言う大決戦です。

まず、航空戦の解決となりますが、米軍は補給枯渇状態なのに、日本軍が補給物資を持ってきているので米軍が先攻側になります。艦載戦闘機では見劣りする米軍空母ですが、先制攻撃できればそれなりに利きます。日本軍はラバウルからの陸戦ゼロ戦で損害を吸収してから応戦。

両軍ともに艦載攻撃機が十分に残ったので、何を狙うかが問題。米軍は、日本軍の陸上部隊輸送艦を集中攻撃して全滅させます。日本軍は、米軍空母を狙いワスプを撃沈、エンタープライズを小破させます。性質が違うものなので、これでどっちが勝ったのかは議論が難しい所です。

しかし、勝敗の争点が飽くまでガダルカナル島であることを考えれば、米軍は日本軍の第一次上陸作戦を洋上で撃破したので良さそう。

結果として、日本軍は陸上部隊ゼロで、補給物資だけ先に揚陸と言うことになりました。

しかし、日本軍も、第二次上陸作戦に向けて米軍空母を一隻屠った価値は高く、まだまだこれからでしょう。

残念ながら時間切れ。

2018-06-02 モアナと伝説の海を見る

bqsfgame2018-06-02

WOWOWです。

HDDに残っていたので、消去するかダビングするか意思決定するために再見しました。

改めて見ると、モアナが島を出るまでの寸が思っていたより長く30分以上あるのですね。

島の人々の暮らしに厚みがあって、モアナの冒険の意義が重厚な感じです。ディズニー映画ながら、大人向け映画に負けないしっかりした作りになっていると思いました。

海に出てからは、マウイとの出会いを経て、次々に登場する悪役との戦いで息もつかせません。

なかなか味があるなと思うのは、最後の悪役テ・カァの正体です。ちょっとゲド戦記の「影との戦い」を思わせます。本当に恐ろしい敵は、いわゆる敵らしい敵ではないわけです。そう言えば、冒頭の「島の危機」もゲド戦記の「さいはての島へ」を連想させます。

そんなこんなで、かなり高評価だったのでダビングして残すことにしました。

2018-06-01 ☆無限の書を読む

bqsfgame2018-06-01

創元叢書です。

ウィロー・ウィルソンという新人。

これは久しぶりのスマッシュヒットでした。

出先で読むものが切れたので書店に入り、ほとんど信用していない「SFが読みたい」を頼りに買ってみました。いや、これは恐れ入りました。

サイバーパンクアラビアンナイトを足して、二で割らないままの濃い作品です。千夜一夜物語と対になる幻の千一日物語が実在します。それは、人間ではなくジンが記載したもので、その内容には最先端のプログラムに利用できる着想が満載。

主人公は場末のプログラムマスターで、王族の婚約者と関係を持ち、別れ話で本書を渡されました。しかし、その王族が国営対ハッキング部隊の切れ者で、その男にサイバー空間でもリアル空間でも執拗に追い回されます。

逃げる過程で主人公と幼馴染の女性は、本物のジンと遭遇することになります。一方、相手方も既に魔界のものを手先として利用しており、俄然、妖奇な展開に。

最後はノンストップアクションの様相を呈しますが、大混乱の内に革命が起きて、敵方は血祭りに上がり主人公と幼馴染は無事にエンディングを迎えます。

痛快無比と言うと、少し違う感じですが、独創的なイスラムテイストのサイバーパンクでお勧めです。「重力が衰えるとき」よりも、間違いなくワンランク上です。まぁ、あれはハードボイルドであって、サイバーパンクではないですか。

もっと直近の例と比較するなら、「アルテミス」より上と思います。かなり褒めています。

2018-05-31 決戦!ガダルカナルをソロプレイする2

2回目です。

ちょっと全体像が見えてきました。

日本軍側は水上戦力が充実しており、艦隊決戦になれば勝つことは可能です。また、金剛級と重巡洋艦が充実しているので、艦砲射撃で米軍ガダルカナル補給物資を粉砕することもできそうです。

ただし、水上戦力は一度出撃すると、帰港フェイズにターントラックの2〜4ターン後に配置されるので、毎回のように出撃できる訳ではありません。艦種によって帰還時期がずれるのも悩ましい。また、ゲーム全体の寸が短いので、出撃できる回数は、かなり限られています。その限られた回数で、それぞれの出撃で何をするかを計画し、計画通り遂行することが重要そう。

ゲーム開始時には、ガ島には米軍部隊と米軍補給しかないので、まず米軍補給を叩いてしまうのが良さそう。艦砲射撃では、陸戦部隊そのものは叩けません。しかし、補給物資がない状態だと、部隊が存続するためだけにも補給を消費するシステムなので、部隊が磨滅して行きます。

ある程度、米軍部隊が弱った所で、満を持して陸戦部隊と補給物資の上陸へと進むのが吉でしょうか。

一方、水上戦力では見劣りする米軍ですが、そうは言っても空母は揃っていて、何もできなくはありません。日本軍が出撃した直後であれば、陸戦部隊や補給の揚陸を支援するには十分です。タイミングを見計らって増援と補給を行い、ゲーム終了までガ島を守りぬけるかどうかが焦点です。

本作はあくまで「決戦!ガダルカナル」であって、「決戦!南太平洋」ではないのです。「戦艦なんて飾りです、偉い人にはそれがわからんのですよ!」

あと重要なこととして、空戦でも水上戦でも、エリアに補給物資を持っている側が防御側で後攻になります。ですので、初期状態ではガダルカナルで水上決戦が起きると、日本軍が先攻です。ただでさえ戦力が充実しているのに、さらに先手を取れるのですから、これは圧倒的。

しかし、最初の目標であるガ島の米軍補給を粉砕してしまうと、自ら先手の利益を放棄することになるのが曲者です。逆に日本軍だけが補給物資を持つようになると、後手に回ることになり、米軍空母の総攻撃を食えば、それなりに痛い目に会いそう。

あとガ島は、ラバウルから陸攻の行動範囲内なので、空爆もできます。他方、ポートモレスビーからは圏外。その代わり、ポートモレスビーからラバウルへ空襲することは可能で、日本軍航空部隊を磨滅させることはできます。陸攻による爆撃の効果は、戦艦+重巡艦隊による艦砲射撃と比べると限定的ですが、毎ターン出撃できるのでチクチク痛い感じです。

空軍戦力に損害が出ますが、空軍の補充ポイントは特にアメリカ軍は豊富に来るので、その範囲でバランスするなら使わないのは勿体ない感じでしょうか。

そんなこんなで色々なことを考えながら、状況に応じて決断を繰り返していくのでしょう。ちょっと対戦して見たい感じです。

ただ、6出ろ系列の戦闘システムなので、割と結果のブレは大きい感じ。サイコロ大魔王が勝利するゲームという結論にならないで欲しいですが。ちなみに、本誌リプレイはそうなってしまっています(笑)

2018-05-30 カートホイール作戦でガダルカナル戦役を!

承前

>オペレーションカートホイールは、マップ的にはソロモン諸島です。ただ、同じ場所で時期が一年だけずれているのです。

さて、マップはありますが、ユニットはどうか。特に、目的とする空戦戦力の顔ぶれに注目します。

うーん、日本軍は実はあまり変わり映えしません。ゼロ戦、隼、97艦攻、99艦爆。

ところが、アメリカ側は大幅に入れ替わっています。

カートホイール作戦では、戦闘機はヘルキャットとコルセア、それにオーストラリア軍のウォーホークです。

ウォーホークは古くからある機体で、ガダルカナル戦にもいます。しかし、ヘルキャットとコルセアは新顔であり、彼らの登場こそが南太平洋におけるモーメンタムの移動に大きく寄与しました。

ガダルカナル戦役当時は、主力戦闘機はまだワイルドキャットにエアロコブラな訳です。

また重爆撃機も、カートホイール作戦では、リベレーターが登場しますが、これも新顔です。ガダルカナル戦役当時には、B17と、ハボックが中心です。

で、結局、いろいろ考え合わせると、どうもワイルドキャットとエアロコブラだけデータを作って自作すればなんとかなりそうです。

2018-05-29 決戦!ガダルカナルに物足りないこと

ソロプレイした感想として、上手くアブストラクト化しているように思うのですが、判っていない人に文章だけで説明しきれていない‥という印象を受けました。まぁ、これは独創的な概念のゲームには付き物の課題ですが。

あと、なんとなく物足りない。

なんと言うか、IDSと同じ物足りなさを感じます。

つまり、空戦ゲーム好きとしては、ゼロ戦がワイルドキャットを圧倒する場面を見たいのですが、そこは極めて抽象的です。

IDSと同じで、対艦攻撃や対地攻撃がゲーム目的としては重要で、戦闘機はそれを迎撃するとか護衛するとか言う補助的な立場なわけです。これは、シミュレーションとしては、とても正しい。

ただ、正しいかどうかはさて置くとして、お気に入りの戦闘機の活躍を見たいという希望はある訳です。だから、空戦ゲームの多くはドッグファイトになる訳です。

そうした空戦を見せる部分を持つガダルカナルキャンペーンと言うと、思い当たりません。で、考えたのですが、オペレーションカートホイールのシステムでガダルカナル戦をやれば良いのではないかと。

オペレーションカートホイールは、実はマップ的にはずばりソロモン諸島です。ただ、時期が少し後で、1943年の7月から12月なのです。

対してガダルカナルキャンペーンは、1942年の8月から12月です。

つまり、同じ場所で一年だけずれているのです。

ですので、マップはあります。ゲームシステム的にも同じシステムで扱える範囲にあるでしょう。

続きは、また明日。