ソ連が全盛の頃と言えば、スターリンの時代が思い浮かぶ。スターリンは1953年3月5日に亡くなっているので、私の高校生の時である。そのころは、日本ではソ連はスターリンの下で恐怖政治が行われ、ソ連人民は「洗脳」されているというのが専らの見方であった。 すなわち、「洗脳」はスターリンの恐怖政治専用の用語のように使われていた。 しかし、今から振り返ると、日本人はそういう見方に「洗脳」されていたと思う。 実際はどうなのかと改めて考えてみると両方とも当たっていると言って良さそうである。 両方とも当たっているとすれば、理由があるはずである。実は人間は本来サボリなのである。だから、無理は禁物である。山登りでも…