人型の機械を含め、自律した動作をする道具などを広く指す用語。Robot。
ロボットを題材としたフィクションは多いが、近年ではSF用語から離れ、現実世界のコンピューター制御による機械群を指すことが多い。
産業用ロボットの生産量は、日本が世界一を誇る。江戸時代の「からくり人形」なども、ロボットに含める事がある。
カレル・チャペックの戯曲、『R・U・R―ロッスムのユニバーサルロボット―(通称「ロボット」初版1920年)』に登場する造語。カレルの兄、ヨゼフが命名した。チェコ語で労働や苦役を意味する「ROBOTA」に由来。『ロボット』に登場するロボットは、化学成分が違うものの血管や内蔵がある。今でいうアンドロイド・あるいはクローン人間に相当する。
アシモフの作品中に出てくる、ロボットの3原則。『家電三ヶ条』(安全・簡単・丈夫)との相似を指摘する声もある。
第1条 | ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。 |
第2条 | ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第1条に反する場合は、この限りではない |
第3条 | ロボットは、前掲第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。 |