二謝択一

感情論 事の発端はダジャレかもしれない
ドイツでは―なんてことから書き始めればたちまち長くなるので―日本(とうきょう?)では、ありがとう(Danke)のときも、すいません(Entschldigen)のときも、すいません(Entschldigen)と言う(人が大半)。
電車で席をあけた―すいません
落し物を拾ってあげた―すいません
タバコ―すいません(くだらない)
親切をした側の私(あつかましいがここではあえてこう書かせてもらわなけらば話がすすまない)は、別にすいませんと謝られてもうれしくない。どころかむしろジャッキー(天邪鬼)な私は、謝られるぐらいならしなきゃよかったですか?、とさえ思う。とはいえ私もすいません派であった。つい先ほどまで。なぜ私がすいません派を辞めた、止めたのか(元すいません派)はとても単純で一行程度で十分だ。
「すいません」と言われるのと、「ありがとう」と言われるのと、どちらがうれしいか。私の場合それはありがとう。だから私は今ありがとう派(二行)。
今日は私のサラダ記念日。いま、会いにゆきます

美脚(びきゃく)

『KOKAMI@network vol.8 恋愛戯曲』
作・演出:鴻上尚史 出演:牧瀬里穂渡部建アンジャッシュ)/斉藤慶太大和田美帆安原義人


哲学および思想に傾倒、しはしないが、嗜好(し、志向し、思考)する私は、純粋に話の展開の面白さ(ストーリー・テリング)、メロディー、とここで音楽の話をすると長くなる上に展開があやふやになるので却下(二等を追うものは一等を得ず)、のような物語性(この語句は適当)の強い、深く深層へと掘り進んでいくのではなく、表層を駆け巡るタイプのものには、作り物っぽさ(虚構性)や如何わしさ(欺瞞性)を感じ、最近ではあえて観ようとはしていない。そんな自分はこの物語の前で懺悔しなければならない。そのあまりの脚本の美しさに最後には身震がしてしまった。
ただ、ワタベとマキセには距離を感じたぞー。ぞぞぞー。