1000万人都市の片隅から

14-05-2017

2017年度関東大学春季リーグ男子1部・10日目

日本体育大学横浜健志台キャンパス

前日会った人には「明日はたぶん来ません」と宣言していたのですが,なぜか第2試合の開始ごろから見ていました。

前日の試合にはどうもノレなかったんだけど,早稲田-中大(とそのあとの東海-日体大)は優勝争いに大きくかかわるカードなので,気になった。

そしたらなんかえらい人が多くてびっくりした。前日の閑散ぶりはいったい。

自分が着いた時刻が前日と違ったせいもあるだろうけれど,そもそも土曜日は授業がある大学・高校が多いのかなーと。天気も悪かった。

それから,この土日どちらかならば,黒鷲旗に出ていたチーム同士の対戦になる中央-早稲田が注目度高いよね。そうよね。

席がないほどではなかったのが幸い。

専修大2-3東京学芸(11-25 30-28 25-21 23-25 11-15)

着いたのが第5セットに入るところ。専修の3勝目を期待しつつ,さても学芸。

順天堂1-3筑波大(25-18 18-25 21-25 20-25)

こちらは見てない。

明治大3-1中央学院(25-17 25-17 23-25 25-19)

明治:S26上林 WS1加藤(4川村) MB21松田 OP15米山 WS2頼金 MB8矢澤 L13小川

中院:S24渡邉(23山本) WS13澤 MB35成田 OP29栗原 WS55山田駿 MB7寺尾 L44新関

上林のセットはどこに上げるかわかりやすい。ので,トスあてクイズをしていた。ブロックの枚数を減らすためにはわかりにくいにこしたことはないだろうが,わかりにくさだけが評価ポイントではない,という話。

中院の山田がいい。春リーグの1年生の中でもかなり活躍が目立つ存在。1年生でこれと考えると先が楽しみではある。

1部12チームになって久しい。山田のような選手が,チームはなかなか勝てないながらも(プレミアスタッフもよく見に来る)1部で,上位のチームと対戦することには意義(なんのかわからんけど)があるのだろうと思う。

中央大0-3早稲田(18-25 17-25 21-25)

中央:S17牧山(5山下) WS25中野 MB3平田 OP12谷口(23都築) WS4武智 MB18水野 L9柳田/27土岐

早稲田:S10小林 WS9藤中 MB13武藤 OP1喜入 WS4加賀 MB2山崎 L14堀江

んんんー。んんんんー。中央敗れて2敗。勝敗では早稲田と並んだが,セット率の関係で優勝の可能性はなくなった。

日本大1-3国士舘(20-25 25-19 19-25 21-25)

日大:WS11菅原 OP1小田 MB16高 WS2郡 S6上阪 MB26貝原 L22新山

国士:MB37熊切 WS1工藤 OP30川崎 MB40金子 WS20笠利 S43松川 L39柳

コクシが粘り勝ちで2連勝。このへんの対戦は地力・実力に差があるという感じではなくて。コクシはメンバーポジション入れ替えてよくなった感じ。入れ替え戦回避もない話ではない。

日大はそこそこ勝ったが勝ちきれず,の,去年並の位置に落ち着きそうな。

東海大3-1日体大(25-23 21-25 25-18 25-21)

東海:WS2宮原 MB1小野寺 OP30新井 WS25伊藤 MB4神谷 S13永露 L29外崎

日体:S22河東 WS20仲本 MB18西 OP16高梨 WS11津田 MB8矢貫 L6辻本/28小川

東海大が1敗を守り単独首位に立った。日体大には優勝がかかったリーグで負けている印象があるが,隙のない戦い。

しょっちゅうえーろがえーろが,とぶつぶつ言っているのだが,配球に文句を言えるようになったことが,なんというか,遠くへ来たな,と。もちろん良い意味で。この日はずっと,えーろが新井にしか上げないことに文句を言い続けていた。

この日は新井が好調だったこともあって,とにかく新井に上げる。それもライトへのバックトス。分かっていて3枚ついても止められなかった,上げられなかった日体大。つまり,それだけ新井が良かったんだと思う。

好調な選手に気持ち良く打たせているのはええのだが,いつか息切れするんじゃないか,いつか対応されるんじゃないか,前半から使い続けていて大丈夫なのか,と,文句を言いたく。

それに,前日も感じたが,小野寺といまいちあわない。ぜんぜん合わないわけじゃないんだけど,どうも合わない。龍くんはMB多用タイプなので,その点は物足りない。せっかく二人とも身長高いのに。でも,高すぎるゆえなのかな。クイックって。寧ろ低めでも合うやつもあって,それはそれで効果的に決まっていた。

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13-05-2017

2017年度関東大学春季リーグ男子1部・9日目

日本体育大学横浜健志台キャンパス

肌寒い雨の土曜日。めっっちゃ観客の出足が遅くて,館内の人の少なさにびっくりしました。2015ワールドカップショック以前よりも少なくないか。

東海筑波なのに不思議だったのですが,翌日はそれなりに多かったので,天気だとか土曜日は授業ある学校多い(学生客が来られない)とか,どちらか1日なら日曜の中央-早稲田が選ばれたか,等々あとになって思いました。

しかも期待したほど面白くなくて,ですね。

U23アジア選手権(祝準優勝)組が帰国。早い選手はさっそく試合に出場。お疲れ様でございますですが,パフォーマンスもややお疲れ様な様子も。

帳票(B票)は閉幕後掲載とのことで,スタメンなど。いつものことだけど,残り2週になると個人成績を出さなくなるの,やめてほしい。いいじゃんオープンにしたって,と思うのですが。

中央大3-1日体大(25-23 18-25 25-22 25-18)

中央:S17牧山(5山下) WS25中野 MB3平田 OP12谷口 WS4武智 MB18水野 L9柳田/27土岐

日体:S22河東 WS20仲本 MB18西 OP16高梨 WS11津田 MB8矢貫 L6辻本/28小川

高梨スタメン。一方中大は大竹は完全お休みベンチアウト。先頃東アジア地区男子選手権大会のエントリメンバーにも名前が載っていて,帰国後一週間足らずでまた出国という超絶ハードモードなので休んでいい。また,石川も全日本合宿のほうに参加で不在(事前告知されていた模様)。キャプテンマーク武智。

黒鷲旗の駿台学園戦のメンバーで,サイドに1年の中野が入った。中野,ええですわ。

中大の例によって例に寄りすぎるびみょーーすぎる感じに,これは日体大が勝つじゃろうと思ったんですが。

第1セットの終盤,ビハインドだったのに気がついたら武智が何本もサーブ打っててひっくり返してて,あれよあれよ。第2セットこと日体大が取ったものの,以降終盤の要所で武智にサーブが回ってきて以下同文。

サーブで一発どん」だけでなく,ローテーションの兼ね合いとかディフェンスもしくはオフェンスも込みでだろうとは思うのだがそれにしても。

東海大3-0筑波大(25-21 25-21 25-18)

東海:WS2宮原 MB1小野寺 OP30新井 WS25伊藤 MB4神谷 S13永露 L29外崎

筑波:S4中根(8酒井) WS1小池(23坂下) MB7樋口 OP22吉田 WS2秦(17小澤) MB13田城 L15高橋結

小野寺と樋口はそれぞれスタメンフル出場。東海大鈴木は,イラン方面で怪我をしたとも漏れ聞いた。

前週(黒鷲前)に中央大を破っている筑波と,暫定首位の東海大。優勝の行方を占う大きな一戦だったが,そのわりには,という展開。んんんんんんんん。

筑波は1セット途中から小池と秦を下げて(秦は2sには戻ったが),セッターも酒井に。第1セット交替してから追い上げたのでそのまま行ったんだけど,ストレート決着となった。んんんん。

東海大,スタメンフル出場定着モードの永露は,去年に比べてぜんぜんひやひやせずに見られるようになったし,ネット際には安心感もあるのだが,どうも小野寺とトスが合わない感じがするのがもったいない。2人とも高いのに低いつーかなんつーか。難しいのう。

日本大3-2東京学芸(25-16 22-25 25-14 23-25 15-10)

日大:WS11菅原 OP1小田 MB16高 WS2郡 S6上阪 MB26貝原 L22新山

学芸:S18内田 WS1高澤 MB17東 OP9須貝(10杉山) WS26吉田 MB3小野 L21瀬戸山

ぎゃあああ,学芸ぃぃぃ。

怪我だったらしい内田が戻ってきた。が。小野のバックアタックに(決まらなかったけど),お帰り内田,と涙がほろり。よくノーセッターで戦ったわよ。

とはいえ。須貝がいまいち前半ほどには目立たない。途中から杉山に。杉山はがんばっていたと思うが。

安定着順(いつもの9位)にはもうならないのだけれど,優勝ワンチャンから一気に後退。うぐぐぐ。

早稲田3-0順天堂(25-18 25-14 25-20)

早:S10小林 WS9藤中 MB13武藤 OP1喜入 WS4加賀 MB19村山 L14堀江

順:WS10関本(26福池) MB8片寄 OP5荻原 WS1吉野 MB15中村 S29小野 L17加藤/20角

早稲田は山崎はスタメンからは外れてちょっとお休み。第3セットは出ていたか。

順大荻原はスタメンで。順大のスタメンには吉野が復帰。

とはいえ。黒鷲旗で大阪でのびのびプレーしてきた早稲田ちゃんの好調と,リーグ通してよろしくない(怪我人多すぎ説)順大との差は如何ともし難く。

国士舘3-1明治大(26-28 25-16 25-22 25-22)

国士:S43松川 MB37熊切 WS1工藤 OP30川崎 MB40金子 WS20笠利 L39柳

明治:S26上林 WS1加藤 MB21松田 OP15米山(22池田) WS2頼金 MB8矢澤 L13小川

久しぶりにスタメン書いたら,どちらのスタメンも変貌ぶりに手間取った。国士舘はフロントオーダーになってるし。

明治も毎週じわじわ入れ替わってきてのここ。

国士舘の初白星

明治は勝てば入れ替え戦回避確定だったのだけれども。

専修大3-0中央学院(26-24 25-18 25-20)

専修:S7為我井 WS1小森 MB12畑中 OP20久保(6酒井) WS19東 MB11柏田 L2平原/4井上

中院:S24渡邉(23山本) WS13澤 MB35成田 OP29栗原 WS55山田駿 MB7寺尾 L44新関

入れ替え戦圏内同士の直接対決。中院は種田がレシーバーに入ってた。

第1セットはけっこうもつれた。OPはスタート久保だけど,最初酒井が並んでいて副審に呼ばれて久保が入り,みたいな流れを見るとたぶん目玉の書き間違い。OPポジション4スタートだったので後衛に下がるところで酒井と交代。交代後はかわらず。

ストレートで専修。

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07-05-2017

第66回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/7(日)大会6日目・決勝戦

進々堂で朝ご飯というかモーニングの提供時間が終わってしまったのでブランチを。美味しかったクロックムッシュ

のんびりしていたら,着いた頃に試合が終わるやつになった。最後ぎりぎり見られた,ぐらい。年々遅くなっていく。

デンソーエアリービーズ3-1日立リヴァーレ(25-23 16-25 25-19 25-19)

11時試合開始

プレミア昇格が決まっているデンソーが優勝。

女子は去年はチャレンジ落ちが決まっていたJTが優勝している。アジアクラブ選手権に出場するNECと久光製薬が若手で望んだ大会でもあったが,女子は浮き沈みが激しいというかなんというか。

JTサンダーズ3-2パナソニックパンサーズ(25-23 25-21 19-25 30-32 15-13)

13時半試合開始予定。ほぼ定刻の40分開始だったか。黒鷲旗男子史上語り継がれてもいいぐらいの熱戦になった。

パナは清水フィジカルコンディションが明らかによくなくて(セットをおうごとに厳しくなっていって),ストレートで決着しそうなぐらいだったのに,そうはならないからおそろしい。言い方は悪いが意地だけで維持しているというか。鬼気迫るプレーで,それはそれで(先が心配になりながらも)見応えはあり,引き込まれるものはあった。ギリギリのところでも集中して(本人のベストとはいえなくてもその試合ではじゅうぶんに通用するレベルの)プレーができるのは,良い意味でもおかしい。

今大会を最後にビーチ転向する越川の,ヒーロー属性を感じる試合でもあった。リーグで入れ替え戦に行ったチームが,この大会で優勝(2連覇)。テンプレートのように「最後の大会に華を添えた」。

それから,新人リベロ井上航の活躍。大会を通して徐々に注目を集めていた,と,わたしは勝手に思っていたのだけれど,センターコートのフルセットのこの試合での活躍が特に印象が強く,若鷲賞とベストリベロ賞とのダブル受賞となった。

第4セットだったかな。ハードモードで続いたラリー中,すべて一度は井上航を経由していた。ブロックフォロー,強打のディグ,二段トス。

ほんの半年前に大学最後の試合を見た選手が,決勝戦で派手にぶち上げているのが,なんとも痛快だった。わっちゃんについては別項で(と思いながらはや1週間過ぎた)

表彰式の途中で無念の時間切れ。1813新大阪発ではダメだった。3位決定戦をやってほしい気持ちはあるけれど,現実にはつらいか。

外に展示してあった男子選手の等身大パネル(Vプレミア各チーム1人×8)が応募者のなかから抽選でプレゼント,という企画をしていた。

条件は当日自分で持ち帰れること,だったようで,応募する人がいるのだろうかと思っていたが,いた。

新幹線で運ばれていく選手の姿(珍道中)が,帰宅時の楽しみで,おうちに帰るまでが黒鷲旗,当たった人が黒鷲賞。読後感(?)のさわやかな大会となった。

個人賞

越川の黒鷲賞は,JT優勝したらほかにはおらんじゃろうという勢い。

ベスト6はポジション関係ないタイプ。リーグでなかなか揃わなかった清水クビアクが揃った。清水は無理をしていたようにも見えたけれど,とかく話題が若い世代に移りがちななかで存在感を見せつけた決勝戦だった。

また,リーグに出られなかった山本将平の活躍が華々しかった。おそらくは太りにくい身体をそうとうビルドアップしていたようすがうかがえ,サーブスパイクの威力が格段に増していた。

今大会での活躍は,先のリーグでJTが苦しんだ理由の一つに将平が出られないことがあっただろうと思わせるに十分なものだった。(そのうえで,前所属チームが同意書を出さなかったのは当然だとも改めて。外国人選手獲得を巡るあれこれにしても,前オフ季のJTは交渉をしくっている感)。とはいえ,年末の天皇杯FRではリーグ中のチームのなかにそこまではまっているように見えなかったので,試合に出られない期間を無駄にはしなかった,ということか。

それから,3日ぐらい前から勝手にオッズを考えて遊んでいた若鷲賞は,優勝チームのJTから井上航。所謂前評判の高い選手ではなかったと思うし(個人的な前評判の高さはおいておいて),開催地大阪に縁もない。最終的にはチーム成績と決勝戦でのめざましい活躍が決め手になったと思われる。個人的には大変嬉しい。

若鷲賞のリベロ受賞は高橋賢以来。若鷲賞とベスト6W受賞の前例はいくつかある模様。ベストリベロとのW受賞は初の由(リベロ賞の歴史は浅い)。

わっちゃんについていろいろ思い浮かぶのだけれど,長くなるので項を改めて。

aki.aki. 2017/05/16 08:57 Twitterではいつもお世話になっております。
素敵なレポ、ありがとうございます!
楽しく拝読しました。
両チームともすごいプレーがたくさんで、本当に素晴らしい決勝戦でした。
この大会はJT応援の立場でずっと観戦していましたが、まさかの決勝での“直接対決”に、何度も心臓締めつけられました🙄💓。
それほど“あちらの”選手も大活躍で😂💕。笑笑
「わっちゃん」レポもぜひ💕。
気長にお待ちしています(^^)。笑

canacana 2017/05/16 23:06 >aki.
はるばる読んでいただき,コメントまでいただき大変ありがとうございます。
はてなダイアリーは絵文字的なヤツは全て化けます,すみません。
本文では触れませんでしたが,パナがセッターをばっさりかえたのもフルセットまでもつれた一因でしたね。あれは良い交替でした。
この先こういう対戦ばかりになると思うので,慣れてください(笑)

aki.aki. 2017/05/18 21:02 とても楽しい記事で、これからも時々遡って拝読しに伺いたいと思います(*^^*)。
なんと!絵文字はそうでしたか!大変失礼しました。絵文字の内容はいつものごとくハートマークやらの連発ですので、お気になさらず。笑笑
決勝戦のパナのセッター交替は、セットが変わればまたもとに戻ってしまうのかと思ったら最後まで出場してくれて嬉しかったです(T ^ T)。しかも、大会中一番⁈かっこいいプレー連発で、「おいこら、どっち応援してるんだ!」と叱られてるのかと思いました(≧∀≦)爆笑。←
大会の決勝で、あんな素晴らしい試合で、大好きな選手どうしが対戦するのは、スポーツという勝負の世界に身を置くアスリートを応援するファンとしてはきっと幸せなことなんですよね。でも、やっぱり心臓キューンです(;´д`)笑。な、慣れる日が来ますかねぇ⁈爆笑

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06-05-2017

第66回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/6(土)大会5日目・準決勝

喫茶店でブランチするぐらいのゆったりさはつくらないと保たない。動き出しが遅すぎて第2試合第5セットが始まったころに着いた。いつものパターン。

デンソーエアリービーズ3-0東レアローズ(25-17 25-18 25-23)

日立リヴァーレ3-2岡山シーガルズ(25-16 22-25 25-19 25-21)

東レアローズ0-3パナソニックパンサーズ(23-25 29-31 17-25)

東レ:5米山 1富松 14ジョルジェフ 18鈴木 15李 21藤井 L22井手(2s-6渡邉)

→パナ:2深津 15福澤 10山内 1清水 13クビアク 6白澤 L17永野

久しぶりに見たパナソニック。今季,クビアクなり清水なりが離脱していることも多かったイメージで,加えてパナソニックの試合の観戦数そのものが少なかった。このメンバーが揃った試合がどれぐらいあったのかわからないけれど,「いつものメンバー」というしっくりくる感覚。

立ち上がり早々,東レがかたかった。対するパナソニックは,サーブの狙いがわかりやすく,効果的。

天皇杯,Vリーグと来て3冠がかかっていること,ニコさんが最後なこと,あまり苦労せずに準決勝まで来たこと,諸々,結果論。これほどまでにVリーグで優位に進めていた東レの良さが出なかったのも,かえってすごい。

あれだけ武器にしていたサーブがさっぱり入らない(とくに第2セットは1セットで10本以上ミスしている)。優勝シーズンの豊田合成をさらに上回っていたはずのトータルディフェンスが目立ってこない。難しい局面でも積極的に使っていたはずのセンターからの(MBの)攻撃が決まらず,次第に本数が減ってくる。サイドに偏ると米山と鈴木がなんでか知らんが調子が上がらない。ニコの調子はけして悪くなかったと思うのだけれど,ニコだけでは勝ちきるのは難しい。

対するパナソニックは,サーブの狙いが明確でブロックもきっちりつく。こぼれたボールは,永野がカバー。MBの打数が少ないのはこちらは毎度のことで,とはいえ,サイド陣は,清水も福澤もクビアクもスパイクが計算できる。

福澤後衛3ローテにレシーバーで専田を入れていたのは,福澤のパイプ捨てていいのかしらと不思議だったけれど,あとのふたりで十分攻撃が決まっていた。

レシーブで永野すげえと唸ることしばしば,そしてブロックでは,白澤が格好良かった。

第3セットの東レは序盤からじょじょに引き離されていく。それに対する打ち手が,さて。米山を星野にかえたが,むしろ悪い方にしかいかなかったような,いや,もう,ほんとに辛かった。

そんな感じで,ストレート決着。

試合後は,梅野,大木,ニコの胴上げ。梅野が去ると東レはわくわくワンセッター状態。

堺ブレイザーズ0-3JTサンダーズ(18-25 19-25 22-25)

→堺:14山口(3s途中-8佐川) 10千々木(2s途中-11伊藤) 1松本 18ウォレス(3s途中-13松岡) 4高野 7出耒田 L16今富

JT:4中島 3深津 18山本 20筧本 19ルブリッチ 7越川 L10井上航

新人ががっつり入り込んでいる両チームの対戦。プレミア6位・7位対決でもある。さきの試合に比べるとこちらのほうがややばたばたしていたり,レシーブボールが相手コートに直接かえったり,「その他のミス」が多い感じはした。(この際東レの山のようなサーブミスは度外視)。

堺は,応援するには楽しいチームだけど,どうにもムラがある。雑とか下手とかとはまた違うんだけど,チーム自体が気分屋みたいなチームカラー。それが良い方に出ることもあれば悪い方に出ることもある。

いまいちうまくいかない試合ではあったが,選手交代を積極的にしたりと手を打とうという意図は感じられた。とくに第3セット途中でウォレスにかわって入った松岡は,高さと滞空時間のある,みためのわりに重いスパイクを打ち込んでいて,堺に流れを引き戻せそうな雰囲気は感じられた。その時点ですでに点差が心折れそうな状態になってはいたので,もう少し早くかえていても良かったのではなかろうか。

セッターの山口は,どうかな。引っ張りすぎたようにも思えるが,そのための大会としているとも考えられる。

ぴりっとしないなかで,高野は安定していて,サーブスパイクも良かった。レセプションも穴になっていない。寧ろ,高野がひとりでがんばっているように見えることもしばしばあった。

今後高野を中心に据えてチーム作りを進めていけば数年後には強く(面白いチームに)なりそうとは同行者の意見。いや,ほんとに。

試合後の胴上げ(3日目から毎試合見る光景でなあ)は今村と横田。とくに横田はめっちゃ泣いてて,両手で顔を覆ったままの胴上げだった。個人的に横田は以前何かのインタビュー記事だったかインタビュー映像で話していた内容に感銘を受けたことがあり,期待していた。ちょうど楽しみにしていた中堅からベテランにさしかかる時期に大きな怪我をし,あれがなければと悔やまれてならない。

一方JTは,ごくごく自然に力を発揮していたというか,ずば抜けて良かったという感じでもなくふつうに戦っていた。ミスも多かったしフロア内ばたばたしていることも多くてもうちょっと整理整頓したい気持ちにしばしばなったし,例によってルブリッチにはかりかりすることもあったけれど(高望みです),それなりにちゃんと仕事をしていた。

明日の決勝戦はパナソニック対JT。JTは連覇がかかる。今季の順位を考えると(ファイナル6で失速したとはいえ)メンバー充実のパナに分があるようにも思えるのだが,今日の東レパナで東レが強そうと思って逆の結果だったので,試合はしてみなければわからない。そりゃそうだ。

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05-05-2017

第66回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/5(金)大会4日目・準々決勝

起きられないやつ。

ジェイテクトSTINGS1-3パナソニックパンサーズ(28-26 25-18 25-21 25-17)

起きられませんでした。そして,起きた後特別急ぎもしなかった。

ジェイテクトは清野がベンチアウトだったようで,いささか心配。

いずれにしてもリーグ3位と躍進のシーズンは終了。養生を。

敷地に到着したのが,ちょうど試合終了のホイッスルが鳴った直後ぐらいで,入場したら,まさにジェイテクトが引退・退団者の胴上げを始めんとするところでした。

引退する高橋和人は,東海大が2006年黒鷲旗で準優勝したときの4年生で,まさに黄金世代。84生は東海大に限らず黄金世代。豊田合成,大分三好,ジェイテクト,所属するチームごとにきっちり仕事をする職人だった。

この世代が引退となると感慨もひとしお。

東レアローズ3-0豊田合成トレフェルサ(25-20 25-20 25-20)

→東レ:1富松 14ジョルジェフ 18鈴木 15李 21藤井 5米山 L22井手

豊田合成:11傳田 5前田 18新井 6近 14椿山 1山田 L19古賀太

天皇杯決勝,Vプレミアリーグ決勝のこのカード,黒鷲旗では準々決勝で当たることとなった。

東レは,退団が決まっているニコを除く全員が,前面にキャプテンマークつきの14,背面に顔写真をプリントしたTシャツを着て登場。本人は知らなかった様子。背中には「We are Arrows. We love Niko.」の文字。「外国人助っ人」をこえてファミリーとして愛されているニコの人柄が窺える。

そして,直接書いてはいないけれどそのTシャツを見ればわかる。彼らは絶対に優勝する気でいる。もちろん三冠もかかっているが,何より,最後の大会で優勝してニコを送り出す,その強い意志を感じた。

ガチメンガチ試合。そのうえ,第3セットは最終的にスタメンを全員下げた。全員交替したのを見たのは,自分のバレーボール観戦歴でも,もしかしたら初めてかもしれない。それぐらいレア。明日明後日も勝たないと優勝できないものね。

豊田合成は3度目の正直とはいかず。ただし,今大会の合成の戦力と東レとの相性を考えると,まあそうなるわな,という結果ではあった。その状況にして良く戦ったとも思う。

とくに,1・2セットスタメンだった新井は,試合で見る機会がこれまでほとんどなかったので。前田も,かな。この大会できっといろいろな収穫があったのだろう。ほぼ1人で上げ続けた前田も。

試合後,細中の胴上げ。応援団長ばりの活躍をみせていたご母堂が選手やスタッフとハグをしていたのにもしんみりした。素敵な親子。寂しくなる。

堺ブレイザーズ3-2サントリーサンバーズ(25-22 17-25 14-25 25-17 15-12)

→堺:10千々木 1松本 18ウォレス 4高野 7出耒田 14山口 L16今富

サントリー:10藤中 1山村 4エスコバル 8柳田 2鈴木 6岡本 L5酒井

堺の応援団優先席が近かったので,半ば自発的に巻き込まれて,声をはりあげて堺の応援を楽しんだ。

第2セットからかな,最初はフロアで見ていたなおき氏が応援団優先席に上がってきて音頭を取ったのでそこから団席ボルテージが上がる上がる(笑)。

去年までは応援団優先席がなかったので,準々決勝でのなおき氏音頭取りには賛否両論あったけれど,今年は応援団優先席があるので(それも通路より上段の良くはない席なので),その一帯なら文句もなかろう。相手が相手なので「ご覧の通りアウェイです」と笑いを誘っていた。

試合は一進一退,リードしていてもどこか安心できない堺。落としたセットの点差たるや。一方のサントリーはごりごり来ていたが第4セット以降は堺の良い方の勢いに勝ち逃げされた。

というかね。サントリーエスコバルに仕事させすぎ。エスコバル,すごいわ。二段トス打ちのエースのなんちゃらが求められるのはもちろんで,それだけを取ればこれまでの(或いは他のチームの)外国人OPと比べて飛び抜けて良いとは言えないんだけど,ディフェンスが良い。

なので,ブロックでこぼれたボールをジャンが這いつくばって上げ,すぐさま助走に入り,スパイクを打ち,決まらなかったらまたトランジションアタックを打ち×3みたいなことを何度も何度もやっていて,うわこれはきっついわ。と。なんならレセプションも何回かやってた。

堺のウォレスもやっぱりブロックフォローとかがうまくて,そういうものだとは思うけども,フルセットほんとお疲れ。その点でいえば堺のほうが,まだ,スパイクを打つ人が分散されていたような気はしないでもなかった(帳票見てないけど)。

あと,柳田のスパイクがすごかった。とくにレフトからのクロス。堺応援にまぎれていた身としては「もうあれは捨てよう」と前向きにばっさり諦めていた。だってブロック2枚ついても全然かすりもしないんだもん。

もともとサーブは凄くいい選手だけれどスパイクのほうはそこまでと思っていたんだけど,今日の試合は切れ味なり音なりが違っていた。彼もこの2年間で(あたりまえだけれど)伸びたんだなあと唸った。一昨年の秋のブレイク以来,とくにサントリーの試合はチケットが取りづらくなってあんまり(ほとんど)見てなかったからね。国外,行くがいいさ。いい移籍先(所属先)が見つかるといい。もっと大きくなっておくれ。

その他,岡本久しぶりに見たけど悪くないな,とか,第5セットは,とはいえ阿部をベンチに入れてるなら(セッター3人だ)使えばいいのに,とか。

堺は山口が波はあったがすでに新人らしからぬ(つまり文句をつけたくなるぐらいにがっつり噛んでいる)とか,交替で入った伊藤が良かったとか。いろいろあるがフルセットでの堺の勝利に,団席付近は大喜び,試合後のわたしはやりきった感でぐったり。やけっぱちで叫ぶの楽しい。

サントリーはこの試合フル出場だった山村が今季をもって引退につき,試合後胴上げ。今季のリーグでは出場していない試合が多かった印象だけれど,華を持たせた思い出登板なんていうレベルではない,最後まで主力だった。

プロ転向表明の柳田と対談の阿部も1回ずつ胴上げ。ジルソン監督も1回胴上げ(およ?)。

FC東京1-3JTサンダーズ(25-27 20-25 25-21 16-25)

FC東京:16手原 9手塚 5竹浪 6ペピチ 28和中 11奥村 L24野瀬

→JT:3深津 18山本 20筧本 19ルブリッチ 7越川 4中島 L10井上航

事前に(失礼な)予測を立てていたよりはFC東京がずっと良かった。グループ戦で他のチームにワンチャンあるかもなどと失礼なことを言っていてスマンカッタ。

JTは山本将平の古巣へのお礼参り。強烈サーブが火を噴くこと火を噴くこと。野瀬撃破和中撃破の2連続SPには痺れた。

JTが今季しんどかったのは,ひとつにはルブリッチがフィットしなかった(ように見えた)ことがあるが,もう一つにはやはり,山本がリーグに出られなかったことも,挙げざるをえまい。実際にどういう経緯(経過)だったかはわからないけれど,外国人選手獲得の件といい山本の件といい,JTは交渉が下手に見える。結果的に。

FC東京はこの大会で見られる竹浪のMBが良い。左打ちMB好きとしてはそれだけでポイント高いんだけど,もうほんと素敵。奥村は退団するしOPが来季も外国人なんだったら(来季もペピチかどうかは知らないけれど),MB転向大いにアリと感じた。

試合後,山岡(登録外だよ)と奥村胴上げ。奥村,たいそう重そうだった。どこに行くのかなあ。あのブロード,恐ろしかった。

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