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しあわせは日々のなか

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2007-04-30 Mon

新井素子 『あたしの中の……』 コバルト文庫

あたしの中の… (コバルト文庫)

あたしの中の… (コバルト文庫)

( 収録作品 )

 新装版を読みました。この中では『大きな壁の中と外』がいちばん好きです。

モンゴメリ 村岡花子訳 『赤毛のアン』 新潮文庫

赤毛のアン (新潮文庫)

赤毛のアン (新潮文庫)

 小学生の頃大好きだった「赤毛のアン」シリーズの新潮文庫版を読んでみよう計画。

今月の読了本

  1. 藍川晶子 『人魚の見た夢』 講談社X文庫ティーンズハート
  2. マイケル・ムアコック 井辻朱美訳 『メルニボネの皇子』 ハヤカワ文庫
  3. ミッチェル 大久保康雄・竹内道之助訳 『風と共に去りぬ 4』 新潮文庫
  4. ミッチェル 大久保康雄・竹内道之助訳 『風と共に去りぬ 5』 新潮文庫
  5. 井辻朱美 『風街物語』 アトリエOCTA
  6. 島本理生 『大きな熊が来る前に、おやすみ。』 新潮社
  7. 梨木香歩 『この庭に 黒いミンクの話』 理論社
  8. コナン・ドイル 日暮雅通訳 『緋色の研究』 光文社文庫
  9. 赤木かん子編 『Little Selections 14 人間消失ミステリー』 ポプラ社
  10. 小野不由美 『悪霊がいっぱい!?』 講談社X文庫ティーンズハート
  11. 桜庭一樹 『ブルースカイ』 ハヤカワ文庫JA
  12. 森達也 『世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディア・リテラシー』 理論社
  13. 志賀直哉 『暗夜行路 前篇』 岩波文庫
  14. 志賀直哉 『暗夜行路 後篇』 岩波文庫
  15. 支倉凍砂 『狼と香辛料 2』 電撃文庫
  16. トルストイ 望月哲男訳 『イワン・イリノチの死/クロイツェル・ソナタ』 光文社古典新訳文庫
  17. 斉藤美奈子 『紅一点論』 ちくま文庫
  18. 桜庭一樹 『赤朽葉家の伝説』 東京創元社
  19. 佐藤友哉 『子供たち怒る怒る怒る』 新潮社
  20. コードウェイナー・スミス 浅倉久志伊藤典夫訳 『鼠と竜のゲーム』 ハヤカワ文庫SF
  21. 小野不由美 『悪霊がいっぱいで眠れない!』 講談社X文庫ティーンズハート
  22. 小野不由美 『悪霊とよばないで』 講談社X文庫ティーンズハート
  23. 小野不由美 『悪霊はひとりぼっち』 講談社X文庫ティーンズハート
  24. R・C・ウィルスン 伊達奎訳 『時に架ける橋』 創元SF文庫
  25. コードウェイナー・スミス 浅倉久志訳 『ノーストリリア』 ハヤカワ文庫SF
  26. 三津田信三 『ホラー作家の棲む家』 講談社ノベルス
  27. 新井素子 『あたしの中の…』 コバルト文庫
  28. モンゴメリ 村岡花子訳 『赤毛のアン』 新潮文庫

2007-04-29 Sun

「精霊の守り人」第四話

  • 原作ではチャグム兄の描写はほとんどなかったけれど、アニメではきちんと「弟を思いやる兄」として登場しました。これはいいなあ。

  • 第二話についてこんな文句を言ったけれど、原作よりトーヤとサヤが本筋に絡むところが多いので、それならこれでよかったんだろうなあ、と思い直しました。
  • トーヤとサヤがバルサに助けられたエピソードが、タンダの家の炉端で明らかになるのはいいなあ(原作にない)
  • でもせっかくだから、ちゃんと回想シーンにして欲しかったよ
  • 「こいつはほら、ちょっと見られる顔をしてるだろ」(原作より)って台詞も欲しかったな
  • そこで終わるんだ……(笑)

 OPテーマについて、最初のうちは「うわーうわー、原作知ってるからかもしれないけど雰囲気と合わないー歌詞に英語が入ってる時点で嫌だー」と思ったのだけれど、ちょっとは慣れました。

2007-04-28 Sat

「精霊の守り人」第一話

  • バルサきれー。色っぽい。
  • メンテナンス」はやめてほしかった……カタカナ語は使わないでほしかった……
  • お妃様はもっと儚げな人じゃなかったけ(原作だと「おさなく、かぼそい女人」とある)
  • 「水妖が起こす不思議なできごと」はうまく演出されてたなー、と思います
  • 「皇子の顔をかくす黒い頭巾をもってこさせなさい」(原作より)はあった方がよかったんじゃなかろうか。

 中学生時代から原作の小説が大好きだったり大学に入ってからはこの作品でレポート書いたりレジュメ作って発表したりしてるので、やっぱりついつい原作とひきくらべてしまいます。

「精霊の守り人」第二話

  • 「沈黙の誓い」を小指で、っていうのは原作にあったから、「しっ」が小指だったのもそれに合わせたのかな。
  • 「生きていたい」……いやわかるけどそこは原作どおりに「かえりたい」にしてほしかった(原作だと「目がさめておるときは、母君のところへかえりたい。だが、夢をみてるときは、どこか、青くて冷たい場所へかえりたいのじゃ」とある)
  • トーヤの値切りっぷりが描写されるのはよかったと思います(原作にない)
  • 「もし追手がきたら、なにもかもしゃべってしまうんだ」「たとえ、あんたたちが、しゃべってしまったって、だいじょうぶ。にげきれる自信があるんだよ」という原作にある台詞を言ってほしかった(バルサのプロっぷりが示されるとこなのに!)

「精霊の守り人」第三話

  • 「フォーメーション」はやめてほしかった……カタカナ語は使わないでほしかった……
  • でもチャグムとジンが過去に接触したことがあるというエピソードが入ったのはよかったと思いますっ(原作にない)。
  • チャグムが小屋にたどりつくまでも丁寧に描かれててよかったと思いますっ(原作にない)。
  • 戦闘シーンはやっぱり映像で観るとわくわくするなー
  • サヤは原作だと、「あまりに無口なので、口がきけないのだと思っていたのだ」というような少女で、だからこそ数少ない台詞が引き立っていました。アニメだと、そこまで無口ではなくて、おとなしいけれど賢い子、という感じですね。

コードウェイナー・スミス 浅倉久志訳 『ノーストリリア』 ハヤカワ文庫SF

 おもしろかった。『サベる』『キトる』は原文だとどうなってるのか気になる。

2007-04-27 Fri

今日のこと

 寮での夕食時、同級生Yちゃんといっぱい本の話ができて嬉しかったです。彼女は他学科の人で、今までは寮でちょっと顔合わせたときに言葉を交わすくらいで、今日ほど長くしゃべったことなかったんですね。こんなに読書傾向がかぶってると思わなかったよ。佐藤多佳子とか梨木香歩とか乙一とか。

2007-04-26 Thu

R・C・ウィルスン 伊達奎訳 『時に架ける橋』 創元SF文庫

 こちらもおもしろかったけれど、同じ著者なら『世界の秘密の扉』の方がツボでした。

 ロバート・チャールズ・ウィルスンの作品はこの二作しか訳されておらず、しかもどちらも絶版なのを今日知りました(ちなみにどちらも図書館から借りて読んだ)。ショックだあー。

2007-04-25 Wed

今日のこと

 SFファンタジー概論が休講でしょんぼり。

月のワルツ

D

 ときどきほけっと見入ってます。

2007-04-24 Tue

今日のこと

 5限終了後、雨が降っていたけれど傘を持ってきていなくて、まあ粒の細かい雨だしいいかー……と、雨の中を歩いていたら、通りかかった大学の職員さんに「駅まで傘なしなの?」と話しかけられました。「はいー」と答えたら、「これ使っていいよ」「自分の傘は別にあるから」とビニール傘を渡してくれました。びっくりして「だ、大丈夫です大丈夫です」ともごもご言ってしまいましたが結局受け取って、その傘をさして帰ってきました。ありがたかったです。

今日の読書

 夜、『悪霊がいっぱいで眠れない!』『悪霊とよばないで』『悪霊はひとりぼっち』を立て続けに読んだら怖さのあまり眠れなくなりました(『悪霊がいっぱい!?』があんまり怖くなかったから油断した……)。怖い思いをまぎらわすべく森絵都『永遠の出口』を読み返したりしてみました。

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

 それから長い年月が流れて、私たちがもっと大きくなり、分刻みにころころと変わる自分たちの機嫌にふりまわされることもなくなった頃、別れとはこんなにもさびしいだけじゃなく、もっと抑制のきいた、加工された虚しさや切なさにすりかわっていた。(P.111)

2007-04-23 Mon

 昼休み、KちゃんとGさんと本の話をしてた本、「桜庭さんはファミ通文庫富士見ミステリー文庫と角川と東京創元社ハヤカワ文庫と…」と、何の気なしに出版社(というかレーベル?)の名前を言ったら、「マニアだねー」「作者名とタイトルは覚えてても、出版社までわかんないよ」と言われてかんなりびっくりしました。えええ。そ、そんな。当たり前のように、本は作者+タイトル+出版社のセットで認識してたので(読了本リスト作ってるせいだろうか)、そこで「濃い人」扱いされるとは思ってもみませんでした。

2007-04-22 Sun

今日の読了本

2007-04-21 Sat

2007-04-20 Fri

『樹上のゆりかご』再読

 けれども、もともと、女子高校生は妖精に増して、深くなぞを秘めているものかもしれなかった。

 宇宙で一番のなぞは、個人と個人がかかわりを持つことのなかに見つかるものなのかもしれなかった。(ノベルス版 P242-243)

 なぜか眠れず、やたらと長い文章をゆと部の方に載せたりしてました。

2007-04-19 Thu

 朝、学校に行こうとしたとき、部屋の鍵をベッドの下に落っことしていたのに気づいて、それがなかなか拾えなくて慌てました。寮を出るときには、受付にあるボードの自分の名札のところに、鍵をかけておかなくてはならないのです(外出中です、というしるし)。ぎゃー、寮出られない、1限必修のキリスト教学なのに遅刻するー、と半泣きになって焦った末、なんとかほうきで引き寄せました。

斉藤美奈子 『紅一点論』 ちくま文庫

紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫)

紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 (ちくま文庫)

『紅一点論』は性差にこだわった本ではない。

「制限つきしりとり(花の名前に制限してのしりとり、や、カクテルの名前に制限してのしりとりのように、枷を設けたしりとり)のように、あえて性差というカメラアイを設けて、アニメと伝記のグラフィティを見てたのしむ本である。(P327-328 姫野カオルコの解説より)

 この本が単行本として世に出たのは、1998年。本書の中で取り上げられているアニメは、わたしが小学生時代リアルタイムで観ていたものがあって(「セーラームーン」とか「りりかSOS」とか)、リアルタイムじゃなくても観たことのあるものもあって(エヴァンゲリオンとか)、たいへんおもしろかったです。子ども向けの伝記についての記述も、講談社火の鳥伝記文庫を愛読書にして育ったわたしとしては、興味深いものばかりでした。

しかも男の子の国は、おもちゃ屋さんと同盟を結んでいるので、異常な軍拡志向である。番組も後半に入る頃になると、なにがなんでも軍備増強が計画され、前機の性能を上まわる新型マシンや巨大メカが建造される。(P.22)

女の子の国に棲む女の子たちは、ほとんど全員、恋愛ボケの色ボケである。戦いに巻き込まれるきっかけ、行動のモチベーションじたい、じつは色と欲がらみのことが少なくないのだ。(P.32)

 アニメの中の女性キャラが、「魔法少女」「紅の戦士」「聖なる母」「悪の女王」と明快に分類されて語られています。エヴァなら、「葛城ミサトは大人になった『魔法少女』である」「赤木リツコはチーム内の『悪の女王』である」「アスカは挫折した『紅の戦士』である」「綾波レイは傷だらけの『聖なる母』である」というふうに。

 少女に救いは求めても、少女を救うことに、アニメの国は無関心だったのである。(P.222)

2007-04-18 Wed

 水曜日は、「SFファンタジー概論」と「ネオ・ファンタジー」の授業が楽しい。自分の時間割を見るたびに、去年よりとれる授業が多くなった分趣味づいているなあとつくづく思う。

 ……あ、読み止しの『ノーストリリア』を教室に忘れてきてしまいました。うう。今日中に読んでしまうつもりだったのに……続きが気になるのに……。

2007-04-17 Tue

島本理生 『大きな熊が来る前に、おやすみ。』 新潮社

大きな熊が来る前に、おやすみ。

大きな熊が来る前に、おやすみ。

『大きな熊が来る前に、おやすみ。』

 怖かった……とにかく怖かった……。男の人が暴力を振るう話だとは事前に知っていて、それは怖そうだし読むのやめておこう……と思っていたのでした。でも本屋さんで見かけて、酒井駒子さん絵の表紙の質感に惹かれて手元に置きたくなって買ってしまい、手元にあるとやっぱり気になって読んでしまったのですけれど。やっぱり暴力を振るう人が生々しく描かれているのは、怖い……。


『クロコダイルの午睡』

ほかの女の子が混ざることで、途端に霞む自分を思った。(P.100)

 これも怖かったなあ……。

 私は、この子のことが嫌いだ。それも彼女だけが嫌いなんじゃなく、彼女に代表されるような、苦労もせずに与えられた平和の中で平気で文句を言える、そういう育ちの子たち、すべてが憎いのだ。(P.110)

 主人公が、自分とはまったく違う境遇で育った都築新との交流の中で起こる小さな出来事に一喜一憂したり傷ついたりした末、最後にとんでもないことをしてしまうそのようすが、痛々しかったです。自分がしている種類の苦労をしていない人が、それに感謝もせず当たり前のこととして受け止めているように見えたら、苛立ちを覚えるのはわかるけれど。とんでもないことをした後に、彼が「自分が恵まれているのは、与えられたものを享受しているだけなんだ」という考えを持っていたことを知って、「(それを)どうしてもっと早く教えてくれなかったのか」と心の中で呟くのは、身勝手すぎるなあ、と思った。彼女の一人称で彼女の内面が語られるのだから、その思考が身勝手に見えるのは当たり前かもしれないけれど。


『猫と君のとなり』

 そんなことを思っただけで胸が温かくなってきて、私は自分がこの人をすごく好きになりかけていることに気付いた。(P.181)

 ほのぼのとしたお話でした。

2007-04-16 Mon

 ここでもまた、過去へさかのぼればさかのぼるほど、自分はそれだけ生気にあふれていた。人生の幸もたっぷりあったし、命そのものもたっぷりあった。幸と命がひとつに解け合っていたのだ。「ちょうど苦痛が時を追うごとにますますひどくなってきたように、人生全体も時とともにますます悪くなってきた」――そう彼は考えた。ただひとつの明るい点が後ろに、人生の始まりにあり、後は先へ行くほどどんどん暗く、そしてどんどん速くなってきた。

「死からの距離の二乗に逆比例するのだ」――イワン・イリノチはふとそう思った。(P.126)

2007-04-15 Sun

今日の読了本

志賀直哉 『暗夜行路 前篇』 岩波文庫

暗夜行路〈前篇〉 (岩波文庫)

暗夜行路〈前篇〉 (岩波文庫)

 実際彼には同じくらいの強さで二つの反対した気持があった。この事がうまく行ってくれればいいという気持と、うかく行かないでくれ、というような気持と。何方が彼の本統の気持かよく分からなかった。何方にしろ決定すれば、彼はそれに順応した気持になれるのだった。しかしそうはっきり決定しない内は、変にこういう反対した二つの気持に悩まされる。それは癖で、また一種の病気だった。そして、結局はお栄の意思で運命を決める。それより他はないという受け身な気持におさまるのであった。(P.196)

2007-04-14 Sat

森達也 『世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディア・リテラシー』 理論社

 あふれている情報をただ信じてしまうことの恐ろしさ(特に「なんとなく」見ることができるテレビの怖さ)を、読む側に伝えようという気持ちが伝わってくる本でした。

2007-04-13 Fri

おさる日記

おさる日記

おさる日記

 こんなどんでん返しが待ち構えているとは思わなかったよう……!

今日の読了本

 理論社の「よりみちパン!セ」にも手を出してみよう企画。

2007-04-12 Thu

SFファンタジー概論

 「ハリポタ読んだことある人ー」「指輪物語読んだことある人ー」「ラノベファンの人ー」「涼宮ハルヒの憂鬱を読んだことがある人ー」「ハルヒダンス踊れる人ー」「サイボーグロボットの違いがわかる人ー」などなど先生がぽんぽん質問を繰り出して、手を挙げたりひっこめたりしていたのですが、「桜庭一樹読んだことある人ー」という問いにそれまでと段違いの勢いのよさで挙手してしまい(だ、だって昨日『ブルースカイ』読んだばっかりで電車の中でも読み返してたからつい……!)隣に座っていたKちゃんに笑われました。

 5限の授業が終わった後、ぽっぽちゃんといっしょに帰りました。雨がざーざー降っていて、わたしは傘を持ってきていなかったので、駅までぽっぽちゃんの傘に入れてもらいました。ご、ごめんね。

2007-04-10 Tue

 司書課程履修費納付書を共通科目研究室まで取りに行ったのですが、研究室の入り口の段差で思いっきりつまずいてしまい、体勢を立て直したところで中にいた職員さんとばっちり目が合ってしまい、その後用件を言うのがたいへん恥ずかしかったです。「大丈夫ですか?」って心配されてしまいましたし。うう。

好きなだけ私事を書いてもいいという安らかさ

 わたしは、自分のことを自分から話すのが基本的に苦手です。……あ、話すこと自体が苦手なわけじゃないか。ただ、訊かれてもいないのに自分の考えやなんかをうっかり話してしまうと「相手はこんな話に興味なかったんじゃないかなあ」「つまらなかったんじゃないかな」とものすごく心配になってしまうのです。「誰かに聞いてもらいたい話」は、日常の中で生まれてくるのですが、実際にその話の聞き手になることを誰かに積極的に要求するのが苦手なのでした(いざ話すとなると、言葉を選びつつ言葉に詰まりつつ、長々と喋ってしまうから、やっぱり相手に迷惑なんじゃないかと考えてしまう)。

 ……ブログは、日記なのだからどれだけ私事を書いてもよくて、興味のある人だけ読んでくれればよくて……っていうのが、すごく気楽だなあ、と思います。誰かに話を「聞かせる」ほどの強制力はなく、かといって誰にも届かないわけじゃない、という。

2007-04-09 Mon

赤木かん子編 『Little Selections 14 人間消失ミステリー』 ポプラ社

2007-04-08 Sun

 『風と共に去りぬ』を読み終わってから、ふらふらと出かけて、行きの電車の中で読みかけだった井辻朱美『風街物語』を読み終わりました。

 本屋さんで島本理生『大きな熊が来る前に、おやすみ。』を買いました。基本文庫待ち派なのですが、表紙イラストが酒井駒子さんだったので……ついつい。

今日の読了本

2007-04-07 Sat

三種類の「かわいい」

ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)

ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)

やわらかく爽やかな木洩れ日を受けて、隼子の茶色い髪と、虹彩の薄い茶色い瞳と、すべすべした頬と、整列した歯と、体育の授業中に被害を受ける長くかたちのよい足が、きらきらしていた。校内での見慣れた重たいセーラー服ではなく、細身の白地のTシャツは乳房から胴と腰にかけての流線のシルエットを如実にしていた。

「森本はきれいやなあ」

 思ったとおりのことを桐野は言った。

 このシーンが大好き。

 話が飛ぶけれど。「きれい」はともかく、「かわいい」はとっても意味が広いと思います。去年、KちゃんPちゃんと「女の子の言う『かわいい』には三種類あるよね。自分より弱い立場の人に言う見下す感じと、同等の人に言うのと、上を見てすごいなあって感じで言うやつ」という内容の話をしたことがありました。女の子って難しいね、わからないね、と言い合いました(女の子三人で)。でも男の子のこともわからないよ、とわたしが言うと、兄が4人いるPちゃんが「えーでも、男の子には少なくとも三種類のかわいいなんて無いと思うよ」と言ったのでした。

 なんだろう、「見下す感じ」と表現すると印象が悪いけれど……相手の弱いところ・劣っているところを微笑ましいと捉えるような、許容するような、そんな意味で発せられる「かわいい」って、あると思うんです。

 この「かわいい」は、「いとおしい」にもつながっていく気がして、わたしは決して嫌いではないのですが、桐野が言う「森本はきれいやなあ」は、そういうものが一切入っていない、手放しの賛美で……そのまじりけのなさに惹かれるのでした。桐野が森本に言うセリフとしては、こちらも好き。

へんな言い方かもしれへんけど、ぜったい白いパンツをはいてる感じが好きやった。

 ……ああ、書きながら思ったけれど、わたしは動作がおもしろいとか観察してて飽きないと言われたことが過去何度かあって、そういう意味で「かわいい」と言われたことはあるけれど(けっこうそれは嬉しいことなのだけれど)、自分の容姿からして「きれい」という賛美を受けることは今もこれから先もまず無いから、憧れてしまうのかなあ。

2007-04-06 Fri

 健康診断でしたー。

 昼間、Kちゃんに遭遇して、「まだ時間あるね」「早く来すぎたね」「どうしようね」としばらく立ち話。『氷の海のガレオン』をおすすめだよと彼女に押しつけました。あと、「新井素子さんの作品に登場する狂っていく女性は『ヤンデレ』って呼んでいいのかどうか、って最近考えてるんだよう」と話してみました。

 そのあと食堂でNさんにも久しぶりに会って、3人でごはん食べてたら「新入生の方ですかー?」と声をかけられました。ち、違いますっ。

 帰りに寄った本屋さんで、『精霊の守り人』文庫版を見かけて、うっかり買ってしまいました。……単行本持ってるから買わないつもりだったのに……恩田陸さんと神宮輝夫さんの解説がついてたから、つい……。

2007-04-05 Thu

ご結婚おめでとうございます

 一年の長きに亘った沈黙を破り、今ここに『ファウスト』を再始動できることは編集者としての僕にとって最高の喜びです。本当にありがとうございます。

 そしていきなりですが、この場をお借りしまして本邦初公開! の仰天ニュースをお届けしたいと思います。

 “佐藤友哉さん、島本理生さんとのご結婚、本当におめでとうございます!”

 佐藤さんの小説の力によって人生のカーブを切った多くの人の思いを代表して、ここに心を込めて( )の花束を贈りたいと思います。佐藤さん島本さん、どうか末永くお幸せに。そしてこれからも、これまで以上に、僕たちの胸を奮わせる傑作を書き続けていってください。

 ((((((( ))))))))

 次号の『ファウスト』Vol.7は、お二人の幸せを祈る意味でも、編集者生命をさらに振り絞り、全力で最高の一冊に仕上げたいと思います。また、『ファウスト』にて佐藤さんが三年という歳月をかけて格闘しつづけてきた作品、『灰色のダイエットコカコーラ』の単行本は、5月下旬、今度こそ掛け値なしの発売予定です。

 どうかご期待ください!

                    講談社ファウスト』編集長 太田克史

 バイトから帰ってきてメルマガ見てひっくり返りそうになりました。わー。おめでとうございます〜。

第二次履修登録

 人数制限科目の履修登録、してきました。……いくつかは抽選でもれるんだろうなあ……。

2007-04-04 Wed

 大学の図書館へ行きました。

 エルリック・サーガを読み始めました。

2007-04-03 Tue

履修計画

 今年度の時間割改変はひどい……SFファンタジー概論とストーリーテリング研究がかぶってるなんていじめだ……(わたしにとって)。

 どちらも大学のパンフレットに授業内容が載っていて、入学前からとりたかったのだけれど、SFファンタジーは2年生以上が対象で、ストーリーテリングは昨年度抽選に落ち(人数制限科目だったのだ)たのでした。どちらも2年生になったらとりたいなあと思ってたのになー。どっちを先送りしよう……。

2007-04-02 Mon

 なんだか、読書がはかどらない。読み慣れた本の再読はできるけれど、未読本に手を出すことができない状況。

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