橋本健二の居酒屋考現学

2016-06-18

classingkenji2016-06-18

[]「鉄鍋キッチン ロティット」

今日は、近所のフレンチへ。フレンチといっても、鉄鍋を使った料理がメインで、まあ家庭料理だろう。

鴨肉と豚肉田舎風パテ(八八〇円)は、稠密テクスチュアで濃厚な味。ホタテトリュフスフレオムレツ一二〇〇円)は、トリュフ香りが素晴らしいが、トリュフが均一に分散していないので、場所によってずいぶん味が違う。お勧めらしい牛ハラミマッシュポテト鉄板ステーキ(一八六〇円)は、まあ普通の味。

ボトルワインの種類が多く、いろいろ選べる。アドバイスもしてくれるが、店員の知識は普通ワイン好きのレベルで、ワインリストも全部は把握していないようだ。安価なものが多いので、おおざっぱに選んでも当たり外れはあまりないと思う。ビル五階にある。人気店なので、予約すること。(2016.5.21)

豊島区西池袋1-13-5 シーガルハウスビル5F
17:30〜23:30(ランチあり) 無休

2016-05-29

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[]武蔵小杉センターロード

この日は、調査地点の下見で神奈川へ。川崎横浜のあちこちをみて歩き、最後に立ち寄ったのは武蔵小杉。タワーマンションばかりが注目されるが、もとは工場街だから、庶民的住宅地商店街が周りを取り囲んでいる。再開発の進むなか、あの居酒屋街は健在だろうかと立ち寄ったところ、変わらない姿に感激してしまった。「くろちゃん」に入って、生ビールをいただく。暑い中をずいぶん歩いた一日だったこともあり、うまさがのどにしみた。(2016.5.7)

2016-05-23

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[]谷中「肉と日本酒

この日は、誘われてこの店へ。すでにかなり評判になっているが、吉祥寺の「肉山」がプロデュースしたという、その名の通り肉と日本酒の店である。完全予約制で、お任せのコースのみ。酒は保冷庫に入っているもの、飲み放題日本酒は、純吟生原酒タイプのものを中心に、二〇種類ほどだろうか。

最初ハチノスキムチなどの前菜が出て、次が肉。A5ランク和牛を中心にした七つの部位が、まずは塩味で。これを炭火で焼いていただく。その次は、タレ味で。途中、お好みで肉山名物というカレーいただき最後冷麺。これでお一人六五〇〇円。予約は二〇人からとのことだが、この日はfacebook経由で最大定員の四五名が集まったので、お店は儲かったことだろう。飲んだことのない日本酒がいろいろあったが、なかでも香り高くピュアな旨みの「花の香 桜花」と、水のようになめらかな「日高見 超辛口純米酒」が印象に残った。肉好きの多い職場宴会には、申し分ないだろう。(2016.4.25)

台東区谷中3-1-5
17:00〜(完全予約制) 不定休

2016-05-09

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[]中村橋「菜香村箸」

この日は大学からの帰りに、中村橋で飲むことにする。これまで1度くらいしか行ったことのない街で、まったくあてはなかったのだが、日本酒が揃っていそうなこの店に入ってみることにした。

入ると、壁一杯に張り出された日本酒メニューが目をひく。獺祭八五〇円、久保田千寿・〆張鶴大七国権開運などが七八〇円など。特別仕様の酒も多く、翠露・うすにごりが八五〇円、町田酒造・直汲み純吟が八八〇円など。品切れもあったが、保存状態は良かった。刺身メニューの中心のようで、一品が一〇種類、そして盛り合わせが三種、五種、七種と三種類。三種盛り(一二八〇円)を注文すると、分厚く切られた本マグロカンパチ、鯛が出てきた。注文のときには好みを聞いてくれる。私は「サーモン抜きで」とお願いしたが、これはいいやり方である。

料理メニューはやや平凡だが、これだけ日本酒が揃っていれば文句はない。この日は地元のグループ客が大声を出して騒いでいたのが、少し気になった。これは練馬居酒屋にはよくあることで、生活水準が低い方ではないが、お上品でもないという、この地域の特徴かもしれないと思う。帰り際には店員が「騒がしくてすみませんでした」と言ってくれた。(2016.4.15)

練馬区貫井1-7-28
16:00-22:00 月祝休

2016-04-24

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[]「一心

以前から気になっていた、池袋西口から歩いて一分ほどの店。看板に「池袋漁港居酒屋とあるように、海鮮が中心の居酒屋だ。

表の黒板が、食欲をそそる。メバル煮つけ、シメサバ、あなごの串揚げ、地ハマグリ焼きなど、読みやすい字でずらりとお勧めが書かれている。レギュラーメニューも張り出してあるから、安心して中に入ることができる。地下へ通じる階段を降りると、而今や雨後の月、田酒などの瓶がずらり。中に入ると、ビルの地下というよりは古い一軒家の居酒屋のような雰囲気だ。初めての店だから、とりあえずは刺身の三点盛り(九〇〇円)、そしてあなごの串揚げ(四八〇円)を注文。刺身は、鰹、カンパチトロサーモンが盛られてきた。いずれも、分厚く切られている。鰹などは身自体が大きく、店では手に入らない上物のようだ。あなごは予想以上に身が厚く、これで四八〇円は安い。日本酒メニューには田酒八海山鳳凰美田而今鍋島などが並び、さらに黒板にもその日のお勧めが。値段は、グラスで五七〇円から九二〇円まで。一合だと一七五〇円まで。而今鍋島をいつでも飲めるというのは、ファンに喜ばれるだろう。

常連らしい客で、ほぼ満席。こんな一等地で値段はリーズナブルなのだから、当然だろう。(2016.4.9)

豊島区西池袋1-15-7 ベルビルB1
17:00〜24:00(日祝〜22:30) 無休