2012-05-22
原町教会とその周辺の様子
私の神学部時代の同級生で今は御受難会の司祭、染野治雄神父様(大阪、池田教会司祭)が福島を訪問してくださいました。原町教会とその近くの小高をご案内しました。
原町教会は改築も終わって、新しい神父様も着任され、準備万端、活動再開です。
実はアポなしで、原町教会を訪問しました。ところが、ちょうど新しく着任された狩浦正義神父様(中央)と、仮設の住民のためにケーキを焼いている方々がおられ、暖かく迎えて下さいました。右端が染野神父様。
狩浦神父様といろいろお話が弾み、また、仮設の方々に持っていくはずのケーキを試食する役割もさせて頂き、恵みの時を過ごさせて頂きました。
狩浦神父様は名古屋教区からご自分で希望なさって原発事故で苦しむ原町教会のために来て下さったとのことです。長崎五島のご出身だそうで、狩浦神父様の時代、長崎では司祭のいない教会のために働こうという機運があったそうで、それは今年65歳におなりになってもその精神は健在で、残りの人生を福島のために捧げる決心をしてくださった...とのことです。静かにそのようにお話下さって、私の心にしみじみと有難さと嬉しさがこみあげてきました。
修理が済んだお聖堂内。窓ガラスも地震のたびにガタガタとうるさい音を出すことがなくなりました。パイプオルガンもオルガニストを待っています。
幼稚園。今現在、園児は19名に増えました!でも先生は3名に減りました。(福島では多くの子供たちが他県へ移り住んでしまったので、幼稚園や小中学校の先生方も失業してしまうことになります。)
近隣で評判のいい幼稚園でしたので、存続が決まって、本当に良かったです!放射能に負けるな!!頑張れ、福島!
原町教会から10km、原発から10〜20km圏内のところにある南相馬市小高区に行ってみました。小高駅前の商店街の様子です。
丸1年経っても当時のままです。この町はゴーストタウンです。誰も住んでいません。町が泣いています。町の悲しみの声が聞こえます。
田んぼの真ん中にあるのは、自販機です。流されたのでしょう...車窓から見える畑、田んぼのすべてが耕されることもなく、草ぼうぼう...
誰もいない町で、電気工事がされていました。「復興!」の希望を感じました!でもまさか、原発の再開ではないでしょうね?
また、写真を撮りそびれたのですが、誰もいないこの町でボランティアの若者10名ぐらいがれき撤去の作業を黙々としていました。そこに止まっていた車は「京都」のナンバーでした...。人知れず、働く若者に頭が下がります。
「政治家」が住むための家です。政治家はここに住んでみろ!私たちがどんな思いをしているのか自分で体験してから物を言え!という抗議です!
豊かな田園も静かな人々の生活も今やすべてが荒廃してしまいました。政治家はどこに視点をおいて物事を判断しているのか、もう一度、誰のための政治なのかを根本から問い直せ!という住民の抗議です。
2012-05-20
カトリック所沢教会での野菜販売
5月20日、カトリック所沢教会で福島の野菜・果物・加工品の販売をさせて頂きました。皆様のご協力を心から感謝いたします。
ミサの終わりに挨拶をさせて頂く機会をくださいまして、5分ぐらい福島の現状をお話させて頂きました。
このようなすばらしいポスターを作って下さり、教会内でアピールしてくださいました!感激です!
販売のお手伝いをしてくださった皆様です。私一人では何もできませんので、本当にありがたかったです。
お米については、事前に注文を取って下さって、約200kg分もご購入下さいました。お米農家さんは大助かりです!
野菜販売をしている最中は一生懸命で、写真を撮り忘れてしまいました!すみません!しかし、お陰様で完売でした!
所沢教会では、ミサ後(11:00)に皆さんが一緒に昼食を取るんですね。これはいいですね。主任神父様のおすすめで、主の食卓を囲んだ後は、私たちも共に食卓を囲みましょうということで毎回、有志の方が当番を決め、腕を振るって準備をしてくださり、昼餐会をしているとのことです。
外国人も多く、活気あふれる教会です!
2012-05-12
CTVCの集まり
先日、突然CTVC(カトリック東京ボランティアセンター)の方からお電話があり、福島市に来ているので二本松にも伺いたいとのことで二本松教会でお会いしました。
その中で、まず、今まで福島のために十分な支援をせずに申し訳ありませんでした、これからできることをしていきたいと思います、とのお言葉を頂き、予期しないことだっただけにとても嬉しく思いました。そして、いろいろと私の活動の話を聞いて下さいました。
さらに、12日にCTVCの連絡会が六本木で開催されるので、そこで野菜の販売を兼ねて参加してくださいとのお誘いを頂き、行って参りました。
会場はフランシスコ会聖ヨゼフ修道院です。
司教様が集まった皆さんに向けたお言葉の中で、
「支援は10年間と考えて下さい。その根拠は、福島の方々に復興できるまでに何年かかると思いますか、と聞くと多くの方が10年と考えている、ということに依拠しています。」ということがありました。私はそれを聞いて、本当に嬉しく思いました。私も福島の野菜・果物を首都圏のカトリック教会のご協力で販売させて頂いていますが、いつ「もう十分でしょう。」と言われるかと思って、ハラハラしていたからです。今も福島の農家に明日の保証は全くないのです。今日売れたからと言って、それが明日につながりはしないのです。むしろ、スーパーにおいても昨年よりも今年の方が福島産の野菜が少なくなっているのです。農家さんはより深刻な状況に直面しているのです。
「福島から語る」と題して白河市の傾聴ボランティアグループ「みみずく」代表金澤弘子さんの講演がありました。
福島の災害の状況、そして今現在の仮設に住む方々の状況などについて、写真やイメージ絵画を用いて訴えてくださいました。
他県へ行くと温度差があって、先日、京都に行って講演会をした時には「原発はもう収束したんじゃないんですか。」とすでに過去の出来事と思われていることにとても驚いたとのことでした。
仮設に住んでおられる方々は家を失っている訳ですが、2、3年後、仮設を出るように言われてもどこへ行けばいいのでしょうか?福島の復興への道のりはまだまだはるか遠いです。
2012-05-11
福島の春
りんご農家さんを訪ねました。
「ふじ」の木です。夏にはりっぱなりんごがなることでしょう。
りんご「ふじ」の花です。白く可憐な花です。
これは「さやえんどう」です。
天地の恵みを受けて、作物は何事もなかったように、成長しています。
さやえんどうの花です。
トマト農家さんを訪ねました。
ハウスの中で水耕栽培でトマトを作っています。
これで放射能の影響は最小限にすることができます。グレーのビニールの中を栄養の入った水が流れています。
「桃太郎」です。こちらの農家さんは赤ではなく密度のある「オレンジ色」のトマト作りを目指しているとのことです。
ハウスの中できゅうりも作っています。
また、別の農家さんです。
畑をお借りしてズッキーニを植えました。芽が出てきました。
命の誕生、そして成長...。
二本松教会の庭の「かいどう」です。
2年前の春、三春から「しだれ桜」の苗を買ってきて、二本松教会の庭に植えました。着実に成長しています。私たちは何もしないのに、天地からの恵みによって私たちの知らない間に成長しています。
桜は人を集めるので、二本松教会にも人がたくさん来て下さることを願って植えました。
例年通りの風光明媚な福島の田園風景の一コマですが、農家さんの心は昨年以上に暗いものがあります。福島産の野菜は県内のスーパーでも隅においやられ、放射能検査でND(不検出)の結果があっても敬遠されているようです。
農家さんは今年の方が昨年よりも厳しいだろうと、暗い顔で言っていました。福島の復興はまだ始まってもおらず、今も明日の見えぬ不安の中に置かれています。
















かなりキチンとしたものをお送りしたいとおもつているのですが。