文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

次は特捜部長・佐久間を国会に引き摺りだし、国民監視の下に証人喚問する番だ。


東京地検特捜部による民主党幹事長・小沢一郎氏への「事情聴取」が終わったようだが、次にやるべきことは何か。言うまでもなく、日本の政治や経済を大混乱させ、日本国民の生活を侵害し、世界に大恥を曝して見せた東京地検特捜部なる組織の実体を明らかにするべく、特捜部長・佐久間を国会に引き摺りだし、国民監視の下に証人喚問することだろう。東京地検特捜部なる組織は、「東大法学部卒のエリート集団」だと、多くのマスコミは流していたが、どうも実情は違うようである。「日刊ゲンダイ」によると、「東大法学部卒のエリート集団」という情報は真っ赤な嘘で、実は、東京地検特捜部の検察官僚の多くが、「中大法学部卒」等の「似非エリート集団」らしい。ちなみに東京地検特捜部には、特捜部長の下に、三人の副部長がいて、前線の指揮を取っているらしいが、今回の小沢一郎聴取を担当したのではないかと思われている財政経済班の山上秀明副部長と、小沢事件の直接の担当である「直告1班」の吉田正喜副部長の二人は中大法卒の同期らしい。テレビでお馴染みの大澤弁護士も、東京地検特捜部のメンバーの多くは「明大卒」や「中大卒」だと暴露していたが、実際はどうなのだろうか。むろん、「東大卒」だろうが、「明大卒」や「中大卒」だろうが、別にどうでもいいことだが、わざわざ、東京地検特捜部は「東大法卒の最強のエリート集団」という虚偽情報を、国民に向かって流す必要はないだろう。そういう虚偽情報も、「東京地検特捜部のやることは正義だ」という日本国民の共同幻想の根拠となっているはずである。「いずれにしろ、逮捕した被疑者が裁判でいずれも無罪になったか、あるいは無罪になりそうな長銀事件、福島県知事事件、西松建設事件と、かくも杜撰で、お粗末な捜査を繰り返してきた佐久間特捜部長が主導する東京地検特捜部が、「東大法卒を集めた日本最強のエリート集団」であるはずがなく、現実は、いわば、政治の表舞台で活躍する政治家達への屈折した「恨みつらみ」に凝り固まったニーチェ的な「ルサンチマン集団」だといっていい。そうでなければ、国家公務員の守秘義務違反やマスコミへの大胆なリーク情報の垂れ流しというような、どう見てもスマートとはいえない遣り口とその「泥臭さ」を説明することは出来ないだろう。東京地検特捜部が暴走することが、日本経済や国民生活を危機に陥れていることは、紛れもない事実であるが、そういう社会的、政治的影響への配慮もなしに、彼等が、勝手に脳内妄想の果てに「悪」と見做すようになった政治家や経営者の逮捕へ向けて、突っ走る東京地検特捜部こそは、平成大不況の元凶だったといっていい。政治家も経営者も、彼等の動きに怯え、萎縮し、政治家としての能力や経営者としての能力を生かせなくなっていったというのが、平成大不況だろう。田中角栄から小沢一郎に至るまでの、政治的な実力と国民的な人気、そしてカリスマ性を備えた優秀なリーダーたちが、東京地検特捜部によって、マスコミへのリーク工作を通じて、次々と「金権政治家」というレッテルを貼られ、政治的に抹殺され、潰されていくことによって、日本の政治や経済は、そして国民の生活は、危機的状況へ追い詰められてきた、といえるだろう。東京地検特捜部こそは、日本を、平成大不況という未曾有の危機に追い込んだ元凶といえるだろう。というわけで、当然のことながら、僕は、「最後の政治家」ともいうべき小沢一郎氏の「幹事長続投」を全面的に支持する。





■小沢事件」を検証する。



逮捕された石川議員も 無罪が濃厚
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2010/01/post-b6a6.html
民主党大会 小沢幹事長 検察との戦いを
http://www.youtube.com/watch?v=wQILDsli-vc&feature=related
鈴木宗男、検察を 痛烈批判
http://www.youtube.com/watch?v=g6_3xx14Ixw