これが少年探偵団のB.D.バッジだ!
光文社文庫の江戸川乱歩フェアで、少年探偵団のB.D.バッジが当選しました。B.D.は、Boy Detectiveのことです。
- 作者: 江戸川乱歩
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2004/11/12
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
三浦しをん『乙女なげやり』
実にいい加減なタイトルだ。内容も、のっけから汚いパンツの話題だしね。ユーモアのセンスは、抜群。
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
- クリック: 16回
- この商品を含むブログ (111件) を見る
山本麻里安『はだしのソナタ』
麻里安ちゃん、かわゆい。「はだしのソナタ」ですよ、「冬のソナタ」じゃありません。
こんなDVDが出ていることに気づかず、今頃購入で御免ね。
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックディストリビューション
- 発売日: 2004/08/18
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (2件) を見る
澁澤龍彦『夢のある部屋』
河出文庫から刊行された『夢のある部屋』は、桃源社から出ていた単行本とは異なり、澁澤邸の写真や、単行本未収録のエッセイを加えた再編集版です。
桃源社の単行本は、http://acephale.e-city.tv/page006.html をご覧いただければお分かりのように、野中ユリの装丁・挿絵でしたが、文庫には掲載されていません。
- 作者: 澁澤龍彦
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2004/12/04
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
雨宮処凛『悪の枢軸を訪ねて』
雨宮処凛の初の文庫です。北朝鮮とイラクへの訪問記です。
雨宮処凛は、いじめられっこで、自傷系。ビジュアル系の追っかけを経て、球体人形づくりへ。されど「アトピーの女王」ゆえに、人形づくりを断念。民族派右翼に覚醒。ミニスカ右翼となる。ドキュメンタリー映画「新しい神様」の主役となり、そのときの経験をもとに『生き地獄天国』を上梓。作家への転進を図る。『悪の枢軸を訪ねて』『戦場へ行こう!』のようなルポを基にしたノンフィクション作品と、『暴力恋愛』『EXIT』『ともだち刑』のようなフィクション作品がある。近年は映画『PEEP"TV"SHOW』の脚本を担当。
雨宮処凛は、次々と変貌を遂げてゆく作家であるが、それは実存的に、真摯に物事にぶつかる本物の作家だからである。その世界はまだまだ発展途上であるが、その文体は将来ものすごい作品を生み出す可能性があると思う。9・11のテロとゴスロリの自傷系の若者たちを扱った『PEEP"TV"SHOW』では、すでに現実と虚構が交錯する世界を描いている。雨宮は、次第にノンフィクションとフィクションがクロスオーバーする世界を描くようになって来ている。
政治的には、正反対の私が雨宮を評価するのは、雨宮は現在生きている人々の立場に立つからである。例えば、本書でも雨宮は、人々の幸福と民族主義が対立するとき、躊躇なく人々の幸福を最優先に選ぶ。また、雨宮が反戦を唱えるのも、実際に生きている人への友情のためだ。この友情は、理念としての友愛ではなく、現実の、一般化できない固有のものである。雨宮が理屈ではなく、生(なま)の人生に立脚する限り、選択を間違えることはないだろう。
- 作者: 雨宮処凛
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2004/12
- メディア: 文庫
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
W・P・パターソン『グルジェフを求めて <第四の道>をめぐる狂騒』
小森健太朗さんに言われて、この本を読んでみることにしました。これまた、いつのまにか出ていたのね、という本です。
- 作者: ウィリアム・パトリックパターソン,William Patrick Patterson,古川順弘
- 出版社/メーカー: コスモスライブラリー
- 発売日: 2003/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
BLUE BLUE BLUE
I
夜の風に身を晒し
自由と引き換えの孤独を味わいながら
一日が終わりを告げる
通り過ぎる車と人影
時代は流れ 私は残る
しなやかに美しく
自由の敵を打ち壊せ
オールド・スタイルでかまわない
人には許されない一線があるものさ
II
降りしきる雨に身をまかせ
危険と隣り合わせの生を噛み締めながら
過ぎてゆく時代を想う
重なり合う人ごみの中
月日は流れ 私は残る
ゆるやかに加速して
無数の罠をぶち壊せ
損得勘定なしでかまわない
人には譲れない一線があるものさ