ワンコたちの今 2

コナツを保護したのは2011年9月4日のこと。このときの状況は本ブログ「新たな子犬たち26」で記事にした。

katydid2019.hatenablog.com

その頃、河川敷を住処にする野犬のグループはオス一頭に、メスが4頭いて、2か月に一度、どれかのメスが妊娠するという状況だった。

子犬は中州の草むらに隠され、母犬が育てるという状況。しかし、川が増水すると、中州は水没するから、母犬が子犬たちを堤防まで運んで助けるという事態が起きる。

そこで、妊娠しているメス犬を見つけたら、毎日、その行動を観察し、子犬を産みそうな場所の当たりをつけておく。

出産のときには、母犬は姿を見せなくなるので、その時期に中州の草むらが冠水するほどの雨が降ったときに、当たりをつけておいた場所まで出かけていく。

このときもそうした事前の観察に基づいて雨がやんだ直後に現場にやってきた。

保護したときのコナツは生後2か月ほどだったと思う。逆算すると生まれたのは2011年7月の初めか6月の終わりごろ。ということは現在の年齢は12歳11ヶ月ほどということだ。

もう13歳近いから、中型犬としては高齢だろう。昨日の記事でコナツは今も元気と書いたが、何年か前にはかなり健康状態が悪化して、ガリガリに痩せてしまったことがある。

原因がわからず、獣医で健康診断してもらっても原因がはっきりしない。各種検査のうち、心電図の波形に少し問題があることが判明。

しかし、それが痩せの原因とも思えず、色々フードを変えてみることにした。

コナツは食が細く、十分に食べさせようとしても、少し食べ過ぎるとすぐにはいてしまう。フードの種類を変えても事態に変化はなかった。

そこで犬用のサプリメントを飲ませてみたところ、これが効いたのか、よく食べるようになり、体重がは増えてきた。

そんな健康状態の危機を乗り越えて、現在がある。現在、コナツに飲ませているサプリメントは二種類。

一つは霊芝というキノコの一種を主成分とするもの。もう一つがシジミの貝殻から作られた肝臓機能の向上に効果があるというもの。

特に後者は血液検査にその結果が出るほどだから、確かに効き目があるのだろう。

家の中に入ろうとするコナツ

 

ワンコたちの今 1

一時は七頭いたうちのワンコたち。現在は四頭になっている。

この子達はいずれも血縁がある。家の近くを流れる川の中州を住処としていた野犬がこの子達の親犬。四頭とも父親が同じ。

いずれも子犬のときに私が保護して、その後、里子に出すことにした。里親募集したが里親が見つからなかった子が一頭。そのほかの三頭は里親は見つかったものの、その後の事情でうちに戻ってきた。

保護した子犬はこの4頭だけではなく、かなりの数の子犬を里子に出した。そのうちの一頭の里親さんが、最近メールで近況を知らせてくれた。

里子に出したのはもう、10年以上前のこと。

この頃になっての近況報告はあまり聞きたく内容のものが多い。

このときのメールも予想通りの内容。最初のメールはその子に乳腺腫瘍ができたというもの。手術することにしたというものだった。

10歳を超えての腫瘍でしかも手術。予後が良好といえないものになりそうだとの予感。

そして、最近のメールで、手術のあと、腫瘍が再発、二度目の手術は断念したともこと。予想通りの展開なので、あまりショックではなかったが、残念な気持ちになった。

この子は家に残っている4頭と血縁がある。そもそも、私が保護した野犬の子犬たちの父親はすべて同じ一頭だったので、みんな血縁の犬たちなのだ。

これらの保護犬は同じ頃に保護したから、みんな10歳を超えている。そのため、すでに亡くなった子も出てきている。

メールで連絡のあった子の寿命もカウントダウンの段階を迎えたといえる。

さて、その一方で家に残っているワンコたちはオスが二頭とメスが二頭。オスの二頭はとりあえず、病気もなく、生きてはいるが、かなり、老化が進んでいて、よぼよぼという印象。

メス二頭はそれに比べるとかなり元気。

コナツ(2024年5月27日撮影)

この子の名前はコナツ。漢字で書くと小さい夏で「小夏」。名前のとおり、夏の初めの6月に川の中州で生まれた。

里子に出したものの、ちょっとしたことでよく吠えるので、近所から苦情が出て、里親さんが飼育の継続を断念。

私が引き取って、その後はうちの子として世話をしてきた。もう12歳になっている。

しかしなかなか元気で、ケージから出すと弾むような足取りで庭を歩く。散歩も嫌がらず、4kmほどの道のりを同じくで戻ったユズと一緒に歩く。

さすがに目は白内障になっているようだが、そのほかは今のところ問題なしだ。

とは言うものの、年齢が年齢だけに、もう少ししたら、健康診断に連れて行くつもり。

エンテロタイプ2

エンテロタイプのタイプ別に関する情報でもっとも有名なものは、このブログの「腸活17」でも取り上げた摂南大学京都府立医科大学の共同研究に基づくものだろう。

この研究に基づいて日本人のエンテロタイプをAからEまでの5タイプに分類した。

次のネット上の記事もその研究に基づいたものだ。

www.asahi.com

この記事中にも分類された5種類のエンテロタイプが棒グラフ表示されている。

このグラフに似せて、私のエンテロタイプをグラフ表示してみたのが次のもの。

2024年3月12日の検査結果

ネットの記事で示された5種の分類と私のエンテロタイプを比較すると、私のタイプはプレボテラが多いType Eだろうと思う。

それぞれのタイプの特徴も上記のネット記事に示されているが、とても読みづらい。

特徴に関してよく分かるのが、次の記事。

gooday.nikkei.co.jp

この記事のType Eに関する説明を抜粋すると次のようになる。

野菜や魚が多いヘルシー食タイプ

プレボテラ属が多い"農村型"ともいわれる腸内細菌バランス。このタイプは肉の摂取が少なく野菜が多い、栄養バランスがとれた食事をしている傾向がある。

ほかの4タイプに比べて病気全般のリスク比が低い健康型。

このタイプに属すると考えられる私としては大変喜ばしい情報といえる。

ところが一番目の記事の内容にそれぞれのタイプの健常者の割合が示されていて、Type Eの場合、その割合が36.5パーセントとなっている。

Type Eのたった三分の一程度しか健常者ではない? ぜんぜん嬉しくない情報。

それではと他のタイプの健常者の割合を見ると、Type Aにいたってはたったの4.9パーセント。ほとんど病人ばかり。

Type Dも健常者の割合が低く、6.8パーセント。Type Dは絶対的善玉菌とされているビフィズス菌の占有率の高いタイプ。

さぞかし健常者の割合が多かろうと思いきや、Type Aとどっこいの病人集団。

一体どういうことなのか。

このあたりのことを次回からの記事で深堀りしてみる。

エンテロタイプ1

腸内細菌叢をグラフにして、エンテロタイプを可視化すると、各個人の特徴がよく分かる。

グラフの種類はさまざまあるので、個人と個人の違いを明確にするには、菌種ごとに色分けしたグラフを使うと良い。

2023年9月28日号の雑誌Tarzanが腸活アップデートという記事をフィーチャーした。

その記事の中で、年齢や性別の違いによるエンテロタイプを円グラフで表したものを掲載した。

このときの記事の内容がネットで公開されている。

tarzanweb.jp

個人別エンテロタイプを見ると、実にさまざまで、親子といえどもかなりの違いがあることがわかる。

一方で、全くの別人が同じようなエンテロタイプであったりするから、なかなか興味深い。

このときの使われている円グラフを私の2024年の検査結果に適用したものがつぎのグラフ。

2024年3月12日の検査結果

このグラフとTarzanで挙げられた個人のグラフを比べてみると、似たようなグラフは一つもない。強いて近いものを挙げると、「元・高校球児の30代1児の父」のグラフ。

プレボテラの占有率が私のほうがはるかに多いが、その点を除くとまあ似ているといえる。

親子兄弟でも全くといって似ていない場合が多いので、エンテロタイプというのは、指紋に近いかもしれない。

とはいえ、指紋にもタイプがあるように、エンテロタイプには優勢な菌種によってタイプ別に分けられるようだ。

普段の食事内容が直接影響する腸内細菌叢の様相。免疫にも大いにかかわりがあるとすればこれを無視して、健康状態の維持は無理だろう。

前回の記事でも言及したように、私の現在の目標は酪酸菌の一種のフィーカリバクテリウムの占有率を上げること。

今日も朝からそれを目的とした食材を摂取した。一食目のメニューは野菜・果物・各種パウダーのスムージーと、ピーナッツバターたっぷりの無塩食パン二枚。

直後に一時間の散歩。

二食目はヨーグルトとおからを混ぜたペーストに、白菜キムチ・ごま油・エゴマ油・鶏ササミをあえたもの。これを大きなレタスの葉に乗せたものを頂いた。

食後に砂糖なしのフレーバーティーを一杯。これで、今日一日の食事が終了。寝るのは午前0時半頃なので、寝るまで、9時間以上何も食べない時間がある。

単にフィーカリパクテリウム育成のとどまらず、16時間ダイエットで体重管理も厳密に行っている。

腸内細菌検査2

一回目の腸内細菌検査の結果を受けて、腸内の酪酸菌の一種、フィーカリバクテリウム菌の増殖を目指すことにした。

フィーカリバクテリウムの増殖に効果がありそうな食材をネット検索で調べて実行。5ヶ月を経過した3月の時点で2回目の腸内細菌検査を受けた。その結果が次のようなもの。

腸内細菌検査の結果2

前回記事と同様に腸内細菌のうちの占有率上位5種類の菌とその占有率は次のようなもの。カッコ内の数字は前回の検査結果との比較。

1. プレボテラ 31.39%  (△8.37%)

2. フィーカリパクテリウム  9.54%  (△3.36%)

3. バクテロイデス 6.4%  (▽4.06%)

4. ブラウティア 6.03%  (△2.32%)

5. ビフィドバクテリウム 3.06%  (▽2.45%)

上位3種類の菌種には変化がなかったが、占有率には変動があり、5種の順位も2位と3位が入れ替わり、4位たったアナエロスティペスの替わりにブラウティア4位になった。

占有率の変化で言えば、一位のプレボテラの占有率の増加が著しい。プレボテラ属の菌は穀類を多く食べる人に多いとされる。

しかし、私の場合、2016年の10月から今日に至るまで、糖質制限ダイエットを継続実行していて、ご飯をぜんぜん食べていないし、糖質類全般の摂取量が一日当たり、150gを超えることはまずない。

それにもかかわらず、プレボテラの増加が著しいのは、たぶん、フィーカリパクテリウムの増殖に効果があるとして、小麦フスマを原料にしたシリアルを毎日食べていることが理由だろう。

目的のフィーカリバクテリウムも占有率が上がったので、それはそれでよかったのだが、目的以外のプレボテラも増加したと考えられる。

さて、肝心のフィーカリパクテリウムも占有率が3%超増加している。目標は占有率10%だったので、それにはちょっと届かなかったが、まあ良しとしておこう。

フィーカリパクテリウムの増殖のために実行したのが次のような食材を一日二食のうち、どちらか、あるいは両方の食事で必ずⅠ品目は食べるまたは飲むということ。

その食材は次のようなもの。

1.  ブロッコリーまたはキャベツ

2. 発酵性食物繊維とされるアラビノキシランを含む食材。たとえば、小麦ブランを含むシリアル、バーリーマックス、サイリウムパウダー、クマザサパウダー

3. 高カカオチョコレートを一食に付き20g以上

4. 紅茶一杯

上記の食材いずれもが、フィーカリパクテリウムの増加に効果ありというネット上での情報に基づいたものだ。

2回目の検査でフィーカリパクテリウムの占有率が上昇したのは、どの食材が効果があったのかはわからない。

いずれの食材も腸の健康維持には何らかの効果があるとされているので、フィーカリパクテリウムの増加に寄与しなかったとしても、これからも続けることにする。

フィーカリバクテリウムの占有率の目標は最低でも10%、できれば15%超が目標。そして酪酸産生菌の合計占有率は2回目の検査では15.27パーセントだったが、これも最低でも20%。できれば25%超を達成したいと思っている。

摂取すべき食材は今現在のもので間違いなさそうなので、このまま継続することにして、次回の腸内細菌検査は8月終わりから9月の初め頃にする予定。

腸内細菌検査1

腸活に取り組んでから結構な時間が経過した。シリアルを販売しているメーカーが腸内細菌検査も行っていて、ここで何度か腸内細菌の検査をしてもらった。

最初に検査を受けたのが、去年の10月。そのときの検査結果をグラフにしたものが次のようなもの。

腸内細菌検査の結果1

腸内細菌のうち、上位5種の細菌とその占有率は次のとおり。

1. プレボテラ 23.02%

2. パクテロイデス 10.46%

3. フィーカリバクテリウム  6.18%

4. アナエロスティペス 5.89%

5. ビィフィドバクテリウム 5.51%

 

腸内細菌全体の四分の一をプレボテラという菌種が占めている。このタイプは穀物を良く食べる人に多いとされ、かつては日本人の多くがこのタイプだったと考えられているが、現在ではかなりの少数派。

高齢者のあいだではまだまだこのタイプが健在ということなので、私もその一人ということになる。

腸内細菌をその性質で分類すると、善玉菌、悪玉菌、それから日和見菌の3種に分けられる。

私の腸内で一番高い占有率を占めるプレボテラはこのうちの日和見菌に属している。二番目に多いパクテロイデスも同じ日和見菌。

三番目と四番目のフィーカリパクテリウムとアナエロスティペスは善玉菌の一種の酪酸菌。

私の腸活はこうした酪酸菌をなるべく増やすことを目標としている。多ければ多いほどいいというものではないらしいが酪酸菌の合計占有率が20%超が一応の目標。

上のグラフのに示した菌のうち、ロゼブリア、アガソバクター、それからサブドリグラヌムの4種がやはり酪酸菌。

これらの合計占有率は13.53%なので、目標の20パーセントには届いていない。

ちなみに、ネットの情報などで、善玉菌として最も取り上げられることが多いのが乳酸菌とビヒィズス菌。

グラフの中の菌でいうと、乳酸菌はラクトパチルスで私の場合、占有率0%。これは大腸内での占有率なので、乳酸菌が主に生育する小腸末端部と大腸の入り口付近にも全くいないということではないと思う。

それからビヒィドバクテリウムというのがビヒィズス菌を表している。この占有率も5.51%だからそれほど高くない。

この検査結果から、5ヶ月経った先月3月12日に二回目の検査を受けた。

その結果は次回の記事で公開する。

なんばウォーキング

この記事のタイトル「なんばウォーキング」。大阪の難波付近を歩いて巡ることではない。「なんば歩き」と呼ばれる歩行法をちょっとしゃれて表現したまでのこと。

これをテーマに選んだのは前々回と前回の記事と関連があるから。

前回記事ではNHKの番組、「あしたが変わるトリセツショー」で取り上げられた健康保持のための速歩。速歩は早足で歩くことで太ももの得に前側に大きな負荷をかけ筋力増強を図るというもの。これを習慣化することでアンチエイジングの効果を得られるとの説明があった。

この速歩に限らず、私たちの歩き方はほとんどの人が歩くときに大きくか小さくはともかく、手を振りながら歩き、その振り方は脚と手が前後逆になっている。

ほとんどの人がこの歩き方だから、自然な歩き方だと勘違いしているが、この歩き方は明治以降、西欧文化流入とともに日本に入ってきたものだとする説がある。

私はこの説は正しいと思う。この説を含め「ナンバ歩き」に関して、ウィキペディアが参考になる。

長年河川そばや堤防を犬の散歩のため歩いていると、健康保持のためと思われるウォーキングやジョギングをしている人たちと出会う。年齢も服装も違うし、ウォーキングもそのスタイルはさまざま。

しかし共通することが一つある。それは足の運びと手の振りとの関係で、すべての人が「ナンバ」ではなく、西欧式であること。

しかし、この歩き方は犬連れの散歩だとずいぶんやりにくい。片手は引き綱でふさがれ、もう片一方は犬がするフンの処理のためのスコップを持っているから、大きく手を振ることはもちろん、手と足の動きが逆だと、たとえ小さな手の振りでも犬の鼻面を引っ張ってしまい、犬にはまことに嬉しくないことになる。

ということで、私の散歩は手をほとんど振らない歩き方になっている。

ナンパ歩きは手と足の運びが同じ方向という説明が上記ウィキペディアの説明にあるが、歩くときに手を含めた上体、もっと正確に言えば肩をほとんど動かさない歩き方のように思う。

ウィキペディアによれば、「ナンバ歩き」は訓練をしないと身につかないようなことが書いてあるが、私がこの歩き方に関心を持ち、練習したところ一週間も経たないうちにマスターできた。

普段の散歩で上体や肩をほとんど動かさない歩き方をしていたから、ナンバ歩きもすぐにマスターできたとも言えるが、一般の人でも、スーパーなどで買い物をし、手に買ったものを入れた袋やバッグを両手に持った場合、その状態で手を大きく振る人はいまい。

ナンバ歩きを試してみれば、意外に早くマスターできるかもしれない。

江戸時代に限らず、一般庶民が日常生活で、歩くのは移動のため。その際に手ぶらというのはあまりなかったに違いない。少なくとも片手には何か持ち、場合によっては天秤棒を肩からかけたり、旅の場合には、振り分け荷物を同じく肩からかけて長距離を移動するのが普通。

荷物を持ち運ぶ場合、中の荷物にダメージかあまりないのは肩をなるべく動かさない歩き方。動かす場合でも、脚の動きに合わせたナンバ歩きになっていたことは想像に難くない。

またこの歩き方は腰の筋肉や股関節への負担も軽く、流行の言葉で言うなら"sustanable"な歩き方といえる。

西欧式の歩き方は腰を大きくひねり、そのときの筋肉が元に戻ろうとする反動を前進方向への力、つまり推進力に利用する歩き方だ。

当然のことながら腰の筋肉、股関節に大きな負荷がかかり、トレーニングとしてはそれはそれでいいのだろうが、荷物を手で持ったり、肩からかけたりして長距離を移動するには全く適さない。

筋肉に大きな負荷をかけたいわゆる「筋トレ」なるものが盛んに喧伝されているが、私の考えでは、"sustanable exercise"としては長時間低負荷で「遅筋」を鍛えるのがよいと思っている。

もう一つ付け加えるなら、転倒防止やトレーニングによる筋断裂を避けるには、筋肉の柔軟性を増すためのストレッチが欠かせない。

しかし、40年以上に亘る河川の傍の遊歩道ウォーキングで出会った人の中でそうした別種のトレーニングを組み合わせて行っている人に出会ったことがない。

ウォーキングをしている人はいつ出会っても、いつもウォーキングだけ。ジョギングをしている人はいつもジョギングだ。

中には太極拳をしている人にも出会うが、これもそればかり。他のトレーニング法には全く目が向かない。

単一種目で鍛えられるのは当然ながら、体のさまざまな機能のうちのうちの限られたものだけ。

筋肉の場合で言えば、限られた方向に働く限られた種類の筋肉だけになる。筋トレでよく推奨されるスクワットは大腿四頭筋のそのうちの速筋だけ。それだけ鍛えたからといって、転倒防止や、ましてやアンチエイジングに効果があるとは思えない。 

ナンバ歩きはそうした固定観念を破る一つの方法かもしれないと思う。