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2016-12-09

過去の日記を今さら公開するマン

 

 スマホ版マインクラフトにいそしんでいた日々よさらば

 

↑それなりにがんばった

 

 ということで、これまで書き溜めていたものの編集が面倒くさいと放棄していた日記を載せる。

(それほどたいした内容ではない)

 

12月6日の日記:後楽園(偽)の紅葉に心奪われる -  esu-kei_text

11月20日の日記(川崎駅王将、浅草寺富士そば) -  esu-kei_text

11月2日の日記:新宿から渋谷へ -  esu-kei_text

 

12月6日の日記:後楽園(偽)の紅葉に心奪われる

 

 12月6日、仕事で後楽園(偽)に行った。

 

↑後ろに東京ドームが見える後楽園(偽)

 

 なお、本物の後楽園は大都会岡山にある。

 ただし、この偽者の後楽園も東京ドームよりは広い。

 庭園なのでアトラクションはないが、マダムさんたちが「入場料300円でこんなに楽しめるなんてお買い得だわ〜」と笑みを交わすほど見ごたえのある庭園である。

 僕は業者なのでタダで見たんですけどね。

 

 この後楽園(偽)、正式名称は「小石川後楽園」という。

 業者用入り口には石碑が立っている。

 

 

 しかし、この石碑がトラブルのもとなのだ。

 

 左側には「昭和十三年三月建設」とあり、右側には「大正十三年三月内務大臣指定」とある。

 このおかげで、同僚二人が「へえ昭和十三年建設なんですね〜」「なにいってるんですか大正十三年ですよ!」と一瞬触発の事態になりかけていた。

 こんなまぎらわしい石碑を一般入場口に設置してなくて大正解である。「あなた、○○大学を出ているのに昭和すらも読めないの!」「だから、大正だろが、目が見えねえのか!」とカップルが入る前から喧嘩をするのが目に見えている。

 

 と、そんな後楽園(偽)であったが、12月上旬というのに紅葉は残っていて、それは実に見事な光景であった。

 

↑通天橋より紅葉を映す

 

 昼休みに、スマホでパシャパシャ撮っただけで、こんな素晴らしい写真が撮れるのだ。

 

 

 この朱色の橋、通天橋自体は、歴史を感じさせない単なる赤い橋なのだが、紅葉に染まることで、とんでもない風景が目に映る。

 

 

 紅葉満開とは言いがたいが、それでも僕の目を潤すには十分だった。

 というより、僕の適当な写真なんて実物にはとてもかなわない。

 

 

 陽が射すたびに、こんな映像が眼前に広がるんですよ!

 

 さて、この後楽園(偽)内で、僕がもっとも美しいと感じたのは、この紅葉。

 

 

 お客様マダムとその美しさについていろいろ語り合った。

 写真ではわかりにくいと思うが、紅葉を引き立てているのは地面のコケであろう。

 

 四国の山中に育った僕は、紅葉なんていくらでも見てきたものだが、後楽園(偽)の紅葉は人間の手がかかった(水戸黄門が完成させた)庭園なのである。

 自然の美しさを引き立てる仕掛けの数々が、この庭園には散りばめていて、見る者を飽きさせないのだ。

 風流というのは自然に生まれるものではない。自然の力を借りて、人間が手間暇かけて、このような景色ができたのだ。

 

 この後楽園(偽)には、ほかにも多くの見どころがある。

 

 

 円月橋とか見栄えのいい建築物もあれば、

 

 

 八つの板がかけられた「八つ橋」もある。

 こちらは菖蒲が植えられいるらしいので、五月が見どころだろうか。

 花札の「アヤメと八橋」を想起させる。

(と思って調べてみたら、花札のアレはカキツバタ(杜若)じゃないか、という説が濃厚らしいけど)

 

 ただ、この時期は、朱色の橋「通天橋」周辺の景色に勝るものはない。

 

 

 こうして、僕は文京区に住む人々に嫉妬する。

 後楽園(偽)の年間パスポートは1400円。それさえあれば、四季の後楽園(偽)が楽しめるのである。これほどのゼイタクはほかにあるだろうか?

 

 と、思ったときに気づいた。

 僕の住む登戸の近くにも「生田緑地」があるじゃないかと。

 登戸に住み始めたときはよく行っていたものだが、そのうち全然行かなくなった「生田緑地」。そのくせ、文京区に住む人々を嫉妬する僕は愚かではないかと。

 

 僕がスマホ版マインクラフトで「画面は小さいし、ボタンは少ないからミスばかりするし、日本語変だし、あきらかにモンスターの挙動おかしいだろ!」とストレスをためながらネザー探索をしている間にも、生田緑地に秋が訪れ、そしてその景色は来年にならないと見られなくなったのである。

 

 後楽園(偽)のような手のこんだ庭園ではなくとも、我々の身の回りにある自然がある。それを見落としているだけなのだ。なんともったいない!

 たまには、スマホを見ずに、庭園探索を楽しもうではないかと思う。

 

 そうそう、後楽園(偽)では、スマホで写真を撮りまくる人もいたし、一眼レフを持ってきている人もいたが、そんなカメラなんぞに頼らない人も多かった。

 ここで掲載した写真を見ても、実物に勝るものはひとつもない。

 

 ただ、写真は思い出の付箋なのである。

 

 

 綾瀬風香さん(高2)の言葉をふと思い出し「そうだよ風香」とマジメにうなずくぐらい、後楽園(偽)の景色は美しかった。

 

 ぜひとも皆さんも庭園巡りをしてみるといいだろう。

 って、もう季節は冬だけど。

 

11月20日の日記(川崎駅王将、浅草寺富士そば)

 

 南武線が踏切自動車脱線事故の影響で運行見合わせ中だったので、川崎駅横の「餃子の王将」にて、餃子セット+餃子――つまり餃子三人前セットを食す。

 

↑だから、食べる前に撮っとけよ俺

 

 その後、運転再開した南武線に乗ったのだが、混み混みだったり、時間調整で駅停車したりと散々だった。

 

 ちなみに、昨日は仕事で浅草に行ったので、久々に浅草寺に寄った。

 

 

 前に行ったのは二十歳ぐらいのときだと思う。

 それから俺は色々あったが、浅草寺は変わらず。

 自撮り外国人が通行の妨げになったり、仲見世の価格はボッタクリだったり、人の風景はいろいろ変わってるのかもしれないが。

 

↑煙が宗教的に聖なのはホロコースト(ユダヤ教の宗教儀式のほう)と同じ

 

 そうそう五重塔は工事中だった。

 

↑奥に見えるビルっぽい囲いをしているのが五重塔リニューアル工事現場

 

 しかし、西日本出身者の俺からすれば、わざわざ日本に来て浅草寺に行く感覚が分からない。

 寺社見るなら京都に行けよ。

 東京で横着すんなよせめて日光ぐらい行けよ。

 俺はそんなアドバイスを外国人に無言でかけたあと、浅草寺前の富士そばでかつ丼セットを食べたのであった。

 

↑だから、食べる前に撮っとけよ俺

 

11月2日の日記:新宿から渋谷へ

 

 これは11月1日と2日の出来事をまとめたものである。

 

◆ 失望の紀伊國屋書店

 

 ボブ・ディランのノーベル文学賞のことを書こうとするとき、避けて通れない話題が「日本人の本パクリ問題」である。

 これは、茨城の開業医が自身の患者へのインタビューを基に書いた『浅草博徒一代』という本の一節を、ボブ・ディランが自身の歌詞で無断借用したという問題。

(この件については別記事で書くつもりだったが時機を逸した) 

 

 さて、ブログでネタにするならば、ディランがパクった『浅草博徒一代』を読まなければ話にならない。

 そう考えたものの、なかなか腰を上げないのが僕のダメなところ。

 仕事が早く切り上がり、翌日は休みになった11月1日になって、僕はやっと新宿に向かうことにした。

 これは僕が小田急線登戸に住んでいるからだ。登戸にいる人間が本を探すのならば新宿に向かうのが手っ取り早い。

 そんなわけで、本の題名だけを頼りに、僕は目的の『浅草博徒一代』を見つけるべく、紀伊國屋書店新宿本店に向かったわけだ。

 前情報を調べずに、わざわざ新宿に行き、紀伊国屋本店で目的の書籍を見つける。

 おそろしく非効率だが、趣味としての読書の楽しみは十全に満たされるやり方である。

 しかし、今回の目的の本はなかった。

 バカな、ディランがノーベル文学賞を獲得した今は売り時ではないか。

 仕方なく、書店においてある検索機器で調べてみるが、在庫無しの表示。

 ここであきらめればいいのに、僕は新宿南口の高島屋奥にある別の紀伊國屋書店を目指すことにした。

 今度は、紀伊国屋書店そのものがなかった。

 新宿南口はバスターミナル施設などの開発のせいか、店替えをしているところが多い。紀伊國屋書店も例外ではなかった、というわけだ。

 ここで僕はあきらめてスマホを見る。最初からそうしろよ、と言われるかもしれないが、僕は本を読む前にできるだけ情報を制限したい男なのだ。

 だいたい、苦労して買わないと、本を読むという次の段階に移行できないほど、僕はダメな男なのだ。

 さて、スマホさえあれば、紀伊國屋書店各店舗の在庫状況はわかる。次のサイトで調べればよいのだ。

 

https://www.kinokuniya.co.jp/c/information/stock.html

サイトのご利用案内 - 店舗の在庫を調べるには | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店

 

 こうして、僕は『浅草博徒一代』が絶版していたことを知る。

 なんとかならないものかとAmazonを見る。中古では、とんでもない値段がついている。

 最後の手段とばかり、Kindle版を見ると、フツーにあった。

 

 

 しかも、読み放題対象書籍である。

 こうして、僕はKindle読み放題サービスに登録したのだ。初月で退会すれば、一銭のお金も払わないですむのだから、恐ろしい世の中になったのである。

 

 なお、僕のように悪いことをしてクレジットカードが作れない人は以下のブログ記事を参考に。

Kindle Unlimited(読み放題)をクレジットカードなしで無料体験 - ブックとノートとメモと?

 

12/09追記:浅草博徒一代の感想を書き上げられず、結局二ヶ月目に突入。Kindle読み放題サービスの月額料金は払うことになった。払うからには楽しませてもらおうと計画している。(計画している段階)

 

◆ 翌日、渋谷へ

 

 新宿で紀伊國屋書店で絶望し、Kindle読み放題に登録した翌日、僕は渋谷に向かっていた。

 なぜ、渋谷かといえば、今度はパクったディランのアルバム『ラブ・アンド・セフト』を入手するためである。

 

ラヴ・アンド・セフト(紙ジャケット仕様)

ラヴ・アンド・セフト(紙ジャケット仕様)

 

 発売当時に買っていたのだが、まともじゃない人生を送っていた今の僕の手元にはない。

 そこで、新宿の紀伊國屋書店の裏に併設しているレコード屋に行ったものの、ディランはベスト盤しか置いてなかった。

 ベスト盤に収録されている曲ぐらいはMP3で持っている。

 むしろ、僕が欲しいのはCDについている日本語対訳である。

 ディランがどの節をパクったのか、くわしく知りたかったのだ。

 

 だから、僕は渋谷に向かった。

 渋谷にはタワーレコードがある。さすがに渋谷タワレコにはあるだろうという甘い憶測である。

 本は新宿の紀伊國屋書店、CDは渋谷のタワーレコード。そこで探してなかったらあきらめる。非効率かつミーハーな探し方である。

 

 ただ、せっかく渋谷に向かうので、以前の野望を満たそうと考えた。

 以前、ブログでネタにしたイヤホンジャックでつける画面クリーナーである。

 

アパレル用品、オリジナルグッズ作るなら 株式会社シーワンへ | オリジナルグッズ一覧より画像借用

 

 ちょいとオシャレなものでも買おうかな、とひとまず渋谷ロフトに入ったのだが――。

 画面クリーナーなんてものはなかった。

 ちなみに、イヤホンジャックのホコリを防ぐために差し込むだけの金属製のピンが600円以上した。ボッタクリだろロフト。

 仕方ないので東急ハンズに行く。渋谷の東急ハンズに無ければあきらめよう作戦である。

 上京して十年たつというのに、僕の東京知識はその程度なのである。

 

 こうして、僕はイヤホンジャックに接続できる画面クリーナーを手に入れた。

 

 

 まず、値段に注目してほしい。1500円である。正気の沙汰ではない。愚かである。

 別に僕は「黒板消しの画面クリーナーって面白い!」と積極的に選んだわけではない。

 それ以外になかったからである。

 しかも、イヤホンジャック接続部品はついていなかったので別に買った。

 ここでフツーの人は思うだろう。いやいや、百円ショップでイヤホンジャック用アクセサリーを買えばすむ話ではないかと。

 その通りである。でも、僕はケチることで体を動かしたくない性格である。徒歩二分のスーパーより徒歩一分のコンビニで買う、貯金ができないダメ男なのだ。

 

 こうして僕のスマホには黒板消し画面クリーナーがついた。

 正直いって、使った感想は微妙だし、そのうち紐がちぎれて無くなりそうだけれど、無いよりはマシだと割り切ることにした。

 

追記:11/20の浅草で働いていたときにちぎれて1500円の画面クリーナーは失われた。そんなものである。

 

◆ ボッタクリラーメン屋に行く

 

 東急ハンズに行ったあと、タワーレコード渋谷店に向かったのだが、まだ夕方5時だったので、ボッタクリラーメン屋に行くことにした。

 『一蘭』である。

 

↑あえて食べている途中の写真を撮る悪意に満ちた俺

 

 敷居のついたカウンター席は、あたかもニンジャスレイヤーに出てくる「スシ・バー」のごとく。

 そして、皆さんご存じの替え玉190円である。

 

↑箸袋で注文できるボッタクリ替え玉190円

 

 はっきり言わせてもらうが『一蘭』がうまいうまいというヤツは、頭おかしい。

 そこらへんの長浜ラーメン屋と大差ない味である。

 こんなものに行列ができるのだからやりきれない。

 二郎みたいな見た目インパクトとコストパフォーマンスの良さもない。

 まあ、外国人が行く店である。『一蘭』に行きたい人が行くべきであって、おいしいラーメンが食べたい人が行く店ではない。

 なにしろ、替え玉190円である。何度もいうが、この価格は異常だ。いろはすに300円ぐらい払う感覚である。

 そういうのが好きな人だけ『一蘭』に行けばいいだろう。

 

◆ そして、タワーレコードへ

 

 タワーレコードでは、ボブ・ディランのノーベル文学賞を祝う特設コーナーがあった。タワレコからすれば紀伊國屋書店ざまぁwwwという感じであろう。

 ただし、そこに中山康樹の本が山積みにされているのは失笑するしかなかった。

 

 中山康樹のディラン解説は「まともな解説書」ではない。まともじゃないから面白いのだが、ドンと山積みにするような本ではないと思う。

 ディランを聴き始めて、CDの解説に納得いかなかったときに読んでみると、なかなか楽しめる本である。

 例えば、中山康樹にいわせると、ディランで最初に聴くべきは『ブートレグシリーズI・II・III』となる。

 これは未発表曲集三枚組である。どれだけひねくれてるんだよ、と思われるかもしれないが、世のベスト盤に比べると、はるかにディランというミュージシャンが理解できる。

 だから、中山康樹のいってることは同意できるところは少なくないのだが、かといって素直にうなずくこともできない。酷評だから逆に評価するというスタンスが多いからだ。

 若い頃は知らないものはとりあえず鵜呑みにするものである。そういう人に中山康樹の本はオススメしたくない。自分で情報を取捨選択できる年齢になってからこそ読むべき本であろう。

 

 ということで「ラブ・アンド・セフト」を購入。

 ついでにポスターをもらった。

 

 

 このポスターの年齢表記はかなりデタラメである。

 例えば、最高齢ビルボード一位を記録したアルバム「トゥゲザー・スルー・ライフ」を発表した時のディランは67歳だが、このポスターは68歳と堂々と書いている。計算もできないのか、とあきらめてしまうが、日本のディラン評価なんてこの程度のものである。

 

 と、11月1日は新宿、2日は渋谷に向かった話。

 

 Kindleのほうが紀伊国屋書店よりも品数が豊富という現状で、みずからの足で本を探す必要なんて、もうなくなったのかもしれない。

 こうして、ますます現実の書店から本が姿を消し、電子書籍だけが残っていくという未来である。

 便利にはなったのだろうけどねえ。