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fishing with johnの日記 Twitter

2018-04-25 4月の動静(4/11~4/15)

4月11日

4ヶ月振りに美容院へ散髪に。4ヶ月分伸ばした毛が大量に切られ床に散乱するのを見ながら、これらの切られた髪を再利用して何か出来る事はないのかと毎回思うのですが、結局何も出来なさそうなのです。髪の毛が切られる衝動で発電など出来たら便利なのにと思ったります。髪の長い女の子失恋した時など電力不足の解消になりそうです。原発の代わりに失恋を稼働するなんてのはザンコクでしょうか。そもそも失恋で髪を切るなんて慣習はまだあるのでしょうか。

夜は草とten shoesレコーディング作業。ご近所に申し訳なく思いつつも夜遅くタンバリンを叩くなど。近隣の人から五十嵐さんのお宅からかにリズムを刻む音が聞こえて来るけど一体何なのかしら?」と迷惑がられているのかもしれませんが、今のところ苦情などは来ていないようです。鳥が木を突いている自然の音だと思ってくれないかなあと思いながら、鳥の気持ちで終始タンバリンを叩いておりました。おかげで鳥のついばむようなリズムが録れました。

4月12日

molnの記事掲載された雑誌Oz magazine」の鎌倉特集号と、先日このブログにも書いた我々の愛猫ミル坊が掲載された雑誌「ねこ」の最新号がそれぞれ発売になりました。自分のことが載っている雑誌本屋に並んでいるというのは嬉しいような恥ずかしいような気持ちです。書店で見かけたらぜひ手に取っていただきたく。

この日は高橋徹也さんがmoln8周年を祝ってサプライズで来店してくれ、お祝いと称してレコードプレゼントしてくれました。タカテツさんはちょっと会わないうちにかなり痩せており、「大丈夫ですか?」と聞くと「激やせした時の宮沢りえみたいですがものすごく元気です」となぜか宮沢りえを引き合いに出して健康アピールをしていたので、きっと大丈夫なのでしょう。体調を崩したのを機にお菓子ジャンクフードをやめたらみるみる痩せたそうで、ダイエットにお悩みの方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。タカテツさんからはこの度紙ジャケになった「Style」もいただいてしまいました。しかタカテツさん、粋な男です。

4月13日

いつも使用しているイヤフォンが突然断線し、片方からしか音が聞こえなくなりました。ここ4年くらいで5回イヤフォンが断線しているので、ほぼ毎年断線している計算になり、「なぜイヤフォンは断線するのか」というタイトル新書があったら即買いたいくらいなのですが、その前にそのタイトル新書自分が書きたい衝動に駆られています保証書を見たら以前断線して修理してもらってから1年ちょっと経過しており、また買い直さないといけないのかと途方に暮れています家電量販店でじっくり聞き比べをして気に入ったメーカーのを毎回買っているのですが、毎回すぐに断線するのです。違うのを買えば良いのに「今度こそ大丈夫なはず」と思ってまた買う心理って、浮気男を相手に「今度こそ浮気しないはず」と信じて結局裏切られるみたいなものでしょうか。そろそろ一途なイヤフォンに乗り換える時期なのでしょうか。

4月14日

molnで実演後、夜は延々草とten shoesの全楽曲の全トラックデータの書き出し、エンジニア上野さんに送る作業を。これがまたやってもやっても終わらないのです。ラジオクラウドで神田松之丞 の語るぼやきを聞きながら作業していたので、多少のぼやき要素が入っているかもしれませんが、深夜までかかって何とか全てのトラックを送り終えました。歌入れはこれからなので、まだまだ先は長いのです。

4月15日

昨日遅くまで作業していたので一日中疲れが取れず。座るにも立つにも「よっこいしょ」に似た類いの言葉が口をつくようになり、己の加齢を実感するのですが、加齢より華麗でありたいと思う気持ちがまだあるのです。取りあえず次の日に歌入れを控えているので早めに就寝しました。

ここ最近Yo la tengoやvideotapemusicの新譜をなどをよく聞いておりました。相変わらずレコードに針を落とす日々です。f:id:fishingwithjohn:20180425234639j:image

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2018-04-20 4月の動静(4/6~4/10)

4月6日

からmolnへ。向かう途中鎌倉駅前でロケ待機中らしきオードリー春日さんを発見し、オードリーオールナイトニッポンリスナーである私は思わず「かすがさーん!」と話しかけてしまったのですが、スタッフの人たち数人にすかさず止められしまい、そんな中でも何とか「リトルトゥースです!」とだけはお伝えすることが出来ました。春日さんはこっくり頷いて背中で返事してくれました。(オードリーオールナイトニッポンリスナーのことをリトルトゥースと称するのです。)次の日のオールナイトニッポン春日さんから鎌倉に行っていた」という話題が少し出て「おお〜」とテンションが上がった私です。しかし私を止めるスタッフさんの「不審者現る!」的な警戒テンションにそこまで怪しい人物に見られたのかとふと己を省みた次第です。

この日は夕方からミルブックス藤原さんが来るとのことで、誕生日ケーキを仕込んでおいたのですが(この日は彼の誕生日だったので)、3人でホールケーキを食べきれないのではと思い、近所でアトリエの準備をしていたアユミさんも急きょ呼んで、一緒に祝いました。藤原さんが来るタイミングでロウソクに火をつけたかったのですが、マッチの準備に手惑い入口で少し待たせるというサプライズ下手を露呈してしまいましたが、喜んでもらえたようで何よりです。藤原さんはmoln8周年のお祝いにmolnが開店した2010年製のワインを贈ってくれました。わざわざ何軒か回って2010年製を探してくれたそうです。毎日誰かしらの誕生日なのだなと思いながらワインいただきました。藤原さんとは草とten shoesCDジャケットについての話にもなり、彼がAdvantage Lucytico moonジャケットをデザインした際のエピソードなど聞かせてもらい、色々参考になりました。

4月7日

molnからの帰り道、スーパーで買ったお酒(本搾り)を飲みながら先日散歩中に発見した公園に行ってみるという寄り道プレイに興じてみました。その公園は昼間は近所の子供たちが賑やかに遊ぶのでしょうが、夜はひっそりとして独特な雰囲気で、しばしその風情を楽しみました。家に帰りたくないサラリーマンがしばしここで時間をつぶしてから帰るのかなとか、昼間嫌なことがあった学生がここで一旦気持ちを整理してから帰るのかなとか、色々想像してみた次第です。公園は時に家までのワンクッションとして機能するのです。その公園を後にして、さらに歩いていたら2匹の首輪をした猫を発見し、人に慣れている子だったのでここぞとばかりに撫でてやりました。道ばたで酒を片手に知らない家の猫を撫でている様は通行人に大変あやしまれたでしょうが、猫を放ってはおけないのです。(猫は春日さんと違って芸能人ではないので誰にも止められませんでした。)帰り道に鎌倉在住の音楽ユニット、コータ&とまそんのとまそんさんに遭遇し、酒を片手にしている様を見られ少々恥ずかしかったのですが、まあ飲んべえであるので仕方ないのです。帰ったら近所の家猫のミミが遊びに来ていたので、これまたここぞとばかりに撫でてやりました。猫に関してはもう仕方ないのです。目の前にいたら撫でるしか選択肢はないのです。

4月8日

この日もmolnへ。いつもと違うルートで歩いていったら若宮大路の方で神輿が出ておりました。この日はミル坊グッズのイラストを描いてくれたイラストレーター木下綾乃さんがお店に来てくれて、著書にサインを入れたりお客さんと交流してくれました。綾乃さんと我々は藤原さんと共によく落語を見に行く仲で、いわば今回のミル坊グッズは落語のおかげで生まれたのです。夕方にはOz magazine編集の方やmolnフレグランスを作ってくれたかおりんも来て、お客様からいただいたたい焼きを一緒に食べたりして終始和みムードでした。綾乃さんの素敵な笑顔に癒された一日でした。

4月9日

から草とten shoesレコーディング作業仮歌の録音や編集などを引き続き行いました。やってもやっても終わらないのですが、いつか終わる時が来るのでしょうか。夕方にはアユミさんのアトリエに行き、あやがアユミさん作の吊るし紐付きのパンツを買っておりました。ブルーの綺麗な色合いで、ステージ衣装としてそのうち登場かもしれません。アユミさんのアトリエ鎌倉駅前のsahanの隣のスペースなので、molnの近所です。スープの冷めない距離ってこんな感じかなと毎回行く度に思いますスープの冷めない距離という単位を考えた人は凄いなとも毎回思います

4月10日

最近アマゾンプライムで「あぶない刑事」をちょこちょこ見ていて、その面白さと懐かしさにすっかりハマっているのですが、登場人物が陥る危機ハプニングミスなどすべてスマホがあれば解決するケースばかりで、この時代タイムマシーンで戻り「はいこれ!」とスマホを渡したい衝動に駆られています。仲間と連絡取るのにいちいち公衆電話を使っている不便さたるや。私が舘ひろし柴田恭平スマホを渡せば「タカ!」「ユージ!」「ユースケ!」とあぶない刑事に仲間入り出来るものを。横浜舞台なので野毛の飲屋街など見覚えのあるロケ地も出て来て面白いのです。舘ひろし拳銃の撃ち方や柴田恭平の走り方、浅野温子の顔芸などの物真似を習得せむと練習しているこの頃です。

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2018-04-10 4月の動静(4/1~4/5)

4月1日

御徒町の匠の箱で招き猫五月人形の絵付け教室。休憩中に秋葉原方面へ行くと歩行者天国になっていて、あの無差別通り魔事件から何年経ったのだろうと思い調べたらちょうど10年前でした。この平穏秋葉原光景エイプリルフールでなければ良いなと思いながらホコ天を歩きました。匠の箱での教室は定期的に行う予定で、次回の開催は4月29日です。ぜひご興味ある方はお気軽にご参加を。

教室が終わって鎌倉に帰り、今度はmolnに立ち寄って次回のイベント搬入作業を手伝いました。moln8周年を記念してイラストレーター木下綾乃さんにうちの愛猫ミル坊を描いてもらい、それをトートバッグコーヒー缶、ブックカバーなどの商品にして販売するのです。(とても可愛い出来映えなのでぜひ手に取っていただきたいです。)今回デザインを担当してくれたミルブックスの14周年フェアも同時に行うということでせっせと準備し、時間も遅くなってしまったので帰りに近所のラーメン屋食事して帰りました。あやが五目あんかけ焼きそばなるボリューミーなものを頼んでいたので、「全部食べたら太るから私が少し手伝おう」と申し出るも「あげぬ。これは私のものだ!」と断固として譲らないので隙を見付けては具を奪い、五目から三目にしてやりました。摂取したカロリーエイプリルフールにはならないのです。

4月2日

草とten shoesレコーディング作業練習がてら仮歌を録音することになり、一日かけて録音しました。あやはボーカリストとしてはほぼ素人なのでピッチリズム発声など気を付けることが多く大変です。喉が潰れてもいけないので夕方には終了しました。夜は行きつけの焼き鳥屋でご飯を食べたのですが、この店に行くと必ず会う常連のおじさんがいて、この日も当然のように座っていました。毎週月曜日に来るのかと思っていたら、他の曜日に行ってもいるので、どうやら毎日来ているようなのです。このおじさん、実は焼き鳥妖精で我々にしか見えていないのかもしれません。

4月3日

moln8周年のグッズとしてミル坊の張子も作ることになり、一日かけて絵付けをしました。molnはスウェーデン語で雲という意味なので、雲(運)をつかむミル坊という縁起物に仕立てました。雲を両手でつかむミル坊の姿がとても可愛いので、こちらもぜひ手に取っていただきたく。

夜は気晴らしに近所を散歩しながら友部正人さんの歌を聞きました。草とten shoes友部さんの曲をカバーしているので、改めて本家を聞き返したくなったのです。友部さんの歌う言葉に導かれながらあちこち路地を歩いていたら完全に道に迷ってしまい、どうしようと思っていたら住宅街の中に突然良い感じの公園があるのを発見しました。童話に出て来そうな不思議雰囲気公園です。また来ようと思いながら結局アイフォーンマップを頼りに帰りました。近所で迷子になることもあるのです。

4月4日

moln8周年のフェア初日ということで私もミル坊の張子に名入れするために在店しました。常連のお客さんがお祝いの品や言葉と共にたくさん来てくれて、買い物もしてくれて嬉しい限りです。あやも喜んでおりました。

夜は再び草とten shoesレコーディング作業で、近所に住む鍵盤奏者のアユミさんが来宅、「桃色爆弾」という曲のピアノのアレンジと録音を行いました。アユミさんは仕事帰りで疲れているところ、集中して3時間ほど演奏してヘトヘトになってしまったので、日をまたぐ前に作業を終了しました。あやは我々が作業している間、風呂に入って酒を飲んでおりました(笑)。途中でピアノ演奏が終わっている「桃色爆弾」を聞きながら一日を終えました。

4月5日

山田からミル改名しない?宝笑と書いてポエムって名前に」という謎のラインが。毎回あやがSNSポエムぽいことを書くと山田から「あやちゃんまたポエムか!」とツッコミラインが来るので、我々の間では彼をポエム警察と呼んでいるのですが、ついに改名まで提案されてしまいました。字面だけ見ると縁起は良さそうです。一応ポチポチ実の「ポ」は受け継がれているそうです。

この日も朝からmolnに在店しておりましたが、たくさんのお客さんに来ていただきました。お客さんのひとりに、沖縄旅行に行った際に野良猫保護して、そのまま東京へ連れて帰り現在一緒に暮らしているという方がいました。すくすく育つように名前を「すく」と名付けたそうで、とても良い名前だなと思いました。ミル坊に似ているとのことで写真も見せてもらいましたが、可愛い子でした。「すく」と名付ける人もいれば「宝笑(ポエム)」と名付ける人もいるのです。名前も色々です。

そして夜は再びアユミさんが来宅し、昨日のレコーディング作業の続きを行いました。残りちょっとだったので比較的早めに終わりました。パーツを集めて1曲に仕立てていく作業は大変ですが楽しいものです。しかしまだまだ先は長いのです。f:id:fishingwithjohn:20180410215615j:image

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2018-03-28 3月のほとりで

気が付けばもう3月も終わりかけているのです。早いのです。なぜにこうも時の経過というものは早いのか、責任者出てこいと文句ひとつも言いたいところですが、責任者が誰なのかわかりませんし、文句を言ったところで時の経過が緩やかになるわけでもないのです。仕方なく傍のミル坊を撫でながらグビグビとハイボールを飲み、「ああ、もう1年の4分の1が終わってしまったのか」と嘆くに至る私です。

そんな3月も色々と慌ただしかったのですが、雑誌「ねこ」取材ミル坊の撮影に立ち会えたのは良い機会でした。「湘南鎌倉の猫」というテーマで元々妻が受けたオファーだったのですが、取材ニコニコしながらずっと妻の横に座っていたら「あのー、旦那さまも一緒に映りますか?」と声を掛けていただき、結局私も(図々しくも)誌面に掲載される運びとなりました。記者さんとカメラマンさんからしたら「奥さんの取材なのにこの人ずっと横にいるなー」「声を掛けざるを得ないなー」と不憫に思ったのでしょうか。猫雑誌デビューを無言のうちに手中に得るという荒技を繰り出してしまいました。主役のミル坊はというと人見知りを全開にし、「ぼ、ぼくは絶対に表に出ないぞ!知らない人の取材なんかお断りだい!」とばかりにソファーの下に籠城していたのですが、無視をしてみんなでコーヒーなど飲みながら雑談していたら「あれ?ぼくの撮影ではないのですか?みんなぼくに興味ないのですか?」と何度か外に出て様子を伺って来て、そこをカメラマンさんがすかさず隠し撮りするという形で撮影成功しておりました。文春のカメラマンもこんな感じで撮影しているのだろうかとジャーナリズム精神垣間見た次第です。本当は我々がミル坊を抱いたショットなども撮りたかったのですが、いかんせん知らない人がカメラを向けるとビビって逃げてしまうのです。文春砲に狙われるベッキー気持ちになったのでしょうか。猫の撮影って大変なんだなとつくづく実感した次第です。そんな我々の姿が掲載された雑誌「ねこ」4月12日発売だそうです。本屋で目についたらぜひ手に取っていただきたく。

猫つながりで言えば、今度縁あって横須賀美術館で張子の招き猫の絵付けのワークショップを行うことになり、先日打ち合わせも兼ねて見学に行って来ました。横須賀駅からバスに乗り30分揺られ、ちょっとした小旅行のような気分を味わい、目の前に海が広がる絶景と共に美術館の展示を堪能しました。ワークショップを行うスペースはそんな海を望む絶好のロケーションで、ここで絵付けをしたら楽しいだろうなあと見学しながらワクワクした次第です。ワークショップの日程は6月17日です。詳細が出たらまたお知らせしたく思う次第です。美術館内は広く、展示の他、図書室やレストランなどの施設も充実しており、一日いても楽しめそうです。目前の春の海はひねもすのたりのたりしており。海とアートに触れ、春の到来を感じた次第です。

最近はもっぱら草とten shoesレコーディング作業を行っており、アルバムリリースに向けて準備をしています。メンバーに自宅に来て貰い個々に録音しているのですが、さすがに一発オーケーというわけにもいかず、何回も演奏をやり直し気が付けば何時間と経過しており、ここでも時の経過の早さに愕然としているところです。冬から春へと季節が移行し、桜が花を咲かせ、猫の毛も生え変わろうとするこの変化の時期、音を永遠へと刻み残す作業をしているのです。先日貸切り図書館に出演してくれた井手健介さんが斉藤由貴「卒業」カバーしていて(井手さん、本当に素晴らしいライブでした!)、その繊細な美声で歌われる松本隆先生歌詞にしみじみ感動したのですが、「やめて想い出を刻むのは 心だけにしてとつぶやいた」という歌詞作業中にふと思い出し、我々は一音一音を盤に刻もうとしているのだなと改めて思ったりしています。聴く人の心に残すためにあえて刻むのです。ミル坊は傍で「がんばれー」というような顔で我々の作業を見守っておりました。彼も間接的に録音に参加しているのでしょう。音源は無事仕上がるのでしょうか。果たして

桜もすっかり満開になりました。ふくふくとした薄ピンクの花々を眺めながら4月への準備をしている私です。f:id:fishingwithjohn:20180329002215j:image

2018-03-02 腕で止まった未来

先月私の使っている腕時計電池切れしたのか突然止まってしまい、ああ電池替えないとなと思いつつ放置したままなのですが、というのも同じ物を長年使用して来たしそろそろ新しい時計に代えても良いのではないかと思い始めたからで、飽きずに同じ物を使って来たけど交換するタイミングというものは突如訪れるのだなと時を刻むのをやめた腕時計を見ながらぼんやり思ったりしているこの頃です。

思えばこの腕時計は17年前くらいに知り合いのバンドベーシスト女の子が着けているのを見て「ああ、可愛いなあ、自分も同じ物が欲しいなあ」と思って「それどこの何てやつ?」と聞いて後日いそいそと買いに行ったもので(当時プレゼントしてくれるような人はおりませんでした)、ズッカというブランドの物で値段は3万円くらいだったと思います。シルバーに黄緑色が入ったシンプルなデザインで、とても気に入ってそれ以来ほぼ毎日着けておりました。そして気が付けば10数年が経過していたというわけです。そのベーシスト女の子はその後結婚して離婚してバンドをやめて田舎に帰り再婚してお母さんになったと聞きます。同じ腕時計をしていたけれど彼女とは時を刻むスピードと重みが違うような気がしてなりません。激動の人生を送った彼女の腕にその後も同じ腕時計が着いていたのかどうかわかりませんが、私は平凡な人生を送りながらのほほんと同じ物を10数年も着けていたわけです。部品も欠けてなくなったりしているし、経年によりくたびれて来ているし、替えるタイミングはこれまでもあったのですが、「まあいっか」で同じ物を着けて来たのです。そういう意味では腕時計無頓着であるとも言えるかもしれません。何十万もする高級な腕時計をしている人の気持ち理解出来ませんし、「馬鹿だなあ、そのお金レコード何枚買えるんだい」と本気で思ったりします。まあ余計なお世話ですけどもね。

私は遅刻を恐れるせいか家のアナログ時計を10分ほど進めておく習性があり、この腕時計も常に10分進んでいる設定にしていました。おかげでいつも10分先の未来に生きていたのですが、長年使用していると頭の中で10分遅らせる作業をしながら時を確認する癖が付き、結局意味がありませんでした。この腕時計は10分先を示したまま時を刻むのをやめたのだなあと思うと「止まった未来」というタイトルを付けて飾りたくもなります。たった10分の未来ですけどね。

スマホを使うようになって結局正確な時間は随時スマホ確認するようになり、アナログ腕時計は「だいたい13時か」とぼんやりとした時間確認しか使わなくなったのですが、ぼんやりとした時間確認必要な気がする私です。私は近眼視力が0.01くらいしかないのですが、裸眼で見るぼんやりとした世界をなくしたくないので、レーシック手術は嫌だなあと思ったりしています。何となくそれと似ているような気がします。時間に鈍感でいる自分必要なのです。

しかし今更欲しい腕時計もないし、新しい腕時計を買うくらいならレコードを買った方が良いかという気持ちもあり(全然ものですけど)、迷っています。いっそ同じ時計を買い直すというのもありかもしれないと隙を見付けてはオークションサイトを見たりしています。(さすがにもう製造されていない型なので中古で探すしかないのです。)それって生まれ変わってもあなた結婚するわ的な気色悪さも少し感じるのですが、10数年間も腕に同じ物を着けていると愛着が湧くのです。

そんなこんなしていたらもう2月も終わって3月になってしまいました。時の海を泳いで古い時計を探し出す、時のロマンとも言うべき旅に出ようかと思いながら結局時間に追われている日々です。ぼんやりとした豊かな時間を欲しいものです。f:id:fishingwithjohn:20180217094426j:image