『将門記』などを研究している。 神奈川県の高校教員であった。 bk1による目録。 http://www.bk1.co.jp/author.asp?authorid=110002089080000
2005年4月から、はてなダイアリーおよび人力検索サイトはてな(アンケート)で「村上モトクラシ大調査」が展開された。
こんにちは。カス鳥です。 月がふたつ見えますか? この数日間、村上春樹さんにどっぷりハマって 「1Q84」を爆読みしておりました! まさか、6部作もあるなんて思ってもいませんでした。なんでもですが長編というものに苦手意識があったので、少々後悔しましたが、面白すぎて一瞬で読んじゃいました。終わらないでくれーーーーー!!!って思いながら読み進めていたら、やっぱり終わりました。 あらすじや、事細かい内容は書き始めるとキリがなくなりそうなので、僕が強く感じたことを今日は感想として書いていこうと思います! 「1Q84」を読んで感じた事、それすなわち 「何か」を信じることの強さのようなもの です。 この小…
高校、中学校は卒業式が終わったそうですね。 皆様ご卒業おめでとうございます。そして、ご卒業された方のご両親や保護者の皆様、お疲れさまでございました。 私のことしのフォーマル祭りも終了しました。またふざけたポップ&カジュアルな刺繍を作ってまいりたいと思います。チクってまいりたいと思います。……おっと、「ちくちくしてまいりたいと思います」を略したら大変なことになりましたぞ。 とはいえ、筆者は気が変わりやすい人間ですので、なんかフォーマルつくりたくなった……と唐突に作り始めるかもしれません。ほんとうに来年までつくらないのかはお約束できかねますね。 ラストフォーマル・うさブローチ うさブローチもハンド…
想像してみてほしい。あなたが17とか18の歳で、この先のことは何も決まっておらず、過去からも未来からも完全に切り離された更地に立つことになったとしたら。 少し別のシナリオを考えてみてもいい。たとえば私に15歳から18歳くらいの子供がいて、彼か彼女が、急にそれまで属していた環境やら文脈やらを放り出した(あるいはそこから放り出された、宇宙の謎の法則によって半ば強制的に)としたら。 今の私だったら、彼/彼女に、こうアドバイスするだろう。「オーケー。まぁ、高卒認定は何かで追々取得するとして、バイトでもしながら計画を立てて、どこか海外にでも旅行に行ってみたらどうだろう。」 年齢によっては一人で異国をバッ…
一条真也です。『2020年代の想像力』宇野常寛著(ハヤカワ新書)を読みました。主に2021年から2023年にかけて著者が執筆した小説、映画、テレビドラマ、マンガ、アニメなどの作品評を収めた評論集で、「文化時評アーカイブス2021-23」というサブタイトルがついています。著者は、1978年生まれ。評論家。批評誌「PLANETS」「モノノメ」編集長。主著に『ゼロ年代の想像力』『母性のディストピア』(早川書房刊)、『リトル・ピープルの時代』『遅いインターネット』『水曜日は働かない』『砂漠と異人たち』。 本書の帯 本書の帯には、「いま、『虚構』の価値はどこにあるのか?」として、「●『シン・エヴァンゲリ…
3月1日に早稲田大学大隈記念講堂で開催された「春のみみずく朗読会」に行ってきた。村上春樹さんと川上未映子さんの朗読を主軸に、友情出演ということで村治佳織さん、小澤征悦さんも登場。これまでに味わったことのない種類の、なんとも贅沢で得難い時間だった。 その日の朝、私は金沢駅から新幹線かがやきで東京へ。一緒に参加する関東居住の友人Sちゃんと早稲田駅で待ち合わせた。ほんの少し先に到着した私、何も考えずに2番出口から外に出たところすぐ目の前に郵便局発見。風景印コレクターの習性として無意識的に吸い寄せられてしまい、「ごめん、新宿馬場下郵便局にいる」とLINEを送る。駅集合のはずがいきなり郵便局集合に…。勝…
ハモらないコーラスグループ「こえのいろ」では 物語詩を歌うという話を前回しました。 その物語は 構造というかシステムが、初期の村上春樹さんの作品(郡)のようになります。 『河合隼雄対談集 こころの声を聴く』(新潮文庫)を参考に 説明してみます。 村上さんは初めて小説を書いたときは ABCDEと普通の順番で書いていたそうです。 けれども、何か面白くないと感じて 順番をシャッフルしたそうです。 BDCAEというように。 そうすると面白くなる。でもまだ何か重い。 そう感じた村上さんは 例えば DとAをぬいたそうです。 すると不思議な動きが出て面白くなったと。 (その動きや線の意味については河合先生が…
東京に来た。目的地は早稲田大学大隈記念講堂。村上春樹、川上未映子による「春のみみずく朗読会」に参加した。 生の村上春樹がいた。川上未映子がいた。村治佳織と小澤征悦も友情出演で、二時間半、贅沢な時間だった。 本人による朗読を生で聴け、動いている村上春樹が見れただけで満足だ。開場前には村上春樹ライブラリーにも行けた。 明日は本屋を巡って帰る。
☆村上春樹とJAZZ☆ JAZZ好きな作家は多くて、中上健次、平野啓一郎らもJAZZ好きですが、村上春樹ほどJAZZ好きのイメージが強い作家もいないように思います。 クラシック音楽への造詣が深く、たびたび物語そのものに深く関わってきますが、JAZZも村上春樹の物語に大きく関与していて、短編では特にJAZZやJAZZミュージシャン、レコードなどにまつわるエピソードが描かれたりしています。 音楽が絡むエピソードが多くてビートルズ、ストーンズ、ビーチボーイズ、スライ&ザ・ファミリーストーンなど、短編でタイトルになっていたりもしますね。 ジャズも『アフターダーク』はカーティス・フラーの『ファイブ・スポ…
イントロダクション 昨年村上春樹と川上未映子によるインタビュー集『みみずくは黄昏れに飛びたつ』を読んでいて、1995年阪神大震災後、神戸と芦屋での2回のチャリティー朗読会の合間に短編「めくらやなぎと眠る女」が短く書き直され、「めくらやなぎと、眠る女」として朗読されたのを当時書店でバイトしていた川上未映子が会場で聞いていたということを知りました。 『レキシントンの幽霊』の中でも〈めくらやなぎのためのイントロダクション〉としてそういう経緯は書かれており、「(この作品はその地域を念頭に置いて書かれたものだからです)」と言及されているものの、被災者の前で読み上げるわけだから作品そのものにメッセージがこ…
こんにちは! お立ち寄りいただき、ありがとうございます。 今回は、「絵本の魔術師」の異名を持つChris Van Allsburgさんによる、ベンの見た不思議な夢の絵本をご紹介させていただきます。 本について 本の内容のご紹介 最後に 本について アメリカのミシガン州のご出身のChris Van Allsburgさん。そのイラスト、世界観にはまった方は、村上春樹さんをはじめ、日本人にも多くいるかと思います。 今回は、『Ben's Dream』をご紹介したいと思います。 YL 1.0~1.5程度 語数は278語 Lexile: 540Lの本です。 Ben's Dream 作者:Van Allsb…
スコット・フィッツジェラルドは、44年というその短い生涯で、160もの短編を残したと言われている(Wikipediaでそのリストを眺めることができる)。 荒地出版社から1981年に出ている3部作――わが国最初の年代別作品集とう触れ込みである――の第1巻『ジャズ・エイジの物語』に収められた訳者解説「フィッツジェラルド――人と作品」にいろいろと詳しいことが書いてあるが、とにかく彼には、すぐに動かせる現金が大量に必要だったというのは有名な話である。 一気に書けて、原稿料がパッと手に入る大衆雑誌への短編の寄稿が、フィッツジェラルドにとっての貴重な定期収入であり、いち妻帯者としての生命線だったというわけ…
僕は知っています。読書によるメリットは計り知れないものがあります。 しかし、多忙を極める現代人にとって、「時間がない」という理由でなかなか手を伸ばしにくいのが現実としてあるでしょう。 例えば… ひょっとしたら海外ドラマの一本でも観る時間がとれるかも。そんな期待はいつもどおり裏切られる。あっという間に時間はすぎる。名前のないものだけで埋められる。一日は、本当になぎ倒されるように、たったの一息で終わっていく。 初恋の(川上未映子著)より引用 ゴリ部長ほんと、コレよね。 そんな、読書したいのに諦めている方におすすめしたいのが、今注目を集めているオーディブルです。ただの聴く読書サービスと思いきや、その…
居心地のいい場所を求めるのではなく、ここを居心地よくすることを考える。どれくらい前だろうか、つい最近までのような気もするけど、いつも居心地のいい場所を求めて心は満たされることがなかった。東京には気の利いた場所がある気がしていたが、東京には思い切って行けなかった。東京は無関心な人ばかりだけど、雑踏に紛れていると心が休まったりする。あれは東京であったデモの帰り、憔悴しきって電車に揺られていると、すぐそばから「どちらに行かれるのですか」という女性からの声がした。混雑した電車の中で少しばかり金沢の話をした。顔を見ることはできなかったが、声の感じだけで温かいものが体に入って来るように感じられた。とても小…
■ 明日『gift』を観に行くので、やっと『ドライブ・マイ・カー』を観た。カメラが誰のまなざしであるかとか、映画を観る自分たちのまなざしがむしろカメラによって撹乱させられているとか、そういうことを感じながら映画を観るのは本当に楽しいが、『ドライブ・マイ・カー』の面白さは、役者の目線の意味するものや信頼性について疑わせてくれるところにあり、巧みだった。原作は読まずに観たが、文芸映画としての良さというか、きっと《行間》まで映像にするための腐心がなされているのだろうと信じられる出来映えだった。村上春樹作品における、キャラクターが《展開》に従う時の感覚がありありと蘇った。例えば旅先で交通機関がストップ…
村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた(新潮文庫) 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 村上春樹をできるだけ読んでみる…。の一環。 1993年から95年にかけての、アメリカのケンブリッジ滞在記。 あとがきにあるように、1994年春から95年秋にかけて「SINRA」という「きれいな雑誌」に毎月掲載していた文章。新潮社から発刊されていた「ネイチャー雑誌」。2000年に休刊。 『やがて哀しき外国語』の続編という位置づけ。 書いておきたいのは、 高校時代に学校をさぼって家で寝ころんで朝のテレビをみていたとき、(ソニー)ロリンズが『小川宏ショー』に出て『中国行きのスローボート』を吹いていたことを…
こんにちは!miekoです。 和田裕美さんのオンラインサロン パワースクールシークレットオンラインセミナーVol.2の要約やります。 【パワースクール!】和田裕美のオンラインサロン (powerschoo 「性格の悪さはポジティブに変換する」 <どうしたら性格のいい人間になれますか> 29歳主婦からの質問に村上春樹さんは <性格がよかったら作家にはなれない。 なれても大したものは書けない> と答えた。続けて、 <心がけている事は ①自分のやりたい事に集中し ②他人の事は放っておく こうすると性格の悪さに実害は出ません> 人間のどろどろした部分を求める人が多い。 毒持ってる人の方が面白いからもて…
どうも、時間稼ぎ男です。まことに相すみません。あいあい。近ごろ、映画鑑賞も執筆活動も滞り倒してて、まったくブログが稼働してないことは、みんなバッチリ気づいているよね。あい。気づき倒してるよね。だから本日は、映画と関係ない記事で時間稼いでお茶濁す。湯飲みの底からマドラーでぶぅわ~撹拌して全身全霊でお茶濁す。吉岡里帆がドン引きするぐらい。「これ綾鷹より濁ってるう」言うぐらい、お茶濁してゴー!あ、挨拶が遅れたな。おいすー。やろけ~。「やろけ~」やあるかぁ。映画評やらへんのに「やろけ~」やあらへんがな。そんなにもあけっぴろげに…、おれと来たら…!そんなわけで今回は、2年前に書きあげた時間稼ぎ用の記事「…
午前中はオンラインで研究進捗報告会。午後は論文の第二セクションに入れる内容を検討。方向性はある程度決まっていたので、どの部分をフォーカスするかをメモした。その後は、全く別のテーマで以前に論文化できそうだと思っていた発見の投稿先を調べるなど。それに関連していくつか論文も読む。 そういえば、昨日借りた『クリティカル・リーディング入門』も読み終えた。文学を論じるための非常に優れた教科書になっていて、学生向けのリーディング・リストのなかでも「最初の一冊」的な位置づけができそうだ。 クリティカル・リーディングの第一歩は、まず書かれてあることを疑い、何気なく読み流してしまう箇所にあえて立ち止まって、仮説を…
レキシントンの幽霊 村上 春樹 【あらすじ】 次々に繰り広げられる不思議な世界。 楽しく、そして底なしの怖さを秘めた短編集。 レキシントンにある古い屋敷で留守番する「僕」が見たものとは… 表題作「レキシントンの幽霊」を含む七つの物語。
Branford Marsalis: Trio Jeepy (1988, Columbia)A1. Housed From Edward (B. Marsalis) 9:27A2. The Nearness Of You (H. Carmichael, N. Washington) 10:29B1. Three Little Words (B. Kalmar, H. Ruby) 5:15B2. Makin' Whoopee (G. Kahn, W. Donaldson) 0:40B3. UMMG (B. Strayhorn) 7:19B4. Gutbucket Steepy (B. Marsa…
本の感想「デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界」村上春樹(文藝春秋) そもそもデヴィッド・ストーン・マーティンについて知らなかった。ジャズのレコードのジャケットデザインで多くの傑作を残した画家だそうだ。著者のレコード・コレクションからこの人の作品を紹介して、演奏についても深いマニアックな批評を記している。だから、この本はジャズの愛好家でないと読みこなせないわけで、私には書いてあることの大半は訳が分からなかった。ジャケット・デザインのユニークで都会的な印象には好感を抱いたのと、著者の愛好するジャズについて語る軽やかな文章を楽しめたということになる。ジャズ・ファンとデヴィッド・ストーン…
昨年10月末に突然かつてのモーツァルト熱を再燃させて現在に至るが、年度末でもあり、弊ブログのモーツァルト関連記事に一区切りをつけることにした。 私は10〜20代の頃にモーツァルトの音楽にずいぶん嵌ったが、痛恨なことに当時の私は人間に対する関心が薄かったため、モーツァルトの音楽には興味があっても「人間モーツァルト」への関心があまりにも低かった。しかし、昨年来いろいろ調べてわかったことは、モーツァルトほど興味深い人生を送った作曲家はほとんどいないことだった。唯一比較できるのは14歳年下のベートーヴェンくらいではなかったか。そのベートーヴェンに関しては青木やよひ氏の本を読んだことがあったが、モーツァ…
3/9(土) 『スパイス完全ガイド』と『ミニマル料理』を読んだ どちらも稲田俊輔の本。 イナダ氏のレシピは手順が明確でわかりやすいのが特徴。読んだら何をすべきかよく理解できる。料理中は忙しいので簡潔に書かれているのがありがたい。 ❤️❤️❤️ www.seitosha.co.jp 『スパイス完全ガイド』は教科書みたいな本。レシピよりもスパイス解説、コラムの文章のほうが多いかもしれない。本当に「完全」なガイドなので、スパイス本で迷ったらこれを買えば間違いない。 麻婆豆腐レシピのページに変なことが書かれていた。 イナダのつぶやき: いかなる定義をひねくり出しても麻婆豆腐をカレーから分離することは不…
ニュースレターで振り返る令和五年 毎月1~2回配信のニュースレター「ねじまき通信」。いまさらですが、2023年を振り返るためにSubstackでの投稿をコメントと共に載せておきます。 2023年1月号 nejimaki.substack.com 坂本龍一さんの死や、個人ブログの復権、マストドンなど。YMOの曲「Behind The Mask」とイーロン"マスク"をかけたタイトルでした。 2023年2月号 nejimaki.substack.com アカデミー賞受賞の「エブエブ」、大江健三郎の死、ハリポタのゲームまで。もう一年以上前なんですね・・・。 2023年3月号 nejimaki.subs…
今日も青空です! 土曜日の朝。盛大に2度寝して起きました。今朝は珍しく、5時まで大人しく寝ていた猫さまたち。いや猫さま、4時くらいから起きてはいたんですが、私が身動きしないので、またもや胸の上に寝てました。苦しい〜。1時間我慢した私は偉い。というか、諦めて起きて餌あげました。それから2度寝して7時過ぎに起きて、朝から朝ごはんを食べに出かけましたよ。 僕も外に行ってみたいかな 朝ごはんというか、ブランチ? 息子くんのお友達のお母さんがやっているところで朝ごはんを食べに行きました。高校の時からの筋トレ友達です。 朝からステーキ。 息子くんは朝からステーキもどき。すごいな。全部食べてたよ。 バッファ…