人生に影響を与えた本、というテーマがあったらこれになるだろうか。 自分の人生のすべてを仕事に捧げて来た男が、晩年になって自らその是非を問う。 人生の重要な要素、特に仕事観と恋愛観について深く考えさせられる。 私は仕事が好きではない。 生活があるからお金のために働いているだけで、この本の主人公のように、主人に対する忠誠心や、自分の仕事に対する誇りのような物は感じたこともない。 恋愛も若い時は自由にやってきたタイプなので、この主人公とはまったく正反対の人生を送って来たと思う。 私は、後悔のない人生を送って来たと思っている。 それでも人生の残り時間が少なくなるに連れ、この主人公と同じように過去を振り…