東京の「地霊」 鈴木博之 著 文春文庫 昨日に続き、大先生の蔵書を頂いた中の一冊だ(大先生というのは、ある文化施設の館長さんだった人だけど名前は明かさない)。 その大先生、この本の著者と面識があったのだろうか?本の最後の頁には鉛筆で「2012,10,9」という日付が記入されていて(読了の日付か?)、更には新聞の切り抜きも丁寧に糊付けされていた。「遺品の思い出 鈴木博之さんの文鎮」という題で書かれた文だ。読売新聞2014年7月30日掲載のようだ。そこには〈2014年2月3日、肺炎で死去。68歳〉とも書かれていた。 こうした記事を文庫本に貼られているのだから、その方への何がしかの思いがあったのだろ…