真樹日佐夫 vs キラー・バディ・オースチンの真相? PART1
先日亡くなった真樹日佐夫の武勇伝の一つに、酒場でバディ・オースチンと喧嘩になりKOした、というものがある。
先日、読んだ本にその具体的な日付が載っていた。
昭和四十九年十一月五日の深夜三時だった。
――よく記憶されてますね。
真樹 大山先生にバレちゃったんで、当時、俺は秋田書店発行の少年月刊誌に「プロレス悪役シリーズ」ってのを連載していたんだが、そのケンカを体験談としてそこで紹介した。で、日時もそこに記されている。
――場所はどちらだったんですか?
真樹 青山だよな。チャコールインっていうイタメシ屋だな。兄貴とはその店に梯子酒のあとの腹ごしらえによく行っていた。
真樹日佐夫『実戦対応最新版 絶対勝てる ケンカの手順』(東邦出版、2010) P.54
昭和49年、このときのオースチンは、全日か国際か。
ちょと気になって、確認してみた。
【国際プロレス】
★ワールド・チャンピオン・シリーズ
<11月4日、東京・後楽園ホール〜12月1日、相模原青果市場>
レイ・スチーブンス(特別参加)
ニック・ボックウインクル(特別参加)
バディ・ウォルフ
キューバ・アサシン1号
キューバ・アサシン2号
ビル・ロビンソン(特別参加)
バーン・ガニア(特別参加)
ザ・キラー
【全日本プロレス】
★ジャイアント・シリーズ・第2弾
<10月18日、東京・後楽園ホール〜11月7日、沼津市体育館>
ディック・マードック
ブラックジャック・マリガン
ドン・レオ・ジョナサン
ドン・デヌーチ
メヒコ・グランテ
どちらにもオースチンの名前はない。
念のため、新日も調べはしたものの、結果は同じであった。
(続く)