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ふうらの自由帳

 スペースふうら

musician 鈴木亜紀「旅の空 2015」写真展とライブ

| 15:10

写真展9月28日〜10月3日(30日水曜休み) 12時〜18時30分

ライブ  ピヤノ弾き語りsolo LIVE 10月2日(金)19時スタート  2000円

関山さんのご縁で、鈴木亜紀さんのソロライブをすることになりました。

鈴木さんはピアノも弾き、歌も歌い、詩も作り、写真も撮る。今回、ふうらではお自分の撮った写真をバックに歌ってもらいます。どのようなコンサートになるか楽しみです。

f:id:fuura-ban:20150912141421j:image:w360スペースふうら

月は昇っていますか?

月は昇っていますか?

ライフスタイルを変える暦と月

5月30日(土)6時半より

 太陽暦の前で、すっかり脇に追いやられてしまった「月」の暦。「月」時間、暦から今を照らすとどうなるでしょう。

 音楽とお話しの時間です。音楽はシタール田中峰彦さん、創作楽器ケセラン・ぱさらんさん。お話しは<月>の会主宰の志賀勝さん。ぜひおいでください。

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鳥越ゆり子さんの詩の朗読と乃木陽子さんのうた。

| 15:32

写真は懇親会の模様しかとれていないのです。

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バックの紺色の布は鳥越さんが自分で染めた藍染め。自作詩が書かれています。

(すごいエネルギー・・・驚きます。)

人数は少なかったけれど16人、新しい出会いがあったと思います。

別のコンサートでの模様は「乃木陽子」で検索すればすぐに出てきます。

鳥越さんは表現者という言葉がふさわしい人でした。最後に朗読された白骨都市。


白骨都市

骨になりにゆくのだ。

それも一人や二人ではない。

そのなかにわたしも混じっている。

骨になる場所は、瓦礫の斜面に取り囲まれた凹んだところである。

あたりは、倒壊した建物が、奇妙な幾何学を描いて、林立している。

直線で構成されているのが都市のはずなのだ。

遠景には、ぐんわり波うったレールや道路が見えている。

倒壊した建物は、コンクリートの外壁がはがれ落ちている。

生活用具が、ぐちゃぐちゃに潰れた人間の内臓を思わせる。

地面は、苦土石灰を撒いたように、焼け焦げている。

ぶすぶすと黒い煙が漂い、ちろちろと赤い炎があがっている。

どんよりと煤けた空、鼻を刺す異臭。

地面から、もう先に骨になった人の、しらじらとした腕や足が散らばっている。

眼窩が半分土に埋もれた頭蓋骨も、あちこちに規則正しく並べられている。

制作中の白磁の壷の群れのようで、人間の頭部だと思わなければ、美しくさえある。

頭蓋骨のむこうに、緋色の衣をまとった涅槃仏が、石の枕をして横たわっている。

ふくよかな胸や臀部と、ゆるやかに伸ばされた手足が、蓮池の夢を告げている。

うっとりと閉じた瞼、うっすらと微笑んだ唇。

意志して、骨になりにゆくのだから、不気味な光景なはずなのに、恐怖などない。

悲哀もない。

ごくごく日常の暮らしの続きのように、淡々とした光景が広がっているだけだ。

列のなかで、前進しながら、骨になったら、わたしもああなるのだ、と思う。

特別な感慨もないから、わたしは感情を失っているのだろう。

骨になるには、まとめて焼かれなくてはならない。

バスに乗る順番を待っているように、見知らぬ女たちに混じっていた。

誰も何も言わない。

無言の行列が、人間であることを忘れて、静止している。

列のすき間から覗くと、前方に四角いコンテナがいくつかあった。

焼却炉だ。

そのなかのひとつの扉が左右に開いている。

ステンレス製の床に、互い違いに頭と足が見えている。

なるほど、ああいうふうに横たわるのか、とへんに得心した。

ざわざわと人群れが動きはしめた。

扉の入口に、制服を着た男が二人いて、入れ、と顎をしやくった。

一人はいり、二人はいり、わたしは三人目である。

足と頭を逆さにしながら、ごろりと横たわる。

一度にすこしでも多くの人数をこなさなければならないのだ。

ぎゅうぎゅうづめに体をおしつける。

むろん誰に強制させられるのでもない。

わたしが心得ているように、女たちはみんな心得ている。

焼却する方法は二つあるようだ。

ひとつは冷凍のマグロのように、立ったまま、瞬間的に冷却する方法。

もうひとつは、横たわって、気絶してしまうように、一人一人注射 をされる方法。

どっちを選んでも焼却されるのには、かわりがない。

が、そのコンテナに乗りこんだ集団の意志で選択できるらしい。

わたしの属する集団は、床に並び、注射で意識を失う、という選択をしたらしい。

どちらを選ぶか、二、三人のあいだで揉めていたが、どうでもいいことだ。

わたしが選んだのは、自ら骨になろう、とすることだけだったので。

男たちが、右からと左からと順々に腕に注射をはじめた。

わたしの左腕もグサッと針がつきたった。

もうろうとする意識のなかで、扉が閉まる鈍い音が聞こえた。

わたしは骨になってしまったのだろうか。

熱さも寒さも感じないで、目の前に白骨の光景がひろがっていた。

すぐそばでガサゴソと箸でつつく音がする。

気がつくと、一人の少女が、煤けた椀を手にして、骨を拾い集めている。

少女は無言だが、わたしには、胸のなかの言葉がわかった。

おかあさん、おかあさん、とつぶやいているのだ。

おかあさん、か。

わたしに不思議な感情がわいてきた。

するとなぜだか、悲しみの気持ちが起きてきた。

骨になって、はじめて涙がでてきた。

少女の無言のつぶやきは、ほかの骨にも聞こえたらしい。

どの頭蓋骨からも、びっしり水滴がわいてきている。

それでますます悲しくなってきた。

周囲をみわたすと、頭蓋骨はいつか沼に浮かぶ睡蓮になっていた。

沼特有の濃い徹生物の匂いがしている。

「鳥越ゆり子さんの詩の朗読と乃木陽子さんのうた」題して「ことば 抽象から具象まで」

4月5日(日)2時から スペースふうら

鳥越さんから詩集を頂いた。

『音素砂丘』から

「星卵紀元」

<る>になった。

<る>になったとたん、胸がくっと鳴って、鼻水がでた。

涙ではなくて、鼻水がでるところが、いかにも<る>らしかった。

<る>になったら、あまりにも世界が意味にあふれすぎていることに、気がついた。

悲哀はおおいかくしようもなかったけれど、かえってさっぱりした。

意味がないことは、すがすがしい。

そのくせ、<る>について考えていた。

<る>は胸の中心で、ひくひく動く<なにか>だった。

<なにか>ではあるが、<なにもの>でもなかった。

<なんでもないもの>なのだ。

こんなふうに考えることが、もう<る>には似合っていないのだ。

声楽の発声練習のときのように、ドレミの♪が、階段をかけあがり、かけおりた。

るるる、る、るるる。

るるる、る、るるる。

風に耳をすますと、黄金の稲が、稔りの音をたてて、揺れていた。

 (以上「星卵紀元」 冒頭部分)

どのような朗読会になるのかとても楽しみ。当日は、鳥越さんの絵画作品も展示します。。鳥越ゆり子さん、乃木陽子さんが作る世界。

ご一緒しませんか?

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写真展

成城高等学校写真藝術部卒業 写真展  スペースふうら 3月7日まで

| 14:16

 

3月7日(土)3時〜 顧問の山口晴久先生にお話を聞く集いをします。写真部ではなく写真藝術部としたこだわりなどを手始めに、カメラを持つ心を聞いてみようと思います。お気軽にどうぞ。

揺さぶられる写真展です。見ていて楽しい。言葉を転がして遊んでみようかな・・・

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2014年 写真甲子園予選作品↑

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