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2012-10-15

あの時代を知ってる人に確認したいんだけど「ジョジョ」って連載当初、人気無かったよね?

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なんかネットを見たり、雑誌を読んだりするごとに「ジョジョ」の露出が多い。

それは今年25周年で、おまけにアニメにもなったということで当然っちゃ当然でしょうけれども・・・。これを機会に、当時を知っている人に確認したい。

たしか「ジョジョ」って、連載の始めの頃は人気なかったよね・・・?

 

ああ、今でも覚えているぞ、一連の流れを。

 自分はたまたま、手塚賞受賞作の「武装ポーカー」が載った号を読んだ。まずポーカールールがよく分からなかったが(笑)「単独では勝てない強大な2つの敵を、あえて対決に誘導して共倒れさせて漁夫の利!」という”駆け引き、戦略”のおもしろさを、子供心に印象ぶかく感じたものだった(今思えばあの作品、黒澤明用心棒」の影響下にあったのかな・・・)

そして「魔少年ビーティ」「バオー来訪者」。

どちらも個人的にはたいへんおもしろかった。前者はちょっとした手品トリックを使い、しかもそのトリックで「犯罪をする少年」を主人公に、肯定的に描いた作品で・・・、学校では作中に出てくる「ピンポン玉をわきの下に挟んでその血管を圧迫すると、手首の脈が無くなる」というのがブームになった。ただ手首の脈を感じるのがコドモにはちょっと技術がいるので、そもそも最初から手首の脈がわからない、という子も多かった(笑)

バオー来訪者は、当時としてもそのままではやや無理があった「変身ヒーロー」にリアリティある説明を加えるムーブメントの一環として受け止め(同時期よりちょっと前かな?桂正和ウイングマン」があったのは象徴的だ)ていた。そして「ファンロード」読者が熱狂的に支持し、ただの若手漫画家コミックスは2巻という長さなのにそこで特集されたり、独占契約の下で異例の許可を得て同誌の表紙を荒木飛呂彦本人が書いた・・・というのは有名だ。(一部に)

で、まあ上の2作は、ぶっちゃけ短期で終了してしもうた。

そのころかな、本宮ひろ志「やぶれかぶれ」かなんかで「ジャンプは人気が無いと10週連載で終わる」「人気の無い作品は(おしなべて)巻末に行く」ということが読者にも知られるようになってきて・・・(子供のころは、すべての作品は作者の意思で、必然性をもって終わるのだと思ってた)。

だから「ジョジョの奇妙な冒険」が始まったとき、「今回の漫画は大丈夫かな?」と思ってた。そしたら連載後数回は、善人で平凡な感じの男の子(初代ジョジョ)が、才能ある悪人(ディオ)にいじめられる話でね・・・。案の定、連載数回で最後尾のポジションを取ったはずだ。

「ああ、この荒木飛呂彦、ついにこのまま10週打ち切り漫画家として終わるのか!!」とかなり焦った記憶はいまだに鮮明だ。おまけにいったん、この戦いは石仮面吸血鬼になったディオ人間ジョジョが炎に包まれた屋敷の中で退治するところで、終わろうと思えば終れる構造だった。

あの「屋敷の決戦」のとき「もう終わるんだな・・・」とあきらめた記憶も鮮明だ(笑)

その後、焼け跡からもう一度ディオが復活し、ツェッペリ男爵切り裂きジャックが登場してから、見事に中堅的な作品として復活した・・・ような気がする。そのときの「やれやれ、何とか続きそうだ」という安心感も、リアルに覚えている(笑)


以上のこと、これだけ「ジョジョ回顧」が商品となっている今では、作者や編集者がオフィシャルな事実として語っているかもしれないですね・・・。

ただ自分はそれを見ていないので、一応同時代を生きた一人の回想として「連載当初、『ジョジョ』はすぐに巻末に追いやられた。少数の荒木飛呂彦マニア(主にファンロード方面に生息)は、『やばっ、これもまた打ち切りか?』と焦った」ということを記録しておきたいと思いました。

それともこの記憶は・・・石仮面が見せたまぼろしだったのか?

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)

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美術手帖 2012年 11月号

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ユリイカ2007年11月臨時増刊号 総特集=荒木飛呂彦 鋼鉄の魂は走りつづける

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【追記1】 コメント欄から

炊飯器が止まるまでにカキコ 2012/10/15 17:34

当時ジャンプ読みではなかったのですが、ジョジョの少し前に書店員としてバイトをしていた経験から一言。

10週で打ち切られた『魔少年BT』。あれ、単行本、凄く売れたんですよ。

当時、キャプテン翼とか筋肉マンとか北斗の拳の初期だとか、そういう頃でしたけども。

前任からコミックの販売担当を引き継ぐ時、「このコミックは途切れずに必ず売れるから品切れを起こすな」と念押しされたのが「BT」です。但し、大量に一挙にどーんと出る本ではなかったですが。

他作品が化物のような売上ですから、たぶん凄く売れた、は言い過ぎかもしれません。けれども、コンスタンスに確実にコミックスとして手堅く販売できる物件である、ということは、「BT」の経験で集英社は掴んでいたと思います。この著者なら外さない、と。

根強い一定層の購買者を掴んでいるのであれば、編集部サイドも「じゃあこの著者にはもっと続けさせてみようかな」「冒険させてもいいんじゃないかな」と思うんじゃないかと。もちろん、一番の影響力はファンのはがきであり、ファンレターだったと思いますが。

その頃はオタからも足を洗い、『ろ〜ど』なども購読を止めていたので、ファン界隈の動きは全く分かりませんが。また、一書店での経験でしかないので、アレな話ですが。

書店の場所は、東京郊外の巨大ベッドタウン急行停車駅で、その地域では中心的な商店街のど真ん中、子どもの数も存分にいるような場所です(当時で30〜40万都市だったかな?)。市内の書店としては最大規模でした。


30代ジョジョラー 2012/10/15 18:40

間違いではなかったと思います。

すぐに末尾掲載になったかどうかまでは覚えてませんけど。

かくいう私も今では立派なジョジョラーになりましたが、

連載第一回目を読んだ時点では

「なんかつまんないのが始まったなぁ」

と思った記憶がはっきりあります。

(当時小学生の感想ですのでご容赦を・・・)

その後第三部に突入した頃はもう人気作になっていたはずですが、

全巻持ってたクラスメイトから

「俺はゴゴゴ(ジョジョを奴はこう呼んでいた)の面白さを

初期のころすでに発見していた男だぞ!」

と自慢されたものです。

この記憶が正しければやはり、

一般的な人気作品になるまでは時間を要したということになるのでしょうね。

【追記2】はてなブックマークより

こりゃ、記事本体よりおもしろいや。(もともと呼び水的な記事ではあるが)

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/gryphon/20121015/p7

炊飯器が止まるまでにカキコ炊飯器が止まるまでにカキコ 2012/10/15 17:34 当時ジャンプ読みではなかったのですが、ジョジョの少し前に書店員としてバイトをしていた経験から一言。
10週で打ち切られた『魔少年BT』。あれ、単行本、凄く売れたんですよ。
当時、キャプテン翼とか筋肉マンとか北斗の拳の初期だとか、そういう頃でしたけども。
前任からコミックの販売担当を引き継ぐ時、「このコミックは途切れずに必ず売れるから品切れを起こすな」と念押しされたのが「BT」です。但し、大量に一挙にどーんと出る本ではなかったですが。
他作品が化物のような売上ですから、たぶん凄く売れた、は言い過ぎかもしれません。けれども、コンスタンスに確実にコミックスとして手堅く販売できる物件である、ということは、「BT」の経験で集英社は掴んでいたと思います。この著者なら外さない、と。
根強い一定層の購買者を掴んでいるのであれば、編集部サイドも「じゃあこの著者にはもっと続けさせてみようかな」「冒険させてもいいんじゃないかな」と思うんじゃないかと。もちろん、一番の影響力はファンのはがきであり、ファンレターだったと思いますが。
その頃はオタからも足を洗い、『ろ〜ど』なども購読を止めていたので、ファン界隈の動きは全く分かりませんが。また、一書店での経験でしかないので、アレな話ですが。
書店の場所は、東京郊外の巨大ベッドタウンの急行停車駅で、その地域では中心的な商店街のど真ん中、子どもの数も存分にいるような場所です(当時で30〜40万都市だったかな?)。市内の書店としては最大規模でした。

30代ジョジョラー30代ジョジョラー 2012/10/15 18:40 間違いではなかったと思います。
すぐに末尾掲載になったかどうかまでは覚えてませんけど。

かくいう私も今では立派なジョジョラーになりましたが、
連載第一回目を読んだ時点では
「なんかつまんないのが始まったなぁ」
と思った記憶がはっきりあります。
(当時小学生の感想ですのでご容赦を・・・)

その後第三部に突入した頃はもう人気作になっていたはずですが、
全巻持ってたクラスメイトから
「俺はゴゴゴ(ジョジョを奴はこう呼んでいた)の面白さを
初期のころすでに発見していた男だぞ!」
と自慢されたものです。

この記憶が正しければやはり、
一般的な人気作品になるまでは時間を要したということになるのでしょうね。

gryphongryphon 2012/10/15 19:14 うわー・・・コメントもブックマークもやたら面白いなあ・・。特にビーティの単行本書店売り上げ、などは、同時代の証言としてめちゃくちゃ面白い。出版社や著者がこういう話をオーソライズしてくれればいいんですがね。
記事に追加させてもらいます。

船越船越 2012/10/15 20:45 当時小学生だった自分はビーティとバオーが大好きで、単行本の巻末に寺沢武一がコメントを寄せているのを見て、友達と「そうか! ビーティ(BT)ってブイチ・テラザワのことだったんだ!」とか言ってたのを思い出します。
ジョジョ、第一部の後半あたりは確かに「ジャンプ放送局の前」が指定席でした。
「波紋」というアイディアが出てきてふつうのバトル漫画になっちゃったときは、「お子様受けしないのでテコ入れ」という感じが子供心にも露骨に感じられ、「あ〜あ、北斗の拳みたいになっちゃったよ」とがっかりしたものです。(北斗の拳もとても好きだったんですが)

mondojiroumondojirou 2012/10/15 20:55 当時は小学生で、「バオー」の単行本も買ったし、第一部の最初の方も好きでしたよ。でもクラスで流行ったのは、あの決めゼリフからだった気がします。よく真似してたし、「ついでにとんちんかん」でもネタにされてました。

盗塁王赤星盗塁王赤星 2012/10/16 03:16 おっしゃるとおり、屋敷の中での最初のジョナサンVSディオ戦のあたりは巻末でしたよね。
「これ結構面白いのに、もう終わるのかあ…」と思ったことと、その後奇跡の復活をしてびっくりしたことを確かに覚えています。
でも身近な感覚で言えば、そのころからその独特な言語感覚が小学生のハートにはバッチリはまっていたようで、「無駄無駄無駄ァ!」「URYYYYYY!」「貧弱!貧弱ゥ!」とかはクラスで大流行していて、当時のクラスメートの声で今でも再生することができます。

よしてるよしてる 2012/10/16 04:07 おっしゃるとおりでした。連載開始当時高校生、第一話から即ファンになったもののクラスに賛同者はおらず、どんどんジャンプ巻末に移動していくことに危機感を覚えたものです。そこでクラスメイトのジャンプはがきを集めておもしろかったまんがアンケートにジョジョと記入、毎週集英社に送っていました。たいした枚数ではなかったですが。
そんなわけでジョジョ好きがだんだんと周囲に認知され、連載一周年の時には教室でささやかなパーティを開いたのもいい想い出です。ですので昨今の盛り上がり、特に六本木ジョジョ展の盛況ぶりは本当に感慨深かった。連載第一回のジャンプは今も大事にとってあります。

てるみーてるみー 2012/10/16 06:05 私が指摘するのはあまりにもジョジョが売れたからといって前作を過大評価しすぎているという点です。つまり感覚的にという意味で。炊飯器が止まるまでにカキコさんがいうように20数年前の書店ではそのような単行本を置くこと自体が稀でした。更に定期的に売れる堅い商品という概念自体が当時新人漫画家であった荒木氏にはありえません。そもそもたかが
書店アルバイトが大きいとはいえ一つの店舗でその人気をどうだこうだは客観的に見ておかしいです。
事実、当時のジャンプ連載陣を見てみるとわかりますしあまりにも早すぎる打ち切りです。
私は当時集英社に努めていましたがジョジョ以前の作品は打ち切りお察しの通り、ジョジョ自体も人気は皆無でした。
それでも新しい漫画として三部まで引き続きそこからスタンドが出て人気が出たというのが事実です。
明らかに現在のそしてジョジョも時代が過ぎていく事に巻数が増えており、間延びしています。
コメントにあるような迷い言は、現在のジョジョの功績とそして時代の移り変わりによる現在の一作品による看板漫画の発刊数によるものでしょう。ジョジョが優れている点とすれば人気が出る前に〜部と新しい主人公、物語を排出した点につきます。

ジョジョヲタである私も度々思う事ですがあまりにも荒木氏の漫画を偉大として受け取る風潮が25周年を迎え強い。
コメントを見る限り、やはり連載当初からファンであった事を交えての感想とそれによる妄想。これを過大評価といわずしてなんといいましょうか。同じジョジョファンへの方の批判と取られてもおかしくない私ですが、ジョジョバーというあらたなコンセプトパーの急増等の社会的な観点から現在の荒木氏の作品人気を見てほしかった、面白い面白くなかったは議論の余地はございませんからね。

シスシス 2012/10/16 10:33 「キン○マ」話は故開高氏のエッセイでは出処は明記してませんが「第二次世界大戦でのブラジルの実話(らしい)」と書いてましたね。でもブラジルは英米に基地や物資提供だけでなく、実戦部隊を欧州に派遣してイタリア戦線で実戦に参加した(米第8軍:日系人部隊、自由フランス軍も所属)という話を聞いたこともあり、まあ2ちゃんコピペみたいなネタなんですかねw

盗塁王赤星盗塁王赤星 2012/10/16 14:05 >てるみーさん
ジョジョの連載開始からスタンド登場までは約2年半。
スタンドは当初「何が起こってるかわからない」と、読者の支持を得られなかったという荒木先生のコメントがあるので、第三部が軌道に乗ったのは3年ほどが経ったころでしょう。
3年もの間、人気が「皆無」の、しかもそれまでの実績もない作家の作品が、あのジャンプの厳しい打ち切りシステムの中で、ただ「新しい漫画だから」という理由で連載が続けられるというのはどうにも納得がいかないのですが。
また「コメントにあるような迷い言(世迷い言のこと?」「妄想」とは一体何を指すのですか?
みなさん個人的な経験を語られているのに、なんの根拠もなく「お前の記憶は妄想だ」と決めつけるのは非礼であると思います。

kamenoko7kamenoko7 2012/10/16 15:20 始まった時「BTと同じ作者か!」と期待してました。
(BTが終わった時、凄く悔しかったので)

盗塁王赤星サンと同じように、
小学生だったので、友達同士でジョジョポーズをしながら「貧弱、貧弱!」「オーバードライブ!」とか言ってました。
2部になっても「神砂嵐」「ナチスの科学力は〜」と言って遊んでいました。

なので子供に人気あったから、終らなかったのかもしれませんね。

上の炊飯器ですが上の炊飯器ですが 2012/10/16 19:08 一番上の、炊飯器が止まるまでに書き込みをした、元書店員(バイト)経験者です。

てるみーさんへ。
>一つの店舗でその人気をどうだこうだは客観的に見ておかしいです

はい、あくまでも自分の個人的体験に基づいての推測の提示です。
別に客観的だなんて言い張る気もありません。て、前カキコにも自分でそう書いてましたね、ははは。

ただ、マーケティング的に言えば、1書店としてなら、条件的にいいサンプルだとは思います。
都市の規模や人口比率、商圏(東京からの適度な距離)、書店の規模等の面から判断をするのであれば。

本来は複数、当時の書店員さん等、「読み手」以外のセクターからのカキコがあれば、
もっと深いものが見えて来るかもしれないなーとは思いますけれども、
そこまでの呼び水にはならなかったようです。残念。

引き継ぐ前の担当販売員は、オタですらありませんでした。仕事上、表紙だけ知っているというレベルです。
ただ、バイトではなく正社員で(当時中年世代)、今思い返しても書店員として優秀な人だったと評価できます。
その社員さんが、引き継ぎの際に
「ジャンプの打ち切りまんがなのに単行本が売れる」と不思議がっていた、
そんなでっかいインパクトがあったので、30年近く経っても未だに覚えていた自分がここにいる、というわけです。

もももも 2015/12/23 23:35 はじめまして、結構前の記事ですが、思わず書き込み。
バオーは突っ込みどころ満載で、ファンロードでは大人気でしたね。
ファンロード読者が、ジョジョは打ち切りにはさせたくない、と、こぞって巻末ハガキを送りまくり、組織票の力で最下位から押し上げてた気がします。ファンロードのジョジョ関連の投稿、1部2部とも結構ありましたしね。
女子校だったのもあり、周囲にジョジョ好きなんだいう人は一人もいなかったけれど、あの雑誌だけは熱く盛り上がっていたのが忘れられません。

gryphongryphon 2015/12/23 23:41 当時は漫画をアレコレ語る場も少なかったわけですけど、ファンロードが荒木飛呂彦応援というのは、思えばさもありなんでした

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