2年前に自宅用に型落ち寸前で購入したBuffaloのネットワークストレージ(Buffalo LS-WH1.0 R1)がどういうわけか異常に転送速度が遅く、ネットで調べてもらちがあかず、ファームウェアをアップデートしようとしてもWin用のexeファイルしかなくて手も足も出ずにここまできてしまった。
どのぐらい遅いかというと、iTunesに入っている曲3000曲をiPod Touchにコピーするのに一ヶ月かかったぐらい遅い。
しかし昨日ふと配線を見直してみると、NASがメインのスイッチングハブではなく、その上流にあるブロードバンドルーターに接続されていた。もしやと思ってメインのハブにつなぎ直すとたちまち通常のスピードに戻った。2年間もサイドブレーキを引いたまま使っていたことに気付く【お主はやはりおれカネゴン】。
スイッチングでない時代はハブをカスケードすべからずという鉄則があったのだけど、スイッチであっても実は事情は変わらないらしい。ここには「スイッチにはカスケードの制限はない」と書いてあるけど、決してそんなことはありません。

今のところ誰も指摘していないようなのだけど【調べもせぬのがおれカネゴン】、世界でもトップクラスのバイオリニストらしいハイフェッツ(Jascha Heifetz)は、クラシック音楽演奏家としては破格なまでにリズム感が突出していて、恐ろしくエッジとビートが効いている。単に指が速くて正確なだけでは絶対にこうはならない。
皆様がこのバイオリンをドラムだと思って聴いていただければ、ハイフェッツがもし仮にドラマーであったとしてもたちまち世界トップクラスになったであろうと確信していただけることはカネゴンの中でだけ確かです【仮定に仮定をおれカネゴン】。
カネゴンは感度が鈍いので、このぐらい凄くないと良さを検出できません【壊れたテレビとおれカネゴン】。

リズム感のある人とない人が同時に演奏している貴重な例として「ディシプリン」の頃のキング・クリムゾンが手頃かもしれない。かたやドラマー出身でリズムがとことんシャープなエイドリアン・ブリュー、かたや業界でも指折りにリズムの悪いロバート・フリップが二人して掛け合いしたり同じフレーズを弾いたりすると、口に出してはいけないようなリズムの異常かつ微妙な噛み合わせの悪さが浮き上がって、前と後ろに同時に引っ張られているような、世のどこにもないへんてこりんな感触を残す。
かてて加えて、ベースは元スタジオミュージシャンでありながら己の鍛えぬいたスイング感をわざと殺してクリムゾンに適応したトニー・レヴィン、ドラマーはテクニカルでありながらはなからスイング感のないビル・ブラッフォードという組み合わせもあって、さらにわけがわからなかったりする。