あけまして おめでとうございます

 昨年も被災地の復旧・復興にご支援を頂き誠に感謝申し上げます。本年も変わらぬご支援をお願い申し上げます。

 将来は湾内については、岩手県により防潮堤6.1mで囲うことになります。
 湾口防波堤については、反射波によって被害が拡大したような話も出ていますが、自然の地形である箱崎半島及び馬田岬に沿って流入する影響より人工物の影響が大きいとはとても思えません。当初の流速は宮古地区の黒い波が防潮堤を超える勢いほどありませんでした。防潮堤を超える波の色が黒くなかったのは、湾口防波堤により表層だけですんだのか、湾内の水深が深かったためか良く判りませんが、防潮堤を超える波の勢いが増したのは、湾口防波堤が滑り落ちてから勢いが殺されなくなった後ではないかと考えています。
 新年早々から防潮堤については、「コンクリートから人へ」の印象操作に利用されている感もありますし、扇動している方の思惑もあるようなので、これからも共同体を壊すのに利用されていくのでしょう。

河北新報ニュース 焦点/片山自民環境部会長に聞く/防潮堤、一律整備は問題 

 建設計画をめぐり、行政と住民が対立する地域がある。片山氏は「数百年後の災害に、今の行政体が責任を負えるものではない。行政が住民との協議会などを設置して、丁寧に意見を交わす場が必要ではないか」と注文を付けた。

 片山氏は、優先するべき津波対策として「避難道の整備」を挙げる。「巨大津波の教訓は、何より早く高いところへ逃げること。きめ細かい生活道路の充実が必要だ。国も補助率を上げて自治体に整備を促している」と強調した。

 行政責任(地方自治体)を負わされないように警戒されていることがあるのかもしれません。被災地の住民が知らない訴訟にされそうな案件が出ている可能性は確かにあるだろう。 
 「避難道の整備」については、その通りなのだが、地元住民に意識が無いのと被災しなかった住民や被災して住宅等を修繕してたのに道路拡張の用地買収になって、途方に暮れる事案を国がどのように支援するのかまで言及して貰いたい。そうしないと、県・市町村とも逃げるため「応援職員」に丸投げしてしまうことになる。トラブルになる案件は地元職員は逃げて、任期で居なくなる方達に責任を押し付けようとしている傾向がみられます。


河北新報ニュース 焦点/災3県、住民に異論/防潮堤、国も「待った」

<予算案に反映>
 「(住民が)高台移転して、防潮堤は絶対必要ないだろうというところがある。もう一度、精査してほしい」
 4日の自民党環境部会で、出席した安倍晋三首相の昭恵夫人は整備を急ぐ地元の動きに疑問を投げ掛けた。
 政府は今月初旬、国土強靱化(きょうじんか)基本法を成立させ、大規模災害対策の強化を打ち出す一方、防潮堤を含むハード事業を見直す可能性に言及し始めた。
 12日に閣議決定した14年度予算編成の基本方針では、復旧、復興事業について「地域の特性に応じ、景観の維持に配慮する」などの文言を盛り込み、24日公表の14年度予算案に反映させた。

 防潮堤整備は、国の25兆円の復興予算枠が確保される集中復興期間(2011〜15年度)内に行われる。
 財務省主計局は「集中期間内に予算化されていれば、繰り越して事業を継続できる」と幅を持たせるが、県や市町村は早期着工のため住民合意を急いできた。
 行政の対応が、地域とあつれきを生むケースは少なくない。

 県による防潮堤(14m)建設については、土地の嵩上を極力抑えることで、既存の市街地での再建をすることにより、税金の投入量を抑制しつつ復旧に係る時間を少なくすることだったのだろうと考えられます。
 防潮堤工事については、市町村はやりたがらなく嵩上を重視する方針が説明されるなど、岩手県と市町村の政策対立がそのまま住民対立となったと思われます。また、住民の背後に暗躍する大学・NPO等に操られているというのもあるでしょう。
 宮古市田老町の巨大防潮堤が役に立たなかったような話がありますが、正面から破壊されたというより、山側に接続していた部分から流入していったように見えます。「避難道の整備」も含め一般道・漁港・林道等関連道が津波流入路となった経緯もあり、利便性・安全性のための道路整備が被害を生むことも当然考えられるわけですから、「防潮堤」を契機とした、無駄な公共事業批判の道具にはされたくありません。




マシナリさんへ、届きますように。 

Signor Taki‏@SignorTaki
machineryさんが読んでくれるかどうか知らんけど、要するに東北ネタは体よく使われただけで、日本国民としては東北に寄り添う意図は全くないってことをもっと分かった方がいいと思う。テレビ番組ではきれいごと言っても現実はそうでないってのは、今までもう骨身にしみてはるはずだ。