第4回セキュリティもみじ

2005年12月3日 13:00〜16:30、広島県立産業技術交流センター 2F 第二研修室、一般2500円、学生1000円。

Multiple Vendor Insecure Call to CreateProcess() Vulnerability − iDefense

CreateProcess の第一引数を NULL にしているので、C:\Program.exe のようなプログラムが存在する場合にそれが起動してしまうという有名な話が何年も前からあるにも関わらず、著名ないくつものプログラムでそのような CreateProcess の使い方をしている、という話。

[xfocus-AD-051115]Multiple antivirus failed to scan malicous filename bypass vulnerability − Bugtraq

Unicode な文字を含むファイル名に対して、複数のアンチウイルスソフトが正常にファイル名を扱えないため、スキャンができないとのこと。この報告ではテスト条件が明確でないため、ここに記載されている内容が正確かどうかはわからない。
おそらく、ファイル名に ANSI コードページに変換できない Unicode 文字を含む場合にファイル名に "?" が含まれてしまうためうまくスキャンできないのであろうけれど、この実験を行った Windows のコードページが不明である。テストしたファイル名は16進で C0 D7 BA DC ということであるが、これは U+C0D7、U+BADC 、文字に直すと "샗뫜" ということだろうか…。
また、例えば、Unicodeな文字を含む名前のファイルやフォルダに対して、Explorer から直接それを右クリック、スキャンした場合にはファイルの取扱いに失敗してうまくスキャンできない場合でも、そのファイルやフォルダを含む親ディレクトリをスキャンした場合には正常にスキャンが実施できる可能性がある*1
ちなみに、上記の Bugraq のアーカイブでは 「2. Detail: 」において

Uses the MS-DOS name specification, we can operate file with Open¡¢
Read¡¢Write¡¢ and duplicate¡£

と書かれているが、これは元のメールが GB2312 であるため文字化けしているのであり、もともとの内容は

Uses the MS-DOS name specification, we can operate file with Open、
Read、Write、 and duplicate。

である。

*1:実際に、とあるアンチウイルスソフトで確認済み

Microsoft Windows 20 周年特別記念パッケージ

懐かしの Windows 95 から Windows 2000 までのインストール CD 盤面を復刻したレプリカ CD セットを、特製フォルダに収納してでご提供。

って、中身ははいってないんだ。残念。
Windows XP Profssional アップグレードCD他が入って26,800円。9999本限定だそうで。