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法華狼の日記

3000-01-01 このダイアリーについて

hokke-ookami3000-01-01

日記の主な話題は、アニメやネットや歴史認識についての感想。


記事リストは以下。自作小説、へのへのもへじ、アニメや諸文化や歴史にまつわるデマ、等々。

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2016-12-03

[][]はてなブックマークがやめられない、システム的に

はてなブックマークはつかわない方針だったのだが、リンクを踏む時にミスをしたか、誤クリックしたかで、気づかない間にブックマークをしていた。


おかしいと思ったのは、各ブックマークページにコメント書き込み欄が表示されるようになってから。

さらに「あなたへのお知らせ」で、コメントされたりスターがついただけでなく、ダイアリーにブックマークされたことまで通知されるようになって、ようやく誤ブックマークしたと気づいた。

コメント書き込み欄が表示され、下方のブックマークコメントを読むまで地味にスクロール量が増えたのがストレスたまる。ブックマークを通知されることも、優先したいダイアリーへのコメント通知を見づらくする。


とりあえず誤ブックマークは削除したのだが、はてなブックマークを利用していない状態には戻せないらしく、ストレスが解消されない。

よくある質問と回答 - はてなブックマークヘルプ

現段階では、はてなブックマークを辞めることを機能的に支援する仕組はありません。

将来的には、自分がはてなブックマークを利用したデータ(ブックマークや、コメント、タグなど)が自動的に削除されるようになる予定ですが、まだ実装されておりません。

検索してみると、ブックマークを一気に全削除する機能ができたのさえ2009年のことだという。新機能を期待することは難しそう。

ブックマーク全削除機能の追加について - はてなブックマーク日記 - 機能変更、お知らせなど

しかし考えてみると、そもそも「あなたへのお知らせ」で何を通知されるか自体、ユーザーが制御できるようにするべきでは……

[]来年は酉年

なのでまずニワトリを教えて、サンタクロースとクリスマスツリーもセットで教える。

2016-12-01

[][]“観てない範囲は語らない”と最初に宣言したら“観ないで語るなんて”といった読解力のないコメントがついた謎

『火垂るの墓』や『はだしのゲン』に比べれば、まだ『この世界の片隅に』は“よくある反戦アニメ”に近い - 法華狼の日記

まだアニメ版の『この世界の片隅に』は観れそうにないが、産経記事*1の監督コメントで『火垂るの墓』が好意的に言及されたこともあって、とりあえず原作準拠で考えをまとめておく。

上記エントリに対する下記コメントのこと。他にも同種のコメントがいくつかある。

はてなブックマーク - 『火垂るの墓』や『はだしのゲン』に比べれば、まだ『この世界の片隅に』は“よくある反戦アニメ”に近い - 法華狼の日記

id:zions 観ないで語るなんて増田でも馬鹿にされてるのに、これだけ書いてしまえるなんて度胸あるな。的外れな主張をする恐怖はないのだろうか?史料なしに語る人々を「歴史修正主義」とか叩いてませんでしたっけ? これはひどい

たしかに一般論として、できるかぎり関連作品にも目をとおすべきということはいえる。レビューの対象が原作ではなくアニメ版であれば、観ていないとわからない文脈がありうることは留意すべきではあろう。

しかし、俎上にあげられている作品をすべて見ていなくても、感想に疑問符をつけることはできる。たとえば『機動戦士ガンダム』を1話も見ていなくても、“巨大ロボットをリモコン操縦するのではなく人間が乗りこむのは斬新だ”という感想が間違っていることは『マジンガーZ』を見ていれば指摘できるし、なんなら見ていなくても知識だけで否定できる。

そもそも、「これだけ書いてしまえる」といわれても、実際にエントリを読めば文章の大半は反戦アニメの傾向と『はだしのゲン』『火垂るの墓』の評価だとわかるはず。「観ないで語るなんて」といいながら、zion氏はコメントをつけた対象を観ていないのだろうか?

id:junglejungle 見てないので原作だけで語るんなら"アニメ"として近いかどうかなんてわからんだろうに。

そもそも違和感を向けたのがアニメ表現についてのレビューではない。読んでのとおり、アニメとしてではなく、物語構造やメッセージ性の話をしている。

そもそもエントリをきちんと読めば、『はだしのゲン』は原作漫画を原則としてとりあげていると理解できるはずだ。アニメという表現を使った作品とのみアニメ映画版『この世界の片隅に』が比較されていたら、私も無視していたかもしれない。

id:fatpapa よくある反戦アニメを沢山観たというがほたるやゲンに対する代表的反戦アニメが例示されてなく意味不明。反戦アニメに名作はなく「戦時下のドラマ」の名作が1つ生まれただけじゃ?反戦かどうかは観る人にもよろうし

このコメントに対しては、具体名として『うしろの正面だあれ』を追記したが、それ以前から注記で『ジュノー』に言及しているし、そのリンク先でくわしくコメントをしている。リンク先まで見ないのはしかたないとしても、本文だけでなく注記までくらいは目をとおしてほしいものだ。

id:komamix 主人公が反戦語らなかったから反戦映画ではないって斬新な意見すぎて「なに言ってんすか」としか思えない。作品を鑑賞する根っこの部分が違う

誰に対するコメントかよくわからないし、このコメントにzion氏がスターをつけている意味もわからない。私は『火垂るの墓』や『はだしのゲン』を「反戦アニメらしからぬ」と評したが反戦作品ではないとは主張していないし、その理由も物語構造であって主人公の台詞とは関係ない。

2016-11-29 上げたのは5日後

[][]『SHORT PEACE』

大友克洋監督を中核とした企画「ショート・ピース プロジェクト」。その一環で制作され、一部は先行発表された短編アニメを集めて、2013年に公開されたオムニバス映画。

映画『SHORT PEACE』オフィシャルサイト

大友克洋関係のアニメらしく、『スチームボーイ』『FREEDOM』にひきつづき、制作会社はサンライズ。日本テーマの企画だが、どれも大友作品らしいシュールな味わいが満ちていて、国粋主義的な印象はない。


『オープニング』は森本晃司監督。約4分。神社でカクレンボをする少女が、不思議な世界に導かれていく。

和風の雰囲気からポップカルチャーまで流れるようなプロモーションとしては完成度が高いが、完全に手癖で作ったような映像で、過去の森本晃司作品からの飛躍を感じない。


『九十九』は森田修平監督。約13分。江戸時代、奥深い山の祠で雨宿りした男が、たくさんの付喪神に出会う。

アカデミー賞短編アニメ賞ノミネート作品。人物も怪異も3DCGで描画されているが、グラデーションの影をつけつつセルアニメのように平面的なビジュアルなところが高評価されたのだろうか。

物語はシンプルで、捨てられた物品が怪異となった付喪神を、男が修繕してやって最後に恩返しされるというだけ。後味が悪いわけではないし、カエルのような付喪神はかわいらしいが、良くも悪くも引っかかりがない。


火要鎮』は大友克洋監督。約11分。江戸時代、幼いころに仲の良かった男女が、ふたたび出会おうとする。

タイトルは「ひのようじん」と読む。「八百屋お七」のような物語だが、火消しになるため勘当された男子と、縁談を嫌がる女子という関係で、より悲劇性を高めている。火災の発生も事故を見逃したかたちで、心情によりそいやすい。

映像面では、巻き物が開く導入から、横スクロールで江戸の街が描かれていくまでは絶品。しかし絵巻物のように見せていくコンセプトは崩れていき、パースのない背景美術という面白味も火災シーンで消えていく。炎のフォルムや人物画を日本画のように描くというコンセプトは残っているし、アニメーションそのものの楽しみもあるが、趣向の楽しさはシネマスコープサイズとしてしか残らない。せめて最後に炎が江戸を埋めつくした時、絵巻物である画面そのものが燃えていく……くらいの遊びはほしかった。


『GAMBO』は安藤裕章監督*1約12分。戦国時代の東北で、白い巨熊と幼女が出会った。一方、村を襲う鬼を対峙するため武者集団がやってくる。

鬼と熊のプロレスを人間が見守るというアイデアありきの短編。しかし鬼の由来を地球外に求めるベタな設定から、宇宙船が落下したクレーターコロッセオにする情景へと結びつけたのは悪くない。

キャラクターは3DCGで表現しているが、手描きのように輪郭線を荒らす手法が興味深い。さらに芳垣祐介がキャラクターデザイン*2作画監督を担当し、動きにも手を入れているという。他、アクションシーンの血飛沫などで手描き作画も楽しめる。


『武器よさらば』はカトキハジメ監督。約23分。近未来の東京で、パワードスーツを着た5人が、無人戦車との遭遇戦に陥る。

このオムニバスで既存の大友克洋短編を原作とした唯一の作品*3。企画テーマにあわせて廃墟の舞台を東京へ変え、濃厚で空虚な戦場を描きだす。単独作品としての満足感は最も高かった。

すでに『ケロロ軍曹*4でコンテ演出の経験があり、かつて模型企画「ガンダム・センチネル」で巨大ロボットが戦うオリジナル短編漫画も描いただけあって、初監督作品ながら映像表現の完成度は高い。遭遇からの延々とつづくアクションの情報量は濃く、立体的な戦場と、知恵をつかった高度な電子戦がわかりやすく表現されている。息つくひまもないようでいて、市街戦から地下戦へと移行する情景の変化で飽きさせない。3DCG技術を活用しつつ手描き作画の見せ場も存分にある。

そうしてミリタリ趣味を満足させるアクションを提供しておいて、大友短編漫画らしい乾いたオチで戦いの意味を崩壊させる。ブラックな風刺作品としてやるべきことをやりきっている。


全体として、物語を楽しむには尺が短すぎるし、オリジナリティもオチも弱い。日本テーマというにはまとまりが弱いと思ったし、それでいて『九十九』と『GAMBO』はネタがかぶっているようにも感じた。

しかし最後の『武器よさらば』が必要充分に楽しくて、とおして見た時の満足感を与えてくれた。オープニングが安易な美少女の表象で始まりながら、小汚いオッサンの表象で終わるというコントラストも楽しい。他の作品も技術は見どころがあったし、多くを期待せず映像プロモーションとして見れば、悪くない作品ではある。

*1:おそらく初監督作品。原案や脚本は石井克人

*2:原案は貞本義行

*3:大友作品も『火之要鎮』という短編漫画を原作としているが、内容は別物。

*4佐藤順一総監督がストーリーアドバイジングとしてクレジットされている。

2016-11-28 上げたのは7日後

[]『世界まる見え!テレビ特捜部』戦慄の瞬間SP

2時間SPなのに時間配分がよくなくて、見たいエピソードが短く、最後の事件がダラダラと長い。

「戦慄の瞬間映像」「危機一髪カウントダウン映像集」は、YOUTUBEなどにアップロードされてそうな、さまざまな災害をギリギリで助かった映像を見せていく。

「危険なお仕事:ベトナム編」は、魚籠を自転車いっぱいにくくりつける行商人や、激流に罠をしかける漁師を映しだす。行商人の老人はのんきな情景であるが、激流に竹製の罠をつくったり、自ら魚籠をもって激流に身をあずけたり、漁師の賭博性はどこの国も変わらないな。しかしベトナムでは16歳から免許なしでバイクに乗れるということは知らなかった。

「過激なドッキリ番組」は、ジェット旅客機を借り切って女優を騙すエジプトの番組。親族に責められる妻を案じていた人の良い女優が、ジェット旅客機が緊急着陸することでパニックになり、運の悪い妻を責め立てるようになる姿はいたたまれなかった。

「ある日あなたも囚われの身に!?」は、行き別れた父に会おうとパキスタンに行ったイギリスの青年のドキュメンタリー。青年に同情的なつくりだが、父親から大麻の密輸を手伝うよういわれて従った時点で、罪を犯してしまっている。家族の情で共犯になってしまう心情はわからないでもないが、とりあえず父親が麻薬の運び屋と知った時がまず「戦慄の瞬間」だろう。その父親も、がまんできずに列車通路で大麻を吸ってしまうような無軌道ぶりがすごいので、最終的には青年をかばっても下手なマッチポンプとしか思えない。