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法華狼の日記

3000-01-01 このダイアリーについて

hokke-ookami3000-01-01

日記の主な話題は、アニメやネットや歴史認識についての感想。


記事リストは以下。自作小説、へのへのもへじ、アニメや諸文化や歴史にまつわるデマ、等々。

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2018-06-20

[][]『権力の「背信」 「森友・加計学園問題」スクープの現場』のAmazonレビューがひどすぎない?

id:tadanorih氏のツイートで、下記のような書籍を朝日新聞が出したことを知った。

そこで読もうかと考えて、必ずしも信用できないとは知りつつも、いろいろな参考のためにレビューに目をとおしたところ、惨憺たる光景が広がっていた……


いや、6月12日に発売されたばかりの書籍だから、Amazonで購入していないレビューが多いことは理解できる。

たぶん書店で買えば通販より早く入手はできるだろうし、星1でも実際に購入したらしい写真を添付したレビューもある。

報道のあり方とは?

本文中の曖昧な表現(〇〇ではないだろうか?)(〇〇であると感じた。)(〇〇とも受け取れる。等)を赤線で、引いていたが余りにも多いため途中で断念した。

決定的な物証、証拠も見つけられない、

朝日新聞の取材・調査力の低さをこの本で見せつけられた様で、

滑稽ささえ覚える。

しかし私は未読なものの、書籍内に公文書改竄スクープも記述されていることは内容紹介で説明されている。一方、このレビュアーが投稿しているレビューはこのひとつだけだが、実際に読んだことをうかがわせる具体的な指摘はひとつもない。


それでも上記のレビューは長文で主張しているだけ、他の低評価レビューよりはまともだ。なかには買っていないことを誇っているレビューもある。

フィクションは【スクープとは呼ばない】

一年以上(二年ぐらい?)も証拠の出てない案件に『スクープ』とは片腹痛い

【ドキュメント風のフィクション】と思って読めば

多少は楽しめるかも?


まぁ、俺は買う気がしませんが

もちろん無料で読める方法はさまざまあるだろう*1。しかし、この情報量で「86人のお客様がこれが役に立ったと考えています」というのは、レビュー以外の目的で役立ったとしか思えない。


サンプル品を提供されて先行レビューする「VINEメンバー」のレビューも、たった1文で皮肉を書いているだけだが、17人に評価されている。

がんばれ朝日新聞

正義と真実に負けることなく、経営破たんまでがんばれ朝日新聞!

これでは、破綻しているのは「Amazon Vine先取りプログラム™」*2ではなかろうか。いや、「否定的なレビューを投稿した場合でも、レビュアーランキングに影響は生じません」というAmazon側の説明が正しいことはわかるのだが……


ちなみに最初に投稿されたレビューふたつは長文で星5。それぞれ単行本とKindleで購入している。

「李下に冠を正さず」

満を持して出版された森友・加計学園問題の決定版

しかし37人と65人に評価され、ひとりはベスト500レビュアーに入っているのに、トップレビューに掲載されていない。

それぞれのレビューに反論コメントが投稿されているように、おそらくは多くの人に低評価された結果だろうが……

*1:「本屋で読んでみましたが、帯にもある通り「疑惑」なら何とでも言える。」とだけ投稿したレビューもあり、18人に評価されている。結局は

*2Amazon.co.jp - Amazon Vine 先取りプログラム

2018-06-19

[][]自民党の災害対策は悪い意味ですごいな、と思った流れ

震災対応のため問題の追求をいったん停止することを野党側が提案したのに、あえて政権与党は追及が比較的に報道されなくなる時期の委員会を開いた。

そして、災害対応よりも問題追及を野党が選んだかのように産経新聞が報じて、政権与党の議員が同調して野党批判をするという……


さまざまな問題に真摯に対応しようとすることよりも、何もかも政敵批判につなげて分断をあおることが「勝利」につながるかのような光景だ。

[]アカウント削除を惜しまれているらしいIrrTenko氏だが、少なくとも本人は「右派」を自認していたはずでは?

惜しんでいる大半のアカウントに以前から好印象はないが*1、弁護士がひとり入っていることもあって、少しだけ指摘しておく。

irr (@IrrTenko) さん、追悼のまとめ - Togetter


たとえば「政治右派&経済左派」を自認するツイート。政治的に保守でありつつ労働者を助けるよう求める態度は、むしろ典型的だと思える。

それでいて助けを求めて弱者として連帯しようとするばかりではなく、しばしば分断をあおっていた。

たとえば「研究者」全体がネオリベだったかのように主張して、苦境の表明に対して自業自得のように評価していた。

そして日本人の代表になれないからと「リベサヨ」の無視を主張して、現実にネオリベと一体化して政策を進めている「保守派」へ期待した。

日本人という枠組みで助けを求めることで選択をせばめ、自身も輪に首をさしだすような袋小路に入ったわけだ。


ネオリベへの批判には、移民をこばむという排外主義的な背景もある。この文脈で「右翼」自認に意外性はない。

紹介する「欧米の実情」も排外主義にそぐうものが多くて、判断材料にするのは甘く見ても難しかろう。

上記ケルン集団暴行については、id:Fondriest氏の検証エントリを紹介しておく。5まであるが、とりあえず1に目をとおすだけで充分だろう。

ケルン集団暴行事件 日本の報道を検証する(1) - Fondriestのブログ

つまり約1000人の群衆を背景にしてその混乱を利用する形で犯人グループが犯行に及んだということである。これを1000人の犯人というのは、満員電車で痴漢がいた場合、その車両にいた乗客全員を痴漢呼ばわりするようなものだ。

また、起こらなかったことが間違いの証拠というような、不思議な判断基準をフェミニズムに向けていたこともある。

そもそも、男女の社会的立場を逆転したまま固定するべきという思想は、フェミニズムそのものというより、フェミニズムへの恐怖で想像される典型だと思うが。

2018-06-18

[][]「光年は時間じゃない」というアニメ主題歌

先日のRADWIMPSの「HINOMARU」不評*1にあわせて、下記のようなツイートが注目を集めていた。

はてなブックマークには、他の歌詞にしても少なからずイメージ先行で不正確な表現をしているという指摘もある。

はてなブックマーク - 栗原裕一郎さんのツイート: "『君の名は。』のときちょろっと聴いたくらいで何か言えた筋じゃないんだけど、あのときRADWIMPSって歌詞適当だよなーと思ったのを思い出した。「前前前世」

歌詞のつづきには「銀河何個分かの果てに出会えた」という部分があり、これが光年を受けているという反論もある。


ただ、アニメ主題歌に対するこの古典的なツッコミを見て、まったく別のアニメ主題歌を私は思い出した。『ドキドキ!プリキュア』の前期ED主題歌「この空の向こう」だ。

http://j-lyric.net/artist/a04f5e1/l02c2c6.html

シリーズタイトルにあわせた「プププ」という音がまず印象的だが、つづけて光年にかかわるツッコミを受け止め、一気につきぬける。

作品そのものは古賀豪SDに対する期待度からの落差であまり評価できなかったが、この主題歌の能天気なようで堂々たる姿は記憶に残っている。

2018-06-17 上げたのは4日後

[]『HUGっと!プリキュア』第20話 キュアマシェリとキュアアムール!フレフレ!愛のプリキュア!

プリキュアになろうとする愛崎とルールーだが、変身アイテムのプリハートは残りひとつだけ。

ふたりは悩みながら、先にプリキュアとなった薬師寺と輝木に教えられていくが……


前回につづけて坪田文シリーズ構成による脚本で、佐藤順一シリーズディレクターがコンテ。すでにCM等で露出していたキュアマシェリとキュアアムールが登場する。

物語としては、シリーズ定番の新プリキュア登場を大きく逸脱するほどではない。さりげない良さをつみかさねる佐藤コンテも、今回のようなスペシャルエピソードではもっと奇をてらってほしかった。

作画もかわいらしいが、変身バンクをのぞいて演出の要求にとどいていないところが散見された。薬師寺が湖に足をふみいれている場面など、もっと撮影効果をこらして、鏡面反射を精緻に作画すれば、ぐっと良くなったろう。


予想外だったのは、今回は薬師寺と輝木が変身しなかったこと。ルールーと愛崎が戦うことが、そのまま俳優オーディションやフィギュアスケートの現場で戦うふたりの応援歌になる。

それぞれの場所で懸命に進みつづける先輩ふたりが、激しくアクションする新プリキュアふたりとシンクロし、そのエモーションがドラマをもりあげつつ、プリキュア活動がすべてに優先する必要はないと示す。

主人公の野乃すら変身しなかった回*1が序盤からある今作ならではの、自由な展開だった。


もうひとつ、設定レベルであらためて興味深く感じたのが、主人公たちよりさらに幼い少女とアンドロイドが新プリキュアになったこと。

よくよく考えてみれば、育児をモチーフのひとつにしている今作の根幹に、新プリキュアはひとつのアンチテーゼをつきつけている。思い出したのが今敏監督によるTVアニメ妄想代理人』第8話のメインキャラクターの関係性。

妄想の八「妄想文化祭」 -その1- - KON'S TONE

サブタイトルの意味だが、「明るい家族計画」というのは避妊具(コンドーム)の有名なキャッチコピー

「かもめ」という子は初潮すら来ていないような少女であり、「冬蜂」は智恵はあるが生殖能力を完全に失ったような老人であり、「ゼブラ」は生殖能力 が横溢するような健全きわまりない男性に見える外見だが皮肉にも「ホモ」である、というイメージであった。

一見、円 満で楽しそうな関係でありながら、ここからは「何も生まれない」という皮肉が込められたタイトルであった。

一方でプリキュアは、たがいを愛し愛されることによって、少女ふたりが新たな力をえた。社会によって非生産的と指弾される関係が、その関係を肯定することそのものが、いまを生きる支えとなる。