ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

一つ一つのご縁を大切に

再び、ツィッターhttps://twitter.com/#!/itunalily65)からの転載を。

itunalily65Lily

・パイプス氏の日本に関する過去の論考を読んでいて、興味深く思った点がいろいろある。一例を挙げると、「日本人には内的自信がある」という記述。洞察力および鋭い観察力が反映されていて、本当に聡明な方だな、と思わされる。最初は、日本に対して否定的な文が散見されている本を読んでいたが...。
1 hour ago

・実はそうでもなさそうだ。あるインタビューで、ユダヤ系だから、今の仕事や活動に結びついているのかと問われて、「正直に言って、それはわからない」と答えられていた。これも、率直かつ賢明な返答だと感じた。などと、いろいろ考えていたら、昨晩また、パイプス氏からメールが届いたのだ。
58 minutes ago

・超多忙で、親子二代で大統領にも仕えた経歴を持つご立派な方なので、面識もない私のような極東一般人なんかを相手にしている暇などないのではないか、と思っていた。最初は、ただ、リップサービスのようなご挨拶だろうとも受け留めていた。ところが、ここまでメールが繰り返されるとは..。
55 minutes ago

・30代までは、業務でアメリカ人との交渉もしばしば重ねてきた主人の話では、「個人的に興味を持ってもらえたんじゃないか?せっかくだから、人の評判は気にせず、つながりを大事にするように」との由。これでもう、メール上の会話は一通り終わったのだと思っていたら、またパイプス氏から....。
50 minutes ago

・実は、レーガン政権と中曽根首相時代(ロン・ヤス関係)の1986年に、3ヶ月、日本に滞在されたのだという。「たくさんの日本人に会ったけれど、親イスラエルの日本人で覚えているのは、ただ一人、天皇の弟君だ」と。三笠宮殿下のことだ。三鷹にある中近東文化センターを設立され、聖書関連の学者。
38 minutes ago
←(後注:「中近東文化センター」については、(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091124)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20091126)を参照のこと)
・宮様がイスラエル派でいらっしゃるのは、僭越ながらうなづけることとしても、奇妙に感じたのは、実際のところ、イスラエルに好意的な日本人はもっと多いことを、個人的に知っているからだ。そのため、幾つかの具体的な事例を挙げて、パイプス氏に複数回目のお返事を送ったところだ。
37 minutes ago
←(後注:もちろん、客観的に示せる公的な「事例」に限っています。)

・こういう話は、やはり慎重を期さなければ、とんでもないことになるだろうと身の引き締まる思いで、時間を置き、自分の限られた知識と経験に加えて、少しは調べ物も添え、主人にも相談してみてから、お返事をお送りした。一方、海外の事例では、イスラエルの圧倒的軍事力の強さに反感を持つ人々も..。
34 minutes ago

・なので、1980年代半ばの滞日中、日本人のイスラエル観がよくわからなかったようなのだ。地理的距離のおかげもあるが、一種の無知が幸いしていることもあろう。外交方針としては、1973年の石油問題以降、日本はやや中立の立場で、アラブ寄りになったが、政治面を除けば、一般人の私には...。
32 minutes ago
←(「無知」というのは、もちろん、中東情勢の複雑さに対する、日本側の一般認識の程度を指します。)

・生活水準も日本と同等かそれ以上であり、民主主義かつ自由度の高い国で、教育熱心。ハイテク、芸術、学問、文化交流など、日本と共通する点が多く、大半の日本人なら、イスラエルに好意的であり、多くを学びたいと思っているのではないだろうか。これは私見だが、少なくとも、個人的には証拠がある。
26 minutes ago

・恐らくは、私が二十代でマレーシアに政府の仕事で派遣され、それがきっかけで研究を続けているという自己紹介が先行したため、マレーシアと国交のないイスラエルに対して、深く私が関心を寄せていることに、意外性を覚えられたのかもしれない。お返事そのものは簡潔だが、毎度、実感がこもっている。
22 minutes ago

・もちろん、喜んでくださっているが、非常にストレートで実直な方だな、と思った。今回のこの急速な展開には、我ながら驚いているが、期せずして「ご縁結び」を演じてくださったエスポジト教授には、やはり感謝すべきだろう。本当は、お二人とも、深いところで相互に共鳴し合っているのだと信じたい。
18 minutes ago
←(後注:「エスポジト教授」については、(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20111221)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120113)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120114)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120115)を参照のこと)


・これもそれも、公的な立場を持たない身だからこそ可能な返答であり、責任は一切自分にある。当然のことながら、パイプス氏もそれは、ご承知済みだろうと思う。しかし、落ち着いて考えてみると、本当に心の痛むことだ。日本だから温和で協調精神が尊ばれるが、中東ではそんなわけにもいかない現実。
13 minutes ago

・パイプス氏の活発な言論活動が、ノルウェーの白人テロ事件に結びついたという主張がまだ続いているようなので、国際情勢の判断に、何らかの手がかりを求めていらっしゃるのかもしれない。関わらない方が無難だというのは、もっともなことだが、一方で、聖書の土地、一神教の揺籃の地を無視もできない。
9 minutes ago

ユダヤ人迫害の長い歴史を少しでも知るならば、イスラエルの現状と将来に対する、パイプス氏の切実な思いは痛いほどわかる。関連文献を何年も前から少しずつ読み、自分なりに理解を進めてきたつもりだったが、こればかりは、両者に味方をするというわけにはいかない、客観的な像が浮かび上がってきた。
5 minutes ago

・もっとも、私が架け橋になるとか、仲介をするなどという、身の程知らずの無謀な意思は全くない。ただ、情勢を冷静に見守りつつ、専門家の確かな見識に信頼を寄せながら、最悪の事態だけは回避できるよう、遠く日本から祈り続けるのみである。宗教的、政治的、イデオロギー的動機は一切ないつもりだ。
3 minutes ago
(転載終)