●OTA(On The Air)

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●これからも、資本主義は「行き過ぎる」。

ネイチャークラブNPOの主宰者が設立時に『行き過ぎた資本主義に抗う』という内容を話していた。だが、資本主義社会は『国際的なもの』。ジャンク屋の若大将が個人的に抗ったところで『自給自足の家庭菜園』が関の山である。行き過ぎた資本主義とは『どこかの国の通貨が「基軸通貨」になっている以上、なくならない』。今でこそ、毎日のニュースで『円相場、1ドルに対し・・・』が報道されるが、かつての固定相場制で『1ドル=360円』という時代は、どこかで『行き過ぎた資本主義』が行われていた。固定相場だから、ニュースで『今日の円相場』なんてコーナーはなかった。『行き過ぎた資本主義』を話すならば、国際社会や国際相場にも気を配り、最低でも30年周期で『何が起きて、何がどうなったか』を検証する必要がある。



【写真:国際的な出来事は『さら〜』としか報道されない】


なぜ、1ドルが360円だったのか・・・?。


諸説あるが、笑えるのが『円の内角の和が360度だから』という。
まぁ、実際のところは320〜330円くらいが妥当だとされたが、
日本の復興に・・・と、GHQが少しオマケして『360円』になったという。


いずれにせよ、輸出産業には相当な追い風になったはずだ。


従来、1ドルで金1オンスを35ドルで買い取る決め事があったのだが、
朝鮮戦争ベトナム戦争で『世界中に米ドルが行き渡り・・・』、
溢れかえった世界中で米ドルと金を交換する動きに危機感を持ち、
1971年当時のニクソン大統領が『米ドルと金の兌換を一時停止する』と、
政策転換を発表した。(ニクソンショック:1971年8月15日)


1973年、固定相場から変動相場に変わった。


1ドル:308円(−52円に切り上げ)。
その後、1985年ごろに向けて240円台になり、
秘密裏に行われた『プラザ合意』以後、
急速に円高基調になり『あのバブル』に突入する。


まぁ、対米ドルの相場は専門家のサイトや各種書籍を参照してほしい。


ネイチャークラブNPOの主宰者が言う『耕作放棄地問題』にしても、
住宅需要が急増する『国策』に乗った農家が農地を売り飛ばし、
宅地開発の片棒を担いで『土地成金』になってしまったこと、
減反政策で『労働の時短と生産量減少の穴埋めを、
補助のカネで解決した』に他ならない。


減反減反と言っていたが・・・。


要は、畔道を拡大して、トラクターの転回スペースを確保したり、
他のものを植えたりして『米の作付面積を減らして、
米の生産量を削った』ということに他ならない。
そのうちに高齢化や若者の田舎離れが進んで、
稲作ばかりか、他の作物の生産も減らしたり放棄した・・・。
事の発端は、外国からの圧力で『減反政策で自主規制した』。


国際政治問題を、何で、私らが我が事のように真剣に議論する必要があるのだ。


春本番になって『花粉症』が大きく取り沙汰されている。
この問題にしても『住宅需要のため、無秩序に植林した結果』ではないか。
奈良の吉野の山奥で、植林して『ほったらかし』の杉林なんか、
元の雑木林に戻すには『今からまともにやって100年かかる』という。


花粉症問題も『行き過ぎた資本主義の成れの果て』だ。


今、昼間の奥様番組(ワイドショウ)は、
北朝鮮森友学園豊洲市場・・・と、
どうでもいいような報道ばかり。


この裏側で、また、国際社会で何が行われているか?。


私たちの生活を左右する国際社会の決め事こそ、
きちんと報道してほしいのだが、
どうも、わかりやすくて対岸の火事のような、
くだらない報道もどきの番組が視聴者を釘づけにしている。


あるいは・・・。


カネを持っていそうな熟年世代が好みそうな、
田舎移住など『きれいな映像』ばかりが目立つ。
さらに熟年世代とその子供たち世代が喜びそうな、
『自然の中の暮らし』みたいな『ムラ社会を美化した番組』に感化され、
ログハウスだのツリーハウスだの『くだらない番組』が垂れ流されている。


その裏側では・・・。


新たな、貿易摩擦問題が水面下で協議されていることだろう。
繊維、牛肉、オレンジ、自動車、その他農産物・・・。
こういうのは、過去3〜40年間に日米間で懸案になって、
その都度、解決されてきた。


今後は『AI(人工知能)』の分野などで摩擦が生じる。


社会主義共産主義がうまくいかなくなり、
結局は資本主義社会が残った。
国内の目の前の問題も大事だとは思う。


資本主義社会である以上、行き過ぎるのは避けられない。


うまく資本主義が機能するようにどうすればいいか。
それは、各国が自国の国益ばかりではなく、
歩み寄りの姿勢が最も大事だと考える。


あのボーイング787にしても・・・。


機体の35%の部品は『日本から供給されている』のだ。
貨物機と一部の特別機を除いてB747が姿を消したのは、
機体が重く、燃費が悪く、カネがかかってしようがないからだ。
日本から供給される炭素繊維などを主要素材に切り替えた、
新世代の航空機技術の進化を見ても、
日本は十分に国際社会に寄与している。


こういう点も、きちんと報道してほしいと感じている。


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▼1985年以後の対米ドルとの相場グラフ▼
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f3/USD-JPY_%28Plaza_Accord%29.svg
★恐ろしい変動ぶりに驚愕である★
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 あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
 『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
 発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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