サムライガン #08 野望の谷
スタッフロールで韓国人の名前ずらり、壮観だ…。
ミュージックステーション(11/26)
五人揃って東京事変です。「林檎の歌」「ダイナマイト」
ローゼンメイデン #08 蒼星石
翠星石の性悪以外な面が見れてちょっと見直す。いつもの振る舞いは、好きな子には邪険にするというありがちな反応だったのですね。真紅にしろ翠星石にしろ、ふとした隙に本当の気持ちが垣間見えるという性格はかわいいです。
ところで、男の子として扱われるボーイッシュな女の子の姿をした人形って、何らかのperversionの表現ということになるんですかね??人形のセクシュアリティ(性的傾向ではなく性的属性という意味の)って、完全に観る側からのジェンダーの押し付けだけで規定していいものか、人形が作られた際の設定(物語)を尊重すべきなのか(「造り」がどうかは物語のうち)。まぁ、「普通」は後者なのだろうけど。自動人形もいずれかは自分のジェンダーを自分で規定するようになるのかなぁ…。それともasex(汎性)を自認するのか??ま、それ以前に、早いとこ、彼女ら並みにコミュニケーション能力がある自動人形を作りたいものだけどね。
スーパーテレビ 実録!ニューハーフ物語
セクシュアリティの越境者はゴマンといるけど、超越者っているのだろうか。GIDの人も、結局は越境して強化男性・強化女性(「万物理論」参照)となるわけで、男女の埒外に行くわけじゃないし。生物学的な男女という軸(たとえ、その間が連続したグラデーションだとしても)を超越した汎性を志向する人は現れるんだろうか…。GIDが認知されたとしても、男女という二元システムはまだまだ安定して続くんでしょうね。
- 老人ホーム慰問…。面白いな、この取り組み。
- 親の言葉は重いな…。この番組に出てきた二人の親父さん、どっちもカッコいいっす。
- 戸籍の記載内容を変えるってそんなに深刻に悩む問題なんですかね??自分たちがつけた名前が消えるのが悲しい?
- 戸籍上、女性な人はニューハーフ店で働けるんですか?
- やっぱ、親は親なんですね
- 「育て方が悪かった…」両親の気持ちもなんか分かるが…
- 「男女関係なく一人の人として好きと言ってくれる」
- 戸籍 : http://tantei.web.infoseek.co.jp/koseki/index.html
- 戸籍の性で入会が制限される…って、最近の戸籍訂正したケースだと、やっぱOKなのかな。お上の保証付きだとOK?観測できなければOK?男性体型の女性は差別されるのかな??
- こういう店、女性客も多いんですね
村上ユカも侵略されたようで…
http://d.hatena.ne.jp/yucafe/20041119
鈴木さえ子キーワードで村上ユカのユカフェ日記があって、まぁ、音楽つながりだよね…と見てみたら、ケロロ軍曹ネタですか…。
もともとはあの幻の鈴木さえ子さま(!)がですね、音楽をやっているんですよ。
それで見始めたはずなのに、音楽はほっとんど聞かず〜、軍曹さんに夢中です・・。
(ちゃーんと聞くと、さえ子さんの「あの」転調の感じなどおおっ!ってところがあって、むひひ、そして、かなりレア、です。)
だそうです。
実際、BGMだけでなくって、80年代アイドル歌謡風の挿入歌を作ったり、今回みたいに本人が挿入歌を歌うこともあったりして、確かに一粒で二度おいしい番組なんだよね。って、鈴木さえ子の音楽目当てにケロロ軍曹を見てる人は、そうそういないと思うけど。
「LAST KISS」 佐藤ケイ
主人公高校生男子の一人称(神戸言葉?)で、会話も多いので、厚いわりに2時間もかからずに読める内容、まさにライトノベル…。ま、ストーリー自体はベタで直球でヒネリも何もないし、説得力ない設定や技術的に稚拙なところはあったけど、直球としての良さは出てたかな。涙もあふれたし…。
こないだの「ロード88」もそうだけど、直球なこと自体は別に悪くないと思う。何も、小説や映画が一歩一歩「進化」していかなければならないわけじゃないし、その時代時代で、そういう作品に初めて出会い、感動する人もいるわけだしね。これらの作品を見て、骨髄バンクに登録しようと思いたつ人もいるかも知れない。
でも、経験豊富な、とは言わないけど、他のいろんな作品を見て、読んできた者からすると、いつか来た道…な感じが拭えないんだな。ストーリー的に、何か驚きというか、sense of wonderがある展開だったら良かったんだけどね。展開が分かりすぎて、まぁ、泣けるんだけど、涙ながしながら「やっぱこういう展開か、見えすぎ…」と醒めた心で思ってしまうと、かえって自己嫌悪に陥ってしまうじゃないか(そもそも病気少女ネタが直球すぎるんだから、その他の部分でひねらないとダメでしょうに)。
やっぱり、この作品の場合は、二人は実の兄妹であるべきだったと思うなぁ。そういう制約の上だと逆に直球はやりづらいだろうからね。
「万物理論」 グレッグ・イーガン
TOEの解説書を読んでから感想を書こうかと思ってたんだけど、それほど引っ張るまでもないかなと思い始めてきた。
結論から言うと、面白くなかったです。長い上に展開も遅い。
人間の認識が宇宙を成り立たせるという、強い人間原理をもっと発展させたような内容なのかと思って、まぁ実際、そうだったんだけど、その発展させた部分「認識が宇宙を変える」の結果があれだったのか??という拍子抜けぶり。情報宇宙論とか、面白いタームはあったけど、うまく使いきれていないというか、情報が物理に侵食するのをどう理屈づけるかは、やっぱり難しいもんなんでしょうね。
それよりも、前半部に現れた、ジェンダー(純男性・純女性、強化男性・強化女性、微化男性・微化女性、汎性)とHワードに関する議論の方が面白かった。