選手の必携アイテムから抜粋

【上下の服装】

ツールドモンブランの際は、以下の上下の服装だったそうです。

上下とも、NorthFaceのBIOTEXのものを着ている写真がよく報道されている。

上の赤いシャツは、脇の下の部分が擦れてしまうので、自分で擦れない様に切って使っているそうな。

腕は、パワーバーのアームウォーマー。

下は、元々陸上選手だったため膝の動きを妨げたく無いそうでロングのコンプレッショんタイツでは無く、BIOTEXの膝上までのタイプをはいて、靴下はXSOCKSのロングの膝下までのものを履いているとのこと。


NorthFaceの赤シャツの下には、XSOCKSの体温維持機能のある(アンダー?)を着ていたそうで、これで体温がうまく維持されて絶大な効果を発揮したらしい。(下の、青のノースリーブのやつ。)

この一枚の布がさほどの効果を発揮するとは頭では信じがたい。自分の身に付けて走ってみるのが一番良いのだろうが、この品物をネット上で探しても、自分には見つけられなかった。 ますます興味深い。。。

★これ、この記事を書いた2009年夏前にこれを購入して、ハセツネにも使っていました。その後しばらく効果の程に気付いていませんでした。

今年2010年2月、この冬はロードランニングに注力して、或る雨の日トラック練習の時に、雨が降っていたのでNorth Faceのストレッチ素材の防水ウェアの下にこれを着て、長袖のシャツを着て走っていました。ペースは、キロ4分15秒程。快適に走れて、走った後ロッカールームで上に着ている物を全部脱ぐと、体からもうもうと湯気が上がりました。他の人たちからは、全く湯気は立ち上らなかった。真冬に、冷たい雨が降っている日に、防水ウェアを着て、自分としては比較的速めのペースだったことも有りますが、この体温コントロール機能が有るというシャツを着て快適な体温が保たれていたのは確かでした。


【EMERGENCY BLANKET】

そして、必携の物の一つで、EMERGENCY BLANKET も、軽いので、是非持って置くべきとの事だった。こういう物が有ることは頭では分かっていたが、自分はまだ入手していなかった。急な気候変化や、怪我をして動けなくなった時等は、こういう物が必須になるのだと。山は自己責任の世界なのだから、速やかにこれを入手して、ザックに入れておこう!!!


【ヘッドランプ】

PETSLのメチャクチャ明るいヘッドランプ。


そして、バッテリー部分。

PETSL E51-400. BATTERY.2P Prototype Li-ion 7.4V 2000mAh sept-07

自分は、ハンドライトに3Wの高輝度LEDタイプの物を使用しているが、照度的には、あくまで自分の感覚だが、それの5−6こ分に相当する印象だった。 消灯している状態の写真も撮って置けばよかったのだが、LEDの素子自体、実際に5個か6個ぐらい内臓されていて、一つ一つがまぶしいので全部高輝度LEDに思えた。

以下のページには、プロトタイプという事だから、何も情報は見つけられなかった。
http://en.petzl.com/petzl/LampesCriteres?Critere=44

ページの右上で、E51-400、E51、400のいずれの数字でサーチするも、何もヒットしなかった。

もし、この400という数字が400ルーメンだとすると、Web上のラインナップは100 lumensまでが載っているので、その4倍の照度ということかもしれないが、全く分からない。。。


試算してみたが、まともな計算にはならなかった。

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仮に、3Wの高輝度LEDが6個ついていたのだとすると、直列に接続されているとして18W。18Wで、7.4Vと言う事は、

単純に。。。

 P=E×I P:消費電力[W]、E:電圧[V]、I:電流[A]

I=P÷E=18÷7.4=2.4A

本当だろうか。。。 2000mAhは、2Ah。2Aの電流を流した場合、1時間しか持たないということ。


ツールドモンブランが、サンジェルベの20km地点でライトが必要になったという事から、仮に最初のペースが夕方6時30分過ぎスタートで、もっと速いかもしれないが、仮に2時間後20時30分からライト点灯したとして、朝4時30分?まで点灯してたとすると、8時間の点灯時間と仮定し、

 2Ah÷8Hr=0.25A

 P=E×I=7.4V×0.25A=1.85W

一晩点灯し続けられる電力消費は、私の3Wの高輝度LEDのハンドライトよりも暗い事になるので計算が合わない。

計算、考え方が間違っているのか、このプロトタイプのヘッドランプのLEDは、消費電力が小さくて明るい特殊なタイプなのかかもしれない。

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2010年9月18日

 信越五岳トレイルランニングレースの前に、Petzlの代理店をなさっているアルテリアの方とお話する機会が有りました。『ウルトラ』、『ウルトラベルト』に関しては、相変わらずリチウムイオン電池の規格が日本の規格に合わないために認可にならないらしい。

色々立ち話しつつ議論したところ、別にトレイルランナーは、ウルトラの電池が欲しいのでは無く、そのメチャクチャ明るい高輝度LEDの投光部分に興味が有る訳で、高輝度のヘッドはそのままで、日本用に市販のリチウムイオン電池(CR123A数本 あるいは 単4電池数本等)を入れて電池交換で使えるタイプを販売してはどうかと検討依頼しました。それなら国内販売の電池を使うだけだし、既存のランプヘッドに接続する交換電池パックだけを準備すればよいはずなので大した技術開発も要らないのではないだろうかと来年に少し期待。ただ、投光時間が余りにも短くなってしまったり、電池を10本ぐらい入れないとならない様な場合(重すぎて)は実用に耐えない可能性は否めないが。。。

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< 2009/02/01 なんとなしに、以下を末尾に移動。。。 >




荷物は天気が悪い事も想定し着替えも少し多めに詰め終り、ネット上を色々のぞいて読んでいた。

 よりも とにかく長く・楽に。。。

 明後日のレースでのランニングフォームの課題を書いた。


 だが、昨年秋以降のトレイルランニングでの目標は、

  『トレイルを長い距離楽に走れる様になる。』

 という、そもそも逆説的なことを課題にしている。


 でも、きっと有るはずだと思う。

 なかなか見つからず、簡単には編み出せないとは思う。。。

 常に忘れずに、体の動かし方の中に隠れているかもしれないヒントを見付け出そう♪

このままだと朝になってしまうので、そろそろ眠ろう。



 ・・・



朝7時過ぎに起床し、軽く食事。 だんだんと血が巡ってきた感じ。 ダラダラしてないでそろそろ出発しよう!!!

朝:焼き鳥(ひね焼き。これにはまっている♪)、牛乳100cc、バナナ2本、はっさく1個
  若干ダルイなと思って、マルチビタミン5粒。7&iの凍頂烏龍茶を500cc

昼:どこかで、地の美味い物でもどうかなぁと思ってウロウロしたが、特に見つけられず道の駅にて、秋刀魚の寿司、焼きそばを買って食す。
海沿いに出て食べたが、天気はとても良いのだが、風が冷たくビュービュー吹いていたので、すぐに車に戻った。

 


夜:ご飯茶碗一杯、刺身、茶碗蒸し、味噌汁(カニ、伊勢海老入り)、牛肉?、etc.etc.
  海亀壮にて。 既に、全部は思い出せない脳みそ。(2009/01/31)

  前夜の交流会で、色々な食べ物がボリュームたっぷり出たので、交流会出る人は夜の食事は頼む必要が無かった。。。

  食べ過ぎた。

『Trail run for the fit! 鏑木毅トレイルランニングセミナー』


『Trail run for the fit! 鏑木毅トレイルランニングセミナー』と題されて、セミナーが行われた。
 2009年1月24日(土)13時〜15時30分
http://www.courant-marin.jp/cm_coastal_running.html


最初の説明は、PCで、昨年、佐藤浩巳選手の講習を受けた時とほぼ同じNorthFaceが作った様子のプレゼンを使っての説明に加えて、鏑木毅(かぶら つよし)選手が最近出られたレース、お奨めのレース、と言った内容の説明だった。


基本的な説明の後、近くの丘まで軽く走って行き、ランニングテクニックの説明がなされた。


【下りの走り方 説明、動画】



『なるべく肩の力を抜いて、倒れるような形で、重心をなるべく前に、・・・、おそらく下りは、体を落としていく、落下させていく。落下させているところに、足を ポンポンポンポン と着いていく。』( あまりにスムーズな走りを目の当たりにして、参加者から驚きの笑いが起こる。 )

 ※今見ていて、今頃気づいたのですが、足音がしないですねぇ!!! (2009/04/28)


『その際、ポイントになるのが足を置く場所なんですよね。・・・ もちろん、こういった 浮石ですね。こういったところに足を置くのはNGなんですよ。基本的に。あと、落ち葉、落ち葉の落ち込み、これは多分、これくらいだったら分からないんですけど、深くなってくるとこの下に、例えばこういう岩が隠れてくると、無造作に置いたステップで いきなり捻挫してしまう というのがよくあるケースなので、下が良く明瞭じゃないところには 足を置かない。。。』

  


『青く苔むしたところは滑りやすいので、こういったところはなるべく(足を)置かないように。じゃぁどこに置くんだっていう感じのところも有るんですけど、必ず良い場所っていうのは有りますので。。。逆に、良い場所を選びすぎて、ステップがこんな風に(ジグザグに)なるのも駄目なんですね。適度に、自分の置けるステップの中で、即座に良い所を選びながら下っていく。』


【登りの走り方 説明、動画】


『ロードレースになれている方は、無造作に、普通に、こうね、もちろん力があればこういう走り方が出来れば、そりゃもぉベストなんですけど、トレイルランニングの走り方のポイントは、もぉあのぉ、なるべく足を蹴るんじゃなくて、置くような感じですよね。置くような感じで、なるべく小股ですよね。なるべく小股で、小股で・・・』

  

『なるべく足を曲げないような感じで・・・。こういう感じ、イメージですると。( わざわざ極端な感じにされて )』

【 下りの走り方 目線、予測しながらの走り 】

『下りは、常に予測しながら走るのが重要。。。』

  

『下りの目線です、目線。下りの目線は二つの目っていうのを常にを意識して欲しいんですね。一つは、遠目と近目っていう風に呼んでるんですけども。あのぉ初心者の方って言うのはどうしてもやっぱり、自分の常に二歩三歩しか見えて無いんです。そうすると、どうしてもあのぉ、・・・ スピードが上がんないんです。で、速く走るためのコツは、それは初心者の方もいずれはそうぃうのを意識して欲しいんですけれども。いまのは近目っていうんですけど、遠目って言うのは、えぇ、こう来ますよねぇ、きたときにぃ、下ってくる時に、あのぉ、・・・、(風で聞こえず。。。) 先のラインがやや蛇行して行きますよねぇ、ラインを頭に入れながら、。。。 一瞬のうちに遠目、遠くを意識する、近くを意識する。また、あそこの先まで行ったら、遠くを意識する、近くを意識する。目線の意識というものを常に持ってもらいながら、下るとですね、格段にスピードが違ってくる。・・・ 下りっていうのは、やっぱり何が難しいって言うかと言うと、下っててやっぱりその先が見えなくなった時の怖さって言うのが有るんですね。ある程度走り込んで、これはトップレベルの話になってくるんですが、感覚的に地形の形態っていうものが分かるんですよね。 地形の微妙な変化とか、するとあの先は落ち込みだろうとか、そのまま行ってるだろうとか、なんとなく植生のこの関係とか感じとかで分かるので、そうするとですねそのまま見えなくても減速せずに走っていける。そういう様な事も、レベルが高くなってくるとある。 』

【荷重の掛け方】
『速いランナーと遅いランナーの違いなんですけどもぉ。遅いランナーというのは、下り遅いランナーというのは、えぇー例えば荷重の掛け方。10、10、10、10・・・ 対して、速いランナー、下りが得意なランナーというのは、例えばここは7、10、3、10、7。あのぉ、荷重の掛け方って言う物を微妙に変えているんですねぇ。だから、例えばこのぉ、えぇ、ちょっと危ないような浮石が、本当は浮石(に足を)をおいちゃいけないんですが、浮石にしか置けないところで浮石に置いた瞬間に、あやばいって言う、ここで10掛けて転倒するのでは無くて、ここはもぉ5位の力で(止めておいて?)パンっと! なんて言うんですかねぇ、グゥって踏ん張るんじゃなくて、ご、5位の力でいきながら、この安定した所で10を掛けて、それでまた、5とか7とかですねぇ、その足の、足場の感覚によって、荷重の掛け方を変えていくんですねぇ。これが出来る様になると、もぉ格段にスピードが違ってくるんです。ただ、今話してることっていうのは、ただ、皆さんはすぐにやれって言ってもすぐに出来無いんで、これはあの、鏑木があの時あぁいう事を言ったていぅのを常に頭に入れて頂いて、普段のトレイルやレースの時に、それをまぁ頭でフィードバックさせながらやることで徐々についてくるっていう物なんでぇ、その辺はねあの是非普段の中でこぉ頭に入れて頂いてやって頂ければ確実に強くなれる速くなれる。。。。』



短時間ではあったが、メチャクチャレベルの高い内容を、克明・親切に説明頂けた。 素晴らしい♪ 正直、私には、何年掛かっても体得出来そうに無いテクニックばかりだが、こうぃぅ説明を聞けるのはとても楽しいもんだなぁと思う。 ぁ、さすがに、マルコオルモ選手の走りの実演を頼むような暇は無かったぁ。。。


※レース中の動画は『・大会出場中の映像、写真、記事、記録など、テレビ・新聞・インターネットなどへの掲載権、肖像権は主催者に属します。』とWeb上に明記されているが、講習会はどうなのか分からないが、主催者側からNGと通告されなければ、アップしても良いのでは無いかなと思ってアップして見た。


そして、戻ってきて、質問コーナー。その質問の中で印象的だったのが、選手といえど、普段は公務員とう仕事をなさっていて、レースに関しては、用具や、補給食他の現物支給的なサポートはなされているが、現金支給は無いということ! 昨年末の、アメリカで行われたレースの様に、レース賞金があるものを除いては金銭的な事が何も無いというのも、改めて驚きという感じ。。。

 ★ 下りの走りが苦手な場合の簡単な改善策 ★

 これらは自然なままで比較的平坦な場合の走り方ですが、
 私の場合は、木段や、段差の大きな落ち込みが続く場合
 膝が痛くなって走れなくなることが多かったです。

 今年の春に、ダイトレに出たときに、以下の走り方を
 すると自分の場合は、膝が痛くならないことが分かって
 この走り方を以後活用しています。

 勝手に名前をつけています。

  両足時間差着地走法

  http://d.hatena.ne.jp/jun-sky/20090412/1244271340