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りんごはおかずだよ

2016-08-09

なれる!バーストリンカー 改 感想

 2012年冬に発行されたコピー誌『なれる!バーストリンカー』が、内容が追加され、しかもオフセット本で帰ってきた!! という感じだったのですが、内容的にはなるほどと思った点もあり、また不満点もありました。
 適当に、良い点悪い点を挙げていきます。


・前回の紙面からそのまま持ってきている記事が多すぎる。前回の紙面は、テーマが7個に対して、今回は11個と増えているのですが、実際のところ11個のうち、7個は前回の紙面をそのままコピペで持ってきていて、新たな記事は4つしかありません。前回の冊子を持っている人にとっては、いささか新鮮味にかけるかもしれないです。ただ、前回の冊子はわりと限定的な頒布だったように記憶しているので、読者人口の拡大という点からすると、今回の冊子は意味があるのかなと思います。やっぱりこの3年半でwebを取り巻く状況が明らかに変わってきていますし、今、この本を出すことに意味があるのだという自信も感ぜられるよね。オフセット本で立派ですし。


・章仕立ての構成がよいと思いました。ザッと最初から読み進めていった時に違和感がないと思います。ただ小説は、章の中に入れるのではなくて、幕間的な扱いでちょっと息抜き程度の位置に置いておけばもっと良かったかなと。まぁあの内容じゃあ息抜きになりませんね。スクールデイズのエンディングの一つにありそう。


・為になる記事は、V・E氏「近接バーストリンク」、C・H氏「アカウント防衛ポイント」ですね。前者は新作記事かつ、今や誰しもが地下鉄などで対象に当てはまるかと思いました。


・やはり僕が一番なるほどと唸ったのはC・H氏の「バーストリンクの真髄」ですね。僕自信もバーストリンク(隠語)というのは、それこそ2012年の夏の対決から全く関係ない外野として見ていて、それ以降もバーストリンク(隠語)についての様々な“私見”を目にしてきましたが、正直言って自分の中ではピンとこなかったというか。というのも、実感がわかないんですね。理屈ではそうかもしれないけど、実体験としてなかったわけで、「まぁ世の中には色んな人がいるから、そんな個人情報を割るような人もいるでしょ」くらいにしか思ってなかったんですね。ただ、この人の紙面を読みまして、僕としては「可能性としてそれが存在するのならば、自衛をするべきだ」という考えを読んだ瞬間、なるほどなと思ったわけです。つまり自分が体験してようがしてなかろうが、誰かが僕の情報を割ってくるにしてもそうでないにしても、インターネットで生きていく上では、自衛が必須だろうと。正直言って前回のコピー誌では方法論に終始していた節があって、イマイチよく分からなかったのですが、今回の本でようやくすっきり出来たかな、といった具合です。

 ただこう考えると、オープンな場ってすごく面倒くさいですね。いちいちそんなことを考慮しないといけないのが。もっとクローズドなサービスが世の中の主流にならないかなとふと思ってしまいます。

2016-05-08

作品に対して自分なりに誠実に向き合う姿勢の一つとして

 読み終えた後、プレイし終えた後に、
 「続編が出てほしいな」
 と簡単に言わないことだと思っている。*1

*1:もちろん、未完である場合や一連のエピソードの一部である一作品である場合は、どんどん声を上げていくべきだ。

2016-05-06

クロノ・クロス 感想

 傑作なRPG、かつ僕好みだった。クロノ・トリガーの続編。未プレイでも楽しめるけど、未プレイだとストーリーと、作品コンセプトの魅力は半分も堪能出来ないと個人的には思うので、お勧めし難い。
 ただ本当よく出来たSF、この衝撃はゼノギアス以来でしょうか(偶然にも(?)、開発陣がほぼ同じ)。小松左京の『果しなき流れの果に』が好きな人はマストプレイかと。
 シンプルなシステムとストレートなシナリオのクロノ・トリガーに比べて、複雑面倒なシステムと“いささか”込み入ったシナリオのクロノ・クロスなので、トリガーが好きすぎるって人には受け付けられないかもしれない。ただ、クロスのストーリーは色んな意味でトリガーが引き金(トリガーだけに!)になっているし、クロノ・トリガークロノ・クロスを以って真の幕引きを迎えるので、是非プレイしていただきたいですね。
 そもそもキャッチコピーが「殺された未来が、復讐にくる」というやつなので、まぁ相当勘のいい方ならストーリーの途中で「……うん?」と気付くかもしれないですね。プレイし終わってからネタバレ全開のキャッチじゃないかこれと思いましたが、プレイし終えたあとにOPムービーを見たら、キャッチ以上に、全開……どころじゃなかったですねこれw

D

 然しながら、数多く有るゲーム音楽の中でもこのクロノ・クロスのOP曲は屈指の出来だと思いますので、とりあえずこれだけでも聴いてほしい。光田康典の最高傑作でしょう。


 以上。旧スクウェア・PS時代の傑作でした。

アルティメット ヒッツ クロノ・クロス

アルティメット ヒッツ クロノ・クロス





P.S.
 難しいですが、ラストバトルは是非とも自力でグッドエンディングを勝ち取っていただければと思います。ゲーム的にはこれってどうよと思わなくもないですが、ストーリー的にはこれ以上のものはない−−プレイすればそう感じられるはずです。

2016-04-04

Win8.1でCIRCUSの水夏(初代)を動かす方法

 「d3drm.dllがないんで起動できません」みたいなことを言われたので、調べて対処してみたら上手くいったので、書き記しておきます。
 インストール後、Download DirectX End-User Runtimes (March 2009) - 日本語 from Official Microsoft Download CenterからDirectXダウンロードしたら、それを解凍します。
 解凍したフォルダの中に、dxnt.cabというファイルがあるので、更にこれを解凍します。
 すると、d3drm.dllが現れていると思うので、そのファイルをC:\Windows\SysWOW64に入れた後、起動できるようになります。

 ちなみに水夏ASではなく、初代の水夏です。
 自己責任でご利用ください。

2016-03-14

かつてただの人間には興味ありませんってセリフがあってだな

 自分が何も生み出さないオタクであることを卑下しているわけではなく、自分にとっての事実を述べている(わざわざ述べる必要があるかどうかは本人しかわからない)だけの人に対して「そうだね、あなたはただの何も生み出さない人だね」と敢えていうのはただの狂犬でしょ。

2016-01-30

たまにやる箱庭系ゲームはやめられない

 旧デスクトップPCにWindows7を入れて、久々にシムシティ4をやり始めたら止まらなくなって、完徹してしまいました。

2016-01-17

金属バットの女 感想

 第9回HJ文庫大賞の特別賞受賞作ということで読んでみました。
 あらすじはこちら。

5月のクソ暑い日、ど田舎の駅のホームで世界一可愛い女と出会った。次の日、夕方に目覚めると家族が殺されていた。親父、かーちゃん、兄貴、妹、じじぃ。全員だった。そんで、そこには金属バットを持ったあの世界一可愛い女が立っていた。驚くとにそいつは『試験官』っていう世界を滅ぼす化け物から人類を救う選ばれた女って話だった。*1


 まず、作者は1992年に青森県に生まれた方で、早稲田大学卒業とのことです。
 冒頭のカラーページにはこんな台詞があります。

「だいじょうぶじゃない」
 具合の悪い椎名有希も色っぽくて可愛かった。
 最高だった。完璧だった。マジックリアリズムだった。

 僕は早稲田大学卒業の作者と違ってFラン大学卒の身。マジックリアリズムという単語がわからなかったので調べてみました。

 全体としてありえないような幻想的な事柄に、自然主義的に猥雑で即物的かつ具体的な細部の描写を積み重ねることで、不思議なリアリティを与える技法、作風*2

 へえ。


 とりあえず読み進めてみました。
 ストーリーは、世界を滅ぼす13体の試験官という存在が1体ずつやってくるたびにぶっ殺し、人類を救おうとしているが、同時になんら関係のない人間がすれ違ったり、イラッとしただけでぶっ殺していく世界一強くて可愛い金属バット持ちの少女と、その少女に家族全員皆殺しにされた「くそ(ったれ)」「ファック」が口癖の少年が出会い、そして始まる同棲生活と、その果てには、という内容です。
 特徴としては、少年がとにかく少女が可愛い、好きだ、惚れているということを頻りに連呼します。家族が殺されたけれども、そんなプリチーガールが好きだから、特に何も言いません。しかし少女のどういったところにそう感じているのか、これといって書かれていません。なので、「少年がそういうならそうなんだろう。少年の中では」と僕は思いました。また、少女がなぜ世界を滅ぼす存在に対抗でき得る力を持っているのかという疑問を持ったんですが、「たまたまそういう力を持っている」存在だかららしいです。イカしてますね。
 そんなこんなで展開、テキストともに中々イカれてる印象を受けましたが、テンポはよく、言い回しが難解だというところも特にありませんでした。ただ後半につれて、イカれている感じが薄れ、主人公の内面描写が中心となってくると、特に読みにくいわけではないけれども、目が滑ってしまった。最後に主人公が最後にとった行動も、よく理解できませんでした。
 あと「うんこ」「肛門」「ケツ」「くそが漏れる」という比喩表現がほぼ数ページに1回くらいの頻度で使われていて、何かのメタファーなのかなと思ったりもしたけど、よくわからなかった。そもそも目次からして「前衛的脱糞講座」とか「ケツ毛オリンピック2020」「尻拭いという名の結末。ケツにうんこはついてるか否か?」という文字列が並んでいて、うんこ推しを感じました。
 極めつけは作者の後書き。正直言って本編以上に何を言っているのかわからない。ともすれば痛いの一言で片付けられてしまうと思います。


 以上。まぁ読まなくてもいいかなと思いました。

2016-01-11

あるいは黙っているに限る

 絡まれるのは、絡まれるような言動をしているからだという知見を得た。
 絡まれない言動で、絡まれないようにしましょう。

2016-01-03

チャンスを掴む

 SHIROBAKO12話で杉江が夫人から「あなたの悪い癖、いつも言葉が少ないか多いのよ」と言われてるが、22話で「僕は僕より(絵が)巧い人間がわずかな自意識過剰やつまらない遠慮のせいでチャンスを取りこぼしてきたのを何度も見た。惜しいと思うよ、未だにね。僕は運が良かった」と言っているので、口下手の杉江は本当に実力があったんだなあ*1

*1:運も実力の内

2016-01-01

今年の目標

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 旧年中は大変お世話になりました。
 本年も、「りんごはおかずだよ」とk-pをどうぞよろしくお願い申し上げます。


 というわけで今年の目標ですが、

 昨年と同じく気になったものを拾っていくスタイル。

 旧作を中心に、SF仕立てのエロゲーを広く漁っていく。
 新作の動向に注視するのは、今年はお休みする予定です。

 昨年同様、ワニマガジン系の成コミ誌(快楽天、失楽天快楽天ビースト)を追っかけていく。

  • 小説

・『天冥の標』最新刊まで追いつく
国書刊行会ディレイニー作品を最低1冊読む
・本格ハードSF小説を国内・翻訳問わず読み漁る

  • その他

 企画等



 というわけでよろしくお願いします。