うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

誕生日会とアプレシオと、【躁状態の後に患者は、かつて彼が到達していた成熟の程度に応じて、抑うつ状態か分裂-情動状態に戻る。】



今日は、きんちゃんの誕生日なので、焼肉パーティーでしたが、おっちゃんは日中の勤務でした......。
先程、夜勤者が写メを送ってくれました。
 全員写っていませんが、楽しそうですね!


 明日はカーグとバンドクラブの日なので、この勢いのまま行きたいですね!
明日の準備は、ほぼ出来ました。




 今日の日中は、アプレシオのランチバイキングに総勢11名で行きました。
食べるのが早い方、遅い方がおられるので、タイミングが中々難しいですが、我慢ができるようになるというのも、必要な事ですね!
 本から離れるのが難しい方も居られましたが......。
 こちらも全員写せませんでした。


 今日も早めに出勤して、うたたね横のファミマで本を読んでいたら、現場に呼び出されました(笑)
金曜日から月曜日までは、日中も忙しいので大変ですが、今日の日中の職員さんは毎日勉強になると、心強い言葉を言ってくれていました。
なんだかんだ言っても、現場が中心ですね!



 アップは昨日、読んだ箇所です。復習が続いていますが、こちらはまだ、分かり易く書いてくれていますので、読みやすかったです。
個人的には躁的防衛から、抑うつポジションにどうやって持って行けるか?を信条にやらせていただいているので(笑)何回復習しても、あの方はこうだったけど、この方はこうだ!と、違う側面から考える機会を与えてくれているかのようで、非常に助かっています。

 その前に、自分にもう少し戻った復習をしてみました(笑)



口唇期における固着は性格的には、依存的・受動的で、

自分の目的のために他の人を利用しようとする傾向を生じさせると言われています。

そして、飲食や喫煙など口からの満足を求めやすく、

精神疾患では、薬物やアルコールの依存、うつ病などの気障害と関係が深いと考えられています。 






肛門期における固着は、几帳面、倹約的、わがまま、 頑固な傾向になるとされています。そして、いわゆる強迫性障害を呈しやすいとされています。





 男根期における固着は、活動性の高さ、尊大さ、自己愛的、 虚栄心といった性格特徴につながるとされています。そして、ヒステリー、現在でいう身体表現化障害や転換性障害また、不安性障害の発症要因と考えられています。




なお、アブラハムによれば、さらに口唇期以前の固着について、
統合失調症との関連が指摘されています。







4.躁的防衛
  さて、私たちはここで躁状態の役割について考えてみよう。その役割は、解体不安やシゾイド的迫害の不安に対する防衛である一方、抑うつ状態の苦痛に対する防衛でもある。これは精神医学的見地からは軽躁という臨床症状に見ることもできるが、精神療法の経過におけるひとつの潜在的な精神力動状態とも見うるのである。躁状態が正常な成熟段階とか償いの誇張であることを私たちは忘れてはならない。躁状態や躁的防衛においては、私たちはもはや母親の乳房ではなくてぺニスに関わっている。あらゆる抑うつ状態において、主体が関係を持つ対象は、破壊され、空にされ、毒され、そのために抑うつ状態にある母親を部分対象として表す母親の乳房を含むか、象徴的にそれを表していると私は考えている。主体はこのことを自分の失敗であると感じて、この抑うつ状態にある対象と同一化し、結果的に自分自身が抑うつ状態に陥るのである。
 躁状態での対象は、主体が償いの仕事をするのに必要なぺニスである。そのぺニスで、それと同一化することによる直接の代理物としてか、もしくは母親の内容物を再創造すること、すなわち母親の空の乳房を充たして彼女を妊娠させること等々によって、彼は破壊された対象を取り戻すことができる主体の攻撃によって母親的対象が破壊されるばされるほど、ぺニスは万能的とならねばならず、主体もまた同一化によって万能的になってくる。こうして、対象の破壊された状態が否認される。そこには本来の意味の償いはなく、躁状態の後に患者は、かつて彼が到達していた成熟の程度に応じて、抑うつ状態か分裂-情動状態に戻る。


 〜躁状態においては、なにものをも修復しない偽りのぺニスを私たちは持っている。それは、破壊された対象という現実を否認し、それ自体普遍的な代理物として現われるという役割を果たしているが、これは偽りの自己の形成につながる。そして、その間も、攻撃衝動は対象を破壊し続けている。 躁反応は、正常な発達段階からの病理逸脱を表している。分断された自我の断片が再結合するときには、それがモザイク状態でも融合した状態でも、空想における男根の作用がそれを援助していると私は考えている。








5.抑うつ態勢
 抑うつ状態は、治療において不可欠な段階をなすものであるとしても、それが発展する機制については入っていけそうにない。これについてはすでに多くの事が書かれており、私はシゾイド状態に話をしぼりたいと思っている。この過程においては、破壊衝動が弱まり、愛情の衝動が基本的な役割を果たすことを思い出すことで満足することにしよう。自我の良い部分と悪い部分、および対象の良い部分と悪い部分が、しだいに全体へとつながってゆき、同害復讐法はその苛酷さをうしなってゆく。原初的な同情が、生の始まりにおいて特徴的である完全な自己中心性に取って代わってゆく。対象はそれ自体の生を生きるようになり、主体は他の対象と同じように、関わりを持つ対象となる。