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松森果林UD劇場〜聞こえない世界に移住して〜 Twitter

2017-09-26 ネバーランド!!

ブロードウェイミュージカル

今年三度目は「ファインディング・ネバーランド

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ジョニー・デップ主演の映画になったピーターパン誕生の物語。

光と影を効果的に演出した

美しい美術や映像・イリュージョン、

子役の3人と、ナナという犬(真っ白でふさふさででーっかい!!)の愛らしいこと!

更に字幕もあるので目がいくつあっても足りない!


素晴らしいのは、“想像力”の描き方。

子どもたちが空を飛ぶ想像のシーンでは、上から吊るすのではなく人間が持ち上げて動き回る。

子どもにライトが当たるので本当に飛んでるみたい。


キーワードとなる「想像力」は目の前の現実からちょっと離れ、自由になれる。

だから、心の痛みを抱えたり、厳しい現実を生きぬく大人にだって必要。


愛する子どもたちの母親の旅立ちは、

竜巻のような風が吹き上げる中、フェアリーパウダーがキラキラと舞い上がり

夢か現かわからぬ光に満ちた圧巻の美しさ。

母親のガウンがふわふわ

いつまでもいつまでも光の風に浮く様子は涙が止まらず。

舞台ってすごい!!

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今回は家族での観賞。

大学受験に向けて、息子は自分で自分の道を選択していかねばならないとき。

何度も話し合いぶつかり合い、

そんなタイミングだったからこそ

「信じること」

「手を離すこと」

「いつでもあの星を頼りに帰っておいで」

といった言葉が直球で感情を揺さぶってきました。

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カーテンコールでは撮影が許可されます。

舞台両脇に縦書きの字幕があります。

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2017-09-22 「星の音」のきっかけは

処女エッセイ「星の音が聴こえますか」(筑摩書房2003年)

実は別の出版社から刊行予定でした。

原稿をほぼ書き終えたころ、なんと出版社が倒産し、白紙に。

大量の原稿を抱えて呆然とする私に、

声をかけてくださったのがフリージャーナリストの高嶋健夫さん。

5月に「しくじる会社の法則」(日本経済新聞出版社)を出版され数々の名著を持つ方。


筑摩書房に知り合いがいるので紹介するね」

と紹介されたのが、

凛としたたたずまいが美しい福田恭子さん。


才色兼備という言葉がこれほど相応しい編集者は他にいないと思う。

でも見かけとは裏腹に、仕事への姿勢はストイック。

一冊の本にするために、丁寧に、大胆に、繰り返し編集。

その過程はハードで根気がいるものでしたが、「共同作業」をやり切った達成感は半端なくて。


出版業界の中では、誰もが知る福田恭子さんに担当をして頂いたことは私にとって大きな誇りです。

その後福田さんは、筑摩書房を退職、起業

株式会社アテナブレインズ」の代表取締役社長に。

しびれます!


そんなキラキラとカッコいい福田さんを陰ながら慕い続けた日々…

今年に入り「星の音が聴こえますか」の電子書籍版のメールが届き

文字通り飛び上がって喜んだものです。

そうして新たに「共同作業」を繰り返し

8月4日、無事に電子書籍として再出版。

高嶋さんが5月に出版をされていたこともあり、お祝いの食事会を開きました。


憧れの二人を前にして、お酒しか飲めない私。

それぞれの近況報告から、仕事のぶっちゃけトークまで、

まったく違う分野で、話題豊富な達人達の話しは刺激的。

UDトークと筆談アプリとRecocoを駆使しての会話、

スゴイ時代になったもんだと三人でしみじみと。笑

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お開きになったあとも興奮冷めやらぬ私は

半ば強引に福田さんを誘い、東京ステーションホテルのバーへ。

オジサンが美女を連れてバーに行くって、こんな気分なんだろうなぁと

一人ドキドキしていた私でした。

憧れの人がいるって、とても刺激的!

数々のベストセラーを生み出し、

起業家として煌めく福田さんが講師の

フリーランスで働く講座」、絶対受けたい!!


株式会社アテナブレインズ

https://athenabrains.com/

<しくじる会社の法則/高嶋健夫著>

http://www.nikkeibook.com/book_detail/26334/

<星の音が聴こえますか/松森果林著>

https://www.amazon.co.jp/%E6%98%9F%E3%81%AE%E9%9F%B3%E3%81%8C%E8%81%B4%E3%81%93%E3%81%88%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B-%E6%9D%BE%E6%A3%AE-%E6%9E%9C%E6%9E%97/dp/4480816283

2017-09-20 高嶋健夫さんの『しくじる会社の法則』

高嶋健夫さんの『しくじる会社の法則』(日本経済新聞出版社2017年

私が最も尊敬する人のひとりです。


一度ページをめくると、

綱引きの綱にしがみついたままずるずると引きずられていくように読んでしまいます。

35年の豊富な取材歴と、取材した社長は約1000人という豊富な事例と視点に基づいて

成長する企業やほどなく消えていく企業について書かれているのですが

ストレートで愚直、骨太な言葉の数々は

本質を突いたぶっとい綱となって、本を握る手を離さないのです。

だから読後感は清々しいのでしょう。


小見出しを見ただけでもワクワクします。


「非礼な名刺交換、千里を走る」

「困った社長”はメガネが汚い?」

「「顔の広さ」と「デカい面」は紙一重、しかし…」

目線の高さ」は嘘をつかない」

「“障害者が輝く会社”で再認識した「基本動作」の重要性」


言葉のセンスやキーワードもさすが。

起業家の身だしなみ」

「エレベーターホール」「社食」「バックヤード」


パワハラについての章では、パクリや横取り、丸投げ、頭越し、指示の錯綜・混乱、ハシゴ外し、切り捨て等々

リアルだけど「あるある」エピソードが情景が見えるように紹介されている。

取引先のどこを見れば危険に気付けるか、取引先の何を知ればいいか

「見極める目を持つこと」の大切さは

個人事業主である私も勉強になるし、世間知らずにとっては必読。



常に相手をリスペクトし、ひとりひとりが力を発揮できる土壌づくりへの想いが伝わる一冊でもあり

新しい仕事が増えつつある今、このタイミングで読めたのは本当にラッキーでした。


ちなみに私自身はまず目を見ます。

聞こえない私たちは常に目と目を合わせて会話をするからです。

だから「眼鏡が汚い」ととても気になります。

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「しくじる会社の法則」高嶋健夫著/日本経済新聞出版社

http://www.nikkeibook.com/book_detail/26334/

2017-09-19 お供えを食べたのはカラスかヒロシか

「雨だけど靴どうする?」

ビーサンでしょw」

これが松森親戚御一行様。

濡れないように長靴、ではなくて

濡れてもいいようにビーサン

毎年恒例の富山へ、お酒と温泉尽くしのお墓参り、松森一族ぞろぞろと。

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八時間のドライブを終えてお寺に到着。

お墓の掃除、お供えに義父の好きだったお酒と、三色おはぎを。

その後お寺の中で読経。

お寺の住職さんのながーい法話をみんなで代わる代わる手話で教えてくれる様子は、

お寺なのに笑いが絶えない。

再び外に出てお墓へ戻ると

三色おはぎの胡麻おはぎが何者かに食べられた様子。

サランラップを破ってひとつだけ奪っていくとは!

カラスヒロシ(義父)か、とみんなで笑いながら法要を終える。


宿に着いたらまず温泉

長湯の私は、ずーっと露天風呂にいる。

ふと気がつくと、ガラス越しに見える脱衣場から

先に上がった義母が手話で話しかけている。


『部屋の番号おぼえてる?!』


え!

『‥‥覚えてない!6階の左端だったかな?』


脱衣場で浴衣の義母74歳と

露天で素っ裸の私

ガラス越しに「帰る部屋が分からない」と必死の手話会話。

シュールです。



親戚たちが温泉とお酒が好きな素敵な人たちでホント良かった!

義父ヒロシも喜んでくれたことでしょう。

感謝感謝の毎年恒例の松森一族墓参り富山の旅。

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帰りに寄った越後湯沢内の

お酒のミュージアムぽんしゅ館」

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新潟限定のルマンドアイス、やっと見つけた♡

(今は新潟以外にも広がっているそうです…)

2017-09-15 分かち合い、補い合う

共生社会の中で奪い合うのではなく

 分かち合い、補い合えたらいい」


安倍昭恵さんのこの一言がまず胸に突き刺さりました。

六本木ミッドタウンで行われた

障害者の働き方改革プロジェクト「LIVES TOKYO 2017 はたらく・たべる・わらう」。

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お目当ては、志村真介さんの基調講演。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表であり、

この夏日本初のエンターテイメント「ダイアログ・イン・サイレンス」でご一緒していました。

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真介さんの話しは何度聞いても冬の熱燗のように身に沁みます。

時代は、インクルーシブからインクルージョンへ。


子どもだから」

「見えないから」

「聞こえないから」


日常生活の中ではこうしてあきらめざるを得ないことも多いけれど

ここにたった二文字加えるだけで、大きな力となるという。

その魔法の二文字は


「こそ」


子どもだからこそ!

見えないからこそ!

聞こえないからこそ!


たった二文字だけで、こんなに印象が変わるし

障害があることが最大の能力になることを分かりやすく話してくれました。

真介さんの話し方と話し声は心地よく響いてきます。

落ち着いていて、語り掛けるように、時に子どものような笑顔で。

真介さんの手話通訳は、同じみの森本行雄さん。

まるで真介さんが二人いるかのような息の合った通訳に目が離せません。


その後のセッションも展示も、どれも本当に素敵。

最後にはつんく♂さんが登場。

彼がパソコンを使って会話をする様子は、テレビでは何度も見ましたが

実際に目の前で見ると、妙に感激。


「自分のコミュニケーション手段」として

堂々と大勢の前で、パソコンに文字を打ち出している姿がとてもカッコよかったのです。

聞こえない私たちも、様々な場面で

「手話通訳」や「文字通訳」などの情報保障手段を

カッコよく堂々と演出していきたいものです。

今回のイベントでも、手話通訳とUDトークによる文字通訳がありましたが

UDトークの画面は会場の端っこすぎて、舞台と画面を交互に見るのは大変。

舞台で話す人を見ながら、手話通訳をみて、文字で確認したい場合もあるので

できる限りひとまとめになっていると、もっと見やすいと思いました。


つんく♂さんが、このイベントのために作詞・作曲を手掛けた「Happy now」の歌い手はBeverlyさん。

鳥肌立つほど素敵でした!

真ん中のスクリーンに歌詞を映してほしかったわぁ!

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明日もはたらいて、たべて、わらおう!


障害者の働き方改革プロジェクト「LIVES TOKYO 2017 はたらく・たべる・わらう」。

http://hataraku-taberu-warau.jp/「LIVES TOKYO」

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